ネイルオイルは、爪や甘皮、指先の乾燥を防ぐために欠かせません。
しかし、使っているのに爪に変化がないと「意味がないのでは?」と使うのをやめてしまう人もいるようです。
本当にネイルオイルは意味がないのでしょうか?
いえ、そんなことはありません!
ネイルオイルは正しく使うことで、乾燥した爪を潤いのある健康的な爪に導くことができます。
今回は、ネイルオイルの効果を最大限に活かすために、ネイルオイルの正しい使い方や選び方をご紹介します。
- ネイルオイルは意味ないってホント?
- ・ネイルオイルはこんな効果がある!
- ・ハンドクリームだけじゃダメ?
- ネイルオイルを使っても指先が乾燥してしまう原因
- ・オイルを塗っている場所が悪い
- ・手を洗う度にオイルを塗り直していない
- ・除光液やアセトンが過度な乾燥を引き起こす
- ・加齢や貧血によるもの
- ネイルオイルを使う意味とその役割
- ・ネイルオイルは浸透しやすく保湿効果が高い
- ・健康できれいな爪になる
- ・爪の乾燥を予防する
- ・ささくれ防止になる
- ・ジェルネイルが長持ちする
- ・香りでリラックスできる
- 爪が乾燥するとどうなるか?
- ネイルオイルの正しい塗り方をマスターしよう
- ・ネイルオイルの効果がアップする塗り方
- ネイルオイルは塗るタイミングが大切!
- ・ネイルをオフした後は必ず塗る
- ・お風呂から出たあとに塗る
- ・手を洗ったあとは必ず塗る
- ・外出前に塗る
- ・寝る前に塗る
- ・乾燥が気になったタイミングで塗る
- ネイルオイルとハンドクリームの違い
- ネイルオイルを塗ったあとの手はどうする?
- ・しっかりと馴染ませて乾くまで待つ
- ・指先のマッサージをする
- ネイルオイルを塗るときに注意すること
- ・マニキュアやジェルネイルの上から塗っても意味がない
- ネイルオイルの選び方は?
- ・保湿・栄養成分で選ぶ
- ・容器の形状で選ぶ
- ・好きな香りで選ぶ
- ネイルオイルの不得意な分野は?
- ・保湿・栄養成分で選ぶ
- ネイリストおすすめのネイルオイル5選!
- ・OPI(オーピーアイ) プロスパ ネイル&キューティクルオイル
- ・ウルンラップ ネイルオイル
- ・Natural Field ネイルフォーミュラーオイル
- ・Grown Care キューティクルケアオイル
- ・ビーエヌ モイストネイルオイル ANO-07 金木犀の香り
- よくある質問
- Q.ネイルオイルの効果が実感しにくい理由は?
- Q.どんなネイルオイルをつかえばいいの?
- Q.ネイルオイルの値段で効果は変わるの?
- Q.ネイルオイルの代わりになるものはある?
- まとめ:ネイルオイルは毎日継続して使おう!
ネイルオイルは意味ないってホント?
ネイルオイルは意味がないと聞いたことのある方、いるのではないでしょうか。
なぜそう言われるかというと、爪は死んだ細胞のため、ネイルオイル等の保湿剤を塗っても爪そのものには浸透しないからです。
爪は髪の毛と同様、呼吸をしていないので表面から栄養成分を吸収することはできません。
ですが、ネイルオイルの成分は爪周りの皮膚に潤いを与えたり、柔軟性を保つ効果、さらに爪をコーティングし乾燥を予防する効果に期待できます。
何もお手入れされていない爪はどんどん水分が抜けていき、乾燥で硬くなってしまいます。
硬いと少しの衝撃で欠けたり折れたりしやすく、トラブルが起こりやすくなってしまう可能性も!
ネイルオイルは今ある爪や爪周りの乾燥を防ぐとともに、今後生える健康な爪の育成にも良い影響を与えてくれるのです。
ネイルオイルはこんな効果がある!
ネイルオイルは使う意味がないということは決してありません!
ネイルオイルを使い続けることで、以下のような効果が期待できます。
- 爪が割れたり、欠けたりしにくくなる
- 甘皮や角質が柔らかくなる
- ささくれが出来にくくなる
- ハイポニキウムが裂けにくくなる
- 爪の縦線防止になる
これはネイルオイルが爪や指先、手元に浸透しやすくできているからです。
そして、これらの効果が出てくるのは使ってすぐではありません。
例えば、毎日4~5回使い続けるとすると、早いと2~3か月後、平均で6ヶ月後くらいに効果を実感するのではないでしょうか。
ハンドクリームだけじゃダメ?
爪や手を保湿するだけなら、ハンドクリームだけでも良さそうですよね。
ですが、ネイルオイルは他のアイテムよりも「浸透力」が高く、ハンドクリームや他の保湿剤よりも優れているのです!
ネイルオイルは意外とベタつきにくいサラッとしたテクスチャーで出来ています。
そのため、乾燥して柔軟性が無くなった爪や、カサつきやすい甘皮、指先に潤いが届きやすいのです。
爪の保湿はハンドクリームやボディクリームだと難しいですが、ネイルオイルならしっかり潤いを与えることができます。
爪の乾燥がひどかったり、甘皮や指先がカチカチになってしまうという方は、ネイルオイルを取り入れてしっかり保湿ケアしていきましょう!
ネイルオイルを使っても指先が乾燥してしまう原因
ネイルオイルを使っているのに、まだ乾燥が気になる方っていますよね。
効果が実感できない場合は、これから紹介する原因に該当しているかもしれません。
当てはまっているかどうか、各原因について一緒に確認していきましょう!
オイルを塗っている場所が悪い
よくある勘違いが、ネイルオイルを爪そのものに塗っている場合!
ネイルオイルは、基本的に爪ではなく爪周りの皮膚に塗るもので、キューティクル(爪の根元)やサイド、爪の裏側の皮膚(ハイポニキウム)に塗るのが正解です。
量が少なすぎると効果の実感がイマイチになるので、垂れない程度のしっかりとした量を前述した箇所にきちんと塗布してくださいね。
手を洗う度にオイルを塗り直していない
化粧水や美容液と同様、ネイルオイルも洗うとその成分は流れてしまいます。
手は頻繁に洗うため、効果の持続力が弱くなりがち。
本来は手を洗うたびにオイルを塗り直すのがベストです。
でも難しい場合は『出勤前』『昼食後』『コーヒーを飲む時』『寝る前』等、タイミングを決めて一日複数回塗れるようにするのがおすすめです。
除光液やアセトンが過度な乾燥を引き起こす
マニキュアを頻繁に塗り直す方や、セルフネイルでこまめにネイルチェンジする方も注意が必要です。
除光液やアセトンは皮膚や爪の水分油分を奪う働きがあり、乾燥の原因に直結しています。
ネイルオイルでしっかり保湿していても、それを上回る乾燥ダメージがあれば爪の潤いを感じにくくなってしまいます。
乾燥が進むと欠けや二枚爪など爪トラブルが起こりやすいため、一日複数回のお手入れが必要です。
また、過剰な消毒も乾燥の原因になるので、消毒をよくする方も気を付けてくださいね。
加齢や貧血によるもの
加齢や貧血でも、乾燥が気になるようになります。
年齢を重ねることは避けられないので、若い時より乾燥しやすくなるのは当然ですが、こまめな保湿をしたり、血流を良くする、栄養バランスに気を付けることで、爪そのものを丈夫に生やすことができます。
大人の女性は、指先のお手入れまでしっかりと行うことが美を保つ秘訣です。
ネイルオイルを使う意味とその役割
続いて、ネイルオイルを使う意味とその役割について、詳しく解説していきます。
ネイルオイルは浸透しやすく保湿効果が高い
ネイルオイルは肌なじみが良く、皮膚に長時間留まってくれるため、潤いの持続力を感じやすいのが特徴です。
手のお手入れといえば真っ先にハンドクリームを思い浮かべますが、手全体のケアに対しネイルオイルは爪周りのケアに特化しています。
両方使うのがベストですが、爪周りの乾燥が気になる方はオイルケアがおすすめです。
健康できれいな爪になる
ネイルオイルは今生えている爪を丈夫にすることはできませんが、今後生えてくる爪を健康でキレイに伸ばすサポートをしてくれます。
キューティクルの内側には爪を作る細胞があり、その細胞が乾燥等でダメージを負ってしまうと、トラブルの起こりやすい爪を形成してしまいます。
丈夫で健康的な爪を作るためには、栄養と保湿が欠かせません。
爪の乾燥を予防する
適度な水分がある爪は、柔軟性に優れていて欠けや亀裂を起こしにくいです。
一方、乾燥が進んだ爪は硬く脆くなってしまい、小さな衝撃で爪がダメージを負ってしまいます。
『爪がすぐ折れる』『いつの間にか亀裂が入っている』等のトラブルが起こりやすい方は、乾燥が進んでいる可能性が高いです。
乾燥予防のために、お手入れは欠かさず行いましょう。
ささくれ防止になる
爪周りの皮膚って硬くなったり、ささくれになりやすかったりしますよね。
ささくれも指先の乾燥が原因のため、手洗いや消毒で指先の水分油分が少なくなってしまうと、ささくれやサカムケができてしまいます。
ネイルオイルを使ったこまめな保湿で指先の潤いを保ち、ささくれを予防しましょう。
ジェルネイルが長持ちする
乾燥やダメージ爪等、爪の状態が悪いとジェルネイルの持ちは悪くなります。
ジェルは付けたらずっと爪に密着していると思いがちですが、指を使うたびに圧迫を受け、密着力が少しずつ弱まっています。
健康な爪なら3〜4週しっかり長持ちするのに対し、ダメージ爪は早めに浮いてしまうなど、ジェルネイルを楽しめる期間が短くなりがち。
キレイなジェルネイルを付け替えまで楽しめるよう、オイルでのこまめな保湿を心がけましょう。
香りでリラックスできる
多くのネイルオイルは、お花やハーブの香りなど、心を満たしてくれる香りがついています。
指先からフワッと良い香りがすると、幸せな気持ちになれますよね。
指先の潤いとともにリラックス効果も期待できるため、寝る前や仕事の合間など、気持ちを切り替えたい時に使うのもおすすめです。
爪が乾燥するとどうなるか?
爪が乾燥すると、欠けや二枚爪などトラブルが起きやすくなり、長さも形もバラバラで見た目も悪くなってしまいます。
乾燥した爪はジェルネイルの持ちも悪いため、せっかくつけたデザインを楽しめる期間が短くなることも考えられます。
お金を払ってプロにやってもらったのに、短い期間しか持たなかったらもったいないですよね。
爪が乾燥している=爪周りの皮膚も乾燥していることになるので、ささくれやサカムケ、あかぎれなど、様々な皮膚トラブルが起きる可能性も!
年齢を重ねると乾燥しやすくなるのは避けられませんが、ネイルオイルやハンドクリームでの保湿はもちろん、栄養バランスの良い食事、マッサージや湯船に浸かる等、血行を良くすることも意識しましょう。
ネイルオイルの正しい塗り方をマスターしよう
ネイルオイルは、正しく使うことでより保湿効果を実感できます。
せっかくお手入れをするなら、効果的に使いたいですよね。
続いて、保湿力を高める効果的な塗り方について解説していきます。
ネイルオイルの効果がアップする塗り方
ネイルオイルを爪にさっと塗るだけで済ませていませんか?
より保湿効果をアップさせるためには、以下のような塗り方・使い方がおすすめです!
- 手を洗って清潔な状態にする
- 1つの爪に対して米粒大くらいを使う
- 爪の根元、甘皮周りと爪のサイドに塗り拡げる
- 指周りを軽く押すようにマッサージしながら馴染ませる
- ハイポニキウムにネイルオイルを付けて馴染ませる
- ネイルオイルが馴染んだらハンドクリームを塗って完了!
上記を参考に、爪表面だけでなく甘皮や爪先端と指先の間にある「ハイポニキウム」という部分にも塗るようにしましょう。
甘皮やハイポニキウムが乾燥してしまうと、これから生えてくる爪の潤いが不足するだけでなく、今生えている爪の柔軟性も失われ、亀裂が入りやすくなります。
そしてネイルオイルを塗った後は、ハンドクリームを塗って、潤いが逃げないようしっかりフタをしてくださいね。
ネイルオイルは塗るタイミングが大切!
ネイルオイルは乾燥が気になった時にはいつでも塗って欲しいのですが、特におすすめな塗るタイミングが6つあります。
- ネイルをオフした後は必ず塗る
- お風呂から出たあとに塗る
- 手を洗ったあとは必ず塗る
- 外出前に塗る
- 寝る前に塗る
- 乾燥が気になったタイミングで塗る
この6つは特にネイルオイルが浸透しやすいので、絶対に押さえておきたいタイミングです。
1つずつ詳しく解説していきます♪
ネイルをオフした後は必ず塗る
ジェルネイルをオフしたあとの爪が白っぽくなって、カサカサしていることはありませんか?
これはジェルネイルリムーバーに含まれるアセトンが、爪の水分を奪って乾燥させてしまうせいです。
つまり、オフしたての自爪はカサカサ干からびているような状態に・・・。
こんな時こそネイルオイルを使用しましょう!
ジェルネイルのオフが終わったら、手を洗ってダストをしっかり洗い流します。
その後ネイルオイルを爪の表面・爪の裏側・甘皮やサイドの皮膚に塗布して指先でなじませましょう。
ネイルオイルが爪に馴染んだら、ハンドクリームを塗ってオイルの潤いを閉じ込めれば完璧です♪
ちなみに、ジェルをオフして新しく付け替える前にネイルオイルやハンドクリームを塗ってはいけません。
油分が爪につくことでジェルが弾かれてしまい、ネイルの持ちが悪くなってしまいます。
ネイルオイルやハンドクリームは、付け替えが終わってジェルネイルが完成したら塗りましょう!
お風呂から出たあとに塗る
入浴後は潤いが最も浸透しやすいタイミングです!
お風呂上がりにスキンケアをするように、爪にネイルオイルを塗ってしっかり保湿しておきましょう!
この時もネイルオイルの後にハンドクリームを塗るのがおすすめ。
乾燥で固くなりやすい指先や甘皮も、お風呂に入ったあとに保湿することで柔らかくなりますよ♪
手を洗ったあとは必ず塗る
1日で何度も手を洗う方は、その分爪や手の乾燥も激しくなります。
可能なら手を洗った後にすぐネイルオイルを塗るようにしましょう。
また、消毒用アルコールも手を清潔に保つためには必要ですが、消毒用アルコールは爪や手の水分・油分を奪って揮発させてしまいます。
食品や医療のお仕事、料理を作っている時は難しいですが、一息つけるタイミングでネイルオイルを塗って保湿してくださいね。
特にカサつきやすい秋冬は、手を洗ったり、消毒をしてそのままにしてしまうとあかぎれやささくれが出来やすく注意が必要です。
痛いあかぎれやささくれを回避するには保湿が必須。
こまめに塗るのを癖づければ、習慣化する前と後の違いをきっと実感できるはずです♪
外出前に塗る
一旦外に出ると、お手入れって中々しないですよね。
ケアできない時間が長くなるため、乾燥予防策として、外出前にネイルオイルを塗る習慣を身につけるのもおすすめです。
また、屋外は紫外線の影響を受けてしまいます。
紫外線は皮膚へダメージを与えてしまうので、皮膚の一部分である手元は影響を受けやすい箇所になります。
日焼け止めと同時にネイルオイルも使用して、日焼けと乾燥を防いでくださいね。
寝る前に塗る
就寝中は爪や指先を酷使しないからこそ、ネイルオイルを塗るタイミングとしてはぴったり!
あとはもう寝るだけ、という時にネイルオイルとハンドクリームで潤いを満たしてあげましょう。
ネイルオイルの成分をしっかり留めておける絶好のチャンスなので、塗り忘れないようにベッドサイドなどに置いておくのもおすすめです。
ちなみに、おやすみ前のリラックスタイムだからこそネイルオイルの香りにこだわってみてはいかがでしょうか?
ローズマリーやウッド、ベルガモットなどのハーブ系やおだやかなフローラル系のネイルオイルを塗れば、香りの効果でリラックスできますよ。
乾燥が気になったタイミングで塗る
まずはタイミングを気にせずに「カサつきが気になったらすぐに塗る」をこまめに繰り返しましょう!
ネイルオイルは塗る頻度が高いほど効果を発揮します。
「高価なネイルオイルでなければ意味がない」なんてことはありません!
塗る頻度が重要です。
メイクポーチに入れたり、デスクに置いたり、スキンケア用品の近くに置いたりといつでも使えるようにしておくと塗り忘れも防げて便利ですよ♪
ネイルオイルとハンドクリームの違い
『ネイルオイルとハンドクリーム、どっちを使えばいいの?』と悩む方も多いでしょうが、どちらの目的も『保湿』です。
手全体の保湿ができるハンドクリームに対し、ネイルオイルは爪周りの保湿に特化しているアイテムになります。
オイルは長時間肌に留まってくれるため、保湿効果を長時間実感しやすいメリットがありますが、高い保湿力と肌なじみの良さゆえ、ベタつきを感じてしまう方がいるのも事実。
寝る前はしっかり高保湿のオイル、日中のお手入れはサラッとした軽めのオイルを使うなど、使う場所や時間に合わせて工夫をするのがおすすめです。
また、オイルだけでは手元全体の保湿は難しいので、オイルを塗ってからハンドクリームを使うと、手全体のケアをしっかりと行うことができます。
ネイルオイルを塗ったあとの手はどうする?
ネイルオイルを塗った後、どうすればいいか悩むことってありますよね。
オイルを塗った後の行動について、解説していきます。
しっかりと馴染ませて乾くまで待つ
オイルを塗布したなら、まずは指先全体にくるくると馴染ませましょう。
軽く馴染ませたら、ある程度乾くまで時間を置きます。
オイルを付けた直後の指先はベタつきが気になるかもしれませんが、時間が経つにつれ馴染んで潤い感を感じるようになります。
塗布量が多いとずっとベタついたままなので、多すぎず少なすぎず、適度な量を取るようにしてくださいね。
指先のマッサージをする
オイルを塗った時は、押したり摩ったり等軽く刺激を与えて、マッサージを行うのがおすすめ。
血行を促進することで肌なじみが良くなり、オイルの保湿効果をより実感することができます。
根元部分に爪を作る組織があるので、その部分を中心にマッサージしてあげると健康的な爪の育成に繋がりますよ。
ネイルオイルを塗るときに注意すること
ネイルオイルを塗る時に注意点があるので、詳しく解説していきます。
マニキュアやジェルネイルの上から塗っても意味がない
ネイルオイルの主な目的は皮膚の保湿です。
しっかり保湿することで、これから生える爪の育成に良い影響を与えてくれます。
マニキュアやジェルの上から塗っても浸透しないため、爪そのものではなくキューティクルやハイポニキウムなど、皮膚の部分に塗ることが望ましいです。
また、一度塗れば劇的に皮膚の状態が良くなるわけではありません。
毎日継続することでその効果を実感できるため、まずは一日一回オイルを塗る習慣を身につけましょう。
ネイルオイルの選び方は?
ネイルオイルは様々なタイプがあるので、自分に合った使いやすいものを選びましょう。
選び方について、分かりやすく解説していきます。
保湿・栄養成分で選ぶ
オイルは1種類のみで形成されるものと、複数の種類や保湿成分を配合しているアイテムが存在します。
1種類のみだと余計な成分が含まれていないため、お肌に合わない等のリスクを減らすことができますし、複数配合のオイルは様々な保湿成分の効果を感じやすいメリットがあります。
お肌が敏感な方はシンプルなオイルがおすすめで、様々な効果を感じたい方は複数タイプのものがおすすめ。
オイルはワセリンやミネラルオイルなどの『鉱物系オイル』、動植物から得られる『油脂系オイル』、安定性が高い『エステル油』、合成油の『シリコン』等の種類が存在します。
鉱物系オイルやシリコンは水分の蒸発を抑える効果や、刺激が少なく安価といったメリットがあり、油脂系オイルは肌なじみの良さが特徴です。
エステル油は多くの種類が存在し、安定性も高いため様々な化粧品にも使われています。
保湿力やオイルの質感など、自身の体質に合ったものをチョイスしましょう。
参考文献:著者 かずのすけ、書名『美肌成分事典』
容器の形状で選ぶ
ネイルオイルといっても様々な形状があり、自身の性格や生活環境で使いやすいものを選ぶのがおすすめです。
各形状の特徴をまとめてみたので、選ぶ時の参考にしてくださいね。
■マニキュア(ボトル)型タイプ
一番オーソドックスな形状は、マニキュアのような見た目のボトルタイプのオイルです。
マニキュアと同じようにハケでサラッと塗ることができるため、初心者にも使いやすいですし、中にドライフラワーが入っていたりと、見た目が可愛いものも多くあります。
種類も一番多いので、何を買えば良いか分からない方はまずこのタイプから選びましょう。
■筆(ペン)型タイプ
筆型タイプは、スリムな縦長の形状でハケ部分が筆のようになっています。
ペンと同じように使えるので、際部分やハイポニキウムなど、細かい部分まで塗布しやすいのが特徴です。
筆型のオイルはサラッとしたタイプが多いので、ペン立てに入れて仕事の合間に塗ったりと、職場で手軽に使うのにおすすめ。
■スポイト型タイプ
スポイトタイプのオイルは、ボトルタイプのハケ部分がスポイト状になっているもので、一滴ずつ垂らして使用します。
直接皮膚に触れないので、衛生的に使えるメリットもありますし、容量が多めのものが多いので、長持ちするのもおすすめポイント。
清潔に使用したい方にピッタリです。
■ロールオンのタイプ
ロールオンタイプは、オイルを塗布する部分がコロコロ回るボール状になっています。
筆型タイプと同じように、手軽に使えるのが特徴です。
ボール部分にオイルがつくので、オイルを出しすぎる心配もありません。
また、コンパクトなので化粧ポーチに入れて持ち歩き用にするのもおすすめです。
好きな香りで選ぶ
ネイルオイルは無香料もありますが、ほとんどは香り付きです。
良い香りに包まれると、気持ちが満たされますよね。
お花や柑橘系など様々な種類があるので、リフレッシュできるお気に入りの香りで選ぶのもおすすめです。
ネイルオイルの不得意な分野は?
ネイルオイルは爪をしっかり保湿してくれますが、以下のような分野は不得意です。
- 生まれつき薄い爪を分厚くする
- 生まれつき小さい爪を大きくする
- 怪我や病気で変形、変色した爪を治す
これらの改善はネイルオイルだけでは叶わないので、どんなに長期間使っていても意味がないと思うかもしれません。
ネイルオイルとはあくまでも爪の保湿アイテムです。
生まれつき爪が薄かったり、小さかったりする状態を見違えるほど変えるような機能はありません。
不得意分野もあるということは覚えておきましょう。
しかし、乾燥が原因の爪の悩みなら、ネイルオイルは力を発揮します!
使い続けることで爪をキレイに保つことができますよ♪
保湿と生活習慣の改善でキレイな爪をキープする
キレイで丈夫な爪をキープすることを目的としているなら、ネイルオイルだけでなく以下も重視しましょう。
- 食事はタンパク質を中心に栄養バランスを意識する
- 爪先をぶつけたりしないで丁寧に扱う
- 乾燥を防ぐために水仕事はゴム手袋をつける
丈夫な爪になりたい方は、ネイルオイルだけでなく食事や生活習慣の改善も必須です!
特に爪を作り出すにはタンパク質が必要になります。
理由としては、爪はタンパク質メインで出来ているから。
カルシウムなどで出来ていそうですが、爪は皮膚や髪の毛と同じくタンパク質で構成されているのです。
タンパク質が豊富な食材は、赤身肉や鶏胸肉、ササミ、白身魚、たまご、大豆製品などがあります。
これらは爪だけでなく、皮膚や筋肉も作り出す元となるので、意識して食事で摂るようにしましょう!
また、タンパク質だけ摂ればよいというわけではありません。
ビタミンやミネラル、エネルギーなども必要な要素です。
爪がボロボロで、ネイルオイルをずっと使っているのになかなか改善しないという方は、食生活を見直してみましょう!
そして、毎日の爪の扱いにも気をつけてくださいね。
シールやラベルを爪先でカリカリと剥がしたり、プルタブを爪で開けたり、素手で食器洗いやお掃除をしていませんか?
ほんの些細なことでも、爪は直接ダメージを受けてしまうので、爪の傷みや乾燥もなかなか改善しません。
爪をキレイにしたいなら、道具として扱わないことも非常に大切なのです。
シールやラベルを剥がす時はピンセットや毛抜きを使ったり、水仕事をする時はゴム手袋を付けたりを習慣化しましょう。
ネイリストおすすめのネイルオイル5選!
「実際にどんなネイルオイルを使えばいいの?」とお悩みの方向けに、プロのネイリストも愛用している、高保湿・高機能なネイルオイル5選をご紹介します!
1.OPI(オーピーアイ) プロスパ ネイル&キューティクルオイル
OPI(オーピーアイ)のネイルオイルは、保湿力に優れたグレープシード、ククイナッツ、サンフラワーオイルを配合。
乾燥しがちなキューティクルをしっかりと保湿&保護する、プロにも愛用者の多い人気のネイルオイルです♪
スポイトタイプでハケが直接皮膚に触れることがなく、衛生的に保てるのもうれしいですね。
ナチュラルなハーブ系の香りなので、甘い香りが苦手な方にもおすすめしたい一品です。
2.ウルンラップ ネイルオイル
ウルンラップ ネイルオイルは、オイル成分が100% 天然シアバターの保湿力の高さが特徴。
無着色、無香料、無鉱物油、界面活性剤不使用、紫外線吸収剤不使用など、素材にこだわった人に優しいネイル美容液オイルです。
持ち運びにも便利なペンタイで、気が付いた時にサッと取り出し、簡単にネイルケアができます。
ネイルオイルには珍しい無香料タイプなので、香水やボディスプレーを使っている方にもおすすめです!
3.Natural Field ネイルフォーミュラーオイル
Natural Field ネイルフォーミュラーオイルは、6種類の天然保湿成分に、除菌効果のあるユーカリオイルをプラスした機能性の高いネイルオイルです。
使いやすいさらっとしたテクスチャーで、男女問わず使いやすい香りとパッケージが特徴。
プチプラながらも大容量なので、長持ちするのが嬉しいですね♪
デスクやベッドサイドに置いておくのにもぴったりです!
4.Grown Care キューティクルケアオイル
Grown Care キューティクルケアオイルは、爪の専門家が監修している高保湿なネイルオイルです。
植物性のオイルと、人の皮脂に近い馬油を配合しているので、爪を徹底保湿したい方にぴったり。
さわやかな柑橘系の香りと、衛生的に使えるスポイトタイプも相まって、今大注目のネイルオイルです。
ネイリストからの支持も熱いので、一度試してみてはいかがでしょうか?
5.ビーエヌ モイストネイルオイル ANO-07 金木犀の香り
ペンタイプのネイルオイルはメイクポーチなどに入れやすく、持ち運びにぴったり♪
ビーエヌのモイストネイルオイルシリーズは、8種類の香りのバリエーションとプチプラな価格が嬉しいポイントです!
金木犀の香りがついたフレグランスアイテムはどのメーカーも高い人気を誇ります。
ナチュラルだけど癒やされる香りがついたネイルアイテムがあれば、ちょっとしたリラックスタイムにも使えます♪
よくある質問
実際にネイルオイルを購入したり、使う時によくある質問や疑問をまとめました!
Q .ネイルオイルの効果が実感しにくい理由は?
A.ネイルオイルの効果が出てくるのが早くても2ヶ月後くらい、平均は6ヶ月後だからです。
なぜこんなにも時間がかかるのかというと、爪の伸びが関係しています。
爪は1日およそ0.1ミリしか伸びず、自然に傷が治るような機能はないのです。
0.1ミリしか伸びないとなると、昨日に比べて伸びた、良くなったという変化は正直わかりませんよね。
さらに、爪には皮膚のように自然治癒する機能がないので、1度傷ついたり、亀裂が入ってしまうと、元には戻りません。
傷や亀裂をなくすには、爪を伸ばして、傷や亀裂がカットできる位置になるまで補強し続けたり、ケアをして過ごすしかないのです。
このことから、ネイルオイルを塗ってからすぐに効果を実感するのは難しい傾向にあります。
Q.どんなネイルオイルをつかえばいいの?
A.「成分」と「容器」で好みのネイルオイルを選びましょう!
ネイルオイルの主な成分は「ホホバオイル」や「アーモンドオイル」など天然成分だけで出来たオーガニックコスメから、「ミネラルオイル(鉱物油)」がメインのシンプルなタイプまで非常に幅広いです。
オーガニックと聞くと体に良さそうですが、やはり合う・合わないがあるので、人によっては刺激が強い可能性もあります。
アレルギーが心配な方や肌が弱い方は、ネイルオイルの成分もしっかりチェックしてくださいね。
また、容器にもいくつか種類があり、「マニキュアタイプ」「スポイトタイプ」「ペンタイプ」「ロールオンタイプ」があります。
衛生的に使えるのはスポイトタイプですが、量の調整がしやすいのはマニキュアタイプ、持ち運びやすいのはロールオンタイプとペンタイプです。
まずはどこに置くか、持ち運ぶかなどで選んでみてください♪
ネイルオイルの成分や容器、おすすめの商品についてはこちらでも紹介しています♪
https://www.nailjoshi.com/21512/
Q.ネイルオイルの値段で効果は変わるの?
A.成分が違うので効果の違いは出てきますが、値段よりも使う頻度の方が大切!
天然成分が贅沢に配合されたオーガニックなネイルオイルは、成分にこだわっている以上どうしても高価になります。
その分浸透力も保湿成分も優れており、満足度が高い商品が非常に多いです!
一方プチプラネイルオイルの成分は、ミネラルオイルという鉱物油がメイン。
浸透力は植物由来成分と比べると、やはり劣ってしまいます。
しかし、成分がどんなに素晴らしくてもたまにしか使わないのであれば効果を発揮しきれません!
まずはどんなネイルオイルでもいいので、使うタイミングを意識し、こまめに塗ることを重視してください♪
Q.ネイルオイルの代わりになるものはある?
A.ボディオイルや全身に使えるマルチヘアオイルなら代用可能!
前提として、ネイルオイルは爪や指先に浸透しやすい成分で出来ています。
「爪や指先がカサカサすぎるから徹底的に保湿したい!」という方はネイルオイルを使いましょう。
しかし、プレゼントでもらったり、試しに買ってみたボディオイルやマルチヘアオイルが残っているという方もいるはず。
ボディオイルやマルチヘアオイルは爪や指先にももちろん使ってOKなので、残っていてもったいないという方は代用してみましょう!
ネイルオイルの代用品についてはこちらで詳しく解説しているのでチェックしてみてください♪
https://www.nailjoshi.com/81825/
まとめ:ネイルオイルは毎日継続して使おう!
ネイルオイルの効果が実感できるのは、爪の伸びが関係することから使い始めて2~6ヶ月後くらいです。
効果がわかりにくく遅いため、「塗っていても意味がないのでは?」と思ってしまうかもしれません。
しかし、爪は保湿が足りない状態だとカサカサと白っぽくなったり、柔軟性が失われて割れたり欠けたりしやすいです。
特に指先を使うお仕事をしていたり、家事や育児に大忙しだと、その分乾燥も激しくなります。
潤いを与えてキレイな爪をキープするためにも、ジェルネイルの持ちを良くするためにもネイルオイルはお役立ちアイテムなのです。
プチプラネイルオイルじゃなくてもOKです!使い続けることが大切ですよ♪
乾燥が気になる時、手を洗ったあと、お風呂に入ったあとなど、こまめに塗って爪を潤いで満たしてあげましょう!