ダイエットはいつの時代も注目されるテーマです。簡単に痩せることができればいいのですが、なかなかそうはいきません。むしろ、短期間で大きな効果を出すようなダイエット方法は、身体に悪い影響を及ぼすものばかりです。ダイエットをするなら、できればコツコツ減量できるような、長く続けられるものにしましょう。そんなダイエッターな方におすすめしたいのが、ネイルによるダイエットサポートです。この記事では、ダイエットを助けるネイルカラーについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。そしてダイエットは空腹状態がつらいという人も多いのではないでしょうか。しかし空腹は様々な効果が期待できるのです。日本は世界一の長寿国で、高齢化率も世界一といわれ、90歳以上の人口は実に200万人を超えています。現代の90歳以上の長生き層は、戦前戦後の粗食の空腹時代を生きた人々です。それに対して、飽食の時代に生まれ育ったのが、現代の若者~中年層にあたります。この空腹と飽食こそが、実は長寿と若返りのキーワードなのです。栄養を考えた食事を3食きちんと摂り、規則正しい生活をしているのに、この頃体力の低下、老化を感じる…。そんな方へ、今回は空腹と寿命・若さの関係と、空腹がもたらす効果について、お伝えしたいと思います。さらに、空腹効果を得るための効果的な方法を、詳しくご紹介していきます。
ダイエットはネイルのパワーもプラスしよう
なかなか続かないダイエットに悩む方は、ネイルのパワーもプラスしてみてはいかがでしょうか。爪はふとした時に自分の視界に入るものなので、ダイエット効果が期待できるネイルカラーを取り入れることで手助けをしてくれるかもしれません。
●食べたい!を抑えるなら青ネイル
ご飯やスイーツを食べたい!という気持ちを抑えてダイエットに励みたいという方は、青をネイルに取り入れましょう。何故青なのかというと、そもそも自然界において青い生物はとても少ないことから、人間は「青いものは食べるものではない」と、なんとなく認識しているからです。
例えば青い食べ物には、写真のようなブルーハワイシロップのかき氷や、ブルーの紅茶、食べられる青いお花などがありますが、キレイな見た目と思うことはできても、「美味しそう」という気持ちにはなりにくいです。そのため青は食欲減退の色と言われています。鮮やかなロイヤルブルーやシアン、ターコイズなどを爪に塗れば、食欲が抑えられるかもしれません。さらに青は冷静さを保つ色とも言われているので、落ち着いてダイエットに取り組めるのではないでしょうか。
空腹と寿命・若さの関係
たとえばタモリさんや、高橋一生さん、内村航平さんなど、以上の有名人に共通しているのは、見た目の若々しさと引き締まったボディ、そして1日1食主義だということです。彼らの若さと美しさの秘密は、その節制した食事にあります。1日1食は当然空腹時間が長くなり、そうすると、あの若返りで有名な「サーチュイン遺伝子」が働き出すからです。サーチュイン遺伝子と空腹、若さには、一体どういう関係があるのでしょうか。
●サーチュイン遺伝子とオートファジー
私たちの体は水分を除くと、その半分以上がたんぱく質で作られています。たんぱく質は、体のあらゆる組織を構成している、生命活動の基本となる成分なのです。私たちは、毎日の食事でたんぱく質を摂取します。摂ったたんぱく質は体内でアミノ酸に分解・吸収され、体の各細胞はそのアミノ酸をもとにたんぱく質を合成します。たんぱく質は脂肪のように溜めておくことができないので、常に合成する必要があるのです。その一方で、細胞には自らの細胞内の不要な「たんぱく質を分解」する働きもあり、これを「オートファジー(自食作用)」と呼んでいます。オートファジーが働くことにより、
・異常なたんぱく質や老廃物を除去し、蓄積を防ぐ
・栄養が入ってこない時に、分解したたんぱく質で新たなたんぱく質を作る
といったことができます。人間や動物が、絶食状態でも一定期間生きていられるのは、このオートファジーの働きによるもの。オートファジーは、いらなくなったたんぱく質を一度分解し、それを使って必要なたんぱく質を作り出す、いわばリサイクル機能なのです。そして、このオートファジーを発動させるのが「サーチュイン遺伝子」です。サーチュイン遺伝子は普段は休眠状態ですが、飢餓状態になると生命の危機とばかりに活性化し、オートファジーを発動します。つまり空腹がサーチュイン遺伝子を働かせる鍵というわけです。狩猟や採集生活をしていた太古の人類は、常に食べ物が得られるわけではなく、飢餓との闘いの中を生き抜くために進化したのが、サーチュイン遺伝子なのです。
●空腹がもたらす効果
このように私たちの体には、「空腹→サーチュイン遺伝子→オートファジー」という仕組みが備わっており、その結果、次の効果が生まれます。
1. 若さを保つ
オートファジーが働くことで、まず細胞内の老廃物が除去され、健康の源である血液もキレイになります。同時に老朽化したミトコンドリアも分解され、新しく作り直されてエネルギー生産が活発になるので、「細胞レベルで若々しく」なるのです。空腹と若さの関係で有名な話が、米ウィスコンシン大学が行った、アカゲザルの20年にわたる実験結果です。その実験では、十分な食事を与えられてきたサルが抜け毛やシワが多いのに対し、30%の食事制限を続けたサルは若々しい肌と毛並みを保っていた、と報告されています。
さらに空腹は、次の効果をもたらします。
2. 免疫力の増強
免疫の働きは、細菌やウィルスを阻止するだけでなく、がんの発症や進行も抑制します。しかし現代人に懸念されているのが、この長寿の要ともいえる免疫力著しい低下です。免疫力は、空腹状態になると高まります。生存の危機から体を守ろうとして、白血球を始めとする「免疫細胞が活性化」するからです。
3. 新陳代謝が活発になる
空腹になると、グレリンというホルモンが分泌されます。グレリンは食欲増進ホルモンとして知られていますが、もう一つの重要な働きが、「成長ホルモンの分泌を促進」すること。成長ホルモンが増えることで細胞の生まれ変わりが活発になり、疲労回復や病気の治りが早くなり、肌がキレイになります。また空腹は、食べ物の消化に酵素を使わなくて済みます。その分が代謝酵素として使われるため、さらに代謝が活発になるのです。
4. ダイエット効率がアップ
空腹時には血糖値が下がるため、体は糖の代わりに脂肪を使ってエネルギーを作ろうとします。つまり空腹時は体脂肪が消費されやすい状態になり、積極的に体を動かしたり運動したりすると、ダイエット効果が高くなるのです。
5. 胃腸が健康になる
空腹になるとお腹がグーッと鳴るのは、胃が収縮する時の音。胃は空っぽになると強い収縮を繰り返し、食べかすや古い粘膜を押し出して胃の中を掃除します。こうして胃腸はクリーンな状態になり、さらに空腹時間の間に十分休むことができるので、消化・吸収が活発になるのです。
空腹状態を上手に作るには
歳とともに、免疫力も新陳代謝も記憶力も低下してきます。肌も体も何となく老けてきたな、と実感し始めたら、空腹の若返り療法を実践してみましょう。しかし、やみくもに絶食しても、胃腸に負担をかけて逆に健康を害することもあります。では、サーチュイン遺伝子を活性化し、若返り効果を最大限得るには、どのように空腹状態を作ればいいのでしょうか。
●1日2食
本当の空腹感とは、前の食事で摂った食べ物が消化され、胃が空っぽになった時に起こるものです。食べ物の中で、胃に滞留する時間が最も短いのは果物(20~30分)で、炭水化物は2~4時間、たんぱく質は4~6時間、脂質は7~8時間。ですから、食事をしてから胃が空っぽになるまでには、食べ物の種類や量にもよりますが、おおむね4~6時間ほどかかり、脂肪の多い食事ではそれ以上になります。十分な空腹状態を作るには、食事の間隔を6時間以上空ける必要があるのです。この時間を確保するには、1日2食がおすすめ。特に朝食を抜くと、前日の夕食から当日の昼食まで、16~18時間の長い空腹状態を作ることができます。人間の体の生理リズムによると朝は排泄の時間になるので、体が排泄に専念できる時間も長くなり、空腹効果がより高まります。ただし空腹時間が長くなるので、間食や夜食の誘惑に負けない意志の強さは必要です。
●プチ断食
毎日朝食抜きは無理、という場合は、週末を利用して、1日だけ食事を抜くプチ断食があります。断食の前後の日は食事を軽めにし、胃腸を慣らすようにしましょう。平日は普通の食事スタイルでも、週末のトータル3日間で、かなりの食事制限ができることになります。
●摂取カロリーの制限
空腹状態を作るのに一番取り組みやすいのは、毎回の食事を腹七分目か八分目にすること。
カロリー的には、摂取カロリーを、必要とされるカロリー量の7~8割に抑えることになります。気をつけたいのは、減らすのはカロリーだけで、栄養素はバランス良くしっかり摂ること。糖質や脂肪でカロリーを抑え、たんぱく質や野菜類は減らさないようにしましょう。以上のいずれかの方法で、気持ちの良い空腹を感じてから、ゆっくり食事をする習慣をつけることが大切です。理想は、空腹を感じてもすぐ食べず、30分~1時間空腹状態を維持してから食事をすること。そうすると、サーチュイン遺伝子がより活性化するそうです。
●空腹と血糖値の関係
ダイエットに関心のある方は、空腹の後に食事をすると、血糖値が上がって太りやすくなるのでは?という疑問が湧くかもしれません。しかし、食後の血糖値は上がるものです。問題は、糖質ばかりをたくさん食べたり、一気にドカ食いをしたりして、血糖値が急上昇すること。「ゆっくりよく噛んで食べる」ようにすると、血糖値の上昇も緩やかになり、2時間もすれば正常値に戻るのが通常です。また、「食べる順番ダイエット」のやり方で、野菜やたんぱく質食品から先に食べるのもよい方法です。ただし、次の方は食事抜きや断食は控えるか、医師に相談の上で行うようにしましょう。
•極端な栄養不足、痩せ過ぎ
•妊娠中
•糖尿病
•胃食道逆流症
•薬を服用している
まとめ
細胞内では、古くなり変性したたんぱく質が老廃物となり、さらに細胞自体、数千億個が毎日死滅し、これも老廃物として溜まっていきます。これら老廃物が細胞の機能を阻害し、老化に繋がっていくのです。老廃物の速やかな排泄こそ、若さの秘訣であり、その究極の方法が「空腹」というわけです。空腹のあとの食事は、食べ物の美味しさが違います。空腹は、健康と若さだけでなく、食事が美味しいという最高の幸せも与えてくれるのです。1日2食や腹八分目に捉われず、まずは、思いっきりお腹が空いてからゆっくり食べることを心がけ、健康と若さに溢れたご長寿を目指しましょう。