スカルプネイルの値段の平均って?ネイルサロンでの相場やおすすめデザイン | ネイル女子

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昨年ごろから、長さ出しをしたスカルプネイルが人気を取り戻してきています。

ここ数年は、短めの爪にニュアンスネイルやシンプルなアートをするオフィスネイルがトレンドでした。

しかし、昨年の夏に「クリアフレンチ」という爪先にクリアで長さ出しをしてフレンチネイルにするデザインが話題になり、さらに今年に入って「ワンホンネイル」がSNSを中心に話題になっています。

ワンホンネイルは、スキンカラーのベースに大ぶりのビジューを乗せるのがベーシックなデザインで、ロングネイルにする場合が多いです。

このようなデザインの流行とともに、スカルプネイルで長さ出しをしてアートを楽しむ人も増えてきています。

本日は、スカルプネイルの特徴とネイルサロンでの予算について、まずは解説していきます。

さらに、インスタグラムで見つけたお洒落で夏にピッタリのスカルプデザインをご紹介するので、参考にしてみてくださいね。

また、爪の長さが変わると、短い爪で行っていた日常生活でのあれこれの感覚が少し変化します。

「ロングネイルあるある」をお話するので、これからスカルプに挑戦する方や、すでに長さ出しを取り入れている方の、生活のヒントになれば幸いです。

スカルプネイルの値段や施術時間

実際にスカルプネイルをネイルサロンで施術する場合、いくら料金がかかるのかと施術時間が気になりますよね。

まず、スカルプ施術を10本可能なサロンかどうかをチェックしてください。
インターネットの予約画面で「10本の長さ出しはしていません」と注意書きをしているサロンもあるので注意しましょう。

10本の長さ出しは7000円~9000円ほどのサロンが多く、時間はスカルプの完成までで90分程度です。
その後にジェルネイルでアートをしていくのでトータルでは3時間ほどかかることが多いでしょう。

また、1本単位での長さ出し予約を受け付けている場合は、1本600円~1000円程度ということが多いです。
折れてしまった爪の長さを揃えたい場合は1本での予約をすると予算を抑えられますよ。

次の項目で詳しく解説しますが、スカルプにはアクリルスカルプチュアとジェルスカルプチュアがあります。
ジェルスカルプチュアよりもアクリルスカルプチュアのほうが値段が高いことが多いですが、ロングネイルが可能だったり耐久性が高かったりメリットがあるので自分に合っている方法を選びましょう。

つけ放題メニューがおすすめ

凝ったデザインやアートを楽しみたい場合は、スカルプつけ放題のメニューで予約するのがおすすめです。

120分~150分の時間制限で12000円~150000円程度の価格が相場ですが、ネイルサロンの立地やネイリストの技術力によって変動があります。

持ち込みデザインがしたい場合にもおすすめのメニューですが、サロンによって制限やルールがあるので気になる場合は事前にネイルサロンに問い合わせるのが安心です。

ネイルサロンのメニューについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

ネイルサロンの「ネイルアート2本」とは?メニューについて詳しく解説
https://www.nailjoshi.com/95550/

スカルプネイルってどんなネイル?

ネイルサロンのメニューで「スカルプ」「スカルプつけ放題」という文言を目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。

スカルプとはスカルプチュアを略した言い方で、つけ爪を使って長さを出したり厚みを出したりすることです。

ネイルにおいては「スカルプ=長さ出し」という意味で使われることがほとんどです。

スカルプは、つけ爪を作る素材によってアクリルスカルプチュア、ジェルスカルプチュアという種類があります。

どちらも「ネイルフォーム」というシールになっている土台を指先に付けて爪を作っていくため、好みの長さと厚みに調節できるのがメリットです。

長さ出しの際に使うネイルフォーム

爪の長さ出しというと、魔女のような長く尖った爪や、派手なネイルを思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、スカルプは深爪や噛み爪のケアとしてもよく用いられている技術です。

この場合はショートスカルプと呼ばれ、自爪にほんの少し長さを足して、自爪に見えるように仕上げていきます。

一言でスカルプといっても使い方は様々で、「長さ出しは縁遠いもの……」と思っている人にこそ、おすすめできることもあります。

今回はまず、アクリルスカルプチュアとジェルスカルプチュアのそれぞれの特徴とメリット/デメリットをご説明します。

アクリルスカルプチュア

アクリルスカルプチュアは、アクリルパウダーとアクリルリキッドを混合させた「ミクスチュア」をフォームの上に乗せて人工爪を作っていきます。

さらに、自爪の上にも乗せていくことで、厚みを出して強度を持たせていきます。

数分で完全に硬化するので、その後はファイルを使って好みの形と厚みに削り、整えたら完成です。

アクリルスカルプチュアの上には、カラーを塗ったりデザインを施したりすることも可能です。

アクリルで爪を作って行く段階でパーツなどを埋め込んだりアートを加えたりしていくことを「デザインスカルプチュア」といいます。

通称「デザスカ」と呼ばれ、ネイリストの高度な技術が必要ですが、ジェルネイルとは違った奥行きのあるデザインが魅力です。

・メリット
アクリルスカルプチュアの最大のメリットは「長さが自由自在」という点です。
自爪に少し長さを足すショートスカルプから1センチ以上の長さ出しまで、好みの長さを作ることができます。

スカルプ専門店では、「フォーム1枚MAX」「フォーム2枚まで」など、3~4センチ程度の長さ出しが可能な場合もあります。

長さ出しすることで手のシルエットが美しくなったりアートの幅が広がったりするので、結婚式やイベントの際におすすめです。

また、先端の形も「好みの形に整える」ことができます。
ショートネイルでは難しいスクエアやバレエシューズ型、アーモンド型など様々な形を楽しめるのもアクリルスカルプチュアのメリットです。

・デメリット
アクリルスカルプチュアは「自爪に負担がかかる」というデメリットがあります。

アクリルスカルプチュアはしっかりと自爪に密着させるために、自爪の表面をファイルで削らなくはなりません。

この工程があるため、爪に傷が付いたり薄くなったりしてしまうのです。
加えて、アクリルスカルプチュアはオフする際にも削りと専用のオフ剤が必要なため、適切にオフしないと自爪や皮膚に負担がかかってしまいます。

ちなみに、このデメリットを補うために「フィルイン」という技術があります。
フィルインはジェルネイルにおいて「ベース1層残し」と言われている付け替えの方法です。

アクリルスカルプチュアにおけるフィルインは、自爪に接着しているアクリルを残した状態で、伸びてきた爪の部分に新しくアクリルを継ぎ足していく技術です。

フィルインなら溶剤を使わず、自爪を削ることも最小限にできますが、定期的にネイルサロンに通ってメンテナンスすることが大切です。

ジェルスカルプチュア

ビルダージェルというスカルプチュアに向いたジェルを使ってフォームの上に長さ出しをするのがジェルスカルプチュアです。

ビルダージェルは、他のベースジェルやトップジェルよりも粘度が高く、形を作るのに長けています。

ジェルネイル専門店では、アクリルによるスカルプではなく、ジェルスカルプチュアを行っていることが多いです。

・メリット
アクリルより柔軟性に優れ、軽いつけ心地です。

ベースジェルを塗ってから使用するので、自爪にジェルを付ける時と同じ下準備で長さ出しすることが可能です。
自爪への負担がアクリルスカルプチュアより少ないのもメリットと言えます。

・デメリット
強度の面でアクリルに劣ることと、それに付随して出せる長さに制限があります。

ジェルスカルプチュアでは、1センチ未満のスカルプが強度を保ってできる長さ出しになります。

チップオーバーレイ

上記の2種類に加えて、似た技術に「チップオーバーレイ」というものがあります。

チップオーバーレイは、爪の先端にハーフチップと呼ばれるネイルチップをグルー(接着剤)で装着し、ジェルやアクリルで覆う技術のことです。

短い時間で長さ出しができるので、スピーディーな施術をウリにしているネイルサロンで用いられていることが多いです。

また最近は、ソフトジェルで作られたチップを使ったスカルプを提供しているサロンもあります。

ソフトジェルのみで長さ出しができるためオフが簡単です。
さらに、チップを装着するだけなので時短になり、つけ心地のよいスカルプができるので少しずつ取り入れているネイルサロンも増えています。







トレンドのスカルプネイルを紹介!

インスタグラムでは「#スカルプネイル」「#スカルプ」とタグ検索すると最新のトレンドデザインを見ることができますよ。ここからは、今夏の最旬スカルプネイルをご紹介します!

・クリアな先端が涼しげ!

出典:www.instagram.com(@wild__romance)

先端をクリアなスカルプで長さ出ししたデザイン!自爪では出せない透明感がとても涼しげで夏らしいスカルプネイルです。昨年ごろからクリアフレンチというデザインも人気なので、参考にしてみてくださいね。

・大理石ネイル

出典:www.instagram.com(@luana.private.nail)

大理石の冷たい質感と重厚感も表現されたスカルプネイル!ラメやゴールドのパーツが奥行きを出していて綺麗ですね。先端のカットスタイルはスカルプでも人気のバレエシューズ型で、エレガントで大人っぽい仕上がりになっています。

・ベイビーブーマー

出典:www.instagram.com(@kazue.nail)

ベイビーブーマーは、ピンクベージュのベースに白のカラーグラデーションを重ねるデザインです。海外で人気が高く、気品があり手が綺麗に見えるのが特徴です。スカルプで長さ出しすることで、より一層上品な印象に!

・フレンチスタイル

出典:www.instagram.com(@pachira.nail)

夏らしいイエローのフレンチに、ホワイトの大きなリボンパーツが目を引くデザイン!スカルプで長さ出しすることで指と爪のバランスが整ってより綺麗なシルエットになるため、フレンチスタイルとの相性が抜群です。

ショートスカルプもおすすめ

少しだけの長さ出しでも手の印象がガラッと変わるのです。
ナチュラルさを残しつつもおしゃれなショートスカルプのデザインもご紹介します。

・フレンチネイル

出典:www.instagram.com(@nail.room._ala)

短めのスカルプに、クールな黒フレンチが良く映えています!爪先の形をスクエアオフにするには少し長さが必要なので、スタイリッシュな印象の指先にしたい方におすすめしたい取り入れ方です。

・オフィス向けデザイン

出典:www.instagram.com(@lea.rose29)

長くするだけでなく、自爪の形を綺麗に整えることもできるのがスカルプのメリットです。エレガントなくすみカラーにゴールドのラメとパーツが華やかさをプラスしています。シンプルな中に上品さがあるデザインです!

ロングネイルのあるある集めてみた

もともと自爪のショートネイルでも、付け替えに行く前は爪が伸びていて生活しにくく感じることがあります。スカルプでロングネイルにすると、付けたての長さが伸びた状態くらいの長さになります。ネイルをしている人なら経験したことがありそうなロングネイル時の「作業しにくいあるある」と、その対処法をご紹介します。

・缶のプルタブが開けられない!
鍵やコインを引っ掛けて開けるのがおすすめです。爪で開けると折れたり自爪が割れたりする原因になるので注意してください。

・コンタクトが取れない!
親指と人差指で取ろうとすると、爪が目に当たりやすいので親指と薬指の腹で取るようにしてみましょう。他には真ん中で折り曲げた綿棒をトングのように使うやり方もあります。綿棒を使う場合、何度も使うのは衛生的によくないのでやめましょう。

・クリーム系の化粧品がはさまる!
リキッドファンデーションは、パフやスポンジで伸ばすのがおすすめ。コンテナ容器入りのクリームやワックスは、指ですくわずスパチュラを使って取り出すと爪先にクリームが挟まって残るのを防げます。

・トレーのお釣りが取れない!
数枚ある場合は1箇所にまとめてから、小指と掌の側面でかき集めるようにすると取りやすいです。トレーを触れる場合は斜めに傾けてしまうのも素早く取れるのでおすすめです。

・スマホのタップがしにくい!
指先を使わず、指の側面で触るようにするとタップしやすく、カチカチという音も防ぐことができます。また、切符売り場やATMのタッチパネルも同様で、指の側面でタッチするとしっかり押すことができますよ。

よくある質問

はてなマークと考えるポーズを取る女性

ここからはスカルプネイルに関するよくある質問に回答していきます。

1本だけスカルプする時の料金は?

1本だけのスカルプネイルをする時の値段の平均は600円~1000円です。

安いサロンでは400円、500円のことも。

1本だけ折れてしまって長さを揃えたい時にはぜひ担当ネイリストに長さ出しができないか聞いてみてくださいね。

自爪に負担がかかるって聞いたことがあるけれど実際は?

スカルプの中でもアクリルスカルプチュアをする時は、ジェルネイルを付ける時に比べてよりしっかりとサンディング(自爪の表面を削ること)を行わなければなりません。

また、ジェルスカルプチュアではジェルリムーバーでオフができないハードジェルを使用することもあるので全て削ってオフしなければいけないため、自爪が傷つきやすいのです。

このような面があるので自爪が傷みやすいという部分があるのは事実ですが、適切な付け方とオフをしていれば極端に自爪が薄くなることは防げますよ!

ネイルチップで長さ出しはできないの?

本記事でも少し触れましたが、ネイルチップでの長さ出しも可能です!
チップを使った長さ出しとスカルプの違いは施術時間と出せる長さです。
ネイルチップを使った長さ出しはある程度チップの形ができあがっているため、スピーディーに長さ出しが可能です。

しかし、ネイルチップではチップの長さ分しか長さ出しができないため、ロングネイルにしたい場合は限度があります。

セルフでスカルプネイルはできる?

セルフネイルでもスカルプネイルはできますが、高い技術力が必要です。
特にアクリルスカルプチュアは臭いの問題や、ミクスチュア(アクリルパウダーとアクリルリキッドを混ぜたもの)の加減など、難所が多いためあまりおすすめできません。

短めの長さ出しであれば、ソフトジェルを使ったジェルスカルプチュアが良いでしょう。
前述しましたが、ハードジェルで長さ出しをしてしまうと、ジェルリムーバーでオフができないのでオフがかなり大変になりますので注意してくださいね。

また、昨今はセルフネイル向けの長さ出し方法「ポリジェル」があるので、セルフでの長さ出しはこちらがおすすめです。

ポリジェルのやり方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

ジェルスカルプのやり方!ポリジェルでのやり方や似合うデザインも紹介
https://www.nailjoshi.com/52346/

この夏はスカルプネイルに挑戦してみよう!

いかがでしたか?本日は、今トレンドのスカルプネイルについてご紹介してきました。アクリルスカルプチュアとジェルスカルプチュアの特徴をまとめると、以下の通りです。

・アクリルスカルプチュア
強度があり、長さと爪先の形が自由自在だが、自爪に負担がかかりやすい。

・ジェルスカルプチュア
長さと爪先の形に制限があるが、軽いつけ心地でオフしやすい。

どちらも一長一短ですが、デメリットを補うために「フィルイン」施術やジェルチップによる長さ出しが取り入れられています。

昨夏から人気の「クリアフレンチ」は涼しげで夏らしいデザインなので、気になった方はぜひ今年チャレンジしてみてくださいね!

また、少しだけ長さを足して爪の形を整えるスカルプの使い方は、深爪や噛み爪をコンプレックスに感じている方におすすめです。

トレンドのスカルプネイルを取り入れて、普段と少し違ったネイルデザインを楽しんでみてはいかがでしょうか。







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