ネイルのパラジェルやフィルインとはどんなもの? | ネイル女子

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何年もネイルをしていて「爪が弱くなったかも?」と感じている人はたくさんいますよね。
そのため最近では爪に優しいジェルネイルと謳っている商品がどんどん発売されています!

ですが、たくさんある中で一体どれを選んだら良いのでしょうか?
きっとその中で一番わかりやすく安心感があるのは、爪を削らないで済むものではないかと思います。

今回は爪に優しいことで人気に火がついたパラジェルと再注目されているフィルインとはどういうものなのかをご紹介していきます。

ネイルのパラジェルとは?

ネイルをしている人であれば、ネイルサロンのメニューやネイルの通販サイトで「パラジェル」という名前を見たことがあるのではないでしょうか?
前から気にはなっていたけどよくわからない、という人も多いと思います。

ざっくり言えばパラジェルは、ジェルネイルのメーカー・ブランドの名前で、
自爪を削ることは抵抗があるけど、ジェルネイルはしたい!という人にぴったりな純国産のジェルです。

ではパラジェルの主な特徴についてご紹介していきます。

サンディング不要でジェルが密着!

パラジェルの一番の特徴は、爪を削る行為=サンディングが一切必要ないところです。

通常のジェルであれば、ジェルを爪に密着させるために下準備の段階で爪に傷を付ける必要があります。
しかしパラジェルは違い、「酸」を使わない「ノンサンディングジェル」になります。
酸については後ほど説明しますね。

サンディングなしでどのようにジェルを密着させるかというと、ジェルを硬化する際に爪とジェルの間にある空気を抜くことで真空状態を作り密着させます。
吸盤みたいな感じですね!

オフの時もサンディングなし!?

ジェルネイルをオフする時もトップコートとカラージェルを削ってしまえば、それ以降で削るという工程はありません。

あとはアセトンとメタルプッシャー、キューティクルリムーバーがあればオフできます。
ですから、最初から最後まで自爪にファイルを使うことはありません。
本当にサンディング不要のジェルというわけです。すごいですね!

「酸」を使わないノンサンディングジェルとは?

ノンサンディングジェルは爪の表面に傷を付けないで密着させるために、ジェルに「酸」を配合しているものが多いです。

酸が入っていることで、爪とジェルネイルという違う物質同士がくっつきやすくなるのです。

しかし粗悪な物だと酸性が強く、爪に悪影響を与える可能性があります。
特にプチプラジェルは成分が安価なので、爪にどのような影響を与えるか分からないところがあります。
ノンサンディングジェルだからといって、絶対に爪に優しいとは思い込まないようにしましょう。

その点パラジェルは、酸を使わずにジェルを密着させることができるノンサンディングジェルという特徴があります。
パラジェルはネイルサロンをはじめ、様々なシーンで使われているので、気になる方はぜひネイリストに質問してみてくださいね。

パラジェルだから爪が傷まない…わけではない!?

両手でバツマークを作る女性

あえて釘を差すような話になってしまいますが、パラジェルだから爪が絶対に傷まないというわけではありません。

例えば、パラジェルを使っていても、オフに使うアセトン、ファイル、ネイルマシンが適切に使えないと爪を傷めてしまいます。
また、ジェルを塗る前のネイルケアや、実際にジェルを塗る技術や知識がないと、パラジェルを使っても持ちは良くなりません。
そして、残念ながらパラジェルと爪の相性が悪く、浮きやすいという人もいるようです。

ジェルネイルを長持ちさせ、自爪を傷ませないためにはネイリストの知識や技術はもちろん必要です。
それだけではなく、ジェルを付けた後のアフターケアや、生活習慣の見直しも非常に大切なのです。

キレイなネイルを保つためにも、爪を雑に扱わず、こまめに保湿ケアを行いましょう。

パラジェルは料金が高めなので注意!

パラジェルそのもののデメリットではありませんが、パラジェルは一般的なジェルネイルよりも料金が高めになることがほとんどです。

ベースだけパラジェルを使用する場合で500~1000円、全てのジェルがパラジェルである場合には2000円程度相場より高くなるでしょう。

パラジェルの価格が他のジェルよりも高いことや、使用するのに専門的な技術と知識を要することから料金が高めに設定されています。

ベースが選べるサロンでもパラジェルの場合のみ別途料金がかかることもあるので注意しましょう。

もちろん、セルフジェルネイルでパラジェルを使うという場合にもかなり費用が異なりますよ。







パラジェルがおすすめの人は?

POINTと描かれた画像

どんな人にパラジェルがおすすめなのか気になりますよね!
パラジェルに向いているのは以下のような方です。

自爪が薄くなってしまっている

パラジェルは自爪を削らないで施術ができるので、大体3ヶ月パラジェルでジェルネイルを続ければ、自爪が生え変わってしっかりと厚みのある自爪に戻ります。

自爪が薄くなってしまっているのが気になっている方で、自爪の厚みを取り戻したいと考えている方はパラジェルのネイルサロンに通うのが向いているでしょう。

自爪の健康を保ってジェルを続けたい

パラジェルは自爪を削らないので、ジェルネイルを長く続けていても自爪が傷まないのが特徴です。
1回きりではなく、長くジェルネイルを継続していきたいと考えている方に特におすすめといえます。

ネイルサロンに通い続けられる

前述しましたが、パラジェルは他のジェルよりも料金が高いです。

ワンカラーで7000円程度かかるサロンは少なくなく、アートをするならもっと料金は高くなります。

パラジェルを使っていても、定期的に付け替えをできないと自爪に負担がかかりますので料金が高めでも定期的にネイルサロンに通えることも重要でしょう。

ジェルネイルのフィルインとは?

はてなマークと考え事をする女性

ジェルを続けていくうえで必要な付け替えのほとんどは、アセトンを使って全てのジェルを除去するやり方が主流です。
しかしこのオフの工程が一番爪に負担を与えるとして、ごく一部のサロンでしか取り扱っていなかったジェルネイルのフィルイン(一層残し)が注目を集めています。

フィルインって何?

アクリルスカルプチュアの施術風景

フィルインとは、アクリルスカルプチュアネイル(通称スカルプ)が主流の時には当たり前に行われていた付け替え方法です。

スカルプをオフするには全てを削り取るしかなく、削る工程は自爪に負担がかかりやすいです。
そのためスカルプの付け替えはオフをせず、伸びてきた爪の根本をスカルプで埋めて馴染ませていました。
これをフィルインといいます。

現在はジェルが主流なのでジェル用に応用した、全てをオフしない手法もフィルインと言われています。
ネイリストの間では、スカルプのフィルインとジェルのフィルインを差別化するために、ジェルネイルのフィルインを「一層残し」と呼ぶ人もいます。

ジェルのフィルインはどうやるの?

ネイルマシンでフィルインの施術中

ではジェル用のフィルインのやり方を解説します。

まずオフをする際にアセトンは使いません。
ベースジェルを残しながらトップジェル・カラージェルまでをマシーンで削っていきます。

この時にベースの層だけを残すので「一層残し」と言われます。

そして残したベースと伸びた爪の根元を薄くし、馴染ませて整えていきます。
ジェルのベースは厚くないので自爪ときれいに馴染みます。

あとはいつも通りジェルを塗る前のネイルケアをすればOKです。
ケアが終わったらベースジェルを塗っていき、カラーやアートを施していきます。

フィルインのメリット・デメリット

毎回のオフが必要ないなら、全てフィルインにした方が良いのでは?と思った人もいるのでは。
では注目されているとはいえ、なぜフィルインはそこまで広がらないのでしょうか?

以下でジェルネイルのフィルインのメリット・デメリットをご紹介していきます。

メリット

一番のメリットは、爪の水分や油分を一緒に除去してしまうアセトンを使わないことです。

そしてベースジェルを残すので、オフで自爪に負担がかかりません。
また爪が薄い人は、ベースを残し重ねていくことで厚みが出るので補強になります。

デメリット

フィルインをするには、フィルインに適したジェルを使う必要があります。
また、ネイルマシンで一層だけ残す技術を要し、フィルインが問題なく出来る状態なのか的確な判断をしなくてはなりません。

このようにハイレベルな技術や知識、道具も必要なので、施術料金は通常の付け替えよりも高くなりやすいです。

また毎回オフをしてしっかりと消毒をしてから付け替えるネイルとは違い、フィルインはベースが付けっぱなしになります。
そのため少しでもベースジェルが浮いてしまうと、フィルインはできません。
浮いた状態でフィルインをすると隙間から菌が繁殖して、グリーンネイル(緑膿菌)になるためです。

そうならないためにも付け替えの周期を守り、定期的にサロンに通う必要があります。

そして急にオフが必要になっても、特殊なジェルの使用やベースの重なりによる厚みによって、セルフでのオフは難しくなる点も覚えておきましょう。

フィルインがおすすめの人は?

POINTと描かれた画像

フィルインがおすすめなのは、以下に当てはまる方です!

同じサロンに通い続けられる

フィルインはジェルの付け替えをする時にベースジェルを重ね塗りします。
そのため、ベースジェルの種類が同じでなくてはなりません。
ネイルサロンに通っている方の中には、同じサロンに通い続けるのではなく、オトクな初回メニューを使って様々なサロンに行くという方もいらっしゃいます。

フィルインは残念ながら毎回別のサロンに行くという方向きの施術方法ではありません……。

毎回同じサロンに通い続けられる!という方はフィルインのサロンに行ってみるのも良いかもしれませんね。

定期的に付け替えに行ける

フィルインは定期的に(3~4週間ごとに)付け替えを行わないとなりません。

というのも、浮いてきてしまった部分があった場合は、全部ベースを落として、もう1度土台から作り直す必要があるためです。
浮いた部分がある状態でベースを塗って付けてしまうと、グリーンネイルという自爪が緑色に変色してしまう病気になったり、付け替えたジェルがすぐに取れてしまったりする可能性があります。

付け替えの周期が短めになる分にはさほど問題ありませんが、例えば1ヶ月半つけっぱなしにしてフィルインをするといったことはできないので注意しましょう。

長時間水に浸かることがあまりない

ジェルは水に弱いため、頻繁に指先が水の中に浸かることがあると取れやすくなります。
例えばプールに通っていたり、サウナに行く機会が多かったりすると、ジェルが取れやすくなってしまうのです。

ジェルが取れたり浮いたりすると、ベースを付け直す工程が必要になってしまい、フィルインの意味がなくなっていまします。

そのため、水に長く浸かる習慣がある方はあまりフィルイン向きではないかもしれません。

ちなみに、日常の水仕事でも、ゴム手袋を付けるといった習慣を持てるとより取れにくくなるので良いですね!

パラジェルとフィルインの違い

悩む女性

パラジェルとフィルインの違いはここまで読んでくださった方はもうわかっているかもしれませんね!
パラジェルは、自爪を削らないでジェルを付けられる技術を使用しているジェルメーカーの名前です。
フィルインとは、ベースを一層残しジェルを付け替える技術の名前です。

どちらも自爪が傷みにくいという点を持っていますが、全く別のものであることがわかっていただければ幸いです。

「どっちがいい!」とは言えない、人それぞれ

では、パラジェルとフィルインどっちがいいのでしょうか。
それぞれに良いところがあるので、簡単にどっちがいい!とは言えないというのが回答になります。

ジェルを付ける時に自爪を傷つけたくないのであれば、パラジェルが良いでしょう。

ベースジェルを付ける1回だけは自爪を削っても良いかな、できるだけ費用は抑えたいな…という場合はフィルインが良いかなと思います。

本記事を読んでみて自分にどっちが向いているのかの判断材料になっていれば嬉しいです!

どっちもセルフネイル初心者には向いていない

パラジェルもフィルインも残念ながらセルフジェルネイルを始めたばかりの人には向いていません。

なぜなら、専門的な知識や高い技術が必要になるためです。

現在、パラジェル以外にもノンサンディングジェルはたくさんの種類があります。
特にセルフジェルネイルでおすすめのメーカーはシャイニージェルやグレースジェルです。

どちらも比較的安価に購入でき、ノンサンディングジェルで浮きにくいです。

この2社のジェルは、オフもしやすいのが特徴です。
カラージェルまではしっかり削り、ジェルリムーバーを染み込ませたコットンを置いてアルミホイルを巻きます。
そして、15分ほど時間を置けば簡単にジェルがオフできます。

ジェルがオフしやすいので必要以上に削ったりジェルリムーバーを使ったりしないで済むので自爪が傷みにくいですよ!

セルフならピールオフジェルという手も!

ピールオフジェルとは、ジェルをシールのように剥がせるジェルのことです。
ピールオフジェルはノンサンディングジェルですし、ジェルリムーバーを使わずにオフができます。

持ちが1週間ほどなため、一般的なジェルネイルより短くなることがデメリットではありますが、付け替えが苦でないならかなりおすすめのジェルの付け方です。

100均でも販売されていますし、3COINSでもピールオフできるワンステップジェルが販売されています。
ドンキやバラエティショップで購入できるHomeiもピールオフできます。

また、有名ジェルメーカーのプリジェルから出ているピールオフジェルや、セルフネイル向けジェルメーカーのネイル工房hが販売している「ペロリン」が人気のピールオフジェルです。

ぜひ気になる方は使用してみてくださいね!

まとめ

ジェルネイルをしていれば、どんなに爪に優しいといわれていてもダメージをゼロにすることはできません。

しかし、できるだけ爪を傷めないようにする選択肢はいくつもあり、特に近年は爪そのものの健康を改めて考える人が増えてきています。
皆さんも自分に合った方法で無理なくネイルを楽しんでいきましょう!







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