意外と目立つ手や指のシワ。
年齢を重ねるとやはり気になりますよね。
実は10代や20代の若い人でも、シワがあって悩んでいる人が多いようです。
そこでこの記事では手のシワが多い、指のシワが多い原因や、シワ対策のポイントをご紹介します!
10代・20代の若い人でも手や指のシワが多いのはなぜ?原因は?
手は生活していく中で常に酷使されており、老化が進みやすいパーツです。
手の皮膚は「真皮層」という部分が特に薄いので、コラーゲンが減少すると肌が痩せて、シワシワになったり、静脈が目立つようになります。
また、顔と比べて手肌は新陳代謝のスピードが遅く、ダメージを回復するのが難しいのです。
新陳代謝が良い10代・20代の若い人でも、手はダメージの回復スピードは遅めということは覚えておきましょう。
さらに、手は顔と違って手に念入りなスキンケアをしている人は少なく、紫外線にも晒されっぱなし。
これでは、顔より10年も早く老けるというのも当然かもしれません。
以下では、手のシワが増える原因をもう少し詳しくみていきましょう!
乾燥が原因
潤いに満ちたキレイな肌をキープするには、肌の水分を維持しなくてはなりませんよね。
皮脂腺には皮脂を分泌する役割がありますが、手は皮脂腺が少ないのです。
本来は皮脂腺があることで、角質層という皮膚の表面には皮脂が広がっています。
この皮脂が蓋となり、肌の水分が蒸発するのを防いでくれるのです。
しかし、手の甲は顔や他の部分に比べると皮脂線が少なく、さらに手の平に関してはそもそも皮脂腺がありません。
そのため、手は元々乾燥しやすいパーツなのです。
紫外線が原因
常に外気にさらされ、何かに触れていることが多い手は紫外線の影響をモロに受けます。
そのため手の甲にはシミやシワが出やすいのです。
当然、紫外線を意識して手に日焼け止めを塗っている人は多いですよね。
しかし手は非常に働き者。
塗っておいた日焼け止めは何かに触れたり手を洗ったりしていて、知らない間に落ちてしまっていることがほとんどです。
さらに手の場合、日焼け止めを頻繁に塗り直すのを忘れがちになりませんか?
めんどくさいからと塗り直さずにいると、紫外線ダメージは着実に蓄積します。
手が老化しやすい原因は、主に乾燥と紫外線の影響だと言っても過言ではないのです。
生まれつきシワが多い人もいる!?
10代・20代などの若い人でも何故かシワが多いという方は、痩せ型だったり、関節や骨が大きいといった「生まれつき」が原因かもしれません。
痩せ型の人は手の脂肪も少なめ。
脂肪が少ないとその分関節のゴツゴツとしたシワや血管が目立ってしまいます。
また、関節や骨が大きめの方も皮膚のシワが寄っている部分や、関節・骨のデコボコも目立ちやすくなります。
乾燥や紫外線をしっかり対策していても、この様な理由から生まれつきシワが多いという人もいるのです。
他にもどんな原因があるの?
手のシワが多くなる原因は他にもあります。
- アトピー性皮膚炎
- 乾燥性皮膚炎
- 皮脂欠乏症
- 加齢
アトピーなどのアレルギーも、結果的にシワが多くなる原因の一つ。
お肌が乾燥しやすいので、病院での治療はもちろん保湿も欠かさないよう心がけましょう。
そして「加齢」もシワが多くなる原因です。
年齢を重ねると、皮膚の弾力を保つ「コラーゲン」を作る機能が低下してしまいます。
そこに乾燥や紫外線ダメージなども加わると、皮膚がたるみやすく、シワも目立ってしまうのです。
手のシワを防ぐ!乾燥や紫外線の対策法をご紹介
手の乾燥や紫外線ダメージを防ぐことは、手や指のシワを増やさない対策になります!
以下では、乾燥や紫外線の具体的な対策法をいくつかご紹介します!
1.水仕事にはゴム手袋
手や指の水分を維持するには、
・水仕事の後は水分をしっかり拭き取ること
・熱いお湯は使わないこと
これが鉄則です。
単純で簡単なことですが、忙しいとなかなか守れないですよね。
そんな時は、「ゴム手袋」をするのが一番です。
ゴム手袋をするのは慣れるまで面倒かもしれませんが、習慣にしてしまいましょう!
さらにハンドクリームを塗ってから、ゴム手袋をして水仕事をしてみてください。
そのままお湯を使えばパック効果が得られますよ♪
水仕事の時間が嬉しいハンドケアタイムになって、一石二鳥です!
ゴム手袋を使う時のポイント
ゴム手袋をしてお湯を使っていると、手がじんわりと温かくなり汗が出てきます。
パック効果としては最高に良い状態なのですが、手袋の中は汗とクリームでヌルヌルに・・・。
はっきり言ってかなり気持ち悪いですよね。
ハンドクリームをつけてなくても、手袋の中で汗をかくのが嫌でゴム手袋は苦手という方は多いです。
またゴムは通気性ゼロなので中がムレムレになり、どんどん臭くなります。
美しい手をキープするためには、ゴム手袋を着用した方か良いのはわかっていても、使用感が悪ければ長続きしません。
そこで使って欲しいのが、ゴム手袋の下に「インナー手袋」をすることです。
おすすめは気軽に使えて乾きやすいメッシュ素材、または綿100%の手袋です。
肌の弱い人なら綿100%の手袋を使いましょう。
しかし単純にゴム手袋の中のムレを予防するために使うなら、すぐに乾くナイロン製で十分です。
インナー手袋するだけで、ムレやべたつきを抑え、脱着もサラサラとスムーズに行えるようになります。
ストレスなく使うことができるので、ゴム手袋が苦手な方も美しい手を維持するために、ぜひインナー手袋を取り入れてみて下さい。
2.UVハンドクリームを使う
手軽に保湿できるハンドクリームは乾燥対策にはマストです!
日頃からハンドクリームを使うように心がけましょう!
特に日中の使用でおすすめしたいのが「UVハンドクリーム」です!
UVハンドクリームは、保湿成分に加えてUVカット成分も配合されています。
日焼け止めを塗るのが面倒という方でも、ハンドクリームなら使いやすいはず!
紫外線のダメージを防いで保湿もできるので、こまめに塗ることをおすすめします!
3.ハンドクリームの成分にこだわる
ハンドクリームは多くの女性の冬の必需品。
様々な成分の商品が発売されています。
主にコラーゲンやヒアルロン酸、セラミド、尿素などの保湿成分、ビタミンAやビタミンE、ワセリンやグリセリンなどの油分の入ったものが一般的です。
すでにひび割れやあかぎれが出来ている時は、水分だけでなく油分まで完全に失われている状態なので、硬くなった角質には、角質柔軟作用のある尿素が効果的です。
また、ビタミン入りやオイル系のハンドクリームは血行を促進し、油分を補うことができます。
ほかにシアバターやホホバオイル、ココナッツオイル、オリーブオイルなどの植物オイルが配合された「オーガニック商品」は、近年人気が高まっています。
4.ハンドマスクで集中ケア
手軽にパック効果が得られるのが「ハンドマスク」です。
手袋型のシートマスクに、ビニール手袋がセットになっており、シートマスクの保湿美容液をビニール手袋で効率的に浸透させます。
乾燥がひどい時は週に1度、それ以外は2週間に1度を目安に、ハンドマスクを使ってみましょう。
使ったあとの手肌はしっとりすべすべで、エステサロンに行ったあとのような手元になりますよ♪
5.ネイルオイルも併用する
ネイルオイルには、乾燥しやすい指先のケアに特化した成分が含まれています。
浸透力も抜群なので、カサつきが気になる方はぜひネイルオイルを使ってみてください♪
近年はオイル美容ブームで、良質な美容オイルを手軽に手に入れることができます。
全身に使えるオイルをハンドケアに使ってももちろんOKです。
オイルを手肌にしっかりと馴染ませたら、上からハンドクリームを塗ってオイルを肌に閉じ込めましょう!
自分に合うハンドクリームの選び方
ハンドクリームを買う時、どのような基準で選んでいますか?
たくさん種類があるので、どれを買おうか迷いますよね。
女性の場合は香りで選んでいる人も多いかもしれません。
でも香り重視で選んだら保湿力が全くなかった、なんてことも少なくないのです。
ハンドクリームを使う目的がリラックスや気分転換なら問題ありませんが、保湿目的なら困りますよね。
理想を言えば、保湿力が高く香りの良いものが一番です。
ただ香りに関してはそれぞれに好みもありますし、テスターで香りを確認することもできるので、最終的に自分で確認してみて下さい。
ここでは、ハンドクリームを選ぶ時にチェックすると良いポイントをご紹介します。
成分をチェック
塗ってもすぐに手の乾燥が気になるハンドクリームの場合、何度も塗り直しが必要になります。
このようなハンドクリームは肌の水分をキープする力が弱いので注意しましょう。
乾燥が気になる人は、成分に保湿力の高いグリセリンやワセリンが入っているものを選ぶのがおすすめです。
コエンリッチ薬用WHハンドクリームは、成分にワセリンやミネラルオイルなどの皮膚を保護する効果の高いオイルを配合。
肌の水分を逃がさずにしっかりとキープすることができます。
ニュートロジーナのハンドクリームは超乾燥肌の方にもおすすめ。
しっとり感が長く続きますが、ベタつきにくいと口コミでも高評価を得ています。
手のシワ対策ができるかチェック
ハンドクリームの中には、乾燥によるシワ対策ができる商品も数多く販売されています。
手のひらや手の甲、指のシワが気になる方は毎日使い続けることでふっくらとしたしなやかな手元が目指せますよ♪
シワ対策の成分は商品によって使われているものが異なります。
ナイアシンアミドやエラスチン、アスタキサンチンなど、お肌の美容液にも含まれているような成分が贅沢に配合されているハンドクリームがおすすめです!
通常の保湿成分のみと比べて多少お値段は上がりますが、その分嬉しい効果を実感できるはず。
10代など若い方でもシワが気になるという方は、一度使ってみてはいかがでしょうか?
コエンリッチ プレシャス 薬用ホワイトニングは人気のコエンリッチシリーズでもエイジングケアに特化したアスタキサンチンを配合しています。
ハリのある手肌を目指したい方におすすめ!
NARIS UP フォーザエフ 薬用 リンクルクリア ハンド UVはシワをケアするナイアシンアミドが入っています。
UVカット成分も含まれており、無香料なのでどんなシーンでも使えますよ♪
ハンドクリームの香りやテクスチャーをチェック
ハンドクリームは毎日使うものです。
どんなに香りや成分が良くてもテクスチャが好みに合わなければ使い続けることはできません。
ワセリンのようにベタベタ感のあるどっしりと重いテクスチャが好きな人が、サラッと軽い使用感のものを使っても物足りなさを感じ、何度も塗り直すことになります。
逆にクリームを塗った後のベタベタ感が苦手な人が重めのテクスチャのものを使えば、きっと手を洗いたくなるでしょう。
肌に直接つけるものは使用感がとても大切です。
日中の通常使いには、サラッと軽くベタつきの少ないタイプを、そして夜寝る前は重めでしっとり感の強いタイプと使い分けている人も多いです。
テクスチャはそれぞれの好みなので、自分に合ったものを選んで下さい。
特にこだわりのない人は、普段使いにはベタつきの少ないサラッとしたタイプがおすすめです。
カルテHD モイスチュア ハンドクリームは、肌荒れを防ぎ皮膚を乾燥から守る医薬部外品です。
固めのテクスチャですが肌なじみがよく、馴染ませた後はほとんどベタつきがありません。
よくある質問
手のシワを改善したい!という方向けによくある質問をまとめました!
Q.ハンドクリームだけで手のシワはなおるの?
A.ハンドクリームだけでなくUV対策や生活習慣もしましょう!
シワをすぐになくすのは難しいですが、ハンドクリームでの保湿はふっくら手肌を手に入れるためにも重要です。
保湿はもちろんのこと、紫外線対策や水仕事をするときにゴム手袋の着用も守りましょう!
対策を徹底しなければ、せっかく保湿してもハリ・ツヤのない弱々しいお肌になってしまいます。
上記でご紹介したUVハンドクリームや、日焼け止めも使ってくださいね。
Q.シワだけでなく手のくすみも気になる・・・
A.角質ケアをして、トーンアップ効果のあるハンドクリームを塗りましょう!
手のシワが気になる方は、同時に「最近手肌がくすんできた気がする・・・」と悩んでいる方も多め。
くすみが強いと、シワも強調されがちですよね。
手肌のくすみが出てくる原因は「紫外線ダメージ」や「古い角質が溜まっている」などが考えられます。
古い角質残りが気になる方は、スクラブやピーリングジェルなどで角質ケアをしてみましょう!
お肌が弱い方はスクラブやピーリングでヒリヒリしてしまうかもしれないので、強く擦らないように気をつけてくださいね。
そして、ハンドクリームには「トーンアップ効果」のある商品も。
メイク下地を塗ったかのように手肌がキレイに見えるので、肌の露出が多くなる夏場の使用にもおすすめです。
くすみもシワと同じく、すぐになおせるものではありませんが、保湿とUVカット対策、そして角質ケアを続けることが大切です。
トーンアップハンドクリームを使いつつ、徹底的にケアしていきましょう!
まとめ:しっかり保湿がシワシワを防ぐ近道
指の関節部分にあるシワや、指先に細かく刻まれたシワは、ふと見た時に気になりますよね。
そして厄介なのが、指の関節のシワは若い人にもあるので、実年齢よりも老け手になる可能性がある点です。
指のシワは「生まれつきでできるもの」でもありますが、生活習慣が原因となる場合も多いです。
特に関節部分は指の曲げ伸ばしが多いほど、皮膚が伸びてシワができやすくなっています。
指のシワをすぐになくすのは難しいですが、まずは上記でご紹介した保湿ケアを続けて、肌のハリを取り戻しましょう。
そしてトーンアップするハンドクリームなどを使って、シワのくすみ感を減らすのもおすすめです。
そして忙しい仕事・家事に追われても、就寝前にはネイルオイルとハンドクリームを塗る時間を取りましょう。
ゴワゴワがひどい時は、そのまま綿手袋をはめて寝るだけで、ハンドパック効果が期待できます。
ダメージが大きくなる前に、ご紹介した日常ケアをさっそく始めましょう!
指先までふっくらハリのある、明るい肌の手を取り戻すためにも、こまめにケアしてくださいね。