ジェルネイルはセルフでも始めやすく、100均やネットショップでも安く購入できますよね。
しかし気軽に購入できるが故に、いざはじめてみたら
「うまく固まらない」
「ベタベタが残る」
「ドロドロのまま」
など、上記のようなお悩みが出てくるようです。
そんなお悩みを解決すべく、この記事ではセルフネイルでジェルネイルが固まらない問題の原因と解決法をご紹介します!
ジェルにベタベタが残って固まらないのはなぜ?
ジェルネイルは簡単に購入できてすぐに始められるのが良いところですが、知識がなくても始められる分、困ることも多いのではないでしょうか?
特にライトで硬化した後でもベタベタが残るのは、初心者だと「なんで?」と思うところです。
実はそのベタベタが残る状態は、場合によっては正常かもしれません!
ベタベタの正体は「未硬化ジェル」
規定時間通りライトに当てたのに、なぜか表面がベタベタしている・・・。
実はその状態はジェルネイルでは正常です!
ジェルネイルはライトで固めた後も、表面に未硬化ジェルという少量の固まり切っていないジェルが残るのです。
ジェルネイルの液は、ライトの光に含まれる紫外線や可視光線に反応して、プラスチックのように固まります。
ですが、ライトに当てても空気にさらされている表面だけは完全に固まりません。
これを未硬化ジェルといい、ベタベタの正体でもあるのです。
実は未硬化ジェルが残ることは、ジェルネイルを塗り重ねる時に好都合!
ジェルはライトで固めてもツルツルの表面には定着しにくく、ベタベタしていたり、ザラザラしている面に塗り重ねなくては剥がれてしまいます。
つまり未硬化ジェルが残っているから、ベースジェルの後にカラージェル、カラージェルの後にトップジェルと塗り重ねてもしっかり密着するのです。
ベタベタが残っているのはジェルやライトの不具合ではないので、安心してくださいね。
ジェルのベタベタをなくす方法とは?
未硬化ジェルのベタベタが残るのは正常ですが、トップジェルを塗って完成!という時には必要ありません。
むしろ未硬化ジェルを残してしまうと表面にゴミがついたり、皮膚に未硬化ジェルがついてしまいます。
仕上げる時は、「ノンワイプトップジェルを使う」もしくは「未硬化ジェルを拭き取る」のどちらかでベタベタをなくしましょう!
1.トップジェルはノンワイプを使う
ノンワイプトップジェルとは、表面に未硬化ジェルが残らないクリアジェルです。
硬化後もベタベタしないので拭き取りの工程が必要なく、透明感も抜群!
つるんとしたガラスのような表面に仕上がります。
ネイリストはもちろん、セルフネイラーの方も使っている人が多いアイテムです。
最近は様々なメーカーから販売されており、プロ用だけでなくプチプラジェル、100均ジェルでも売られているので、一つ持っておくと便利ですよ!
以下では、特におすすめなノンワイプジェルをご紹介しますね♪
PRE GEL キャンジェル ノンヒート
プロのネイリストも愛用者が多く、ジェルネイルの売上ランキングでは常に上位にいるのがプリジェルのキャンジェルシリーズです。
ノンワイプトップといえばこれ!というほど使っている人が多いので、セルフネイラーにもおすすめ。
ノンヒートタイプは、ノンワイプジェルで出やすい硬化熱を抑えた作りになっています。
SEED RESIN ノンワイプ トップジェル
シードレジンのノンワイプトップジェルは、プチプラでありながら安心の日本製が嬉しいジェルです。
ガラスのようにピカピカな光沢が出やすく、そのツヤ感は口コミでも人気を集めています。
ハケ付きのポリッシュボトルタイプなので、ササッと使えるのも嬉しいですね♪
PRESTO ブラッシュオン ノーワイプトップジェル
プレストはネイリストからも人気を集めているネイルブランドです。
こちらのブラッシュオン ノーワイプトップジェルは、硬化熱や硬化したあとの黄ばみを最小限に抑えているのが特徴。
ボトルタイプのハケも高品質で、「使いやすい」「塗りやすい」と口コミで話題です!
irogel 緑ラベル トップコートジェル
セルフネイルで人気のプチプラなジェルを数多く販売しているirogelのノンワイプトップジェルです。
ハケ付きのボトルタイプなので、ノンワイプ用のジェル筆を用意しなくてOK!
透明度が高く、ツルツルの表面を長期間キープできます。
ノンワイプ同士の塗り重ねはNG
拭き取りいらずで仕上がるノンワイプトップジェルですが、「ノンワイプを塗り重ねるのはNG」という点は覚えておきましょう。
ノンワイプということは未硬化ジェルが出ないので、塗り重ねてもツルツルの面に塗っていることになり、剥がれやすくなるのです。
トップジェルを塗り重ねたり、厚みを出したい時は、
- 未硬化ジェルが出るクリアジェルを塗る
- 好みの厚みやフォルムになったらライトで硬化する
- ノンワイプトップジェルを塗る
- ライトで硬化する
上記のように未硬化ジェルが出るクリアジェルを使ってから、ノンワイプトップジェルを塗りましょう。
2.クリーナーやエタノールで拭き取る
ノンワイプトップジェルを使わず、未硬化ジェルが出るトップジェルやクリアジェルを仕上げに使うときは、最後に拭き取りをしましょう。
拭き取りには、以下のいずれかの溶剤と、コットンやネイルワイプを用意します。
- 消毒用エタノール
- ジェルクリーナーや拭き取り剤
- ノンアセトンの除光液
やり方は簡単で、拭き取り剤をコットンやネイルワイプにたっぷり含ませ、ゴシゴシと拭くように未硬化ジェルを拭き取ればOKです!
ただしジェルネイルのメーカーによっては専用の拭き取り剤が必要な場合があります。
拭き取りをする前に、ジェルメーカーの説明書きをしっかり確認しましょう。
ジェルが固まらないのはなぜ?原因と解決法
「硬化すると一部は固まるのに一部はドロドロのまま」
「いくらライトに当てても固まらない」
上記のように未硬化ジェルとは関係なく固まらない時は、以下のような原因が考えられます。
- ジェルに対応していないライトを使っている
- ライトの光が当たっていない
- ライトの電球切れ
- 硬化時間が短い
- ジェルが古くて劣化している
- ジェルの量が多すぎる
- 塗る前の撹拌不足
一つずつ確認していきましょう!
ジェルに対応していないライトを使っている
ジェルネイルはどんなライトでも固まるというわけではありません。
使っているジェルに対応するライトを用意しなくてはならないのです。
ジェルネイル用のライトには「UVライト」「LEDライト」「UV・LED対応ライト」のように、いくつか種類があります。
使っているジェルが「LEDライトのみ対応」だと、「UVライト」ではいくら光を当てても固まらないのです。
近年売られているジェルは、UVライトでもLEDライトでも固まるようになっています。
またジェルネイル用ライトもUV、LEDどちらの光も出るような物が主流です。
しかしライトを長時間当てても固まらないという時は、ジェルとライトが対応しているもの同士かをチェックしたほうが良さそうです。
ライトの光が当たっていない
ジェルに対応したライトを使っていても、爪先から根元まで光が当たっていないとジェルは固まりません。
ネイルサロンで使われているようなプロ向けのドーム型のライトなら、電球がたくさんついているのであらゆる角度から爪に光が当たるようになっています。
しかし、極端に安価なライトはドーム型でも電球の数が少なめになっています。
さらにジェルネイル用ライトはコンパクトタイプや、懐中電灯のようなハンディタイプもありますが、これらは光が当たる部分にムラができやすいのです。
ライトでジェルを固める時は、光が爪全体に当たっているかチェックしましょう。
ドーム型は爪や手を置く位置を確認しつつ照射するのがおすすめです。
また、コンパクトタイプやハンディタイプのライトを使う時は、爪1本ずつ光を当てるのはもちろん、ムラにならないように光が当たる位置を変えてみてください。
ライトの電球切れ
ジェルネイル用のLEDライトは電球の寿命が非常に長く、購入後は半永久的に使えます。
しかし、UVライトはあまり使っていなくても半年~1年くらいで寿命を迎えます。
UVライトの電球は寿命を迎えると、光は付いてもUVの波長が出なくなり、ジェルが固まらなくなってしまうのです。
UVライトは換えの電球が売られています。
ライト本体を使い続けたい時は、半年~1年くらいを目安に電球を変えるようにしましょう。
また、最近のジェルネイル用ライトはLEDライトが主流になっています。
電球の交換が面倒・・という方は、LEDライトへの買い替えも検討してみてはいかがでしょうか。
硬化時間が短い
ジェルネイルは規定の時間より光に当たる時間が短いと固まりません。
例えば、LEDライトで30秒と書いているものに対して10秒程度しか光を当てないと、完全には固まらないのです。
規定時間通りライトの光を当てて固めることを「完全硬化」と言います。
ジェルネイルを固めて完成させていくには、完全硬化が必要です。ライトを当てる時間が規定時間より短くならないようにしましょう。
ちなみに、完全硬化に対して「仮硬化」という言葉もあります。
仮硬化は規定時間の3分の1、もしくは2分の1くらい光に当てて、一旦固めておくという工程です。
パーツを置く時や細かいアートをする時は、この仮硬化を利用するのがおすすめです。
パーツが動いてしまったり、アートの線が伸びて広がったりするのを防げますよ。
ただし、仮硬化だけでは完全に固まらないので、完全硬化することを忘れずに。
ジェルが古くて劣化している
実はジェルネイルには使用期限があります。
メーカーや製造されたタイミングで異なりますが、以下のような目安があるのです。
未開封のジェルネイル→製造日から3年以内に使い切る
開封後のジェルネイル→開封から1年以内に使い切る
期限が切れてしまったからといってすぐに使えなくなるわけではありません。
ですが古くなったジェルは劣化で固まりにくくなったり、色褪せたり、変な臭いがしたりすることもあるので注意が必要です。
ジェルの量が多すぎる
爪に対して使うジェルの量が多すぎると、ライトに当てても固まりにくくなります。
ベースやトップといったクリアジェルはライトの光を通しやすいので、少し多めでも固まりますが、カラージェルは濃い色ほど固まりにくくなるのです。
特にシアー感のないマットな白や黒は要注意。
他の色と同じような量で塗っても、ライトの光が内部まで当たらず、固まりきらない生焼けのような状態になりやすいです。
これは硬化不良といい、マットなボルドーやネイビー、ブラウンでも起こりやすくなっています。
ジェルを多めに塗りたい時は、1度に使う量を多くするのではなく、少なめの量で2~3回に分けて塗って硬化を繰り返すのがおすすめです。
マットなカラージェルをムラなく塗りたい時も同じで、少なめに塗って硬化を繰り返すようにしましょう。
塗る前の撹拌不足
ジェルネイルは塗る前に撹拌するというのを聞いたことがありませんか?
マドラーや爪楊枝などを使って底からかき混ぜることで、成分が全体的に均一になるのです。
特にカラージェルの色素は底に沈殿しやすく、撹拌しないときれいに発色しなかったり、反対に色素が多すぎて固まらないなんてこともあるのです。
ジェルネイルを塗る前には、撹拌を忘れないようにしましょう。
コンテナタイプはマドラーや爪楊枝で気泡を作らないようにゆっくりかき混ぜます。
また、ボトルタイプのジェルネイルは手のひらでゆっくりとコロコロ転がすのがおすすめです。
ちなみに、近年は撹拌不要の便利なジェルネイルも売られているので、気になる方はチェックしてみてくださいね♪
まとめ
ジェルネイルが固まらないとお悩みの方向けに、対処方法をいくつかご紹介しました。
ノンワイプジェル以外は、硬化時間通りライトを当てても表面にベタベタの未硬化ジェルが残ります。
これはジェルとして正常な状態なので安心してくださいね。
ただし、トップジェルで仕上げた後の未硬化ジェルは拭き取る必要があります。
消毒用エタノールなどをコットンに含ませて、ベタベタをしっかり拭き取りましょう。
仕上げた後の未硬化ジェル拭き取りが面倒・・・という方は、ノンワイプトップジェルを使いましょう。
そして未硬化ジェルとは関係なくジェルが固まらない時は、以下のようなポイントをチェックしましょう。
・ジェルに対応しているライトか
・ライトの光は爪全体に当たっているか
・UVライトは電球切れを起こしていないか
・規定通りの硬化時間ライトを当てているか
・ジェルは開封して1年以上経っていないか
・ジェルの塗る量は多すぎないか
・塗る前に撹拌しているか
これらをチェックして固まらない問題を解決し、楽しくセルフジェルネイルをしていきましょう♪