肘の黒ずみやくすみで悩んでいる人は、意外と多いのではないでしょうか。
特に薄着の季節になると肘の黒ずみやくすみが目につきやすいので、コンプレックスに感じてしまうこともあるでしょう。
どうにかして黒ずみを消す方法はないのものか・・・。
常に美しい肘をキープするためには、黒ずみ・くすみの原因を知り、季節を問わずに丁寧なお手入れや対策をすることが大切です。
そこで今回は、肘の黒ずみを取る方法や原因などを解説します。
今からケアを徹底して、半袖の季節に自信を持って肘を出せるように準備しておきましょう!
ひじが黒ずむ原因は?
ひじの黒ずみを解決するためにも、まずは原因を知ることが大切です。
ここではまず、ひじが黒ずむ原因から詳しく解説します。
日常生活で起こる摩擦が原因
ひじの黒ずみは、日常生活で起こる摩擦が原因のひとつとして考えられます。
普段の何気ない仕草が、知らず知らずのうちに摩擦になっていることも多いので、意識して改善することが重要です。
以下に、日常生活の中で特にやってしまいがちな摩擦の原因となる行為を挙げていきます。
■頬杖をついたり机にひじをつけたりしている
椅子に腰掛けている時、目の前にある机にひじをつけたり、頬杖をついたりする癖はありませんか?
このような仕草は無意識にやってしまいがちですが、ひじに摩擦や圧がかかって角質が厚くなり、黒ずみを引き起こす原因となるため注意が必要です。
机にひじをつかない、頬杖をつかないといった意識を持って過ごすだけでも、黒ずみの改善に繋がる可能性は十分にあります。
■ナイロンタオルやスポンジでゴシゴシ擦っている
体を洗う時にナイロンタオルやスポンジでゴシゴシと擦るという行為も、ひじの黒ずみの原因になるので注意しましょう。
ひじの黒ずみを解消したいからといって強い力で洗うと、皮膚に摩擦を与えてしまうので逆効果です。
また、ナイロン素材のタオルは摩擦による刺激を肌に与えやすいため、ひじの黒ずみをケアしたい人にはあまりおすすめできません。
ひじの黒ずみが気になる人や、予防をしたい人は、綿や麻などの天然素材のタオルを使用し、皮膚に摩擦を与えないように優しく洗うことが重要なポイントです。
■付けのある服ばかり着ている
締め付けのあるピタッとした服を着ることが多い人は、動くたびに皮膚に摩擦を与えている可能性が高いです。
その結果、色素沈着を引き起こし、ひじの黒ずみに繋がることもあるでしょう。
この場合、ひじだけではなく、他のパーツにも黒ずみが発生する恐れがあるので注意が必要です。
皮膚のターンオーバーの乱れ
皮膚のターンオーバーの乱れも、ひじの黒ずみの原因になります。
このターンオーバーが乱れる原因は、加齢やストレス、乾燥、間違ったスキンケア、生活習慣の乱れなど様々です。
このように何らかの原因でターンオーバーが乱れると、皮膚のメラニン色素が排出されず、古くなった細胞と共に蓄積されてしまいます。
その結果、色素沈着を引き起こし、ひじの黒ずみに繋がるのです。
紫外線によるダメージ
紫外線によるダメージも、ひじが黒ずむ原因のひとつです。
紫外線を浴びるとメラニン色素の生成が促され、過剰に作られるようになります。
これが原因となり、ひじの黒ずみを引き起こしてしまうのです。
特に半袖を着用する機会が多い春夏シーズンは、紫外線によるダメージを受けやすくなるので注意しましょう。
ひじの黒ずみを防ぐためにも、体用の日焼け止めを塗ったり、UV対策ができるカーディガンを着用したりして、紫外線から素肌を守る習慣を身につけることが大切です。
ひじの黒ずみをセルフでケアする方法は?
ひじの黒ずみは、セルフケアを行うことで予防や改善に繋がる可能性があります。
ここでは、ひじの黒ずみをセルフでケアする方法を解説していきましょう。
スクラブやゴマージュで古い角質を落とす
ひじの黒ずみには古い角質が溜まっている状態であることが多いため、スクラブやゴマージュを使用して角質を除去する必要があります。
古い角質を落とすことで肌のターンオーバーが正常化し、皮膚が新しく生まれ変わりやすくなるため、ひじの黒ずみの改善が期待できるでしょう。
ただし、スクラブやゴマージュを頻繁に使用すると、逆に皮膚にダメージを与えてしまう可能性があるので注意が必要です。
一般的にスクラブやゴマージュの使用頻度は、週に約1〜2回が適切だと言われています。
しかし、メーカーや商品によって使用頻度が異なる場合もあるので、推奨されている頻度を守るようにしましょう。
また、スクラブやゴマージュを使用する時は、強く擦って皮膚にダメージを与えないように気を付けることも重要です。
古い角質を落とそうとしてゴシゴシと擦ってしまうと、皮膚に摩擦を与えて逆効果になってしまうので注意してくださいね。
こまめに保湿を行う
ひじの黒ずみのセルフケアを行う上でも、やはり保湿は欠かせません。
皮膚が乾燥した状態のまま放置するとターンオーバーが乱れる原因となり、ひじの黒ずみを改善するのが難しくなります。
特にスクラブやゴマージュで角質除去を行った後の皮膚は、普段よりも乾燥しやすくなっているので、徹底した保湿ケアをすることが大切です。
ひじの保湿は顔のスキンケア同様、「化粧水→乳液orクリーム」の順番で塗布しましょう!
使用する化粧水や乳液、クリームは、美白効果が期待できるビタミンC誘導体・アルブチン・カモミラETなどの成分が配合されているものがおすすめです。
摩擦を減らすためにサポーターをする
ここまでの解説にもあった通り、日常生活の何気ない仕草による摩擦は、ひじが黒ずむ原因のひとつです。
そのため、生活の中で起こる摩擦を減らすことがセルフケアに繋がります。
摩擦を減らすためには、サポーターを活用するのがおすすめです!
サポーターをすることで、机にひじをつけたり、頬杖をついたりしても皮膚の刺激を軽減できます。
ただし、締め付けが強いサポーターは、かえって刺激になる可能性もあるので注意が必要です。
サポーターは締め付け感が少なく、肌に優しい綿や絹などの素材を選ぶことをおすすめします。
その他|クリニックでレーザー等の治療する
丁寧なセルフケアを行っているにもかかわらず、なかなかひじの黒ずみが改善しなくて悩んでいる人もいるでしょう。
そんな時は、クリニックで治療をするのもひとつの方法です。
クリニックでの治療方法はレーザー、ピーリング、薬剤などがあります。
適切な治療方法は、黒ずみの状態や予算などによっても異なるため、一度ドクターに相談してみましょう。
ひじの黒ずみを取る正しいやり方
ひじの黒ずみは日常生活で起きる皮膚の摩擦による色素沈着、または、角質が溜まった状態であることがほとんどです。
そのため正しい角質ケアを続けることで、気になる黒ずみを改善することができます。
角質ケアは「ひざ」の黒ずみや「指の関節」の黒ずみにも効果的です!
ぜひ全身の気になる黒ずみのケアに取り入れてください♪
ケアの頻度は「週1回程度」でOK
ひじの黒ずみ(角質)のケアを行う頻度は、週1回程度で十分です。
前項の解説にもあった通り、頻繁に角質ケアを行うと、かえって皮膚にダメージを与えてしまうので注意しましょう。
ただし、化粧水や乳液を使った通常の保湿ケアは毎日行う必要があるので、角質ケアやラップパックの頻度と混同しないように気をつけてくださいね。
黒ずみ(角質)ケアと保湿パックのやり方
黒ずみ(角質)ケアの後は保湿が非常に重要なため「パック」がおすすめです!
では、角質ケアと保湿パックのやり方をご紹介します!
●準備するもの
- ボディスクラブ(ソルト・シュガー)
- 化粧水
- ボディオイル
- クリーム
- コットン
- ラップ
●やり方
- スクラブで角質ケアする
- コットンに化粧水を浸してラップパックする
- クリームを塗ってラップでパックする
スクラブをひじに塗布し、円を描くように優しくマッサージします。
この時、力を入れたり強く擦ったりすると、皮膚にダメージを与えてしまうので注意しましょう。
スクラブは、ホホバ種子油やアーモンド油、アロエベラなどの保湿成分が配合されているものがおすすめです。
角質ケアをした後は、肌がとても乾燥した状態になっているので、しっかりと水分を与えてあげましょう。
まずは化粧水をたっぷりと染み込ませたコットンをひじに付け、ラップで巻いてパックした状態にします。
10分ほど経過したら、ラップとコットンを外して3の工程に進みましょう。
化粧水によるラップパックの後は、すぐにクリームをたっぷり塗布してラップで巻き、10分ほど放置します。
化粧水の水分が蒸発するのを防ぐためにも、2の工程が終わったら、すぐにクリームを塗布することがポイントです。
ひじ・ひざ(膝)の黒ずみにオススメのクリーム
ここからは、ひじ・ひざ(膝)の黒ずみにオススメのクリームをご紹介します。
いずれもネットショップやドラッグストア等で購入できるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ニベア
肘の黒ずみに効果を発揮するオススメのクリームは「ニベア」です。
ニベアはその使用感の重さからもわかるように、非常に油分が多いクリームで、肘のような乾燥しやすいパーツとの相性がとても良いです。
実際にニベアを2週間塗っただけでも肘の乾燥は改善され、軽い黒ずみならキレイになっている人が多いです。
ユースキン
肘の黒ずみには「ユースキン」もオススメです。
ユースキンは、ひびやあかぎれ、しもやけを治すクリームとして知られています。
塗布後は優れた保湿力が持続するため、肘の黒ずみにも効果が期待できるでしょう。
口コミサイトでも「肘の黒ずみがキレイになった!」という声があるので、気になる人はぜひ試してみてくださいね。
ワセリン
皮膚科でも処方されることがある「ワセリン」は保湿力が高いため、肘の黒ずみにもオススメです。
肌の表面に油膜を形成し、衣服などの摩擦から皮膚を守る効果も期待できます。
なお、ワセリンはドラッグストアなどでも購入可能です。
「黒ずみ」に関するよくある質問
ここでは「黒ずみ」に関するよくある質問をご紹介します。
Q1.指の関節が黒ずみやすい原因は?
A.指の関節が黒ずみやすい主な原因は、皮膚の摩擦と体質によるものです。
■皮膚の摩擦
指の関節が黒ずむのは、皮膚への摩擦刺激が原因の一つです。
皮膚に摩擦が生じると、小さな炎症が起きます。
すると、黒ずみの元であるメラニンを生成する細胞、「メラノサイト」の働きが活発になり、メラニンが生成されてしまうのです。
本来メラニンは、肌の新陳代謝によって排出されます。
しかし摩擦によってメラノサイトが活発化し、一気に大量のメラニンが生成されると、新陳代謝だけでは排出しきれずメラニンが残ってしまいます。
それを繰り返していくうちに、だんだんと皮膚は黒くなっていきます。
そして、常に外気に晒され剥き出しになっている指の関節は、この皮膚摩擦が非常に起こりやすい箇所なのです。
■体質
他の人と比べて、特に黒ずみが気になる人は、元々もっている体質のせいかもしれません。
そういう人は、少しの刺激でメラノサイトが活発になったり、新陳代謝が悪くメラニンが排出されにくく、また、皮膚が弱く炎症を起こしやすいです。
肘や膝、ビキニラインなどの黒ずみなども人より気になる人は、黒ずみやすい体質の可能性があります。
Q2.指の関節の黒ずみをなくす方法はある?
A.皮膚の刺激によって黒ずみができやすい指の関節は、刺激の強いピーリングやスクラブとの相性があまり良くありません。
指の関節の黒ずみと相性が悪い避けるべきやり方と、取り入れてほしい黒ずみに効果的なケア方法をお伝えしますね♪
【避けるべきやり方】
■皮膚摩擦を起こす
クリームをゴリゴリと塗り込んだり、こすりつけたりする
■刺激の強い成分を避ける
ソルトスクラブや、アルコールの入った保湿液など
【効果的なケア方法】
- たっぷりの泡で手を清潔に洗う
- コットンを1/4にカットし、美白化粧水を含ませる
- 指の関節にのせラップで手を覆い、そのまましばらく放置する
- コットンを外し、クリームで優しく保湿・保護をして終了
体質的に黒ずみやすい人も、肌の摩擦や刺激によって黒くなってしまった人も、指の関節は、擦らず丁寧なパックを続けていくことで、黒ずみの改善に繋がります。
まとめ
半袖など腕を出した服を着ていると、ひじの黒ずみは想像以上に目立ちやすいです。
男女に「ひじが黒ずんでいる人を見た時の印象」を聞いたある調査では、こんな回答が出ています。
- お洒落な人ほど台無しに見える
- 手入れが行き届いていなくて、だらしない印象
- 「こうはなりたくない」と思う
- 自分は気をつけようと思う
このように、男女に関係なくひじは見られていることがわかります。
にも関わらず、自分では確認しづらい厄介な場所・・・。
これは膝の黒ずみにも言えることですが、ひじや膝はスキンケアを怠るとすぐに黒ずみが悪化してしまいます。
また、脇やビキニラインなども黒ずみはできやすいです。
そしてできるだけ黒ずみができないようにするには、こまめなケアを続けていくしかありません。
反面教師にされないように日常的にケアすることを習慣にして、くすみのない綺麗なひじを目指しましょう!