マニキュアやジェルネイルの道具は、バラエティーショップやドラッグストアだけでなく、100均でも揃うので、今やネイルは気軽に楽しめるおしゃれになりました。また最近はインスタなどのSNSでよく見かける、ネイルシールも流行中です。自爪に貼ってライトで硬化させるジェルネイルシールは、大手通販サイトのネイルグッズランキングで1位獲得しています。しかし、ジェルネイルシールなどは、一時的にネイルをしたいという人にはあまり向いていません。「1日だけ、もしくは数時間だけネイルをしてすぐに落としたい」という時におすすめなのがネイルチップです。ネイルチップなら着け外しが簡単ですし、丁寧に扱えば、何回も使うこともできます。今回は、100均の道具でネイルチップを作る方法をご紹介します。そして「まつげエクステ」は、目力を倍増させる効果があり、メイクを時短できて便利ですよね。しかし、目元はとてもデリケート。目や目元にトラブルを起こしやすいメイク術でもあります。実際にまつエクによる肌トラブルを耳にすることも増えてきているので、敏感肌さんは慎重にならなければいけません。どんなことに注意するべきか、詳しくご紹介していきましょう!
ネイルチップを作って手軽にネイルを楽しむ!
マニキュアやジェルネイル、ジェルネイルシールは自爪に対してフィット感があり、ある程度持ちがよいのが嬉しいポイントです。しかし持ちが良い分、落とすのが大変なので「1日だけおしゃれしたい」というシーンにはあまり向いていません。短い時間でネイルを楽しみたいというときは、ネイルチップを活用しましょう。ネイルチップは既製品でかわいいものがたくさんありますが、せっかくなら自分の爪の形に合わせて手作りしてみませんか?手作りは手元のおしゃれを楽しみたい人だけでなく、ハンドメイドアクセサリーや、イラストを描くなど、様々な「作る」が好きな人にもおすすめです!
ネイルチップ作りに必要なもの
下記の道具は、ジェルネイル風のツヤ感がキレイなチップを作る時に必要なものです。最近はジェルネイルの液も100均で売られているので、ネイルグルーなども含めて、全て安価に揃えられるのではないでしょうか。
●ネイルチップ
ネイルチップ作りには欠かせない、土台となるネイルチップです。大きな100均なら何種類か売られているはずなので、使いたいカラーや、爪先の形で好きなものを選びましょう。
①クリアタイプ
ネイルチップというとクリアなものを思い浮かべる方も多いようです。自爪に貼り付けると爪が透けて見えるので、シアーでちゅるんとしたネイルを作りたい方はクリアのネイルチップを用意しましょう。クリアフレンチ風チップを作るのにも便利ですよ。
②ホワイトorブラックタイプ
自爪が透けないカラーを塗るときは、ホワイトやブラックのカラーがついたネイルチップを使うのがおすすめです。トーンの明るい色を使うときは、ホワイトを用意すると発色も良くなります。ブラックはダークなカラーはもちろん、そのままでも、アクセントにも使えそうです。
③オーバルタイプ
爪の形といえば、先端が丸くて少し先細りになっている「オーバル」が好き!という人が多いです。100均でもネイルチップはオーバルタイプを取り扱っていることがほとんどなので、売り場ですぐに見つかるのではないでしょうか。
④スクエアタイプ
大人カジュアルな雰囲気が出るのが先端の形がスクエアになっているネイルチップです。長さのあるスクエアタイプのチップを使うとゴージャスな雰囲気に、反対に短いスクエアタイプのチップを使うと、カジュアルでかわいらしい雰囲気になります。
⑤バレリーナタイプやポイントタイプなど
コフィンやスクエアトゥとも言われている、先端が先細りでスクエアの形になっている、「バレリーナタイプ」や、先端が尖っている「ポイントタイプ」のチップは、100均だと売られていないことがほとんどのようです。どちらも少し特殊な形ですが、ネイルチップだからこそ挑戦しやすいかわいい形です。チップを削って作るよりも、ネットショップで種類豊富に売られているので、そちらを購入しましょう。
ネイリストのおすすめポイント:きれいなバレリーナタイプの形にシェイプされているネイルチップです。薄型のチップなので自爪の曲線にフィットしやすくなっています。爪のカーブがちょっときつめの方におすすめで、軽いつけ心地も嬉しいポイントです。
ネイリストのおすすめポイント:ナチュラルな長さでありながら、しっかりポイントの形になっているネイルチップです。チップの先端に数字が入っているので、自分の爪に合う大きさを把握しやすいですね。
●爪やすり
爪やすりはネイルチップのバリを取ったり、自爪の形に合わせたりとチップの調整に使います。目が粗い爪やすりだけだとバリが残りやすいので、目の細かいやすりも一緒に用意しましょう。100均のやすりは、目の粗さについて説明がある商品は売られていないようです。不安な方はネットショップでネイルファイルセットを買うのがおすすめです。
ネイリストのおすすめポイント:目の粗さがことなるファイルがセットになっています。ネイルチップを作る時だけでなく、セルフでネイルケアやジェルネイルをするときにも便利と口コミで人気を集めています。
●カラージェル、トップジェル、ライト
近年は100均のセリアやキャンドゥでもジェルネイル液やライトが売られているので、安価に揃えられます。ジェルネイルはライトがないと液が固まらないので要注意です。ネイルチップを作るときはベースジェルを塗らずにそのままカラージェルを塗ることがほとんどですが、実際に使うかどうかはお好みでOKです。
●ネイルパーツ、ネイルシール
ストーンやメタルパーツ、アレンジ用のネイルシーツは100均でもたくさん取り扱っています。1つあるだけで手軽にアレンジできますよ。
●ネイルグルーorネイル用両面テープ
ネイルチップと自爪を密着させるために使います。絶対に取れたくない!というときはネイルグルーを、自爪に優しく、簡単に着け外しがしたいというときはネイル用両面テープを使いましょう。
●チップスタンドやスタンドになるもの
ネイルチップを塗るときの土台、つまりネイルチップスタンドとして使います。100均でも売られているのでそちらを購入したり、使わないペンなどを代用してもOKです。ペンで代用する場合は、ペンの先端にマスキングテープなどを輪っかにして貼り、そこにネイルチップをつけます。使いやすさや見た目にこだわりがある人は、ネイルチップ用のスタンドを買いましょう。
ワンカラーベースのネイルチップを作ろう
まずは、写真のようなワンカラーベースのチップを作ってみましょう。
①ネイルチップの長さと幅を削って、自爪の形に合わせます。幅は自爪より少し狭く、長さは自爪よりも少し長めに取るのがおすすめです。またチップに凹凸のつなぎ目がある場合は、やすりで削ってなだらかにしましょう。そして爪の根元=キューティクルラインが合わないと、ネイルチップが剥がれやすくなります。ほんの少しだけ自爪よりも小さくなるよう調整してくださいね。
②自爪とネイルチップの曲がり具合が合わなければ、ドライヤーで熱風を当てて、軽い力で曲げて合わせます。
③目の細かいやすりで、チップ全体を軽くやすりましょう。曇る程度でOKです。やすりがけが終わったら、ネイルチップを両面テープやマスキングテープで土台にくっつけます。
④ホワイト・ピンク・ブルーのカラージェルを全体に塗って、ライトで固めます。基本は2度塗りで仕上げるので、これを合計2回行います。
⑤ホワイトのワンカラーチップに、ピンクとブルーを筆先で中央にちょんと塗って、ライトで固めます。
⑥ストーンやメタルパーツをチップにそっと置いて、トップジェルを塗り、ライトを当てて固定します。
⑦チップ全体にトップジェルを塗り、ライトを当てて固めれば完成です。
トップジェルがノンワイプの場合はそのままでOKですが、拭き取りが必要な場合は、ノンアセトンリムーバーやエタノールを染み込ませたコットンで、全体を拭き取りましょう。
ネイルチップは、動かす向きに限界がある自爪よりもフレキシブルに動かせるので、意外と簡単に作れるはずです。慣れてきたら様々なデザインやアートを加えて、自分だけのオリジナルチップを楽しみましょう。
まつエクが引き起こす肌トラブル
目元は、元々皮膚がとても薄く、まつげは目のふちという特にデリケートな部分に生えているため、ちょっとした刺激を与えただけでも炎症が起こす可能性があります。まつエクを愛用している方に、皮膚のかぶれ・カサつき・赤み・かゆみ・痛みといった肌トラブルが多いのはこのためです。特に、まつエクを使う時に問題になりやすいのが接着剤(グルー)です。接着剤は、人工まつげをしっかりくっつけて、途中で外れないようにするために欠かせないアイテムですが、そもそも「のり」を塗る行為が皮膚に良いはずがありませんよね。付けている最中に成分が肌を刺激するだけでなく、接着剤をはがす際に角質も一緒に剥がしてしまうため、肌をどんどん傷めてしまうのです。また、中には化学成分が大量に配合されている接着剤もあり、特に敏感肌の方は接着剤を選ぶ時に注意が必要です。接着剤に使われることの多いシアノアクリレートは、アレルギーの原因になりやすい成分と言われ、ホルムアルデヒドを発生させる種類のものもあるので強い刺激性に注意しましょう。
まつげエクステをする時の注意
まつエクは、つけまつげと違って肌に接着剤をつけないことや、3~4週間程度は外す必要がない点から、肌に負担が少ないといえます。ただし、デリケートな部分に行う施術ということは変わりないので、トラブルを避けるために確かな技術を持ち信頼できるサロンを選びましょう。まつエクの施術には、必ず美容師の免許が必要です。信頼できる施術者がいるかどうか、きちんと確認してから予約しましょう。また、敏感肌が気になる方は、予約時に敏感肌であることをしっかりと伝え、カウンセリング中は詳しく事情を説明してから施術を受けるようにしてください。