ネイルサロンはネイリストと対面の状態で1時間~2時間程度過ごします。初めて行くネイルサロンや、担当するネイリストが普段と違うと緊張するという方は多いです。しかもハンドネイルは片方の手が常に自由に使えないので、施術中の時間を持て余してしまう人もいるようです。今回の記事では、ネイルサロンでの施術中の過ごし方についてお話していきます。また、施術中の自分の行動でネイリストを困らせたり、変に思われたりしていないかと気になる方もいるのではないでしょうか。ネイルサロン初心者さんやサロンに行くと緊張してしまう人向けに、ネイル中のNG行動や、遅刻しそうな時の対処なども合わせてご紹介します。さらに、ネイルサロンに到着してから、施術~退店するまでの大体の流れもお話していきますので参考にしてみてください。行ってみたい気持ちがあっても、流れがわからないと不安になるものです。とはいえ、ネイルサロンもネイリストも怖いものではないので、なんとなくでも流れを掴んで一歩踏み出す力になれば幸いです。
ネイルサロンでの過ごし方は?
ネイルサロンでの施術中、何をして過ごしていますか?美容室では、両手が使えるので置いてある雑誌を読んだりスマホを使ったりできます。しかし、ネイル中は常に片手が塞がった状態になるので、時間を持て余してしまうという方もいるのではないでしょうか。ネイルサロンでの施術中のおすすめの過ごし方は以下の通りです。
・映画など動画を楽しむ
お客様の席からテレビやスクリーンを見えるように設置したサロンが増えています。ネットフリックスやアマゾンプライムなどに加入しており、映画やドラマを見られることも多いです。1席のプライベートネイルサロンや、お客様が他にいない時間帯であれば、好きなタイトルをかけることができます。気軽にネイリストに言ってみてくださいね。ショッピングモール内のサロンや時短がウリのサロンは、お客様の入れ替わりも多いので、テレビなど設置しないことが多いです。リラックスしてゆったりとした時間を過ごしたい方は、プライベートネイルサロンや個室で施術が受けられるサロンに行ってみると良いですよ。
・ネイリストとのおしゃべり
ネイリストとのおしゃべりに花を咲かせるのもおすすめの過ごし方です。仕事の愚痴や人間関係の悩み、推し活の話など、様々なお話をされる方がいらっしゃいます。初対面だと何を話せばいいのかわからない……という場合は、やりたいデザインや好みのテイストについて伝えてみてください。ネイリスト側もお客様のことを知ることができるので有り難いです。また、ジェルが取れやすい、爪が薄くなっているといった爪に関する悩みを相談すると、施術で注意したり対処法を教えてくれたりします。秋から冬にかけては手の乾燥する時期なので、おすすめのハンドクリームなどの情報も知ることができるかもしれません。逆に、静かに過ごしたい場合は入店時に記入するお客様カルテなどに一言書いておくと、必要最低限の会話でゆっくりと過ごせます。
●フットネイル中は?
フットネイルの施術時は、手が使えるので席の状況によりますが、かなり自由に過ごせます。スマホを使用している人が多いです。リクライニングチェアでゆったりと座れる場合は寝てしまう方もいらっしゃいます。また、椅子の脇にテープルが設置されている場合は、スタッフにひと声かけて許可を取ればパソコンを使ってメールの返信といった仕事をしていても問題ありません。
ネイル中に寝るのは大丈夫?
ネイルの施術中、眠くなってしまうけれど寝ないように必死に耐えているという話をお客様から聞くことがあります。指先を触られていると血流が良くなることもあり、眠くなる人は多いようです。硬化のために手をライトへ入れる時に、指先をぶつけないよう注意をしていただければ、寝てしまってもそれほど問題はありません。カラージェルの色味や、パーツの位置の確認のためにネイリストが声をかけることがあるので、その際はよく見て回答するようにしましょう。また、寝てしまうと脱力してアームレストから手が落ちていってしまう方がいらっしゃいます。こうなるとネイリストが手を引き戻さなければいけないので、手はしっかりと前に出した状態にしてくださいね。
施術中のNG事項はこれ!
ネイル中にされるとネイリストが実は困ってしまう行動についてご紹介します。仕上がりに影響が出やすいものなので、これまでやっていたなと思い当たる行動があれば、今後気をつけていただけると好印象になること請け合いです。
・ジェルを塗り始めてからお手洗いに行く
生理現象なので無理をして我慢することはないのですが、できればジェルを塗り始める前までにお手洗いを済ませておいてください。ジェルはトップジェルを塗るまで、未硬化ジェルと呼ばれるライトで硬化されないジェルが表面に残りベタベタとしてしまいます。このジェルを綺麗に拭き取ってからでないと、服にベタつきが付いてしまうことになります。また、ダストが付いてしまうこともあるため、できるだけ塗り始めたらお手洗いには行かないほうが有り難いです。
・髪や服に触る
前述した通り、施術途中の爪に未硬化ジェルが付いています。ダストが付着しやすく、さらにジェルは油分と水分が付くと弾くことがあり、色ムラや凹凸になりやすいです。冬の時期はひざ掛けを使えることもありますが、掛け直そうとして触ると毛が付いてしまうのでそんな時はネイリストに声をかけるほうが良いでしょう。さらに、硬化していない状態のジェルが皮膚に付くとジェルアレルギーを引き起こしてしまうことがあります。そのため、髪の毛や服には触らないようにしてください。
・ライトに入れるときに指先をぶつける
ライトに入れるときにライトの入り口や壁に指をぶつけてしまうのは、ネイルサロンに通う人なら1度はやってしまうことです。ネイリストでもぶつけてしまうことがあるくらい「あるある」なことです。ぶつけるとカラージェルが寄れたりパーツが動いたりしてしまうので、ライトに指を入れる時は細心の注意を払うようにしましょう。ぶつけてしまった場合は、すぐにネイリストに言えば確認して修正してくれるので焦りすぎなくて大丈夫です!
・パーツの位置や仕上がり確認で遠慮する
ネイリストから「爪の長さと形はよろしいですか」「パーツの位置を確認してください」「表面や爪先にベタつきや引っ掛かりないですか」と聞かれることがありますよね。この時にもし気になる点があれば遠慮せずに「もう少し短くしてほしい」「爪の先端がザラザラしている」などと伝えてください。気になったままにしておくと結局仕上がりに納得できず、お直ししたり、すぐに付け替えたりしたくなる人も多いです。しっかり確認して要望がある時は伝えましょう。
●予約の時間に遅れてしまう時は……
「夕方に予約していたら仕事が長引いてしまった」「休日で混んでいて遅れそう」など、事前に予約していると、不測の事態で遅れてしまうことはあります。また、体調不良などで当日にキャンセルしたい場合もですが、必ずネイルサロンに電話で連絡をしてください。無断での遅刻・キャンセルは心配になりますし、他のお客様のご予約に影響が出ることもあります。遅刻の場合、大体10分以内であれば予約時のメニューをすることができます。15分以上の遅れやその日の予約状況によっては、メニューを変更しなければならないこともあるので注意しましょう。
他にも、ネイル後に予定があるため、決まった時間までにはサロンを出なければならいないということもありますよね。事前にわかっている時はネット予約の備考欄に入力しておくと親切です。施術途中で「何時までに終わらせてほしい」と言われても、アート内容によっては難しいこともあります。急いで施術したために、パーツが取れやすかったり仕上がりが悪かったりすると、せっかくのネイルをしても気分が上がらなくなってしまいます。このような事態を防ぐために、メニューで施術時間の目安を確認してから予約することも大切です。
ネイルサロン入店から退店までの流れ
サロンによって違いはありますが、ネイルサロンに入店してから退店するまでの大まかな流れを注意点に触れながらご紹介します。ネイルサロンに初めて行く方の参考や、慣れている方の疑問の解消になれば幸いです!
①予約する
まずはホットペッパービューティーなどの予約サイトで、メニューを予約します。オフがある場合はオフメニューを追加で選択することが多いです。選択しないと時間が足りなくなってしまうので注意しましょう。通信欄にはオフの本数やリペアしてほしい指があることなどを記入しておきます。つけ放題メニューで持ち込みデザインをする場合は、事前にメールやインスタグラムのDMで参考画像を送るように依頼されるので忘れずに送りましょう。
②来店
予約時間の5分~10分前に到着するのがベストです。予約の時間と名前で確認します。席の準備ができてれば、すぐに席に通されます。「お手洗い大丈夫ですか」と聞かれることが多いので、少しでも心配な場合は行っておくと安心です。初回の場合は、待合室か席に座ったところでお客様カルテを記入します。要望が書き込める欄があれば、好みのテイストやサロンでどう過ごしたいのかを一言書いておくといいでしょう。他にも「マシンオフが熱く感じやすい」「ジェルの持ちが悪いことがある」と伝えたい事があれば、書いておくとネイリストも施術の時に注意できます。プライベートネイルサロンでは、待合室がないこともあるので、早く着きすぎるのも待つ場所がなく困ることがあるので注意が必要です。
③オフとケア、デザインの決定
予約の内容で、席に置いてあるものが違います。アートなしのワンカラーならカラーチャートだけが置いてあります。定額メニューであればデザインサンプルも用意されています。まずはオフとケアがあるので、その間にデザインとカラーを決めます。カラーとデザインは遅くてもベースジェルが塗り終わるまでに決めるようにしてください。トレンドや人気カラー、似合う色などをネイリストに相談しながら決めるのもおすすめです。2~3色で迷う場合は試し塗り可能な事があるので聞いてみましょう。
④アート・仕上がりの確認
アートをする場合、パーツやイラストの位置や上下左右の向きなどを細かく確認しながら進めます。ジェルは硬化すると修正が難しいので、チェックして気に入らない点や納得がいかない部分がある時は遠慮せず言って大丈夫です。また、グラデーションやフレンチラインの深さに、自分の好みやこだわりがある場合はきちんと伝えましょう。トップジェルを塗って表面の拭き取りが終わった後に、最後の確認をするように言われます。先端や表面を触ったり見たりして、ベタつきや引っ掛かりがないかを確認してください。パーツが引っ掛かりそうならトップジェルを重ねたり、ベタつきがある時は再度拭いたりと、ネイリストが対応します。
⑤お会計・退店
席でのお会計か、フロントでのお会計かはサロンによって異なります。定額メニューで予約していても、アート追加やリペアを行った場合には料金が加算されるので、お会計の説明があります。支払いを済ませたら、ネイリストが出口までご案内します。
ネイルはご褒美タイム!自分の時間を過ごそう
いかがでしたか?今回の記事では、ネイル中の過ごし方についてお話してきました。ネイルの施術中は、テレビや映画を楽しんだり、ネイリストとおしゃべりしたりするのがおすすめです。また、ネイリストが実は困っているNG事項についてもご紹介しました。施術中に髪や服に触るのは、仕上がりへの影響や、ジェルアレルギーを引き起こす原因になりかねないので注意してください。ネイルは月に1度の自分へのご褒美という方も多いと思うので、気持ちよく過ごして綺麗なネイルを楽しみましょう!