アカデミー賞の授賞式が近づいていますね!アカデミー賞を受賞した人に送られる「オスカー像」というゴールドに輝くトロフィーは、映像や画像で一度は見たことがあるのではないでしょうか!しかしこの「オスカー」という名前は正式名称ではないということはご存知ですか?ではいったいどんなものが由来になっているのでしょうか?今回の記事では、アカデミー賞の歴史やアカデミー賞に関するエピソード、オスカー像の由来、そしてハリウッド女優のネイルはどんなデザインがトレンドなのかをご紹介します。さらに、マニキュアの歴史も紐解いていきますよ。
アカデミー賞は歴史ある映画の祭典
アカデミー賞はアメリカの特定地域で上映された映画を対象にした映画賞で、前年度上映された作品が翌年のノミネート対象になっています。その歴史は古く、初回のアカデミー賞はなんと1929年です。ベネチア国際映画祭や、ベルリン国際映画祭など、著名な国際映画祭はいくつもありますが、それらの映画祭や映画賞よりも、アカデミー賞は歴史が古いのです。
●アカデミー賞を見ている人の数と経済効果がすごい!
アカデミー賞は毎年2月~3月の間に発表されます。授賞式はアメリカの放送局で生中継され、全米だけでも3000万人以上の視聴者数があると言われています。そして中継は海外でも放送されており、もちろん日本でも見ることができます!このように全世界から注目されるアカデミー賞ですが、賞金授与などはありません。しかしアカデミー賞にノミネートされたり受賞すると、作品はもちろん、俳優や監督だけでなくスタッフや制作会社も世界中から注目されます。結果的に出演オファーが急増したり、印税が増えたり、制作依頼が増えたりと、かなりの経済効果が生まれているのです。
●映画の街・ハリウッドではアカデミー賞を身近に感じられる!
映画の聖地であるハリウッドでは、アカデミー賞授賞式の会場であるドルビー・シアターがあります。授賞式当日は、会場周辺の公道にレッドカーペットが敷かれ、ハリウッドスターや世界中のセレブ、映画関係者が華々しく歩きます。一般客がドルビー・シアターで授賞式を見ることはできませんが、レッドカーペットを通る著名人を見ることはできるようです!またハリウッド周辺ではアカデミー賞にちなんで、オスカー像のレプリカや、オスカー像を模したお菓子など、様々な映画おみやげを買うこともできます。アカデミー賞は、映画の街ハリウッドに行けばさらに身近に感じられるかも♡
アカデミー賞の象徴、オスカー像
アカデミー賞では賞金は授与されませんが、「オスカー像」というトロフィーが授与されます。オスカー像は軍隊の騎士がモチーフとなっており、合金製で金メッキが施されている、きらびやかな像です。このトロフィーをもらうことは、映画界の名誉と言っても過言では有りません。
●オスカー像は正式名称ではない!?
実は「オスカー像」という名前は通称で、本当の名前は「Academy Award of Merit」と言います。しかし授賞式でも、世間的にも正式名称で呼ばれることはまずありません。ではなぜオスカー像と呼ばれるようになったのでしょうか?由来には、以下のような説があります。
・由来①オスカーおじさんに似ている?
像が完成し届いた時に、アカデミー賞事務局の女性が「オスカーおじさんにそっくり」と言ったことが由来とされている説です。
・由来②ジャーナリストが名付け親?
アカデミー賞授賞式に関わってたジャーナリストが、像を「オスカー」という名前で呼びはじめ、広まったという説です。
・由来③受賞スピーチでの叫び?
とある女優がアカデミー賞を受賞した際に、授賞式のスピーチで「オスカー、やったわよ!」と、夫の名であるオスカーを叫んだことが由来とされている説です。
どの説も記録に残っていないため、真相は未だに不明ですが、もっとも有力なのは①の説と言われています。
ハリウッド女優のネイルのトレンドは?
ハリウッドで活躍する女優はどんなネイルをしているかご存知ですか?実はアメリカは日本のようにアートやパーツを乗せた様々なデザインのネイルをする人が少ないのです。そのためワンカラーやフレンチネイルなどシンプルなネイルをしている女優がほとんどです。以下でさらに紹介しますね♪
●王道ワンカラーはヘルシーカラーが人気
ネイルの王道デザインであるワンカラーはハリウッド女優の間でも非常に人気があるようです!ヘルシーカラーで肌なじみのいいピンクや、ヌーディーなベージュは日本と同じ様に支持されています。またオレンジもかわいらしい手元になるカラーとして注目されています。そしてヘルシカラーだけはなく、蛍光グリーンやイエローなど、激しいカラーで目立つネイルをしている個性派な女優もいます♪
●どんな役でもこなせる、フレンチネイルも人気
ワンカラーと同じく、ネイルの王道デザインであるフレンチネイルも人気です。フレンチネイルは名前の通りフランスが発祥かと思いきや、実はアメリカ発祥のデザインなのです。フランスの女性は爪に色を塗るよりも、何も塗っていないかのようなナチュラルな爪の方が美しいと考えている人が多いです。そんなフランス人女性の風習にも合うように、自爪のようなデザインを作ったのがアメリカ人のネイリストだったそうです!白のフレンチネイルはまるで自爪のようなすっきりとしたデザインなので、どんな役どころでも邪魔をせず、きれいな手元を演出できます♪
海外ではロングネイルが人気!
日本ではショートネイルの人気が根強く、逆に爪が長いと「家事をできなそう」「派手」と少しマイナスイメージを持つ方もいます。しかし、アメリカを含む海外で人気のネイルは、ロングネイルやアクリルなどで長さ出ししたデザインです。ハリウッド女優だけでなく、有名ミュージシャンや海外の女性YouTuberもロングネイルをしている方が多いです。長さ出し(スカルプチュア)はアクリルのほかに、ジェルチップを使った時短で付けられる長さ出しも広く取り入れられています。
デザインではベイビーブーマーやワンカラーが人気です。ベイビーブーマーとは、ピンクベージュ系のベースカラーにホワイトのグラデーションを重ねるネイルデザインのことです。フレンチネイルのグラデーションバージョンのようなイメージです。ピンクベージュは肌馴染みが良いので手や爪が綺麗に見えます。もともとベイビーブーマーはアクリルスカルプチュアで代表的なデザインですが、日本ではジェルネイルのデザインとして取り入れているサロンがありますよ。
ワンカラーは、先程も上げたヘルシーカラーや蛍光カラーのほかに、ラメ入りのカラーを全面塗りする華やかなデザインも人気。日本で多くのデザインにアクセントとして使われているマグネットジェルやオーロラネイルは、海外だと全面塗りで両手全部といった使われ方が主流です。また、アメリカのネイルサロンはジェルネイルだけでなく、マニキュアも取り扱っていることが多いです。リーズナブルな価格でスピーディーにできるマニキュアは手軽なのかもしれませんね。
意外と知らないマニキュアの歴史
マニキュアの語源はラテン語の「マヌス」と「キュア」が元になっています。マヌスは手、キュアは手入れという意味なので、マニキュアとは「手のお手入れ」を意味しています。日本でマニキュアと呼ばれているものは「ポリッシュ」「ネイルカラー」と呼ばれます。日本でいうネイルケアということになります。ネイル自体は古代エジプトから爪への装飾があったとされ、真紅の爪は高い階級であることを示していたようです。現在も流通しているようなマニキュアが生まれたのは1920年代でアメリカが発明しました。なんと、自動車を塗装するためのラッカーを応用したのです。前半でご紹介した初回のアカデミー賞は1929年なので、もしかしたら祭典に出席している来賓の中にはネイルをしている人もいたかもしれませんよね!このような背景もあって、アメリカでは現在もマニキュア人気が続いている可能性がありますね。
ちなみに、「ネイリスト」という言葉は日本発祥で海外では「マニキュアリスト」というのが一般的です。日本のネイルアートは海外でも高く評価されており、日本でネイルスクールに通うために中国や韓国から留学する人も。特に最近はインスタグラムなどのSNSを通じて様々な国の人がネイルデザインを見ることができるため、日本で生まれたアートが日本以外でもトレンドになることがあります。
アカデミー賞に注目!ハリウッド女優のネイルもチェックしてみて
実はアメリカでも最近は日本のネイルのように、アートやパーツの施されたネイルをしている人が増えています!アカデミー賞では、上記で紹介したワンカラーやフレンチネイル以外のデザインをしている女優もいるかもしれません!授賞式の映像では、ハリウッド女優のネイルにも注目してみてくださいね♡