7月ともなると毎日暑くて大変ですよね。でも夏は楽しいイベントが盛りだくさん!夏休みの旅行、花火や夏祭りなど楽しみがいっぱいです。そしてそんなイベントに欠かせない、夏だけの特別なオシャレといえばなんといっても「浴衣」ではないでしょうか。普段着の時とは全く違う自分の姿に気分も上がります。日本ならではのファッション文化である浴衣は、着物よりも気軽に着ることができるので外国人にとても人気があります。しかし現在では、日本人の中にも浴衣を着たことのない人が多いのです。そのため昔は普段着だった浴衣も、現代では特別な雰囲気があります。夏のイベントで浴衣を着ている子を見ると、特別感があり素敵でかわいいと感じますよね。浴衣姿は普段とはあまりにも違う格好なので、着てみたいけど何だか気恥ずかしいかもしれません。でも今年は勇気を出して浴衣にチャレンジして見ませんか?待ち合わせ場所に突然あなたが浴衣で現れたら、彼もお友達もみんな喜んでくれること間違いなしです!さらに浴衣を着るなら下駄を履くので、せっかくならフットネイルも浴衣に合わせ、指先までかわいい完璧なコーデを目指してみませんか?今回は、浴衣とネイルのトータルコーデを意識した、おすすめフットネイルデザインやカラーをご紹介します。また、浴衣を用意してネイルが完璧でも着付けがイマイチでは元も子もありません。見よう見まねで浴衣を着ることはできても、着付けには目に見えないポイントがあります。肝心なポイントが押さえられていないと着崩れてしまい、ヨレヨレで見るも無惨な姿になりかねません。そこで今回は、誰も教えてくれない浴衣を着る時に必要な、押さえておきたいポイントも一緒にご紹介します。
浴衣&フットネイルの色の合わせ方
夏祭りや花火など、今年は少し勇気を出して浴衣にチャレンジして見ませんか?やっぱり浴衣には素足に下駄がかわいいですよね!かわいいフットネイルにカランコロンと普段とは違う装いで下駄を履けばテンションも上がり、より楽しい気分になりますね!ここでは、浴衣とフットネイルのトータルコーデを楽しむために、おすすめのフットネイルデザインやセルフでのやり方をご紹介します。
●浴衣に合うフットネイル
・古典的な落ち着いた雰囲気の浴衣におすすめのカラー
古典風な浴衣の時におすすめのフットネイルのカラーは、ネイビーやホワイト、赤や朱赤、イエローなどです。古典的な浴衣にはこれらの色が使われていることが多く、相性がとても良いです。紺×白のようなシンプル系の浴衣は落ち着いた雰囲気で大人っぽくおしとやかな印象です。大人の魅力が出て素敵ですが、人によってはおとなしく地味な印象になりすぎることも。その場合、フットネイルに赤や朱赤を使うことでおとなしい印象が一変、モダンなイメージになります。もちろん同系色で揃えるものシックで素敵ですが、物足りないと感じる時は赤系の色を使うと、浴衣の持つイメージを崩すことなく、パッと明るくすることができます。
・現代的で華やかな雰囲気の浴衣におすすめのカラー
白地やピンク地などに華やかな洋花が描いてあるような浴衣の場合、おすすめのカラーは浴衣の中で使われている色です。最近の浴衣は古典的でシンプルな浴衣と比べ華やかでカラフルなものが多いです。フットネイルに共通の色をもってくることで全体にさり気なく統一感が生まれ、計算されたオシャレな印象になります。派手好きなら浴衣に入っている色を複数色使って、指ごとにカラーを変えてフットネイルにするのもかわいいです。
何色使っても、どんな色でも、メインとなる浴衣に使われているカラーの中からネイルの色を選べば、浴衣のイメージを損なうことなくフットネイルとのトータルコーデを楽しむことができます。
・帯の色に合わせる
浴衣を着る時に帯は必須ですよね。一見、浴衣の色や柄に注目しがちですが和装は帯があるからこそ素敵なのです。帯が赤なら赤のフットネイルを、紫なら紫色のフットネイルをといった具合に、シンプルに帯と同じ色をそのまま使うのがおすすめです。
●色選びで注意すること
和服である浴衣の場合くすみがかった日本的な色を好んで使っている浴衣が多く、例えばイエローであれば少しくすんだ「からし色」や「やまぶきいろ」などです。このようなくすみカラーをフットに使うのは注意が必要です。ビタミンカラーのように鮮やかなイエローは健康的でかわいい仕上がりになりますが、からし色をフットネイルに使うと足は黄ばんで不健康そうに見える可能性があります。きれいな水色は問題なくても、くすみの入ったグレーがかった水色はハンドであれば手に馴染み肌をきれいに見せますが、フットでは血行不良で肌の色が悪いように見えたりします。フットネイルのカラーを選ぶ時はくすみ系カラーに気をつけましょう。フットネイルにくすみ系カラーを使うときは必ず試し塗りをして、色の出方や肌の見え方をチェックするようにしてください。
浴衣の時のフットネイルに悩んだ時は、色を意識したコーディネイトがかわいく、そして安心です。色合わせならマニキュアでも簡単に楽しめるので普段フットネイルをしていない人も、せっかくの浴衣姿には足の先までおしゃれを意識して楽しみましょう!
セルフにおすすめ!浴衣のフットネイルデザイン
浴衣にネイルで足までかわいくするなら、せっかくだからアートがしたい!以下では、そんな方のためにおすすめの、セルフでできる浴衣に合うフットネイルデザインとそのやり方をご紹介します。今回は誰でも簡単にできるよう、マニキュアを使ったやり方をお伝えします。
●はじめに
マニキュアを塗る時は足を清潔にし、しっかりと爪表面の油分除去を行います。そして、最初に必ずベースコートを塗り、最後はトップコートを塗って仕上げるようにしてください。
ベースコートを塗らずにいきなりカラーを塗っている方は意外と多く、カラーの色が爪に色素沈着して黄ばんでしまっていることがあります。特にフットネイルの場合、一度塗ると長い期間つけっぱなしになるのでより爪は黄ばみやすくなります。トップコートですが、仕上がりのツヤ感とマニキュアを剥げにくくさせる役割があります。トップコートを塗らないで下駄で外を歩いていたら、一日で爪先部分が剥げてしまうでしょう。
せっかくのネイルをできるだけ長くきれいに保つためにも、トップコートもしっかりと塗るようにしましょう!
●花火ネイル
- 用意するネイルカラー:ネイビー、コールド、シルバー
- アート用の筆(ゴールド・シルバーがライナー用のマニキュアの場合は不要)
- 爪の形を整えて甘皮を処理したら、エタノールでしっかりと爪の油分除去をする。
- ベースコートを塗ったら、ネイビーを全ての指に塗り、乾かす。(2度塗りする)
- アート筆にゴールドのマニキュアを取り、親指の爪先から根本に向かって写真のような「しだれ花火」をイメージしてシュッシュッと先を描いていく。ゴールドがかすれてきたら、それはそれで花火らしい味となります。お好みでゴールドの濃さや線の細さは調整していきます。
- ③をアートしたい他の爪にもやっていく。
- ゴールドが乾いたら、シルバーを使って同じようにしだれ花火を描いていく。このとき、先に描いたゴールドのしだれ花火にシルバーの花火を重ねて描いて行きましょう!奥行き感が出て立体的な仕上がりになります。
- 花火の数や位置は、お好みでどうぞ!
- 最後にトップコートをたっぷりと塗って、終了。
このアートはしだれ花火形のゴールドとシルバーのマニキュアを、ニュアンス的に描いていくだけで簡単に繊細で美しいアートに仕上がるのでおすすめです。難しく考えずにチャレンジしてみてください。慣れてきたら色を使ったカラフルな花火ネイルにチャレンジしてみも楽しいです。イメージ以上の仕上がりに満足できると思いますよ!
・おすすめのアートポリッシュ
NAIL HOLIC(ネイルホリック) ネイルホリック アートシリーズは、マニキュアの筆が細いアート筆になっているので、そのまま繊細なラインを描くことができます。持っておくとアートの幅が広がります。
●ヨーヨーネイル
- 用意するネイルカラー:好きな色2~3色+白
- アート用の筆
- 爪楊枝
カラフルなヨーヨーをイメージさせるような、イエロー・ピンク・水色などがおすすめです。
- 爪の形を整えて甘皮を処理したら、エタノールでしっかりと爪の油分除去をする。
- ベースコートを塗り、乾いたら用意したカラーを使ってランダムなワンカラーを塗る。
- それぞれのベースカラーを2度塗り。カラーが乾く前に他の色で爪先の1/3辺りまで、縞模様をつけていく。
※アート筆にカラーをつけたら、筆先が爪の左右を筆が往復するように、シュッシュッと動かすと、ランダムな細いラインが描けます。色がかすれたり、色溜まりができたりしますが、それがヨーヨーっぽくてかわいいです。色々なカラーでラインを重ねて描いていきましょう。どの指にも必ず「白」を入れるようにすると、全体にまとまり感がでます。乾燥して固まってくると、動きのある線が描きにくくなるので、そういう時は一度ベースコートを塗って動きが出やすくします。 - ラインに沿ってドットをつけていく。爪楊枝の頭の方に好きなカラーをつけて、縞模様に沿ってチョンチョンと触るとドットができます。
- 最後にトップコートをたっぷりと塗って、終了。
ワンカラーに塗ったら、フリーハンドで適当に縞模様をつけてドットを乗せれば、簡単にヨーヨーのようなレトロかわいいフットネイルを楽しむことができますよ!
・おすすめのアート筆
カラーを複数色使うアートの時は、使い捨てのアート筆が便利ですよ。
浴衣を着るときのポイント
お気に入りの浴衣に合わせてフットネイルもかわいくしたのに、着崩れてヨレヨレになってしまっては悲しすぎますよね。一日浴衣を着ていれば崩れてくるのは仕方がありません。しかし、着付けたばかりにも関わらず、すでにヨレヨレになってしまっている人をよく見かけます。昼間からあれでは夜のお祭りや花火まで持ちません。浴衣は言ってしまえば一枚仕立ての綿を羽織って前でクロスさせ帯で止めてあるだけの、とてもシンプルなものです。そのため着崩れてくるとはだけてしまい、だらしなくいやらしい印象になりかねません。また浴衣を着る季節が夏なので汗をたくさんかきます。浴衣が汗を吸ってクタクタになり、体のラインが出やすくなってしまいます。着崩れの激しいほとんどの人に共通しているのは「浴衣に適した下着を着用していない」ということです。わざわざ和装用の下着を用意することはありませんが、それなりの対策が必要です。
●浴衣の下には何を着る?
浴衣を着るにあたり絶対NGなのは、洋服の感覚でブラジャーとパンツの上のうえから直接着ることです。浴衣がダイレクトに汗を吸ってしまうので、汗でビショビショになってしまい、白っぽい浴衣なら下着が透けてしまうことも…。ここでポイントなのは、できるだけ浴衣に汗を吸わせないことです。
・上半身におすすめなのは?
おすすめなのがみんな一着は持っているであろう、ユニクロのエアリズムシリーズの中の半袖タイプです。浴衣にノースリーブのタイプはおすすめしません。肩の汗を浴衣が吸って肌に張り付き、肩まわりの動作性が悪くなることで、着崩れをおこします。また、バストはできるだけ潰し胸周りをスッキリとさせておいたほうが、見映えもよく、着崩れもしにくくなります。普段のブラやパットの入ったものはやめ、変わりにスポーツブラの着用がおすすめです。単発的に浴衣を着る場合は、スポーツブラ&エアリズムで上半身は乗り越えられるでしょう。
・下半身におすすめなのは?
下半身の場合、ショーツのラインを気にする方は多いのでそこは良いのですが、問題は足捌きです。透けないようにペチコートやガードルなどを履いている人もいると思いますが、それでは丈が足りていません。足元はくるぶしまで綿の布を纏っているわけですから、膝下の汗は直接浴衣に触れます。すると足捌きが悪くなり歩きにくくなります。さらに浴衣の裾は足に引っ張られるため、結果着崩れをおこします。浴衣を着る時は、浴衣の裾から見えない程度の膝下まである、夏用のスパッツをはきましょう。
浴衣を着こなして夏を楽しもう
温泉旅館に行けば浴衣を着る機会はあるかもしれません。しかし、夏のイベントにお気に入りの浴衣を着て出かけるワクワク感とはまた違います。今はリーズナブルに浴衣・帯・下駄がセットなったものもたくさん販売されています。今年の夏はいつもと違う自分を楽しんでみてはいかがでしょうか!