ネイルサロンへ通うのが難しい場合や長期休暇の間だけネイルしたい時には、セルフでジェルネイルをするのがおすすめ。ジェルネイルはマニキュアより持ちがよく、楽しめるアートも幅が広いです。以前はセルフネイルを始めようとすると、ネイリストが利用する専門店やインターネット通販で購入することが主流でした。しかし、最近は100円ショップでほとんどの材料を揃えられるので、実は意外と気軽にジェルのセルフネイルを始めることができるのです。今回は、セルフネイルは100均でできるというお話や、取り入れやすいデザインとしてお花柄をご紹介します。実際に100均のジェルやパーツを使ったフラワーネイルのやり方も説明します。
ジェルネイルは可愛いですが、含有物は気になる方もいるのではないでしょうか。確かに多くの化粧品には、さまざまな添加物が含まれていることがあります。このようなものによって健康を損なってしまうことを予防するために「ネガティブリスト制度」「ポジティブリスト制度」というものが存在します。あまり聞き慣れない言葉ですが、肌がデリケートな敏感肌さんならぜひ知っておきたいこの制度。どのような内容なのか調べてみました!
セルフネイルは100均の商品で気軽に始められます!
ネイルサロンへ定期的に通うのは難しかったり、イベントの時だけネイルをしたかったりする方におすすめなのが、セルフジェルネイルです。マニキュアに比べてジェルネイルは敷居が高いと感じるかもしれません。しかし、100円ショップでほとんどの材料が揃うので、実は意外と気軽に始めることができるのです。据え置き型の硬化用ライトは、安価なものなら2000円程度でネット購入できます。今回はセルフネイルでも取り入れやすい花柄のデザインをご紹介します。また、実際に100均のジェルやパーツを使ったフラワーネイルのやり方も説明しますので、気になった方はぜひ挑戦してみてくださいね!
セルフネイラーさんの素敵な花柄デザインをご紹介
セルフネイラーさんのフラワーネイルをご紹介します。手描きやシールで花柄のネイルをされているので、セルフでジェルネイルをする時の参考にしてみてください!
●手描きのフラワーネイル
出典:www.instagram.com(@__button.juli__)
人差し指と小指の手描きした北欧風のお花柄が可愛いデザインです。くすみ系のホワイトやグリーンとお花のレッドの色合いが絶妙ですね!
手描きのメリット
・大きさや色の自由度が高い。
・オリジナルのデザインになる。
手描きのデメリット
・利き手でないほうの手で描くのが難しい。
・アート用の筆が必要。
お花を描くときのポイント
・お花のサイズと余白のバランスをとる。
・ベースカラーとの相性を考えてお花の色を選ぶ。
●シールを使った花柄デザイン
出典:www.instagram.com(@kaho.1108)
肌馴染みのいいスキンカラーに白いお花のシールを使った清楚でエレガントなデザイン。人差し指の大きなストーンやパーツは存在感があってアクセントになっていますね!
出典:www.instagram.com(@glaypink)
小さめのお花シールを散りばめた優しい雰囲気の大人可愛いデザイン。親指のようにシール同士を少し重ねて貼ると、奥行きが出ていいですね!
シールのメリット
・貼るだけなので時短&簡単。
・イラストが苦手でも複雑なデザインに見える。
シールのデメリット
・貼りすぎると、子供っぽくなってしまう。
・大きさを調節するためにカットする必要がある場合も。
シールを使うときのポイント
・シールの端が浮かないように貼り付ける。
・ラインテープやパーツシールと組み合わせてみる。
●押し花ネイル
出典:www.instagram.com(@amfrye_nail)
全体的なカラーに統一感があり、アンティークな雰囲気が上品です!ベースカラーとアートが馴染んで、優しい華やかさがあります。ラメの輝きも綺麗ですね。
押し花ネイルのメリット
・華やかなネイルができる。
・手描きにもシールにもない雰囲気を楽しめる
押し花ネイルのデメリット
・表面に凹凸ができやすく、トップコートでしっかりとコーティングできていないと、引っ掛かりやすくなってしまう。
押し花ネイルのポイント
・ジェルを塗る前に使いやすいようにカットしておく
・表面の凹凸はしっかりジェルで埋める
●ホログラムフラワー
出典:www.instagram.com(@m_nails.self)
花びらが4枚のホログラムフラワーが大人可愛いデザイン。透明感のあるベースカラーに、オーロラピンクのホログラムの相性が抜群ですね!全体のバランスも良いです。
ホログラムフラワーのメリット
・メタリックやパステルなどカラーが豊富。
・お花の形に並べるだけなので、比較的簡単。
ホログラムフラワーのデメリット
・位置のバランスが難しい。
・敷き詰めなど、デザインによっては時間がかかる。
ホログラムフラワーのポイント
・爪の大きさに合わせてホログラムのサイズを選ぶ。
・花の形に並べる際に、隙間や重なりを均一にする。
●ぷっくりフラワーデザイン
クリアのアイシングジェルでぷっくりとした花びらを作るデザイン。春から夏にかけて特に人気で、涼しげな雰囲気になりますよ。フットネイルの親指アートでも人気があります。
ぷっくりフラワーのメリット
・透明感があるので派手になりすぎない。
・ベースカラーをスキンカラーにすればオフィスネイルでも馴染みやすい。
ぷっくりフラワーのデメリット
・粘度の高いアイシングジェルが必要になる。
・仮硬化を何度か挟むので時間がかかりやすい。
ぷっくりフラワーのポイント
・アイシングジェルが流れないように仮硬化をはさみながらアートする。
・花びらの大きさが揃うようにする。
100均のドライフラワーとネイル用ワイヤーを使った花柄デザイン
●使用するセリアの商品
・SHジェルネイル(ライト対応)ベースコート 110円
・SHジェルネイル(ライト対応)トップコートノンワイプ 110円
・SHジェルネイル(ライト対応)ミルキーブルー 110円
ジェルの硬化時間目安 LED約1分/UV約2分
・ネイルパーツ 9P ドライフラワー 110円
・ネイルパーツ 9P スタッズミックス 110円
●その他必要なもの
・ピンセット(ドライフラワーをのせる際に使用)
・ネイル用ワイヤー
・硬化用ライト
●押し花は使う分を茎から外す
ベースジェルを塗る前に、使いたい分のドライフラワーを茎から外しておきましょう。
●ワイヤーの準備
使用する長さにカットしておきます。葉っぱ部分のカーブはウッドスティックなどに巻き付けると左右のカーブの具合が同じにできます。
●スタッズミックスは蓋を開けておく
今回は「ラウンド 1mm」と「トライアングル 1mm」を使用します。プラスチックのケースに入っていますが、少し力を入れないと蓋が開かないので、事前に蓋を開けておいてください。開けた時の反動で中身が飛び散りやすいため、ゆっくり慎重に開けるようにしましょう。また、下の写真のように、開けたときに蓋の形が歪んでしまう可能性があります。保管用に別のケースを準備しておくのもおすすめです。
●ジェルを塗る前の下準備(プレパレーション)
爪の長さと先端の形を整え、爪周りの甘皮やささくれを取り除きます。爪表面のツヤをスポンジファイルで消し、ブラシを使ってダストを綺麗に払ってください。プレプライマーやエタノールを染み込ませたキッチンペーパーで、爪の油分と水分をよく拭き取り、下準備は完了です。
●手順
①SHジェルネイル(ライト対応)ベースコートを爪全体に塗ります。ジェルの表面が馴染んでいること、爪の先端まできちんとベースジェルで覆えていることを確認し、ライトに入れて硬化します。(硬化時間1分)
②SHジェルネイル(ライト対応)ミルキーブルーを爪全体に塗って、ライトで硬化します。(硬化時間1分)
③ミルキーブルーを2度塗りします。色ムラになったりハケ跡が残ったりしていないかよく確認して、ライトで硬化しましょう。(硬化時間1分)
④親指と薬指のドライフラワーをのせる部分に、トップコートを薄く塗ります。用意しておいたドライフラワーを、色のバランスを見ながらのせます。今回はホワイト、水色、紫の3色を使っています。ワイヤーとスタッズものせて、全体の位置を調節してからライトに入れて硬化します。(硬化時間1分)
・ワンポイントアドバイス
親指は1本だけで硬化するようにしましょう。他の指4本とは距離があり、5本全部を一度に塗ってライトに入れると、親指だけライトが当たりにくいことがあります。さらに、今回のようにアート量が多い時は、位置がずれる原因にもなるので、指の向きが傾かないようにまっすぐ入れるようにしてください。
⑦SHジェルネイル(ライト対応)トップコートノンワイプでコーティングしていきます。まずは、ドライフラワーをした親指と薬指に多めにトップコートをのせ、凹凸を埋めてライトで硬化します。最後に爪全体にトップコートを塗ってコーティングします。この時、爪先まで覆えているかよく確認してライトで硬化してください。(硬化時間1分)ノンワイプなので拭き取りは不要です。爪の先端や表面にベタつきがなければ、完成です。
セルフネイルで花柄のネイルしてみませんか?
いかがでしたか?セルフネイルでやりやすいお花のデザインと、100均の材料でできるフラワーネイルをご紹介しました。今回ご紹介したのは、以下の3種類です。
・手描きフラワー
・シールを使った花柄デザイン
・押し花ネイル
・ホログラムフラワー
1番手軽で挑戦しやすいのは、シールを使用するやり方です。100均では、季節ごとに新しいデザインのシールが出るので、少しずつ集めて行くのも楽しいですね!セルフネイルに興味がある方や、新しい趣味がほしいなという方は、ぜひこの機会にお花のネイルをしてみてはいかがでしょうか。
敏感肌さんは要注意!ネガティブリストとポジティブリスト
「ネガティブリスト制度」「ポジティブリスト制度」という言葉をご存知でしょうか?あまり聞き慣れない言葉ですが、これは化粧品成分・残留農薬・食品添加物が健康を損なうことを防ぐための規制になります。健康を損ねる恐れがあるので、使用量を制限したり、使用自体を禁止したりするものを定めた制度です。肌がデリケートな敏感肌さんもぜひ知っておきたいこの制度。どのような内容なのか調べてみました!
残留農薬・食品添加物のネガティブリスト・ポジティブリスト
体に有害なもの取り込んでしまうと健康を損ねてしまいます。それを防ぐために、有害な物(ネガティブな物質)をリストに上げ、使用を規制したのがネガティブリストです。従来は日本でもこのネガティブリスト制度が採用されていました。しかし、リスト以外にも有害な物質があることや、次々と出てくる有害物質への対応が難しくなってきたために、2006年にポジティブリスト制度が導入されました。ポジティブリスト制度は、使用しても良い物質をリストアップする代わりに一定の使用基準量を定め、それを超える物は流通禁止とする規制です。
化粧品のネガティブリスト・ポジティブリスト
2001年4月以降日本では、配合している成分を化粧品のパッケージに全て表記(全成分表示)することを義務付けています。また同時に厚生省(現厚生労働省)が定める化粧品基準によってネガティブリスト・ポジティブリストが定められました。これは残留農薬や食品添加物と同じように、化粧品に配合してはいけない成分と化粧品に配合しても良い量の基準を定めるものになります。メーカーはこれに違反すると販売することができなくなります。
●化粧品のネガティブリストで指定されている成分
ネガティブリスト(配合禁止成分リスト)は、防腐剤・紫外線吸収剤・タール色素以外の成分が対象の規定になっています。
・使ってはいけない成分
→ホルマリン、クロロホルムなど、原則として医薬品成分
・使用目的により制限がある成分
→トウガラシチンキ、サリチル酸フェニルなど
・使用目的に関わらず制限がある成分
→ホウ砂、ユビデカレノンなど
●化粧品のポジティブリストで指定されている成分
ポジティブリスト(配合可能成分リスト)は、防腐剤、紫外線吸収剤、及びタール色素が対象の規定です。これはリストに上がっている成分は使ってもよい、もしくは使ってもよいが使用量に制限があるということです。
・使用目的に関わらず制限がある成分
→パラベン(防腐剤)など
・使用目的により制限がある成分
→サリチル酸オクチル(紫外線吸収剤)など
・使っても良いタール色素
→赤色○○号など
仕組みが少し複雑なので、分かりにくいかもしれませんね。安心して化粧品を使っていくためにも、敏感肌の方は特にこの制度を知っておくことをオススメします!