昔から、爪を見ればその人の生活や健康状態がわかると言われています。そのため喫煙者かそうでないかも、爪を見ればわかることが多いです。喫煙者の爪には、黄ばみ、血色の悪さ、過度な乾燥、反り爪などの症状が見られます。ジェルネイルをしている場合は、直接爪が見えることはありませんが、ネイルが変色して黄ばんでいることがほとんどです。また、タバコの匂いは爪に残りやすく、ジェルネイルをオフした時や、爪を削った時などに、爪に染み付いたタバコの匂いがしてくることもあります。せっかくきれいにネイルをしても、黄ばんでいたり、指先からタバコの匂いがしては、イメージダウンになりかねません。今回は、ネイルがタバコで変色する理由と、爪やジェルネイルの黄ばみを取る方法をご紹介します。
ネイルがタバコで変色する理由
ふとした時にタバコを吸っている自分の爪と、吸っていない友人の爪を見比べ、自分の爪が黄ばんでいることに気が付く人は少なくありません。なぜタバコを吸っている人は、爪やジェルネイルが黄ばんでしまうのでしょうか。それは、タバコに含まれるタールやニコチンが爪に付着するからです。しかし手にはほとんど煙はかかっていないのに、何故すぐに黄ばんでしまうのでしょう?実は、タバコを吸う時に持っているフィルターには細かい穴が空いていて、そこからタールやニコチンが染み出ているのです。タールは粘り気のある植物性の樹脂で付着しやすく、これがタバコの「ヤニ」といわれています。フィルター部を支える指や爪、ネイルの表面に「ヤニ」が付着して固まり、黄色く変色しているのです。
黄ばんでしまった爪やネイルの色を戻す方法
タバコで黄ばんでしまった爪やネイルは、以下の方法で戻すことができます。
●スポンジファイル(爪やすり)で爪またはジェルネイルの表面を軽く削る
爪やネイルの表面に付いたニコチンやタールを、物理的に削り取ってしまいます。この時、表面の黄ばみだけを取りたいので、決して力は入れず軽く擦るように削っていきます。
・自爪の表面を削った後
自爪の表面を削った後は、手を洗い、爪表面にオイルやクリームを塗って、爪を保護しましょう。
・ジェルネイルの表面を削った後
ジェイルネイルの表面を削った後は、エタノールを染み込ませたコットンでネイルの表面をしっかりと拭き、ジェルのトップコートを塗って表面をコーティングし直します。ジェルネイルを持っていなければ、マニキュアのトップコートでもOKです。
●重曹を使う
爪やネイルを削ることに抵抗がある人は、重曹を使って黄ばみを落としていきましょう。まず、小さ目のボールに重曹を入れ、そこに少量の水を混ぜて重曹をペースト状にします。そこに爪を浸けて5分程放置します。5分経ったら手をぬるま湯でよく洗い、ハンドクリームで保湿します。もし黄ばみがひどく、まだ色が残っている場合は、ネイルブラシや歯ブラシに重曹ペーストを取り、ブラシでこすってみましょう。