風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルスの感染予防に、マスクは必須アイテムです。花粉症対策や、喉の乾燥を防ぐために使っている人も多いのではないでしょうか。最近ではマスクもたくさんの種類が選べるようになりましたよね。そんなマスクを皆さんはどのように選んでいますか?機能性を重視している方や質感を重視している方、またデザインを重視している方など、それぞれで選ぶポイントは異なると思います。しかしどれを選んでも、結局はマスクをしていると表情がわかりにくく、コミュニケーションが取りづらくなります。ですから人と会う時は、少しでも良い印象になるようなマスクを選べたらいいですよね! マスクの選び方一つで、肌がキレイに見えたり目元が明るく見えたりと印象が大きく変わります。また、マスクをファッションの一つとし、ネイルや小物の色とマスクの色を合わせるなどのトータルコーディネートで、マスク生活を前向きに楽しんでいる人々もたくさんいます。ここではマスクの種類とマスクを使ったコーディネートのポイント、そして印象を良くするマスクの選び方をご紹介していきます。
また、ネイリストはダスト対策やエチケットのためにマスクをしていることがほとんどです。しかし、マスクをつけていると声がこもってしまい、おしゃべりが聞き取りづらいといった弊害があります。そこで後半では、マスクでも聞き取りやすくしゃべる方法をご紹介します。
そしてお肌のように声も若々しさを保つ方法があります。肌もスタイルもけっこう自信があるのに、いつも老けて見られる…。いったい何故?もしかすると、その原因は声にあるのかもしれません。NTTドコモの調査結果によると、「第一印象に最も重要なものは何か」という問いで一番多かった答えは「笑顔」、2位は「服装・身なり」となっていて、やはり見た目が大事と考える人は多いようです。しかし第3位には「声・話し方」がランクインしており、声の印象は意外と強いことが分かります。その声も歳とともに老化し、しゃがれて低くなっていきます。「私の声、こんなに低かったかしら?」そう感じたら、それは声の老化の始まりです。さっそく声のトレーニングを始めて、若々しさを印象づけましょう。
マスクの種類と素材
毎日使うマスクをなんとなく選んでいませんか?素材によって使用感や効力が違うので、それぞれの特徴を知っておくと、いざという時に悩まずに済みます。まずはマスクにどんな種類があるのかをご紹介していきます。
●家庭用マスク
風邪や花粉対策、また乾燥予防など日常生活で使用できるように作られています。不織布(ふしょくふ)・布・ウレタンなど色々な素材のものがあり、形状やサイズも豊富です。
・不織布マスク…一番手軽に手に入る使い捨てマスクです。プリーツが入っているものが多いので顔にフィットしやすく、花粉やウイルスの侵入予防に効果的と言われています。また飛沫飛散防止の効果も高いです。 家庭用マスクの中では一番性能は良いのですが、その分通気性が悪く息苦しさを感じることがあります。
・布マスク…主に飛沫飛散防止のためのマスクです。ウイルスを防ぐ効果は弱いですが、布でできているので肌に優しく保湿効果も高いです。また手作りできるので自分好みのマスクを作ることができます。
・ウレタンマスク…ウレタンでできているためフィット感が非常によくデザイン性も高いため人気があります。また通気性にも優れているので使用中もストレスがありません。しかし通気性が良い分、ウイルスを防ぐ効果は弱く不織布や布に比べ飛沫飛散予防の効果も弱いです。
●医療用マスク
医療現場で使用されることを目的としたものです。フィルターが3層になっていて、細菌や微粒子、ウイルス感染防止のために使用します。
このようにマスクによって性能も使用感も異なります。普段は通気性が良い布やウレタンを使い、人が集まりそうなところへは不織布を使うなど、その時々で使い分けるのが良いですね!
マスクはピンクとベージュ、どっちがいい?
ピンクとベージュのマスクはカラーマスクの中でも人気のカラーです。ピンクが似合うのかベージュが似合うのか難しいですよね。似合うかどうかはメイクの仕方や、パーソナルカラーにも変わってきます。ここでは目指す印象によってピンクとベージュのどっちがいいかについてお話をしていきます。
●ピンク系
血色感がほしい方、明るい印象に見られたい方におすすめです。女性らしい優しい雰囲気を演出できます。比較的どんなメイクにも似合うカラーです。
●ベージュ系
ナチュラルな印象になり、落ち着いた雰囲気になります。全体がふわっとするので、アイメイクをしっかりすると目が際立ちますよ。
豊富なカラーバリエーションで似合う色が見つかります。個包装になっているので、携帯にも便利です。裏表の間違いを防げる工夫もされています。
マスクとネイルのトータルコーディネート!
マスクの機能や性能も大事ですが、毎日必ずつけるようになった現在では、顔の半分を占めるマスクの色や柄の選び方次第で印象がだいぶ違ってきます。それを活かし、その日の気分でトータルコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか!いくつかコーディネートをご紹介していくので参考にしてみてください。
出典:https://wear.jp/doudouhanae/18092524/
トレンドのオールベージュコーデに合わせてマスクもベージュにし、よりカラーレスなヌーディ感がでています。ネイルには黄味がかったゴールドのワンカラーで同系色のコーデにスパイスが加わり、こだわりのあるトータルコーディネートの完成です。
出典:https://wear.jp/fujiao69/17289007/
ショートパンツとマスクに同じ布を使用することでラフな感じに統一感が出ます。ポップな雰囲気に合わせて、ネイルはショートネイルに赤みピンクと白のミックス使いで、かわいい休日スタイルのトータルコーディネートの完成です。
このように、マスクも帽子のようなオシャレアイテムの一つと考えていくと、コーディネートの幅が広がります。例えば手持ちのアイテムが少なくコーディネートに悩んだ時などは、ネイルの色とマスクの色、ネイルの色とピアスの色など、どこかをネイルと同じ色にするだけで全体に統一感を出すことができます。マニキュアなら安くて簡単に手に入るので、困った時の裏技として取り入れてみて下さい!
印象アップのマスクの選び方
ファッションの一部というより、自分に似合う印象の良くなるマスクを選びたい!という方もたくさんいますよね。皆さんの中には、自分のパーソナルカラーを元にしてカラーマスクを選んでいる人も多いのではないでしょうか。パーソナルカラーとは肌や髪、瞳や唇の色を活かして、その人の魅力をより引き立たせるカラーを指します。メイクの時によく耳にする肌のイエローベースやブルーベースも、パーソナルカラー診断から来ています。それならばパーソナルカラーを元にマスクの色を選んでいけば良さそうですが、残念ながらマスクの場合はそうはいきません。前半でお伝えした通り、マスクは顔の半分が覆われ目元しか見えません。つまり、マスクの色がそのままご自身の「顔色」になると思って下さい。例えばパーソナルカラーでブルー系が似合うからといって、マスクもブルーやパープルにしてみると、顔全体が青ざめたようになり健康的に見えません。また黄色系もマスクとして取り入れると、顔が土色っぽくなりくすんで見えたりします。そして人気のグレーカラーのマスクも、血色が悪く見えるため地味で疲れた印象になります。つまりマスクに暗い色やくすみの強いカラーを使えば、 顔色が悪くなってしまいます。ですからマスクの色を選ぶ時は、できるだけ明るい色を選ぶようにすると顔も明るい印象になり、好感度がアップします。誰でもキレイに見えるマスクの色は白です。白にはレフ版効果もあり目元を明るく見せてくれる万能色です。他には血色が良く健康的に見える薄いピンク系、またはブルー系でもライトブルーなど薄い色はおすすめです。マスクで印象を良くして、健康的で明るいイメージを目指す場合は、似合う色にはこだわらず、明るく薄い色を選ぶようにしましょう!
マスクの選び方まとめ
私達の生活に必須となったマスクは、今では選びきれない程の種類があります。肌に優しい保湿効果のあるシルクでマスクを手作りしてみたり、使い捨てマスクを気軽に使ってみたりと、選択肢はたくさんありますよね。その時々の用途や状況、気分に合わせて楽しみながらマスク生活を過ごしていきましょう!
マスクで声が聞こえにくい!を防ぐには?
ネイリストは、ジェルや爪を削った時にでる削りカス(ダストと言います)を吸わないために、マスクを着用しています。また、お客さんと近い距離で施術するので、口臭や、喋るときのツバがかからないようにといったエチケット面も含まれています。しかしマスクをすると、声が聞き取りにくくなり、聞き返すことが多くなりますよね。これは、普段喋っている時は声だけでなく、口元の動きも含めて言葉を認識しているからです。マスクを付けていると聞き取りにくいのは、上記の2つの要素が重なっているので仕方がないことと言えます。
●マスクをつけていても聞こえやすい喋り方
マスクをつけていても、相手が聞き取りやすくなる喋り方があります。それは「口と舌をしっかりと動かして喋る」です。非常に簡単なことですが、常に口と舌をしっかり動かして喋っている人は意外にも少ないのです。意識して動かすだけでも、聞こえが良くなることは確実なので、ぜひマスクをつけながら試してみてください。また、マスクをつけていると低い声より高い声の方が通らなくなるそうです。普段よりも少しだけ声を低く出すようにしてみると、聞き取りやすい発声になるかもしれません。
女性の声は高い方が魅力的?
アラフォー女性へのアンケート調査では、44%の人が20代と比べて声が老けたと感じています。声の老化は、既に40歳頃から始まっているのです。老化を感じる理由としては、「高い声が出にくくなった」が51.5%とトップで、次いで「声が低くなった」が40.9%、「滑舌が悪くなった」が31.8%。やはり女性の声は、歳とともに低くなるのは否めないようです。
また、年代別の女性からの電話を男性に受けてもらうという街頭実験では、男性の7割が、女性の声は高い方を好むという結果がでています。被験者の男性が「高い声=若い」と無意識に感じたかどうかは分かりませんが、やはり女性の高い声に惹かれる男性は多いようですね。魅力的な女性を目指すなら、老け声は避けたいものです。
音を作る器官「声帯」とは
喉の奥にある左右対称の1対の筋肉のヒダが声帯です。声帯の長さは女性が1.1~1.5cm、男性が1.7~2.1cm、表面はヒアルロン酸や粘膜で覆われています。声帯は息を吸う時は開き、声を出す時は声帯の筋肉が緊張してヒダを閉じ、表面の粘膜が振動して音を出します。声帯の筋肉は5種類あり、それぞれが伸び縮みすることで、声のトーンや声量など声の質を調整する役割を果たしているのです。加齢によって声帯筋が萎縮して硬くなると、声帯がよく伸びず高い声が出にくくなり、声のハリもなくなります。また表面の粘膜も荒れて、声のツヤが失われてしゃがれてくるのです。声の変化は普段あまり意識しないものですが、歳とともに、男性の場合は徐々に高くなり、反対に女性は低くなる傾向があるそうです。
声帯が老化する原因
声帯は以下のような原因で老化していきます。
・声帯の筋力の低下
体の他の筋肉と同様、声帯の筋肉も加齢はもちろん、会話のない生活などであまり使われないと衰えていきます。
・女性ホルモンの減少
男性の声が低いのは、女性と比べて声帯筋が太いから。女性ホルモンが減少すると女性も声帯筋が太くなり、またむくむなどして声が低くなっていきます。
・ヒアルロン酸の不足
声帯の筋肉と表面の粘膜の間にはやヒアルロン酸があって、声帯の潤いと柔軟性を維持しています。加齢などでヒアルロン酸が減少すると、声帯筋の伸び縮みや粘膜の振動がうまく行われなくなります。
・生活習慣
タバコは粘膜に炎症を起こすので、声帯が腫れ声をかすれさせます。また口呼吸は常に声帯を乾燥に晒し、炎症を起こしやすくして老化を促進します。
声帯を鍛えるには
筋肉は使わないと衰えますが、幾つになっても鍛えることができます。それは声帯の筋肉も同じ。下記のことを心がけるだけで、声帯を鍛えることができます。
・積極的に会話する
・歌を歌う
・声を出して本を読む
もちろん酷使しすぎは逆効果ですので、ほどほどに。
もう一つ大事なのは「喉の保湿」です。マスクや加湿器、うがいのほか、起床時や寝る前に吸入器で直接声帯を潤すと効果的です。また、声が出しにくくなったり滑舌が悪くなるのは、喉周辺の外側の筋肉が凝ることも原因です。顎や首周りの筋肉を優しく「マッサージ」してほぐしてあげましょう。因みに、酒焼けというしゃがれ声がありますが、お酒は気道を通らず食道に入るので、本来は声帯には影響しないのです。しかし飲みながらしゃべったり歌ったりすることで、一部が声帯に流れ込むこともあるそうです。ですからお酒は適量を心がけ、タバコを吸う人はもちろん「禁煙」ですね。
声の聞き取りにくさを防ぐまとめ
見た目が若い人ほど、声の老化は要注意。一見すごく若く見えるものの、口を開いた途端に「え?この人意外に歳なのね」と、相手に強いマイナス印象を与えやすいからです。逆に顔立ちは目立たなくても、話しているうちに魅力が輝きだす女性もいますね。そんな女性は例外なくハリのある美しい声をもち、心地よい話し方をしています。目指せ、声美人!そして、肌も声も心も若い日々を謳歌しましょう。