アシンメトリーってご存知ですか?ファッションやヘアスタイルだけでなく、ネイルにもアシンメトリーブームが来ています!今回の記事ではアシンメトリーネイルとはどんなものなのか、そしてアシンメトリーネイルにぴったりなネイルデザインもご紹介します!ちょっと挑戦しづらそう・・・と考えている人も、この機会にトライしてみませんか?そしてアシンメトリーネイルは、違う色やデザインを組み合わせるからこそ、「なんだかおしゃれに見えない・・・」とイマイチに感じることもあるようです。そんなときは、色の組み合わせで基本的な考え方である「色相環」をヒントにしてみましょう。また、アシンメトリー=左右非対称が、魅力的に感じるのは日本的な考え方という一面もあるようです。アシンメトリーネイルが実は古くかある日本らしさを用いているとしたら、なんだか意外ですよね。この記事では、ネイルカラーの選び方でおすすめな色相環の使い方と、左右対称と非対称の日の捉え方についてもご紹介するので、ぜひ考え方の一つとして取り入れてみてください。
アシンメトリーネイルって?
「アシンメトリー」とは「左右非対称」という意味で、アシンメトリーネイルは右手と左手で違うデザインのことを指します。よく見ると実は非対称になっているというナチュラルなデザインもあれば、左右で全く違う派手なデザインもあります。
アシンメトリーネイルにするならこんなデザインがおすすめ!
アシンメトリーネイルにするなら、「ニュアンスネイル」や「タッキーネイル」などの派手なデザインか、ワンカラーといったシンプルなデザインがおすすめです!アシンメトリーネイルは派手にもシンプルにも合うのです!
●派手めアシンメトリーネイルにするなら「ニュアンスネイル」や「タッキーネイル」がおすすめ!
ニュアンスネイルにはこれといった決まりがなく、全体的に不揃いだったり、まだらなデザインが施されているものが多いです。「明確にジャンル分けできないデザイン」はニュアンスネイルと呼ばれています。一方タッキーネイルのタッキーとは「悪趣味」という意味があり、毒々しい色の組み合わせや、柄×柄など、かなり個性的なネイルデザインをタッキーネイルと言います。手元に思わず目が行ってしまうようなインパクトのあるネイルをしたいなら、「ニュアンスネイル×アシンメトリーネイル」や、「タッキーネイル×アシンメトリーネイル」の組み合わせがおすすめです!
出典:www.instagram.com(@nailmoakatamachi)
毒々しい赤とモザイクのような青いラメの「タッキーネイル×アシンメトリーネイル」です!個性的な色の組み合わせも、アシンメトリーにするとこなれ感が出ます♪
●シンプル派なら、「ワンカラー×アシンメトリー」がおすすめ!
「派手なネイルもかわいいけど、やっぱりシンプルが好き」という人や、「学校や会社の都合で派手にできないけど、いつもと雰囲気を変えたい」という人は、「ワンカラー×アシンメトリーネイル」と組み合わせてみてはいかがでしょうか。例えば同じピンクベージュでも、シアーなカラーとグリッターの入ったカラーで左右非対称にすると、雰囲気が一気に変わってスタイリッシュな印象になります。また色数を多くすると、色の組み合わせによっては派手にもなり、大人っぽくもできちゃいます!
出典:www.instagram.com(@triconail_h)
くすみピンクとくすみオレンジでほっこりカラーのアシンメトリーネイル。くすみカラーをチョイスすればアシンメトリーな配置でも優しく落ち着いた雰囲気になります。
こなれ感のあるアシンメトリーネイルは?
アシンメトリーネイルは、右手のネイル、左手のネイルが非対称になっているものが該当するので、アートやカラーの自由度が非常に高いのが特徴です。正反対のテイストで組み合わせても、意外と収まり良く、こなれ感のある仕上がりになります。何より、「このデザインも試したいけど、こっちのデザインも好き!」という時に、アシンメトリーネイルが大活躍するのです。
また、同じアートやデザインだけど、使っているカラーが違うというのも、おしゃれかつこなれ感のあるネイルに仕上がります。例えば、ピンクを使うのであれば、同じようなトーンのオレンジを使ったりと、似たような色合いでカラーを変えるのは万人受けする組み合わせです。そしてブルーを使ったら反対色のイエローを使ったりと、あえて相反するカラーにするのは、個性的ながらもまとまって見えます。一つのデザインでも色が違うだけで大きく印象も変わるので、お気に入りのデザインも飽きずに長く楽しめるのが、アシンメトリーネイルの良さではないでしょうか。
挑戦しやすいのはワンカラーネイル
アシンメトリーネイルでとにかく挑戦しやすいのは「ワンカラーネイル」です。爪の根本から先端まで、ベタ塗りで仕上げるワンカラーは、シンプルながらも色によってはナチュラルに、または華やかにに仕上がります。こんなにも印象が変わるなんて、ネイル好きからすれば様々な組み合わせを試したくなりますよね。
ワンカラーで左右非対称にするなら、極端な例ですが、「右手をホワイト、左手をブラック」のように、真反対な色合いにしても良いのです。「右手をレッド、左手をブルー」「右手をパープル、左手をグリーン」なども、アシンメトリーネイルとしては参考になる配色です。こういった非常にメリハリの出る色の組み合わせを「反対色(補色)」と言います。
反対色を使ったネイルは、シンプルなデザインだからこそ色の組み合わせが引き立ち、違和感なく収まると言えます。しかし、アートの本数が多く、複雑なものに反対色を使うと、かなり強い印象になってしまいます。個性的なネイルが好きな方にはおすすめですが、統一感のある、収まりの良いネイルが好きな方は違和感を覚えるかもしれません。
アシンメトリーネイルこそ色の組み合わせを重視
上記でご紹介した反対色のように、色の組み合わせ方にはある程度パターンがあります。色を考えるにあたって参考になるのが「色相環」という、代表的な色いくつかを円のように配置している図です。色相環の色の数は、12色または24色になっています。色相環で考えることにより、色のまとまりがわかりやすくなるので、美術を学ぶ時や色彩検定を取得する時はもちろん、美容師やスタイリスト、メイクアップアーティストやネイリストなども学ぶ機会が多いようです。
例えば、この円で一つ好きな色を選びましょう。その色と線を結んだ反対方向にある色が、前述の「反対色」です。パッと目立って強い印象になる組み合わせですね。
では次に、一つ好きな色を選んだら、その両隣の色も合わせて見てみましょう。これは「類似色」といい、違和感がなく、まとまりの良い組み合わせとされています。
さらに、反対色や類似色でも、明るさや白っぽさを強くすれば柔らかい印象に、グレイッシュな色合で暗めにすれば落ち着いた印象になります。明るさや彩度を変えることによって、同じ組み合わせでも雰囲気が大きく変わるのです。アシンメトリーネイルのように、複数色使うけど、色の組み合わせが思い浮かばない・・・という方は、色相環を元に考えてみると良いかもしれません。
ただし、色の組み合わせは色相環だけではありません。思わぬ色同士が、自分好みのネイルに繋がることも多々あります。ネイルでの色選びに迷ったら、ジェルネイルのコンテナやカラーチャートを使って、たくさんの色を実際に組み合わせてみましょう。
色の基本を知ることは大切ですが、テンプレートだけでは新しいネイルデザインを見つけることが難しくなってしまいます。自分の直感や、経験の積み重ねで得た色の組み合わせもプラスして、バリエーション豊かにネイルを楽しみましょう。
人間は左右対称に魅力を感じる?
目の大きさや眉の高さなど、顔のパーツを左右対称に補正する「左右対称メイク」「左右差解消メイク」が流行しています。これは極端な例ですが、右と左の眉の太さや色があまりにも違うと、そこばかりが目立っておかしなメイクに見えますよね。人間の顔においては、パーツが左右対称であることが魅力的とされやすいのです。
しかし、左右対称の顔や体を持つ人の方が少ないというのも、知っておいた方が良さそうです。例えば、二重の幅が左右で違ったり、左頬はエラがはっているけど、右頬はそうではないという人もいます。手や足の大きさは左右で微妙に違う人がほとんどですし、さらに浮腫んでしまうと、コンディションは毎日変わるものです。メイクで補正するといっても、100パーセント左右対称にすることなんてできません。むしろそこに囚われすぎて、自分の魅力を活かすメイクからはかけ離れてしまうかもしれないので、少し視点を変えてラフに捉えてみるのも良いかもしれません。
そうは言っても、左右非対称なものはアンバランスと捉えやすいのも事実です。では、インテリアにおいてはどうでしょう?写真のように左右対称に、シンメトリーにランプが置いてあるとなんだか整った空間に見えますよね。完璧で隙がないとも考えられます。しかし、美しいと感じる基準はこれだけではないのです。
生け花やフラワーアレンジメントは、まさに左右非対称だからこそ美しいことがわかる代表例です。例えば、カスミソウや小さな葉っぱの茎を片側に、そして大きな一輪の花を反対側に配置するのは、違和感のない組み合わせどころか、ナチュラルでキレイな生け方と捉えますよね。このような考え方は、古くから山々や庭の草花、木などの自然を作為的に変えず、あるがまま、偶然生まれた姿も美しいと考える、実に日本らしい文化と言われています。
現在に至るまで、他国の文化もたくさん取り入れている日本ですが、左右非対称、ちぐはぐなアシンメトリーなものも、昔から変わらずに愛されているのです。アシンメトリーネイルが流行るのは、このような文化から来ているかもしれませんね。
アシンメトリーネイルのデザイン集
ここからは、「アシンメトリー度」をレベルで分けてご紹介します。アシンメトリー度が低いものほどナチュラルなデザインで、アシンメトリー度が高いものほど個性的なデザインになっています。
●アシンメトリー度:レベル1
アシンメトリー度が低い、ナチュラル寄りなデザインです。アシンメトリーネイル初挑戦の人もトライしやすいはず!
出典:www.instagram.com(@y_nail95)
くすみピンクがすっきりかわいい!囲みデザインがモードな雰囲気を醸し出す、ニュアンスデザインがアシンメトリーなネイルですね♡
出典:www.instagram.com(@nail.elf)
ゴールドの塗りかけネイルと、カラーや配置が非対称になっていますが、ベースカラーがナチュラルなのですっきり見えるデザインです。
●アシンメトリー度:レベル2
アシンメトリーな雰囲気が少し強くなっています!それでも取り入れやすいものばかりなので、人と少し違うデザインがしたいときにおすすめです!
出典:www.instagram.com(@nail._v)
タイダイデザインも落ち着いたくすみイエローとグリーンが使われているので、シンプルだけど少し個性派なデザインになっています!
ラメのワンカラーはショートネイルでもかわいく仕上がるのでおすすめです♡カラーを左右で変えて、左手の親指にだけパーツを入れました。
●アシンメトリー度:レベル3
少し目立ちたい!という人はぜひチャレンジしてほしい、個性的だけどかわいいアシンメトリーデザインをご紹介します!
ホロとストーンでキラキラ!紫と黒の組み合わせと、パーツがおもちゃみたいでかわいい雰囲気なネイルです♡
右手はシアーなミルキーピンクをベースにタイダイやストーンを混ぜてナチュラルかわいい雰囲気に、左手はマットな赤に黒とクリアを混ぜてタイダイにしました。
●アシンメトリー度:レベルMAX
もはや悪趣味!?でもかわいい!!自分が好きなものを詰め込みたいときにおすすめの、アシンメトリー度MAXなデザインです。
出典:www.instagram.com(@____senail)
カラーの組み合わせが個性的でモード♡塗りかけネイルやキラキラが目立つニュアンスネイルです!
次のネイルはアシンメトリーにしたい!
派手でもシンプルでも、アシンメトリーネイルにするとなんだかこなれ感が出てかわいい♡次のネイルはアシンメトリーなデザインにしてみませんか?