ネイルにはその時々の流行りデザインが必ず存在しますが、私の自宅サロンでは、最近一周まわってシンプルに「ワンカラーネイル」をオーダーする方が増えている印象。
一方で、
「ワンカラーって具体的にどんなネイルかよく分からない」
「どこまでがワンカラーなの?」
というお客様もいらっしゃいます。
今回は、今更聞けない「ワンカラーとはどんなネイル?」から、地味見えのしないおしゃれなワンカラーデザインまで、ワンカラーネイル一色でお話していきます♪
この記事を読むと、ワンカラーネイルの幅が広がること間違いなし!ですよ^^
- ネイルサロンのメニュー「ワンカラー」とは?
- ワンカラーネイルのメリット
- ワンカラーネイルのデメリット
- シンプルでも地味見えしないワンカラーネイル特集
- ネイル初心者さんにもピッタリ「ピンクベージュ」
- オフィスでもいける♪大人かわいい「グレージュ」
- 落ち着いた魅力の「ボルドー」
- 華やかな「ラメワンカラー」
- 個性的な「ミラーネイル」
- 奥行きが魅力な「マグネットジェル」
- おしゃれに決まる「透明感たっぷりのシアーカラー」
- 自分に似合うワンカラーネイルを選ぶ方法
- イエベかブルベかチェック
- メイクや服の色も参考
- ネイリストに相談もおすすめ
- よくある質問
- サロンのワンカラーメニューでマグネットネイルはできる?
- ワンカラーはジェルネイルとマニキュアどっちがいいの?
- まとめ
ネイルサロンのメニュー「ワンカラー」とは?
まず初めに、ワンカラーネイルとは、その名の通り「一色のカラーを爪の根本から先端まで全体に塗る」ネイルデザインのことを指します。
「ベタ塗り」「一色塗り」や「全塗り」という方も多いですね♪
ネイルサロンのネイルメニューだとほとんどの店舗で上のほうに記載があります。
ハンドでもフットネイルでも、一番ベーシックなネイルデザインです。
セルフネイルでも最初に挑戦するデザインなのではないでしょうか?
ネイルサロンだと、「シンプルコース」の枠組みに入っていたり、具体的に「ワンカラーコース」とメニューが設けられていることがほとんどです。
ストーンやネイルパーツなどを乗せたり、1本でもニュアンスネイルなどアートがある場合はワンカラーネイルではないので注意しましょう。
ワンカラーネイルのメリット
ワンカラーネイルには次のようなメリットがあります!
- シンプルなおしゃれが楽しめる
- コーデやシーンを選ばない
- ネイルサロンの料金設定が安い
- 色使いや素材でイメージがガラッと変わる
ワンカラーネイルの魅力のひとつは、やはりシンプルなデザインであるということ。
職業柄派手なネイルにできない方などでも、ネイルを楽しむことができます♪
また、シンプルなデザインからネイルサロンでの料金設定も比較的リーズナブルなことから、高いメニューはちょっとお財布が厳しい・・・という方や、初めてネイルに挑戦する方にもピッタリです☆
ワンカラーは昔からあるベーシックなデザインですが、近頃のシンプル志向な方が多いことから、最近は若いお客様からも愛されるデザインです。
仕事柄、さまざまなお客様にネイルを施術をする私から見ても、最近ではカラーや爪の形を変えることで印象も変わって見えるので、カジュアルからゴージャスにまで対応のできるデザインという印象があります。
特に最近では、左右で色を変えて楽しむ方も増えています。
年代問わずに、全てのお客様におすすめのできるデザインであることもワンカラーネイルの魅力ですね♪
ワンカラーネイルのデメリット
大きなデメリットはないのですが、しいて言うなら「爪が伸びたときに根元が目立ちやすい」という点があります。
ワンカラーネイルは1色を爪の根元から爪先までベタ塗りするので、根元がクリアなデザインと比べると伸びてきた爪が目立ちます。
しかし、ネイルをしていて爪が伸びたときに根元が目立つのは普通なのことではないので、そこまで気にする必要はありません。
ジェルネイルなら、通常は付けてから3~4週間経ったら付け替えやオフが必要になります。
根元が伸びるのが気になる頃に付け替えやオフが基本なので、その周期を守っていればOKです!
ただし適切な期間で付け替えやオフをしていないと、伸びた部分がどんどん目立ってくるだけでなく、爪に負荷がかかって亀裂が入る可能性があるので注意しましょう。
シンプルでも地味見えしないワンカラーネイル特集
昔からあるとてもベーシックでシンプルなデザインであるワンカラー。
シンプルと聞くと、地味に見えるのではないか?とご不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、カラーや爪の形のトレンドを取り入れることで、とてもおしゃれな印象に♪
実際に今、流行っているワンカラーネイルのデザインとこれからの季節におすすめワンカラーネイルのデザインをおすすめの爪の形と合わせて、いくつかご紹介していきます^^
ネイル初心者さんにもピッタリ「ピンクベージュ」
ネイルを初めてするから、まずはシンプルに派手過ぎず・・という方や、職業柄派手にはできない方にもおすすなのがやはりこのピンクベージュカラー♪
オフィスネイルの代表ともいえるピンクベージュのワンカラーは、今も昔もずっと変わらず人気です。
爪の形を自然なラウンドにすることでより落ち着いた雰囲気に仕上がります^^
また、ピンクベージュは色味の種類が豊富なのも特徴。
赤みの強いピンクベージュや、コーラルピンクのようにオレンジがかった色味もあります。
落ち着いた雰囲気が好きな方はベージュが多めの色味を選ぶのがおすすめです!
オフィスでもいける♪大人かわいい「グレージュ」
通年通して人気のこのグレージュ系カラーは、オフィスネイルにもぴったり☆
最近は、グレージュなどきれいめカラーをスクエアオフで仕上げることで大人っぽさと同時にトレンドを取り入れることができます^^
グレージュはグレーとベージュの中間の色合いが特徴。
トーンが明るいと手肌も明るく見えて、全体のトーンアップ効果が期待できます。
濃いめのグレージュはクールな印象になるので、スタイリッシュなコーデやフォーマルなスタイルにも合わせやすいです!
シーンを選ばずおすすめできるのがグレージュの嬉しいポイントです!
落ち着いた魅力の「ボルドー」
秋から冬に毎年流行るのが、このボルドー系カラーです!
ワインレッドと呼ばれる方もいますね^^
ボルドーは赤よりも深みがあり、秋冬の定番カラーでクリスマスの時期にもぴったりです☆
温かみがありますが、決して派手すぎないところが使いやすい色ですね!
ボルドーなどの赤系カラーは、爪先を尖らせたポイントの形でも綺麗に仕上がります。
お爪があまり長くない方や華やかさよりもカジュアルめに楽しみたい方には、丸みを帯びたオーバルや、スクエアオフもおすすめです!
よりゴージャスに仕上げたい方は、ポイントで1本だけゴールドやシルバーのワンカラーにチェンジするのも人気ですよ♪
華やかな「ラメワンカラー」
ワンカラーはラメが入ったジェルネイルで仕上げるのもおすすめです!
ラメは微細で上品なものから、大粒でキラキラネイルに仕上がるものまで、様々な種類があります!
ラメのカラーも単色はもちろん、ミックスされたものもあるのでお好みで選びましょう。
おすすめは、シアーカラーにラメが混ざったラメワンカラーネイルです!
シアーカラーで一気に今っぽくなりますし、細かいラメなら派手すぎない仕上がりになります。
カラー次第で上品にもポップにも楽しめますね♪
個性的な「ミラーネイル」
ミラーネイルはその名の通り、鏡のようなネイルが楽しめるデザインです。
デザインの一部にミラーネイルをプラスするだけでなく、ワンカラーとして全面でミラーネイルを楽しむことも可能!
派手すぎない?と不安に思うかもしれませんが、ミラーネイルに使うミラーパウダーには様々なカラーがあるので、ダークカラーで落ち着いたネイルにすることもできます。
特にブロンズや赤系のミラーネイルは取り入れやすく、抜群に印象的なネイルが楽しめます。
ベースカラーの発色や相性によって雰囲気が変わるのも特徴です!
奥行きが魅力な「マグネットジェル」
マグネットネイルのワンカラーは、今人気のおしゃれネイルです♪
ネイル好きなら一度は聞いたことがあるはず!
名前の通り磁石を使ってラメを動かし、模様を作り上げるネイルのことを指します。
マグネットネイルはラメの独特な輝きと、奥行きを感じさせる色の深みが特徴的。
職業柄でネイルデザイン制限がない方には、是非一度お試しいただきたいデザインです!
マグネットネイルはキラキラが強い分派手な印象を持たれがちですが、シアーカラーや肌なじみの良いカラーもたくさんあります。
ナチュラルでキレイなネイルにしたい方にもおすすめですよ♪
おしゃれに決まる「透明感たっぷりのシアーカラー」
シアーカラーのワンカラーネイルは、透明感のあるちゅるんネイルが好きな方におすすめ!
ちょっと個性的過ぎるかも?というカラーでも、シアーカラーにすることで、不思議と肌なじみがよくなるのです!
・春夏はブルーやグリーンのシアーカラーで涼やかに
・秋冬はホワイトやワインレッドのシアーカラーで落ち着いた指先を演出
・ピンクやベージュ、ローズピンク、紫のシアーカラーはオフィスネイルにも◎
このように、シアーカラーも色次第でぐっと洗練された雰囲気になるので、試してみてくださいね♪
自分に似合うワンカラーネイルを選ぶ方法
ここまでおすすめワンカラーネイルのデザインをご紹介しましたが、とにかく沢山のカラーがある中で、実際自分の手にするには、何色が似合うのかお悩みの方も多くいらっしゃると思います。
実際に私のネイルサロンのお客様でも、
「このカラーすごくかわいいけど、私の手には合わないと思うんですよね・・。」
という方から
「どのカラーが似合うか分からないのでお任せします!」
といった、カラーに悩まれている方は非常に多いです!
そこで、自分に似合うワンカラーネイルの選び方について解説します!
イエベかブルベかチェック
好きなカラーを選んでみたものの、実際に塗ったあとに「肌が余計に黒く見える」や「血色が悪く見える」なんてことも・・・
そこで、手元の肌の色味から似合うカラーを選んであげると後悔も少ないです^^
自分の肌の色味ってどうしたら分かるの?という方は、「パーソナルカラー診断」を受けてみるのもアリ☆
パーソナルカラー診断を受けると、自分に似合うカラーを見つけることができるのでネイルはもちろん、お洋服やメイクなどにも役立ちますよ^^
パーソナルカラー診断でキーになるのが、生まれ持った肌や髪の毛、瞳の色が「イエベかブルベ」かです。
基本的に4つのタイプに分かれます。
イエベ春:フレッシュで明るく鮮やかな色が似合う、若々しい雰囲気
イエベ秋:深みのある落ち着いた雰囲気が似合う、大人っぽく落ち着いた印象
ブルベ夏:青みがかった涼しげねカラーが似合う、清涼感があり、上品なイメージ
ブルベ冬:コントラストのきいた鮮やかなカラーが似合う、クールな方に多く、スタイリッシュな雰囲気
自分の生まれ持った肌や髪の色、瞳の色や血管の色みなどから、この4タイプを診断することができ、その診断に基づき自分に似合うカラーが分かります♪
どんなカラーが似合うか分からない、とお悩みの方は、是非一度お試しください♪
インターネットで「パーソナルカラー診断」と検索すれば簡易的なものがでてきますし、最近ではパーソナルカラー診断をお仕事にされている方も増えています。
自分のベースカラーを知り、自分に似合うカラーを見つけてみましょう^^
メイクや服の色も参考
自分の生まれ持ったベースカラーから、似合うカラーを見つける方法を説明しましたが、より簡単に普段のメイクやファッションからネイルカラーを選ぶ方も多くいらっしゃいます!
たとえば私は、メイクだと目元に必ず赤系のアイシャドーをいれるのでネイルのカラーを選ぶ時も赤系で合わせることが多かったり、普段シンプルな服装が多いお客様は、ネイルカラーもシンプルめにされることが多いです^^
普段の服装やメイクを参考にネイルカラーを決めることで、全体的にまとまりがでやすいです♪
また、日常使いのネイルのみならず、成人式や結婚式などイベントごとの際は、お召しになる振袖やドレス、着物の色味やデザインに合わせてネイルカラーを選ぶ方も多いです。
ネイリストに相談もおすすめ
ネイルサロンに行こうと思っている方は、自分に似合うカラーをネイリストに相談することもおすすめです!
上で少しお話しましたが、私のネイルサロンでも、ネイルカラーで悩む方はとても多いです。
ほとんどのお客様が、「どのカラーがいいと思いますか?」「どっちが似合いますか?」と聞いてこられたり、中には「分からないので任せます!似合うカラーで!」という方もいらっしゃいます。
実際にネイルサロンでネイルをする際は、ネイリストも仕上がりに満足して喜んでいただくことを目指しているので、お客様と相談しながら似合うカラーを見つけていきます。
カラーチャートをお爪にのせてみたり、私のサロンでは、口頭やカラーチャートを使っても決めきれないお客様には、試し塗りをすることもあります。
初めましてのネイリストにお願いするときは、自分の好きなカラーや普段の服装なども伝えてみるとより正確なアドバイスを受けやすくなりますよ^^
ただし、筆者のように試し塗りをしてくれるかどうかは、そのネイルサロンによりますので、確認しましょう♪
よくある質問
ワンカラーネイルに関するよくある質問をまとめました!
サロンのワンカラーメニューでマグネットネイルはできる?
できないサロンの方が多いです。
マグネットネイル用メニューがあるはずなのでそちらを予約しましょう。
「爪全体を塗る」のがワンカラーネイルということは説明しましたが、ネイルサロンでオーダーをする際のワンカラーはどの範囲までなのか、悩んだ経験のある方はいらっしゃいませんか?
一般的にネイルサロンでのワンカラーは、「10本全てのお爪の全体を同じカラーで塗ること」としているところが多いです。
そのため、指によってカラーを変えたり、左右の手でカラーを変える場合は、ワンカラーであっても別料金でカラー追加代が発生するところがほとんどです。
また、最近とても流行っている「マグネットネイル」や「ミラーネイル」もワンカラーなデザインが多いことから、このワンカラーのメニュー内で対応可能と思われる方が多いですが、このような特殊な工程のいるカラーの場合も別途料金が発生する場合が多いです。
サロンによっては、ワンカラーとマグネットネイルやミラーネイルだと確保する時間枠が異なる可能性もあるため、これらを使ったワンカラーを希望する場合には、予約時にあらかじめネイルサロン側に伝えておくことをおすすめします^^
ワンカラーはジェルネイルとマニキュアどっちがいいの?
特徴が異なるので自分のライフスタイルに合わせて選びましょう!
ジェルネイルとマニキュアは持ちや厚み、ツヤ感が異なります。
ジェルネイルの特徴
- 平均3~4週間は持つので長持ち
- ぷっくりと厚みが出せるので爪の補強にもなる
- ツヤツヤの表面
- セルフだとカラージェルとクリアジェルとライトなど道具がたくさん必要
マニキュアの特徴
- 持ちは数日から1週間くらいと短めだが付け替えやすい
- 厚みが出ないのでナチュラルな見た目になる
- ツヤ感は自然
- セルフでも道具が少なく取り入れやすい
ツヤツヤぷっくりが好きだからジェルネイル一択!という人もいれば、ナチュラルな見た目と落としやすさからマニキュアを選んでいる方もいます。
それぞれの良さがあるので、自分のライフスタイルに合うものを選んでくださいね。
まとめ
今回は、ネイルの定番ワンカラーネイルについて、詳しく解説いたしました。
簡単にまとめます♪
・一般的なワンカラーネイルとは、爪の全体を10本全て同じ色で塗ること
・ベーシックでシンプルな定番デザインであることから、ネイル初心者やオフィスネイルにもおすすめ
・シンプル志向な最近では、若い子の間でも人気のデザイン
・トレンドや季節を意識した爪の形やカラーを選ぶことでシンプルながらもおしゃれな手元に♪
・カラーに迷ったときは、パーソナルカラー診断、服装やメイクを参考にしたり、担当のネイリストに相談しても良し☆
・ミラーネイルやマグネットネイルなど、アートなしでもかわいいネイルもおすすめ!
シンプルなデザインでありながら、ずっと人気のあるワンカラーネイル。
大人かわいいから、カジュアルでこなれ感まで様々な楽しみ方ができるので是非いろいろなワンカラーネイルに挑戦してみてくださいね♪