セルフジェルネイルで根元や爪先から剥がれるのはなぜ? | ネイル女子

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セルフジェルネイルは、慣れてくると「次はどんなネイルカラーやデザインにしようかな」と楽しみになりますよね。

しかし、見た目のクオリティは高くても、「ジェルネイルの持ち」はなかなか改善されず、お悩みポイントになりやすいです。

ちゃんと塗っているはずなのに、1~2週間で剥がれてしまうという人もいるのでは?

今回の記事では、セルフジェルネイルで根元が剥がれるのはなぜなのか、根元と同じく起こりやすい「爪先の剥がれ」と合わせて、理由と対策をご紹介します。

セルフジェルネイルは剥がれやすい?

「ネイルが好きだから」という人はもちろん、
「ネイルサロンに通っていたけど、自分でやってみたい!」
「ジェルネイルができたら楽しそう!」などの理由から、セルフジェルネイルを始める人は年々増えています。

筆者も最初はネイルサロンに通うお客さんの立場でしたが、ネイルデザインを考えることが好きになり、「自分でネイルをやってみたい!」とOLからネイリストに転身しました。

しかしセルフジェルネイルは、キレイに仕上げることはできても、
「持ちが悪い」
「根元から剥がれる」
「爪先のジェルが欠ける」

などが悩みがちなポイントです。

これらはジェルネイルを始めたてでは仕方がないことではありますが、せっかくジェルネイルを塗るからには長期間剥がれずに持ってほしいですよね。

そこでセルフジェルネイルで特に剥がれやすい「根元」と「爪先」の原因・対策について、ネイリストの観点から解説します!

セルフジェルネイルで根元から剥がれるのはなぜ?

ジェルネイルは3週間ほど持つのが平均です。

しかし1~2週間経つと根元から剥がれてしまうという方も多いのでは?

まずは根元から剥がれる原因は何なのかチェックしましょう!

甘皮ケアができていない

根元から剥がれる原因で最も多いのが、「甘皮のケア不足」です。

ジェルネイルを塗る前には甘皮ケアを行いますが、甘皮ケアが不十分だと根元からジェルが浮いて剥がれてしまいます。

「ちゃんとメタルプッシャーとキューティクルリムーバーを使って甘皮を押してるのに!」という方は、下記の点を見直してみましょう。

・甘皮を優しく押し上げてルースキューティクルをかき出す

甘皮をメタルプッシャーで押し上げてケアしている様子

爪の根元にある甘皮は、キューティクルリムーバーをつけて柔らかくした後に、メタルプッシャーを使って押し上げていきます。

この時、爪に張り付いている「ルースキューティクル」も押し上げてかき出すようにケアしましょう。

ルースキューティクルとは根元や表面に貼り付いている爪や甘皮の角質です。
これを取り除かないと、ジェルを根元のキワまで塗ってもルースキューティクルから浮いて剥がれてしまいます。

まずはしっかりとルースキューティクルを捉えるために、キューティクルリムーバーで甘皮をふやかしたら、メタルプッシャーで根元をまんべんなく押し上げていきましょう。

プッシャーを使う時に力を入れるのはNGです!

軽い力で、爪に対してプッシャーが50度前後になるよう、角度をつけて端から端まで押すのがポイントです。

・メタルプッシャーのかき出し部分を使う

メタルプッシャーのかき出し部分にチェックが付いている写真

ルースキューティクルはメタルプッシャーでしっかり押し上げたら、ある程度はかき出して取り除けます。

しかし根元に膜のようにくっついて、押し上げただけでは取れないことも。

そんなときは、メタルプッシャーのかき出し部分(写真のマルがついている部分)を、根元の曲線に沿わせながら軽く動かしてみてください。

かき出し部分を使うことで貼り付いているルースキューティクルをカットできますよ。
ただし、鋭利な部分もあるので、甘皮や爪を傷つけないように注意しましょう。

ネイリストのおすすめポイント:内海のプッシャーはプロのネイリストでも使用している人が多い、大人気のロングセラー商品です!

・キューティクルニッパーはプッシャーだと取れない部分だけに使う

キューティクルニッパーでルースキューティクルをカットしている様子

ネイルサロンでも使われているキューティクルニッパーは、プッシャーでは取れないルースキューティクルを取り除く時に使います。

メタルプッシャーでルースキューティクルがキレイにできれば、キューティクルニッパーを使う必要はないのです。

特にありがちなのが「甘皮をニッパーで切ってしまう」というケースです。

気になるからと甘皮を切ってしまうと、甘皮の曲線自体がガタガタになったり、ささくれや傷ができてしまったりと、デメリットの方が多いのです。

甘皮は爪の根元を守る大切なパーツなので、ネイリストでも「どうしても切らなくてはならない」時以外はカットしません。
ルースキューティクルの除去を徹底し、甘皮は切らない・傷つけないようにしましょう!

水分・油分除去を徹底する

ネイルワイプで油分・水分除去をする。

ジェルネイルは爪に水分や油分がついていると定着しにくく、剥がれる原因になります。

特に気をつけたいのが、

・ジェルを塗る前にお風呂に入る
・ジェルを塗る前に水仕事をする
・ジェルを塗る前にネイルオイルやハンドクリームを塗る

上記の3つです。

特にネイルオイルやハンドクリームは、塗った後も爪や指、手に残りやすい仕様になっています。
爪や指に残っているとジェルが弾かれて縮みやすくなったり、剥がれやすくなるので、ジェルネイルをする前は塗らないようにしましょう。

そして、ネイルケアが終わりジェルを塗る直前に「無水エタノール」や「ネイルプレップ」で爪を拭き取り、水分・油分除去をしましょう!

ネイルプレップはネイルクレンザーという別名がついていることも。
様々なジェルネイルメーカーから売られているので、使っているジェルと同じメーカーのネイルプレップを選ぶのがベターです!

また、無水エタノールはドラッグストアで売られています。
エタノールの濃度が高いので消毒はできませんが、水分・油分除去には使えますよ!

ベースジェルの変更も選択肢の1つ

ネイル中に悩む女性

通常は同じジェルを長期間使い続けることで、ジェルと爪の定着が良くなっていきます。

しかし、使い続けても剥がれやすい、持ちが悪いのが変わらないという時は、ベースジェルを変えることも考えましょう!

ベースジェルは1つのメーカーでも「オフのしやすさ特化」「持ちの良さ特化」「柔らかい仕上がり」「固めの仕上がり」など、様々なタイプを販売しています。

例えば爪が柔らかい人は、硬化しても柔らかめのベースジェルを使うことで、爪とジェルが一緒に「しなる」ため衝撃を受けても剥がれにくくなります。

また爪が硬い人は、柔らかいベースジェルを使うと、ジェルだけが衝撃を受けて取れやすくなるので、硬化後も固めのベースジェルを使ったほうがよいでしょう。

ただし、付け替えごとにベースジェルを変えるとどの商品が自分の爪に合っているかわからなくなります。
まずは3~4回くらい同じベースジェルを使い続けて、それでも剥がれやすいと感じた時にベースジェルを変えてみてはいかがでしょうか。







セルフジェルネイルが爪先から剥がれるのはなぜ?

ジェルネイルは爪先からも剥がれることがあります。

上記でご紹介したような、水分・油分除去や、ジェルと爪の相性も関係しますが、それ以外の理由もあるので、下記で詳しくご紹介します。

ジェルが爪先まで覆えていない

ネイリストのジェルネイル施術中の手元

ジェルネイルを塗る時、爪先の端から端までしっかり塗って硬化していますか?

爪先はボタンを押したり、物をつまんだり、引っ掛けたりなど生活する上でかなり負担がかかる部分です。

ベースジェルだけでなく、カラージェルやトップジェルも、筆先を使って爪先までしっかり塗りましょう。

ベタッと筆先を付けてしまうと塗った部分をえぐってしまうので、軽い力でそっと付けるのがポイントです!

爪にバリがついている

エメリーボードでファイリングしている様子

エメリーボードを使った後に、爪先に薄い膜のような「バリ」が残ることがあります。

バリが残ったままだと爪先にジェルが塗りにくいですし、無理やり塗ってしまうとバリとジェルに隙間ができて、爪先からジェルが浮く原因になります。

バリはエメリーボードの目が細かい面を使うか、バッファーというスポンジファイルを使って、優しく削ぎ落としていきましょう。

ジェルネイルが厚すぎるor薄すぎる

赤いジェルネイルのワンカラーネイル

ジェルネイルは程よい厚みが大切で、薄塗りにすると強度が足りず、剥がれやすくなります。

反対に厚塗りは剥がれにくい傾向にありますが、ムラやデコボコができやすいので仕上がりがイマイチに・・・。
さらにムラがあると薄い部分に負荷がかかって剥がれてしまうこともあるのです。

ジェルの厚みは薄すぎず、厚すぎず、完成時に1ミリ前後になるよう調節しましょう。

爪先の使いすぎ

爪とぎ中の子猫

前述の通り、爪先や指先は特に酷使するパーツです。

爪先からジェルネイルが剥がれやすいという方は、お仕事や家事などで無意識に爪先を使いがちかもしれません。

ジェルネイルは持ちが良いものですが、擦れたり削れてしまうような衝撃には弱いです。
爪先は使わないように意識して生活するだけでも、ジェルの剥がれにくさに繋がりますよ。

セルフジェルネイルは、何回も練習することで「このケアなら持ちが良い」「この塗り方や厚みなら持ちが良い」などがわかってきます。
セルフジェルネイルは剥がれやすいから・・・と諦めずに、原因を把握し、工夫を加えながらトライしてみましょう!







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