「もやもやネイル」を知っていますか?カラーの境界をぼかしてもやもやとさせたネイルのことで、インスタグラムではたくさんのネイル写真が投稿されています。
このもやもやネイルは、やり方を覚えればマニキュアのセルフネイルでも簡単にできるのが魅力。
もやもや具合やカラーを変えればさまざまなテイストが楽しめるので、今回の記事ではネイリストが「もやもやネイル」のやり方と、ワンポイントアレンジや色の組み合わせ方についてご紹介します。
もやもやネイルって?
インスタグラムでも話題の「もやもやネイル」。これはグラデーションやマーブルのように色と色の境目をもやもやとぼかすデザインのことです。色の組み合わせを変えるだけで、ふわっと可愛らしい雰囲気にしたり、エレガントな印象にしたりと自由自在です。
人気のピスタチオカラーとホワイト系カラーを使えば抹茶ラテのようなネイルに、ピンク系のくすみカラーやパステルカラーなら春らしい柔らかいネイルに仕上がります。
もやもやネイルはジェルネイルでここ数年流行っているニュアンスネイルの中でもよく見かけます。マニキュアを使ったセルフネイルでは難しそうに見えますが、やり方がわかれば簡単にできます。
もやもやネイルのセルフでのやり方
マニキュアは乾いてしまうと上手くぼかすことができなくなるので、使うカラーのボトルはあらかじめ開けておきましょう。そうすることでスムーズにハケを使えます。
1.ベースコートを塗る
まずはベースコートを塗ります。ベースコートが乾く前にカラーをのせることでぼかしやすくなるので、10本の指をまとめて塗らず、もやもやネイルにしたい指は1本ずつ仕上げましょう。
ベースコートはクリアなものにすると、上に塗るカラーの邪魔をしません。ベースカラーに乳白色のネイルを塗っておくと、乳白色とカラーが混ざり合ってよりモヤモヤとした質感を出すことができます。
2.好みのカラーをハケにたっぷりとって2ヶ所くらいに置く
1色でもやもやネイルにする場合は、先端だけに塗ったりぼかした時に斜めのラインが出るようにのせたりするのがおすすめです。単色でもぼかすことでグラデーションになり、全面塗りとはまた違った彩りを与えてくれます。
3.別のカラーを1色目と少し重なるように1~2ヶ所に塗る
2色にする場合は片方の色の面積を多めにしたり交互に塗ったりすると混ぜやすいです。
4.カラーが乾く前にたっぷりのトップコートで境界をぼかす
トップコートを多めにとったハケで、前までの工程で塗ったカラーの堺を混ぜてぼかしていきます。やりすぎると色同士が完全に混ざってしまい、もやもや感がなくなってしまうので気をつけましょう。
好みのモヤモヤになったら、乾くまで少し時間をおいて、仕上げにトップコートをかければ「もやもやネイル」の完成です。
もやもやネイルのワンポイントアレンジ
もやもやさせた後にできるワンポイントアレンジをご紹介します。
ラメやグリッター入りのマニキュアをのせる
爪の先端や色と色の境界にラメ入りのマニキュアを少量重ねると華やかさがアップします。細かいラメならさりげない輝きを出せますし、大粒のラメやホログラムの入ったものを載せると存在感がありゴージャスになるので、パーティーやイベント事の時におすすめです。
爪の根元にメタルパーツやストーンのシールを貼る
ゴールドのパーツなら女性らしくエレガントに、シルバーなら涼しげでクールな印象になります。また、パールやクリスタルのストーンシールをプラスすることで、上品な華やかさがアップします。
ネイルシールは、バラエティショップや100円ショップでさまざまなシールが販売されているので好みのシールをチョイスしてくださいね。
フラワーやリボンのシールを貼る
ピンク系のカラーを使ったもやもやネイルには、フラワーやリボンのシールを合わせるがおすすめ。ガーリーなファッションが好きな方や可愛い系のネイルにしたい時はぜひ試してみてください。
ジェルネイルでは、ドライフラワーを使ったアートが流行っているのですが、ドライフラワーのような色やデザインのネイルシールもあるので、使ってみると今っぽい指先になれますよ。
ちなみに、5本のうち2本の指をもやもやネイルにする場合、おすすめの指の組み合わせは「親指と薬指」「人差し指と薬指」「中指と小指」の3パターン。親指と薬指にデザインを入れるのは、ネイルサロンのデザインサンプルでもよく見られる定番の配置で、中指にシールなどのワンポイントを入れてもお洒落です。
人差し指と薬指は、その他の指をワンカラーにした場合、もやもやネイルの指とワンカラーが交互になりバランスが良いです。中指と小指は親指を除いた4本で交互になるので、やはりバランスの良い配置になります。
小指は爪のサイズが小さいので、派手になり過ぎずさり気なくデザインを取り入れられます。
色の選び方
同系色を使ったもやもやネイル
上記で紹介したのは色味の違う3色を使ったもやもやネイルでしたが、同系色を使ったもやもやネイルも統一感の中にちょっとしたアクセントになるのでおすすめです。
濃いピンクと薄いピンク、淡いピンクとパール入りのパステルピンクなどは、ぐっと春らしくなるので迷ったらやってみてほしい組み合わせです。
同トーンのイエロー、ピンク、グリーンのもやもやネイル
ベースコートの後に、乳白色や白をベースに塗ってから同トーンのイエロー、ピンク、グリーンなどを載せて、境をもやもやさせるとボタニカルやエスニック調のネイルにアレンジできます。
カジュアルなファッションをよくする方は挑戦してみてください。
ブラウンと乳白色でラテネイル
ダークブラウンとライトブラウンに乳白色を合わせるとラテのようなもやもやネイルに。また、トレンドのピスタチオカラーなら、抹茶ラテのような色合いが楽しめます。
抹茶ドリンクやスイーツと一緒にネイルも抹茶カラーにしたらインスタ映えする写真が撮れそうですね!
他にもこんなやり方が
1色のもやもやネイル
濃いカラーを爪の先端に塗ってトップコートでもやもやさせると、グラデーションになります。全面に塗るより柔らかい印象になるので、気になるけど派手かな……と思って挑戦できなかったカラーも使いやすくなります。透け感のある濃いカラーだとアンニュイな大人っぽい雰囲気を演出できます。
塗りかけネイルの境目をもやもやさせる
ハケ跡をあえて残して爪の先端だけに色を塗る「塗りかけネイル」もまだまだ人気のデザイン。マニキュアでもやりやすいので、すでに試したことのあるセルフネイラーさんもいるかもしれません。
2色使ってまず塗りかけネイルをして、その後にカラーの境界をぼかすと縦のグラデーションになります。アンニュイな雰囲気が出るので、優しげな印象にしたいときにやってみてください。
もやもやネイルで春ネイルを楽しもう
いかがでしたか。マニキュアでできるもやもやネイルのやり方をご紹介しました。
大まかな手順は以下の通りです。
- ベースコートを塗る
- 好みのカラーを2ヶ所くらい塗る
- 別のカラーを1色目と少し重なるように1~2ヶ所に塗る
- カラーが乾く前にトップコートで混ぜる
- トップコートでコーティング
いろいろな組み合わせで好みのもやもやネイルを見つけてくださいね。春のお出かけは、セルフネイルで指先のお洒落を楽しんでみましょう!