爪と骨の違いは?骨を強くして全身を若々しく保つ方法を教えます | ネイル女子

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ジェルネイルやスカルプ、マニキュアを楽しんでいる方にとって大切な爪は、基本的に硬く、力を加えて曲げても元に戻るというしなやかさを持っています。手や足の末端にあり、指先を守っているようにも見える爪は、硬いので骨の仲間だと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし爪と骨の主成分には大きな違いがあります。今回の記事では、爪と骨の違いについてご紹介して参ります。また合わせて、骨を丈夫にすると若返りにつながる理由や、骨を強く保つ方法についてもご紹介します。人の体は、歳を重ねると体調の変化に見まわれます。特に女性の身体に多い症状の一つが「骨粗しょう症」です。骨粗しょう症は深く静かに進行し、自覚が難しいといわれています。最近身長が縮んだような気がする、腰や背中が痛い、背中が丸くなってきた…、こんな症状が出てきたら要注意!骨密度が減って骨が脆くなると、体の動きに支障が出たり、骨折や転倒が起こりやすくなり、高齢になって寝たきりになる可能性も高くなります。しかし骨粗しょう症の弊害はそれだけではありません。実は、骨量の減少は、全身の老化のスピードを速める大きな要因でもあるのです。最新の研究で分かったのが、骨が究極の若返り物質を出しているという新事実。この記事で骨の若返りパワーの正体に迫り、その効果を得る方法について詳しくご紹介したいと思います。

爪と骨の違いは主成分!

硬く丈夫な爪は、同じく硬く、身体を支える骨と同じ「カルシウム」でできていると考える方は多いです。そのため、爪を丈夫にしようとカルシウムが多く含まれている牛乳やヨーグルトを、毎日の食事に取り入れている人もいるのではないでしょうか。実は爪と骨は主成分が異なります。骨がカルシウムでできているのに対し、爪はケラチンでできています。ケラチンとはたんぱく質の一種で、皮膚や筋肉の主成分でもあります。つまり爪は骨の仲間ではなく、皮膚の仲間なのです。ちなみに爪の成分に含まれるカルシウムはごくわずかです。牛乳やヨーグルトを一生懸命摂取しても、爪が丈夫になるという効果はあまり期待できません。

爪を丈夫にするなら、たんぱく質の摂取とバランスの良い食事を!

では、爪を丈夫にするなら何が必要かというと、たんぱく質を積極的に摂り、なおかつビタミンやミネラルも含まれたバランスの良い食事を摂ることです。たんぱく質が足りないと、爪が薄くなり、欠けたり割れやすくなってしまうことがあります。またたんぱく質は皮膚や筋肉に優先して栄養が届けられるので、普段の摂取量が少ないと爪まで栄養が行き渡りません。豆腐や納豆などの大豆食品、鶏肉、魚などにたくさん含まれているので、毎日食べるのがおすすめです。そしてただたんぱく質を多く摂れば良いというわけではありません。ビタミンやミネラルなど、偏り無く様々な栄養を摂取しましょう。ご飯やパン、麺類でエネルギーを蓄え、サラダや煮物などの野菜でビタミンやミネラルを摂取し、お肉やお魚、卵などのメインでたんぱく質を摂るのが理想です。とはいえ、栄養バランスを完璧に意識した食事を毎食摂るのはなかなか難しいですよね。ですが「お昼ご飯は野菜が食べられなかったから、夜ご飯でたくさん摂ろう」など、少しずつ意識するだけでも、爪や身体全体の調子が良くなっていくはずです。毎日の食事で、爪や身体の健康を維持していきましょう。

骨の若返りパワーとは

骨というと、体を支えるだけの硬い無機質の塊、というイメージがあります。しかし皮膚や内臓と同様、骨も生きた組織であり、絶えず新陳代謝を繰り返して毎日生まれ変わっています。この骨の代謝を行っているのが、「破骨細胞」と「骨芽細胞」の2つです。破骨細胞が古い骨を壊し、それと同じ分の骨芽細胞が新しい骨を作り出し、骨の作り換えをしているのです。骨の破壊と形成は、通常はバランス良く行われています。しかし破壊のほうの割合が大きくなると、骨の量が少なくなって「骨粗しょう症」を引き起こすことになります。特に女性の場合、女性ホルモンのエストロゲンが骨の破壊を抑制し、骨の形成を促進する働きをしているため、閉経後に骨粗しょう症になりやすいのです。







骨芽細胞と若返りホルモン

破骨細胞と骨芽細胞は、どちらの働きも丈夫な骨を維持するために重要なものですが、特に今クローズアップされているのが「骨芽細胞」です。骨芽細胞は新たな骨を作るだけでなく、若さを保つための重要な存在であることが、多くの研究で分かってきたからです。実は、骨芽細胞からは「オステオカルシン」というホルモンが出ており、このホルモンが次のような働きで老化を抑制しているというのです。

記憶力や筋力を高めるオステオカルシン

オステオカルシンは、近年、世界中の医学界が大注目している新「若返りホルモン」です。オステオカルシンには、記憶力や筋力、生殖力などの若さを維持する働きがあるといわれています。たとえばマウス実験では、オステオカルシン不足のマウスは、位置を記憶できなくなったり、精子の数が半減することが確認されています。オステオカルシンの働きは、まだ詳しいメカニズムの解明に至っていませんが、他にも多くの研究で次のような報告が出ています。

・認知機能の回復
脳の神経細胞の機能低下があるマウスにオステオカルシンを注射したところ、記憶力や認知機能が回復した。

・筋力の回復
年老いたマウスが、オステオカルシンの注射によって筋肉量が増え、運動機能が回復した。

・生殖機能の回復
男性ホルモンのテストステロンを増やす働きも報告されており、衰えた生殖機能を回復する可能性が指摘されています。

オステオカルシンは血液に乗って運ばれるため、その働きは全身に及びます。肝臓や腎臓、膵臓などの臓器を活性化することも分かっており、糖尿病や動脈硬化など、様々な病気に対する効果が期待されているのです。

骨芽細胞の若返りホルモンを増やすには

このように骨芽細胞は、強い骨を作るだけでなく、若返りの鍵となる組織なのですが、私たちの体にはその働きを脅かす存在があります。それが「スクレロスチン」というホルモンです。

骨芽細胞の大敵、スクレロスチン

骨芽細胞の働きは丈夫な骨のためにもちろん重要なものですが、しかし骨芽細胞も活発になり過ぎると、やはり不都合が生じます。骨が過剰に作られ、関節が硬化して様々な障害が起こるからです。そこで、骨芽細胞の行き過ぎを抑えるためにあるのが、スクレロスチン。スクレロスチンは、骨芽細胞が活性化し過ぎると分泌され、骨芽細胞を抑制し、数を減らすように働きます。しかしこのスクレロスチンにも同様の問題があり、過剰になると、今度は骨芽細胞の働きが低下し過ぎ、骨量の減少に繋がってしまうのです。スクレロスチンがなぜ過剰になるかというと、最新の研究で分かったのが、その原因が座ってばかりの現代生活にあるということ。歩くことの少ない運動不足の状態では、骨にあまり衝撃がかかりません。
そうすると体は「新しく骨を作る必要がない」と判断し、スクレロスチンを大量に出して骨芽細胞の数を減らしてしまうのです。骨芽細胞が減少すると、骨粗しょう症が進行するだけでなく、オステオカルシンの分泌が減るため、老化も促進されることになります。運動不足→スクレロスチンの大量分泌→骨芽細胞の減少→骨粗しょう症の進行&老化の促進というわけです。骨芽細胞を増やし、骨の若返りパワーを発揮させるには、運動不足の解消が何より必要なのです。

運動で骨の若返りパワーを取り戻す

スクレロスチンの問題は、骨粗しょう症の治療にも変化をもたらしています。これまでの骨粗しょう症の治療薬は、「骨の破壊を抑制する」ものが主流でしたが、最近は、スクレロスチンに着目した「骨の形成を促進する」薬の開発が進んでいるのです。スクレロスチンを抑制することで骨芽細胞を活性化し、骨量を増やそうというわけです。しかし骨芽細胞は、薬に頼らずとも、次のような日常できる運動で活性化することができます。

・ジョギング

骨芽細胞を増やすには運動なら何でも良いというわけではなく、骨に十分な衝撃を与えることが必要です。その点でおすすめなのはジョギングです。全身が活発に動くため、体はその衝撃に耐えられる強い骨を作ろうとし、骨芽細胞が活発になるのです。同じ有酸素運動でも、ウォーキングは骨への刺激は少なめになります。

・ジャンプ運動、縄跳び
ジャンプも、骨への衝撃度が高い運動です。床から10cmくらいの軽いジャンプを1日50回、または思いっきり飛び上がるジャンプを5~10回行います。またジャンプ幅は小さめになりますが、縄跳びもおすすめです。ちなみにラジオ体操第1と第2を続けてやると、50回ほどの軽いジャンプ運動になるそうです。

・ヨガ

ヨガは静かでゆっくりした動きですが、重力以上に骨に負荷がかかり、筋肉どうしが押し合うことで、骨に大きな刺激を与えることができます。平均年齢68歳の対象者による実験研究において、毎日または1日おきにヨガを続けることで、背骨や坐骨、大腿骨の骨密度がアップすることが確認されています。

・背筋運動
腰や背骨の骨量を増やし、姿勢も良くなるのでさらに若々しさがアップします。

1. うつ伏せに寝て両手を腰に当てる。
2. 背筋を使って上体を起こし、10秒静止。

以上を5回繰り返し、1日3セット行います。お腹の下にクッションを入れるとやりやすくなります。

・片脚立ち
脚の付け根の骨の骨量を増やし、転倒防止力もつきます。

1.片脚で立ち、反対の足を床から5~10cm浮かせて1分間維持。
2.反対の脚も同様に行う。

以上を1日3セット行います。

・かかと落とし
かかとは、骨格の中心となる背骨に真っ直ぐ繋がっており、体重+落とす加速度で、効率的に骨に負荷をかけることができます。

1. イスの背もたれにつかまり、背すじを伸ばして立つ。
2. かかとを上げて真っ直ぐ伸び上がる。
3. 一気にかかとを落とす(力を入れないこと)。

これを1日30~50回行います。一度にやらなくても、空いた時間に行って合計30回でもOK。骨粗しょう症や膝関節痛の心配がある方は、医師に相談の上行いましょう。

まとめ

骨は、骨格として体を支えるだけでなく、実は「若さを生み出す」鍵となる組織だったのです。そして、この骨の若返りパワーを封じてしまうのが「運動不足」。仕事や家事で忙しいからと運動不足の日々を送るうちに、老化のスピードは着実に加速しているのです。ご紹介した骨芽細胞を活性化する運動は、ほとんどがちょっとした隙間時間にできるものです。骨粗しょう症対策と若返りを目指し、毎日続けてみてはいかがでしょうか。







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