セルフネイルに便利なマニキュアは、自然乾燥で乾くのでジェルネイルよりも気軽に使えます。しかし使っているとどうしても気になるのが独特なニオイです。ツンと鼻につくニオイは、お部屋でマニキュアを塗っているとどうしても気になりますよね。そこで、香り付きのマニキュアを使ってみてはいかがでしょうか。今回は、マニキュアで香り付きの商品や、嫌なニオイが気になりにくい商品をご紹介します。そしていい香りのする人とすれ違った時、なんだかドキッとしませんか?香水を上手に使うと、女子力が高まり、お出かけやデートがさらに楽しくなること間違いなしです。では、肌の弱い敏感肌さんも、香水を使うことはできるのでしょうか?この記事でご紹介します。
マニキュアの嫌なニオイの元
マニキュアは使っていると独特なニオイがしますよね。マニキュアには有機溶剤という成分が含まれており、工業用のラッカーやペンキにも入っています。この有機溶剤が強い独特なニオイの元なのです。有機溶剤のツンとしたニオイは、嗅ぎ続けると頭痛や目眩、吐き気といった症状が出るかもしれません。マニキュアを塗るときは窓を開けたり、換気扇をつけたりと、換気ができる部屋で行いましょう。
●有機溶剤が含まれていないものを使おう
マニキュアのあのニオイがどうしても無理!という人は、まず有機溶剤が使われていないものを使ってみてはいかがでしょうか。有機溶剤が含まれないマニキュアで特に人気が高いのが「胡粉ネイル」です。嫌なニオイを気にせずに、軽い塗り心地でマニキュアが楽しめます。
胡粉ネイルの他にも、MIYUNANAという水性ネイルも、有機溶剤フリーなのでおすすめです。
水性ネイルはお湯にしばらく浸すと、シールのように剥がすことができます。またエタノールでも簡単に落とせるようです。子供が使っても安心の素材で作られているので、親子でネイルを楽しめますよ。
香り付きのマニキュアでネイルタイムを楽しく
上記で紹介した有機溶剤フリーのマニキュアは、簡単に落とせる分、持ちがあまり良くないという意見もあるようです。マニキュアの持ちを重視したいけど、ニオイも気になる・・・という方は、以下のような香り付きのマニキュアを試してみましょう!
ジルスチュアートの「ネイルラッカー」は、フローラルブーケの香りがついています。キレイな発色とかわいらしいボトルが人気の商品です。
ネイリストの「ファイブインワンケアコート」は、使いやすいローズの香りがするマニキュアです。ベースコート、カラー、トップコートが一体になっており、保湿や爪の保護にも役立ちます。
JNFの「グレイズドフレグランスネイル」は、ピールオフタイプで除光液のいらないマニキュアです。微香性で、すぐに乾くのが人気のポイントです。
香り付きなら、マニキュアタイムがより快適になるかもしれません。使い方や落とし方に気をつけて、ネイルを楽しんでくださいね。
香り付マニキュアの使い方
香りのついたマニキュアでも、塗り方は普通のマニキュアと同じです。ここではセルフでマニキュアを塗る時の、きれいに仕上げるポイントをお伝えします。
●マニキュアをきれいに仕上げるポイント
・ベースコートは必ず塗る
ベースコートを塗って爪の表面をつるんとフラットにすることで、カラーをムラなく塗ることができます。
・甘皮の処理をする
余分な甘皮を処理することでキューティクルラインが取りやすくなり、見た目の美しさが格段と上がります。
・エッジ(爪の先端)を忘れずに塗る
爪先を正面から見た時に、断面から自爪が見えていてはダメです。エッジ(爪の先端)までベースコート、カラー、トップコートが塗られているとネイルが剥げにくく、持ちが良くなります。
・しっかりと油分除去をする
ネイルと油分は相性が悪いです。爪のどこか少しでも油分が残っていると、マニキュアを弾いてしまい、塗りムラができます。
・一度塗り目は薄く、二度塗り目で濃くする
一度塗り目は色がカサカサになっても良いので、とにかくはみ出さないように丁寧に、2度塗り目のガイドラインを作っていくつもりで塗っていく。二度塗り目はガイドラインからはみ出さないようにするだけでOK!二度目のカラーはたっぷり塗っていきます。一度目にできていた色ムラも、きれいに隠れるはずです。
・爪先の長さと形を揃える
爪の長さと形が揃っているとそれだけできれいに見え、ネイル映えします。
・はみ出したら乾く前に綿棒やオレンジスティッを使って拭い取る
マニキュアがはみ出てしまったら、はみ出した部分を綿棒やオレンジスティックで即拭えば、きれいに取ることができます。乾いてしまうと修正が難しくなるので、拭き取りはすぐに行いましょう!
マニキュアを塗る時は、はみ出さないよう塗ることに集中しがちですが、これらのポイントを頭に入れておくと、サロン仕上げのような垢抜けた印象のネイルになります。
●香り付きマニキュアを塗ってみよう
上記のポイントを踏まえ、香り付きのマニキュアを塗ってみましょう!
- 甘皮を処理する。
- 爪の長さと形を整える。
- 油分除去する。エッジの油分除去も忘れずに行う。
- 忘れないよう、まずは全ての爪のエッジにベースコートを塗ってしまう。
- ベースコートを爪全面に塗り、しっかりと乾かす。
- 香り付きマニキュアを薄く塗り、しっかり乾かす。(一度塗り目)
- 香り付きマニキュアを今度は多めに取り塗って、乾かす。(2度無理目)
- トップコートをエッジ~爪全体にたっぷりと塗って、乾いたら完成。
マニキュアに自分で香りがつけられる?
マニキュアで香り付きや臭いのしないものは、特有の刺激臭が苦手な人にとっては嬉しいですが、まだまだ香りのバリエーションは多くありません。でも指先から自分の好きな香りがしてきたらもっと嬉しいですよね!実は、自分でマニキュアに香りをつけることができるのです。ここでは、マニキュアに自分で香りをつける方法をお伝えします。
●用意するもの
・有機溶剤の含まれていないマニキュア
・お好きな香水orエッセンシャルオイル
・アルミホイルorペーパーパレット
●香りの付け方
塗る直前に作りましょう!
- アルミホイルやパレットにマニキュアを適量出す。
- 香水やエッセンシャルを2~3滴、たらす。
- マニキュアの筆でサッと混ぜたら、そのまますぐに塗っていく。
塗りたては香りを感じにくいかもしれませんが、マニキュアが乾くと香ってきます。香りが弱いからといってマニキュアにオイルや香水を入れすぎると色ムラの原因になるので、2~3滴程度で止めておきましょう!香りを楽しむには有機溶剤の含まれていないマニキュアがおすすめですが、通常のマニキュアでもOKです。一般的なマニキュアを使用する場合、塗っている時は例のごとくマニキュアの持つ刺激臭がします。しかし完全に乾くと、仕込んでおいたエッセンシャルオイルや香水の香りが微かに香ってきます。
マニキュアの香り付きが気になる人は、ためしてみてはいかがでしょうか♪
香水は何でできているの?
香水は、香料(天然香料、合成香料など)、アルコール、蒸留水が主な成分で、他に着色料や防腐剤が添加されることもあります。パルファン、オードトワレ、オーデコロンなど、呼び名が色々とありますが、呼び名の違いは香りの濃度によるものです。パルファンが最も濃度が高く、香りが長時間持続します。次がオードパルファン、オードトワレ、そしてオーデコロンの順番です。
●敏感肌への刺激は?
香水は敏感肌には刺激が強く、香水を肌に直につけると、かぶれやかゆみなどの炎症を起こす可能性があります。特に注意したい成分が香料です。身体につける目的の香水は化粧品の一種に含まれるため、薬事法の規制対象となり、配合される香料は安全性の高いものに限られています。香水の調合は企業秘密となっており、使われている香料の名前が製品に表記されていません。そのため、敏感肌の場合は肌がかぶれたり、赤みや発疹が出たりすることがあるので注意が必要です。また香水に含まれるアルコールは、肌にヒリつきやかぶれを起こすことがあるほか、皮脂を奪う作用があるため肌を乾燥させてしまい、敏感肌には良くありません。さらに防腐剤や合成着色料が含まれている場合は、敏感肌を刺激する可能性もあります。
香水で起こる肌トラブルの例
香水を直に肌につけることで起こる肌トラブルには次のようなのもがあります。
●接触性皮膚炎
アルコールや香料にかぶれてかゆみや赤みが起こる。
●光毒性皮膚炎
光毒性のある成分が日光に当たると皮膚に赤み、かゆみ、シミを起こす可能性がある。(クマリン、リモネン)
●アレルギー性皮膚炎
天然香料の中には人によってアレルゲンになるものがある。(ラベンダーなど)
●化学物質過敏症
合成香料に含まれる化学的な成分に過敏に反応して、肌に炎症を起こす。
敏感肌でも使える香水はあるの?
香水の中には、アルコールフリーのものや、合成香料・合成着色料・防腐剤などを使っていないオーガニックなものもあります。近年人気の練り香水もアルコールが含まれておらず、香りがマイルドなので敏感肌の方にオススメです。では敏感肌の方が、香水の刺激を気にしないで使うにはどうしたらいいのでしょうか?以下のような使い方を参考にしてみてください。
・ティッシュやハンカチに1プッシュ程度スプレーしたものを携帯する
・衣類に香りづけ(直接つけるとシミになるので香水をスプレーした布を下に敷いてアイロンがけする)
・髪に少しだけつける
・ルームフレグランスとして空間に数回プッシュする
ただし、肌に優しいタイプのものでもパッチテストをして、肌に問題のないことを確認してから注意して使ってくださいね!