ネイルをした後に、ふと「手のくすみ」が気になることはありませんか?トーンの明るいピンクやブルーなど、ふんわり優しいペールトーンを使ったネイルはかわいいですが、手がくすんでいるとネイルカラーが浮いて見えやすいです。手をすっきりと見せて、くすみ感を飛ばすにはネイルカラー選びが重要になってきます。そこで今回は、手のくすみが気にならない、馴染みやすいネイルカラーをいくつかご紹介します。また、毎日のスキンケアを入念にしていても、お肌のくすみは気になりますよね。特に「肌は冬に歳をとる」と言われており、それは寒さで血行が悪くなる上に、空気の乾燥が潤いを奪うからです。夏の湿度が80%近いのに対し、冬はせいぜい50%台と、1年中で最も乾燥する季節です。乾燥は、カサついたりしわっぽくなるだけでなく、肌をくすませてしまいます。くすみは、シミやシワ以上に老け顔の一大要因。同じ顔でも、くすみがあるだけで10歳も老けて見えるという調査結果もあります。でもそんなくすみ肌も、保湿パックの後やお風呂上がりには見違えるほど透明感が出ますよね。透き通った肌の鍵はやはり「潤い」で、冬はとにかく保湿が重要なのです。保湿ケアはちゃんとやっているという方も必見!今回は、冬の潤い透明肌を作る秘策を合わせてご紹介しましょう。
手のくすみが気にならないネイルカラーとは
年齢とともにくすみが気になるのは顔だけではありません。手も年齢を重ねるとくすみ感が強くなりやすいです。どんなにしっかりケアをしていても、潤いは若いときに比べて減りやすく、透明感がだんだんなくなってしまいます。ハンドケアはしっかり行うとして、手のトーンを明るく見せるためにも、ネイルカラーの選び方を変えましょう。以下では、くすみ感の気にならないネイルカラーをいくつかご紹介するので、セルフでもサロンでもぜひ試してみてくださいね。
●流行中のくすみカラーは肌なじみ◎
未だに人気の衰えないくすみカラーは、肌に馴染みやすい色が豊富に揃っています。くすんだカラーを合わせるのは、より手をくすませてしまうのでは?と考えがちですが、くすみカラーにはグレーのニュアンスが入っているので、黒めのお肌にも馴染みやすく、自然に仕上がるのです。フェミニンに仕上げたい場合は、ピンクやバイオレットのくすみカラーを、モードな雰囲気にしたい場合はブルーやグリーンを選びましょう。
●ユニコーン、ミラー、ラメでくすみを飛ばす
偏光パールの入ったユニコーンネイルや、ミラーネイル、ラメネイルは、ネイルの輝きが強いので、手のくすみが気にならなくなります。ベースカラーにしっかりと色が入っていないクリアタイプでも浮きにくいので、トレンドデザインを取り入れたいときにおすすめです。
●定番色も濃い目ならレディな雰囲気に
ネイルの定番色であるレッドやネイビーは、ダークトーンを選びましょう。ダークトーンのネイルカラーは「収縮色」なので、指がほっそりと見える効果が期待できます。黒く焼けた手肌にしっかり馴染んで、レディな雰囲気のネイルに仕上がりますよ。
手のくすみが気にならないネイルカラーとは
手のくすみを軽減させるための方法をご紹介していきます。
●パーソナルカラーに合ったネイルカラーを塗る
パーソナルカラー診断という診断をご存知ですか?人は瞳の色や肌の色みによってイエベ(イエローベース)とブルベ(ブルーベース)に分類することができます。イエベの中には更にイエベ春、イエベ秋が、ブルベにはブルベ夏とブルベ冬があります。まずはイエベとブルベの簡易的な診断をして、似合う色を見つけてみましょう。
・シルバーアクセサリーよりゴールドアクセサリーが似合う
・髪はブラウン寄り
・瞳の色は真っ黒よりは茶色
・皮膚から透ける血管の色が緑っぽく見える
はいが多い場合はイエベ、いいえが多い場合はブルベと考えましょう。イエベの方はブラウンやベージュ、クリーム色が似合います。また、オレンジ味のあるピンクなどもネイルで使うと肌のくすみが飛んで綺麗に見えやすいです。ブルベの方はグレーやオフホワイト、青みピンクが似合います。また、スタイリッシュな雰囲気のカーキなども格好良くキマるのでおすすめです。このようにパーソナルカラーに合わせたカラーを選ぶと肌が綺麗に見えたり、明るい印象になったりするのでぜひ気にしてみてください。
●スクラブケアする
手のくすみにはスクラブケアもおすすめです。スクラブは洗い流すタイプやすり込むタイプ、拭き取るタイプなどがあります。スクラブは塗れた肌に優しくすり込んで角質を落とし、肌のターンオーバーを促します。
ビタミンC配合。ミクロ粒子のパラフィンスクラブが肌の角質を洗い流し、キメの細かい肌にしていきます。
●日焼け止めは1年中塗る
日焼け止めは夏しか塗らないのではなく、1年を通して塗るようにしましょう。特に手の甲はうっかり日焼けしてしまいやすい部位なので注意が必要です。日焼け止めを塗ると乾燥してしまうので先にハンドクリームを塗ってから日焼け止めを塗るのがおすすめです。もしくは日焼け止め効果もあるハンドクリームを使用するのもいいですよ!また、運転を良くする方は運転時につけられるUVカットの手袋を着用するのが有効です。日焼け対策をしてくすみのない肌にしていきましょう。
潤った肌はなぜ透明感が出るのか
しっかり水分を蓄えた肌は、透明感があります。それは、肌が潤っているとよく光を通し、その光を肌奥から均等に反射できるからです。肌に当たった光は、まず角質層を通って内部に入り、肌細胞にぶつかって反射するのですが、潤って規則正しく整列した角質層からは、光が真っ直ぐに入ってきます。また潤ってふっくらした肌細胞は、その光を真っ直ぐに反射します。だから、肌が透き通って見えるのです。逆に乾燥した肌は、角質層が乱れて光が屈折して入り、さらにしぼんだ肌細胞は光をキレイに反射することができないので、くすんでどんより見えます。特に重要なのが角質層で、個々の角質には天然保湿因子(NMF)が、また角質と角質の間にはセラミドを中心とした細胞間脂質があって、水分をしっかり保持しています。しかし、加齢と共にこれら肌内の保湿成分は減少し、肌の潤いがなくなるため透明感が失われていくのです。
透明肌を作る:その1
このように、肌の透明感を保つにはまずは「潤い」です。肌内の保湿成分を守り、補ってくれるスキンケアは欠かせません。
・週2回の保湿パック、マスク
化粧水や美容液、クリームといったいつものスキンケアに加えて、冬の必須アイテムといえば保湿パックやシートマスクですね。肌に過酷な冬は、週1、2回の手厚いケアをしてあげましょう。使うタイミングは、入浴中やお風呂上りがベストです。密閉効果+温熱効果で、潤いアップをしっかり実感できます。
・潤いを奪わない洗顔
合成界面活性剤の入った洗顔料は、強い洗浄力で肌内の天然保湿因子やセラミドを流出させてしまいます。それに対して、天然成分で汚れを落とす石鹸は潤いを奪いません。また、冬はどうしても濯ぎのお湯の温度が高くなりがち。熱いお湯は皮脂を洗い流し、肌を乾燥させることを忘れないようにしましょう。
さらに潤いを高めるには
入浴時のマスクやパックにひと手間かけると、さらに潤いアップで透明感が高まります。
・シートマスクをホットマスクに
入浴の際にシートマスクを袋入りのまま湯船に浸けておき、お風呂から上がったらすぐ肌に乗せます。温まった肌とマスクのダブル効果で、潤い力が高まります。
・ダブルシートマスク
最近は、リーズナブルな価格で保湿効果もしっかりあるシートマスクがたくさんあります。ちょっと奮発して2、3枚重ね使いすれば、ダブル、トリプルの潤い効果が期待できます。
・オイルマッサージ+保湿パック
オイルマッサージは血行とリンパの流れを促進し、肌を柔らかくして美容成分の浸透を高めます。入浴中にオイルマッサージをし、さらに保湿パックを塗ってラップで密閉すれば、最強の潤いチャージができます。
透明肌を作る:その2
光をよく通す透明肌を作るには、潤いのほかに次のケアも大事です。
・血行促進
冬の寒さは血管を収縮させて血流を悪くします。血行不良はターンオーバーの低下を招く上に、澱んだ血液が肌の色を黒ずませ、透明感を損ねます。入浴やマッサージのほか、ショウガや香辛料など体を温める食べ物を摂りましょう。
・角質ケア
古い角質が溜まると、角質層が厚くなって光が通りにくくなり、さらに保湿成分の浸透も悪くなります。角質除去にはゴマージュやスクラブ、フルーツ酸や酵素などがありますが、角質のとり過ぎはかえって乾燥を招きます。いずれも週1回程度の頻度を守りましょう。
・ターンオーバーの促進
角質を溜めないためには、ターンオーバーの活性化が重要です。肌の再生に必要なたんぱく質やビタミンなどの「栄養」と、充分な「睡眠」をしっかりとりましょう。
まとめ
ある男性向けのアンケート調査では、「女性を美しいと感じるポイント」の第1位は48%で「透明感のある肌」だそうです。「透明感のある肌」はまた、女性のなりたい肌のアンケートでも常に上位にランクイン、透き通った肌は男女ともに憧れの的と言えます。しかし、透明感は色の白さというより肌の質感なので、美白化粧品で叶うものではありません。いつものスキンケアにちょっと注意し、ひと手間プラスするだけで、肌の透明感はぐんと増します。今夜からさっそく始めて、透き通った美人肌を手に入れましょう。