キレイなツヤ感とぷっくり感が楽しめるジェルネイルですが、どうやらオフをするのはなかなか大変で、オフがめんどくさい!と思っている人も少なくないようです。
セルフネイル好きでも、オフがめんどくさいからジェルネイルが続けられない・・・という人もいるのではないでしょうか?
この記事では、ジェルネイルのオフがめんどくさいときの対処法や、簡単に落とす方法をご紹介します!
ジェルを塗る時や、オフをする時にちょっとした工夫を加えて、めんどくさいを解消しちゃいましょう!
- ジェルネイルのオフがめんどくさい理由
- ・すごく時間がかかる
- ・ジェルを削るのが大変
- ・アセトンで溶けるのを待つ時間が長い
- ・特別な道具を用意する必要がある
- ・自爪が痛みそうで心配
- ジェルネイルのオフを簡単にする方法
- ・指を温めてリムーバーの浸透をよくする
- ・ピールオフジェルを使う
- ・サンディング不要のトップジェルを選ぶ
- ・オフが簡単なジェルを使う
- ・ネイルマシンを使う
- どうしてもオフがめんどくさい人は?
- ・ネイルチップに切り替える
- ・諦めて3〜4週間に1度ネイルサロンに通う
- ・フィルインにする
- 自分でオフをする時に注意すること
- ・プッシャーで無理やりガリガリと取らない
- ・薄く残ったジェルは取りきろうとしない
- ・アルミや指キャップは、1本ずつ外す
- まとめ
ジェルネイルのオフがめんどくさい理由
セジェルネイルのオフの基本工程は、
- ジェルネイルの表面を爪やすりで削る
- 削った表面にアセトンを浸したコットンを置く
- アセトンが揮発しないようにアルミホイルを指に巻いて時間を置く
- アルミホイルを外して、ふやけたジェルをウッドスティックなどでぽろぽろとこそぎ落とす
これを繰り返します。
除光液でサッと拭き取れば落ちるマニキュアとは異なり、ジェルネイルは、自爪との密着度や厚み、強度が強いため、オフするのが面倒と思われがち。
では、具体的にどのような点がめんどくさいと言われているのか、いくつかあげていきます。
すごく時間がかかる
初めてジェルネイルオフをしてみると、想像以上に時間がかかってしまった・・という人は非常に多いです。
セルフのジェルネイルオフは、両手のジェルを取るのにどんなに早くても30分、慣れていないと1時間以上かかることもあるのです。
実はネイルサロンでプロがジェルネイルオフをしても、基本30分前後はかかります。
ネイルパーツやストーンをたくさんつけている、スカルプなど長さ出しをつけているとなると、さらに時間がかかってしまいます。
ジェルを削るのが大変
セルフネイルやネイルサロンで使われているジェルは主に「ソフトジェル」という種類で、アセトンを使えば溶かしてオフできます。
アセトンはジェルリムーバーや除光液にも含まれている成分で、接着剤やシール剥がしにも使われていて、とても強力です。
アセトンをジェルにしっかり染み込ませるには、ネイルファイルというやすりで少し削る必要があります。
この削るという作業が、手間がかかってめんどくさい・・と思う方が多いようです。
アセトンで溶けるのを待つ時間が長い
アセトンを使ってジェルを溶かすには、10~15分ほど待たなくてはなりません。
早くオフがしたいのに、ひたすら待つのはちょっとめんどくさいですよね。
さらに、ジェルネイルオフではコットンにアセトンを浸して、爪に置いて、アルミホイルで指先を巻くのが一般的。
浸している間はアルミホイルが取れないように過ごす必要があるので、オフをしながら別の作業をするというのも難しいのです。
特別な道具を用意する必要がある
ジェルネイルのオフには、特別な道具を用意する必要があります。
マニキュアのオフは、除光液とコットンでOKですが、ジェルネイルのオフには、
- 爪やすり(エメリーボードやウォッシャブルファイル)
→ジェルネイルの表面を削る - コットン
- アセトンなどのジェルリムーバー
- アルミホイルまたは指キャップ
→アセトンの揮発を防ぐために指に巻く - ウッドスティックまたはメタルプッシャー
→ふやけたジェルをこそぎ落とす
が必要です。
アセトンなどのジェルリムーバーは、空気に当たると揮発して乾いてしまうため、アルミホイルで指ごと巻きましょう。
自爪が痛みそうで心配
オフでアセトンを使った後は、爪や皮膚が乾燥してしまいます。
これはアセトンの脱脂・脱水作用が強いのが理由で、アセトンを使う以上避けられません。
オフをした後に、乾燥して白っぽく変化した爪や皮膚を見て、爪が傷んでいないか心配という人もいるのではないでしょうか。
(ちなみに、ネイルオイルやハンドクリームで保湿を続ければそこまで悪影響は受けません)
また、オフをする時はジェルネイルをネイルファイルで削りますが、勢い余って削りすぎてしまうと、ジェルだけでなく自爪まで削ってしまい、爪が痛む可能性があります。
ジェルネイルのオフを簡単にする方法
上記で解説したジェルネイルのオフの基本工程ですが、同じ工程を踏んでも、ジェルは厚みがあってやっぱり時間がかかるから面倒な方も多いはず。とはいえ、無理やりジェルを剥がすと自爪も一緒に剥がれてしまうなど自爪に負担がかかるためNG。
そこで、面倒なジェルネイルのオフを少しでも簡単にする方法をいくつかご紹介します!
指を温めてリムーバーの浸透をよくする
ジェルネイルのオフを時短するには、いかにジェルにリムーバーを浸透させるかが大切!そのため、リムーバーを浸したコットンを爪の上に置き、アルミホイルか指キャップを巻いた状態で指を温めてみましょう。
指の温め方は、ホットタオルなどを上に乗せたり、UVライトに入れてもOKです。ただし、湯銭したアセトンに指を直接つけるオフの仕方は、自爪や爪周りの皮膚、さらに室内にアセトンが充満して引火の原因になるため、NGです。
ピールオフジェルを使う
ピールオフジェルとは、シールのように爪からぺりっと剥がしてオフできるジェルを指します。
ピールオフジェルを使えば、アセトンやネイルファイル無しでも、簡単にジェルオフができますし、オフにかかる時間も大幅に短縮できるのです。
ピールオフジェルには、ベースジェルのように使うタイプと、カラーやトップジェルまで含まれるオールインワンタイプがあります。
オールインワンタイプは、セルフネイラー向けのジェルとして売られていることが多いです。
オフがしたい!と思った時にすぐにジェルが取れるので、日常使いはもちろん、普段はネイルできないけど、お休みの日だけネイルしたい!という方にもおすすめです。
ただし、ピールオフジェルはオフが簡単である以上、持ちは通常のジェルネイルよりも短めです。
ピールオフジェルは1~2週間前後の持ちが平均で、扱い方によっては数日で取れてしまうこともあります。
一度付けたネイルを長く持たせたいという方には向いていないので、用途によって通常のジェルと使い分けるようにしましょう。
サンディング不要のトップジェルを選ぶ
通常のトップジェルは、密着度や強度が高く作られているため、一度表面を削らなければジェルリムーバーが浸透しないようになっていますが、あまり長期間ジェルネイルをしない時や多少強度は劣っても、オフの手間を省きたいという方は、サンディング不要のトップジェルを使用するのもアリです。
日本のメーカーでいうとnaillaboから発売されているトップジェルが、持続力最大2週間以上で尚且つオフ時のサンディング不要!でおすすめです。利き手じゃない方でジェル表面を削るのが苦手という方も、サンディング不要のトップジェルであればオフしやすくなりますね♪
オフが簡単なジェルを使う
ジェルネイルメーカーは、オフのしやすさに特化したベースジェルやジェルポリッシュを販売しているところも多いです。
以下では、オフが簡単と人気のジェルネイルメーカーをご紹介します。
■1.シャイニージェル
出典:https://shinygel.com
シャイニージェルは、オフがしやすく時短もできる「スーパーベース」というジェルを販売しています。
スーパーベースは爪が乾燥しにくい設計になっていたり、爪や肌への優しさを考えた弱酸性仕様になっていたりと、オフのしやすさだけでなく機能性の高さも特徴的です。
セルフネイラーだけでなく、プロのネイリストからも人気を集めています。
・公式サイト:https://shinygel.com
■2.プレスト
出典:https://www.naillabo.com/index.php
ネイルラボという会社が展開しているブランドの一つであるプレストは、「イージーオフベースジェル」というジェルを販売しています。
イージーオフベースジェルは、硬化してもしっかりと硬さを維持しながら、オフはアセトンでスムーズに溶かせるという便利なベースジェルです。
ふわっと浮くように溶けるので、軽く撫でるだけでもキレイにオフできます。
・公式サイト:https://www.naillabo.com/index.php
■3.CND シェラック、ジェルカラー バイ オーピーアイなど
出典:https://www.cnd-j.com/products/shellac/
CNDという会社が販売している「シェラック」や、OPIという会社が販売している「ジェルカラー バイ オーピーアイ」は、マニキュアとジェルネイルの中間的なアイテムです。
シェラックもジェルカラーもメーカーは違いますが、商品の特徴が似ています。
- マニキュアのようにハケがついた容器
- ライトで硬化して固める
- オフはネイルファイルで削らず、アセトンで溶かすだけでほとんどが落ちる
マニキュアのように軽いつけ心地でありながら、オフが簡単で、ジェルのように立体感をもたせることができます。
持ちは2週間前後と、通常のジェルネイルよりも少し短いですが、オフのしやすさや軽いつけ心地は「使いやすい」と人気です。
・公式サイト:https://www.cnd-j.com/products/shellac/
・公式サイト:https://pro.opijapan.com
ネイルマシンを使う
ネイルマシンとは電動でジェルを削ったり、ネイルケアができる機械です。
電動ドライバーのような細身のマシンに、ビットという付け替え部分を取り付けて使います。
ネイルマシンは、本来ネイルサロンで使われることがメインのマイナーな機械でした。
最近はセルフネイラー向けの安価なネイルマシンが売られており、セルフネイル好きの間でも注目を集めています。
ネイルマシンを使うことで、ネイルファイルよりも簡単にジェルを削ることができます。
本来は削るのが難しい、利き手についたジェルも削りやすくなります。
■ネイルマシンは削りすぎに注意!
ネイルマシンはオフが簡単になる便利なアイテムですが、削りすぎには注意が必要です。
オフに適したビットを使い、正しい回転数や角度で削らないと、ジェルだけでなく自爪まで削って、爪が薄くなるかもしれません。
ネイルマシンで削りすぎないようにするには、どこまでがジェルでどこまでが自爪なのかを把握する必要があります。
ネイルチップにジェルを塗って削ってみるなど、練習して感覚を身につけてからジェルネイルのオフに使ってみましょう。
どうしてもオフがめんどくさい人は?
ジェルネイルのオフを簡単にする方法をいくつかご紹介しましたが、それでもどうしてもオフが面倒!という方は、下記の方法をおすすめします♪
ネイルチップに切り替える
ジェルネイルをする限り、やはり付け替えの度にオフは必須であるため、オフがどうしても嫌な方は、ネイルチップに切り替えるのもおすすめです。
最近では、100円ショップやドン・キホーテなどのバラエティショップでコスパのいいネイルチップを購入することも可能◎また、ネイルチップ作家からお気に入りのネイルデザインのものを購入することもできます。
ネイルチップは、ネイル用接着剤もしくはネイル用の両面テープ(粘着グミ)で自爪に貼り付けますが、両面テープを使用すれば、オフするときも剥がすだけ!その分、直接自爪に密着しているジェルネイル程の強度や持続力はなく、あくまでも短期間を楽しむためのものですが、簡単に付け替えることができ、気分に合わせてネイルデザインも変えやすいのがメリットです。
諦めて3〜4週間に1度ネイルサロンに通う
セルフでのジェルネイルのオフは面倒だけど、ジェルネイルはしたい!という方は、諦めて3〜4週間のペースを目安にネイルサロンに通いましょう。
ネイルサロンであれば、知識と経験のあるネイリストがオフから行うため、失敗や自爪への負担も少なく、1〜2時間で新しいネイルデザインに付け替えることができますよ。
特にセルフジェルネイル初心者は、セルフでのオフに失敗して自爪がボロボロになってしまった・・ということもあるため、初めは、ネイルサロンに通ってネイリストのしている工程を見て覚えるのもアリです。
フィルインにする
ジェルネイルを完全にオフをして付け替えるのが面倒という方は、ベースジェルを一層残すフィルインというオフのやり方にするのもアリです。
このフィルインというオフの仕方は、オフを繰り返すことで自爪が薄くなってしまうというジェルネイルの懸念点を解消するために編み出された付け替え方法で、カラージェルまでを削り落とし、ベースジェルを一層残すことで自爪の負担を減らすという目的があります。
ただし、ベースジェルを一層残してカラージェルまで削る技術が必要であると同時に、ベースジェルが浮いていないかや、ベースジェルとカラージェルの境目を見極めることが必要です。また、均等な力でカラージェルまで削り取ることが求められるため、ウォッシャブルファイルなどの爪やすりを使って手作業でするにはやや難易度が高め。ネイルサロンでネイルマシンを用いてフィルインしてもらうのがおすすめです。
自分でオフをする時に注意すること
セルフでジェルネイルをする方の中で、「オフをしたら自爪がボロボロになった」という経験のある方も少なくないでしょう。せっかく綺麗にしたくてセルフジェルネイルをしたのだから、付け替え時に自爪がボロボロになったら悲しいですよね。
そのため、自分でオフをする時は下記の点に注意しましょう!
プッシャーで無理やりガリガリと取らない
アセトンで溶けたジェルネイルをプッシャーで取る時は、無理やりガリガリと取らないようにしましょう。無理やり取ってしまうと、自爪まで傷ついて薄くなってしまいます。
そもそも、プッシャーでジェルを削るように取らなくてはならない状況自体がNGです。
アセトンでしっかり溶けたジェルは、爪からふわっと浮いてくるので、軽い力で崩すようにジェルを落とせます。
力を入れてプッシャーを使っているなら、ジェルが溶けていない証拠です。
ネイルファイルでやすりがけをして、もう一度アセトンに浸しましょう。
薄く残ったジェルは取りきろうとしない
爪の表面に透明のベースジェルが薄く残っていたり、一部にだけついている場合は、無理に取りきらないようにしましょう。
薄く残ったジェルをネイルファイルで削るのはなかなか難しく、自爪まで削ってしまいがちです。
残っているジェルが気になる時は、キューティクルリムーバーとプッシャーで甘皮ケアをしてみてください。
甘皮を押し上げる時に、ジェルの残りがぽろっと取れてくるはずです。
あとはスポンジバッファーで少しだけ撫でるようにやすりがけをすれば、オフで痛めずにキレイな自爪をキープできます。
アルミや指キャップは、1本ずつ外す
アセトンは10~15分ほど浸してからプッシャーでジェルを取りますが、この時、巻いているアルミホイルや指キャップは1本ずつ取り外して、1本ずつオフしていきましょう。
一辺にアルミやを取ってしまうと、時間経過とともにアセトンが揮発して、ジェルが取れにくくなってしまいます。
アルミや指キャップを取ったらプッシャーで浮いたジェルを取り除き、取り切れなかったらもう一度アセトンに浸す、そして次の爪のアルミを取る、というように、1本ずつ作業するのがおすすめです。
まとめ
今回は、工程が多く面倒で苦手な方の多い、セルフジェルネイルのオフを簡単にする方法を解説いたしました。
簡単にまとめます。
①ジェルネイルのオフが面倒な理由
- 必要な道具や工程がマニキュアよりも多い
- なかなか取れず時間がかかる
- ジェルリムーバーが浸透するのに時間がかかる
- 削るのが大変
②ジェルネイルのオフを簡単(時短)にする方法
- 指を温めてリムーバーの浸透を早くする
- ピールオフジェルを使う
- ネイルマシンを使う
③どうしてもオフが面倒な場合
- ネイルチップでネイルを楽しむ
- ネイルサロンに通う
- オフの工程をフィルインに変える
④セルフでのジェルネイルのオフを失敗しないために
- 無理やりガリガリと剥がしとらない
- 薄く残ったジェルをガリガリと削り取らない
- アルミや指キャップは1本ずつ外してオフしていく
セルフジェルネイルで自爪がボロボロになる原因の多くは、オフの仕方にあります。ジェルネイルは、マニキュアよりも厚みがあり、必要な工程や道具も多く、時間がかかるため、つい無理やり剥がしてしまったり、ジェルが浮いて剥がれるのを待ったりしてしまうことで自爪に負担がかかり、ボロボロになってしまいます。
せっかく綺麗にしたくてジェルネイルをするのに付け替えの度に自爪を痛めていたら本末転倒です。今回ご紹介した方法でなるべく自爪に負担をかけないようにオフをして、これからもネイルを楽しんでくださいね♪