手軽にネイルが楽しめるマニキュアは、セルフネイルを始めるのにぴったりです。例えば子供の時に、お母さんやお姉ちゃんのマニキュアを借りて、自分の爪に塗ったことがある人も多いのではないでしょうか?マニキュアはそれほど手軽に使えるアイテムです。さらにコツを掴んできれいに塗れるようになると、なんだかワクワクしますよね。価格もプチプラで購入できるものから、デパコスで高級なものまで、さまざまな商品が販売されています。しかしマニキュアは剥がれやすかったり、乾ききっておらずよれてしまうなど、ジェルネイルに比べて脆い傾向にあります。さらに日焼け止めを塗っていたら、もともと爪に塗られていたマニキュアがくすんでしまった、または溶けてしまったなんてこともあるようです。今回の記事では、マニキュアで日焼け止めが溶ける現象について解説してまいります。
マニキュアは日焼け止めがつくと溶ける!?
セルフネイルで大活躍するマニキュアですが、塗って数日立つと爪先から剥がれていたり、乾いたと思ったら服やお布団の跡がついていたりしますよね。手軽に塗れる分、ジェルネイルやスカルプ(アクリルネイル)と比べると、持ちはそこまで良いものではありません。さらにマニキュアを塗った爪で日焼け止めを使うと、マニキュアがくすんで変色してしまったり、ツヤ感がなくなったり、溶けてしまうこともあるようです。通常、マニキュアを落としたり溶かしたりするには、除光液のような強い溶剤を使わなくてはなりません。しかし日常で使っている日焼け止めや乳液のような化粧品がついてしまうだけでも、マニキュアが乳化して溶けてしまうことがあるのです。これは使っているマニキュアや日焼け止めの成分が反応して起こる現象なので、商品によっては全く溶けないこともあります。さらにマニキュアだけでなく、やわらかめのジェルネイルでも表面が溶けてしまうことがあるので、取り扱いには注意が必要です。
●日焼け止めの種類を変えるのがおすすめ
マニキュアが日焼け止めで溶けないようにするには、まず溶けてしまう原因物質を特定することが最も確実です。ですが特定するには、様々なマニキュアと日焼け止めの相性を調べなくてはいけません。そこまでの研究はさすがにできないので、まずは日焼け止めを変えてみるのがおすすめです。近年日焼け止めはより肌に優しく、刺激の少ない商品が続々と発売されています。「無添加」「赤ちゃんにも使える」といったコピーがついているものは、サラッとしていてマイルドな使い心地のものが多いようです。肌荒れを防ぎ、日焼けも防ぎ、マニキュアにも影響しないと良い事が多いので、ぜひ無添加日焼け止めを試してみてくださいね。
日焼け止めの種類
紫外線は、太陽光に含まれる目に見えない光線なので、私達は知らない間に肌に浴びてしまいがち。しかし、紫外線は他の太陽光よりもエネルギーが強く、浴び過ぎると肌だけではなく、健康にも害を及ぼすので注意が必要です。紫外線から肌を守るために欠かせないアイテムが日焼け止め(サンスクリーン)です。日焼け止めには、紫外線を吸収するタイプと紫外線をはね返すタイプの2種類があります。
●紫外線吸収剤と紫外線散乱剤
紫外線を吸収するタイプには「紫外線吸収剤」が、紫外線をはね返すタイプには「紫外線散乱剤」という成分が使用されています。どちらも肌に紫外線が届くのを防ぐ目的のものですが、それぞれメカニズムが違っています。
・紫外線吸収剤
肌の上でいったん紫外線を吸収し熱エネルギーに変換して放出する
・紫外線散乱剤
紫外線をはね返し肌に触れないようにする