ネイルの歴史と日本とアメリカの意識の違い&敏感肌は日本人だけ?海外の敏感肌事情 | ネイル女子

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日本のネイル技術は世界でも高い人気を誇り、海外の有名セレブ達も、こぞって日本人のネイルアーティストを指名しています。今ではお洒落の一部として当たり前になっているネイルですが、実は日本での歴史はそう長くはありません。アメリカから本格的にネイルの技術が日本に入ってきたのは、1970年代後半です。そして現在のように、ネイルの技術が職業として確立されたのは80年代に入ってからで、この頃はまだ日本にジェルネイルはありませんでした。それからしばらくして、2000年に入り、日本にもやっと現在主流となっているソフトジェルが上陸しました。このように、日本におけるネイルの歴史は、欧米と比べるとまだ浅いのです。そのため、日本のネイル市場は、流行をいち早く取り入れる若者を中心に広がっていて、老若男女問わず当たり前にするものではありません。しかし、ネイルの歴史が古いアメリカでは、老若男女問わず、ネイルを当たり前に楽しんでいる姿を良く見かけます。今回は、ネイルが生活の一部になっているアメリカ人と日本人の、ネイルに対する意識の違いについてご紹介します。また、日本人女性の多くが自分は敏感肌だと感じているのだそうです。なぜ日本人にはこんなに敏感肌を自覚する女性が多いのでしょう?そもそも敏感肌に悩んでいるのは日本人だけなのでしょうか。答えはNOです。敏感肌を自覚する人が多いのは日本だけではありません。アメリカ、ヨーロッパ、アジアの一部などにも、敏感肌に悩む方が多いといわれています。今回は、海外の敏感肌事情についても一緒にご紹介します。

ネイルの歴史

ネイルの技術が日本に本格的に入ってきたのは冒頭でも述べた通りかなり最近のことですが、ネイルを「爪に色を塗る」という行為として広く捉えるとかなり長い歴史があります。まずは、爪に色を塗るという行為の歴史を世界と日本に分けて解説していきます。

世界

爪に色を塗ることが確認されているのは古代エジプト時代からです。紀元前3000年以前ということになり、その時代から人は爪に色を塗ることをしていたと思うと凄いことですよね!女性だけのものでなく、男女で行われており、太陽などを連想される赤い色が好まれていました。しかし濃い赤を塗ることができたのは身分の高い王や王妃だけでした。次にギリシャ・ローマの時代(紀元前1200年ごろ)では、高い階級の人に「お手入れ」として「マヌス・キュア」という言葉で広まりました。マヌスは手、キュアが手入れという意味で、マニキュアの語源と言われています。19世紀になると一般的な女性も身だしなみとして爪の手入れをするようになりました。しかしこの頃はまだ現代のマニキュアはなく、爪磨きなどをすることが人気だったようです。そして20世紀になってやっとアメリカで現在のマニキュア(ネイルラッカー)ができました。なんとマニキュアは自動車塗装用のラッカーが元になって誕生したのです。

日本

日本の爪に色を塗ることの始まりは飛鳥時代や奈良時代からと言われております。「紅殻」というものを酸化鉄の赤色顔料を爪に塗っていたようです。次に平安時代になると爪紅(つまくれない)という呼び方をされるようになり、ホウセンカとホウズキの葉っぱを合わせたものを爪に塗っていました。そして、明治時代になるとフランスからマニキュアという文化が伝わります。当時のマニキュアと言うのはまだネイルラッカーが発明されていないので爪の手入れという意味のマニキュアです。日本では「磨爪術」として広まりました。そして1970年代になるとアメリカで発達したマニキュアの技術が日本にもはいってきます。ここでようやく現代につながるマニキュアが入ってきたのです。1980年代に職業としてネイリストが生まれ、ネイルサロンが誕生していきます。ちなみに海外ではネイリストとは言わず、マニキュアリストと呼び、ネイリストというのは日本特有のものです。

ネイルに対するアメリカと日本の意識の違い

日本人にとってのネイル

日本人にとってネイルをすることは、「おしゃれ意識が高い」というようなイメージではないでしょうか。ネイルが当たり前の時代になったとはいえ、街中や電車の中を見渡してみて下さい。実際にネイルをしている人は半数以下だと思います。日本人でネイルをしている人は、

・元々ネイルが好き
・デートだからお洒落したい
・ネイルを見ると癒やされる、テンションが上がる
・身だしなみとして必要

など、ネイルを自分へのご褒美や、イベントのタイミングでする人が多いです。つまり、ネイルは特別なお洒落だからこそ、時間やお金をかけたり、色にこだわったり、凝ったアートをしたりするのです。そして少しでもお気に入りのネイルを長持ちさせたいので、日本では持ちの良いジェルネイルが圧倒的に人気です。こだわりのアートをする人がいる一方で、日本では「オフィスネイル」も人気です。これはネイルが会社で認められるようになりつつもデザインはシンプルで目立たないものに限るといった制約があるためです。また、ネイルケアで自爪を美しくする「育爪」も広く知られるようになってきました。
また、日本のネイルの技術は韓国や中国にも取り入れられています。日本のジェルネイルの技術は世界的にも認められており、韓国や中国から日本のネイルスクールに学びに来る方もいるのです。そして、昨今は日本での韓国ファッションの流行により、韓国で人気のデザインやアートが日本に輸入されることもあります。これには海外のネイルサロンの写真が気軽に見ることができるインスタグラムの影響もあるのではないでしょうか。今後のネイルのブームや人気がどうなっていくのか楽しみですね!

アメリカ人にとってのネイル

アメリカで意識して周りの人の手を見てみると、ほとんどの人がネイルをしています。ただし凝ったアートではなく、マニキュアをベタ塗りしただけの簡単なネイルです。しかしながら、子供からお年寄りまで年齢層は幅広く、特にお年寄りのネイル率は、日本では考えられないほど高いです。彼女たちにとってのネイルとは、洋服を着替える感覚と同じで、特別なことではありません。ファッションに合わせてネイルも気軽にチェンジしたいので、アメリカでネイルといえば、マニキュアが主流となります。そのためネイルサロンでは、甘皮ケアとマニキュアメニューが圧倒的に人気です。また、爪が伸びてきて根本にすき間ができることを嫌い、飽きっぽい人が多いです。そして、日本人のようにメンテナンスをしながら1ヶ月近く爪を伸ばせる人が少ないこともあり、マニキュアが主流になっています。このようにアメリカ人にとって、ネイルをすることは至極当然のことで、生活の一部なのです。
また、アメリカでは人工爪で爪を長く伸ばすスカルプチュアも人気です。スカルプの中でもベイビーブーマーというピンクベージュのベースカラーに爪先がホワイトのグラデーションになるデザインは定番です。日本ではスカルプをすると派手にアートやパーツを盛るというのが一般的ですが、アメリカでは手が綺麗に見えるシンプルなデザインが人気なのも特徴といえます。







敏感肌になりやすい人種があるの?

人種によって肌質は異なります。例えば肌の色は黒人、黄色人種、白人で異なっています。これは人種が分布する地域の紫外線の強さと関係していて、紫外線の強い地域ほど肌を保護するためのメラニン色素が多くなっているからです。紫外線の刺激は敏感肌の原因になるので、もともと紫外線に弱い白人が紫外線を受けると、炎症や敏感肌を引き起こしやすくなります。また、肌の厚みも人種によって異なります。白人は角質層が厚くてきめが粗く、黄色人種や黒人は角質層が薄くて白人よりも肌のきめが細かい、という特徴があります。私達日本人は、白人に比べると角質層のバリア機能が弱く、敏感肌に傾きやすい肌質といえるようです。

人種の違いだけが問題ではない?

日本人の敏感肌が人種によるものかと言えば、それだけとも言い切れません。敏感肌の原因は、生まれつきの肌質よりもスキンケアなどの後天的なものが影響しているからです。例えば、日本人の敏感肌の原因のひとつに過剰なスキンケアもあげられます。日本に比べると、ヨーロッパの女性のスキンケアは実にシンプルです。日本人にヨーロッパ式のシンプルなスキンケアを、そしてヨーロッパ人に様々なアイテムを重ね塗りする、日本式のスキンケアを続けてもらったところ、日本人の敏感肌は改善され、ヨーロッパ人は逆に敏感肌になってしまったという結果も出ています。肌のために良かれと思ってしている努力が、逆に敏感肌を作っているなんてビックリですよね。

環境やストレスも敏感肌の原因に

お国柄によっては、自分の肌質にあまりとらわれない人の多い国もあります。逆にストレスを感じやすい社会に住む人が多い国には、敏感肌を自覚する女性が多いようです。またアジアの一部など、工業による環境汚染が問題になっている国や、空気が乾燥しやすいアメリカも敏感肌に悩む人は多いといわれています。そして、洗顔などに使う水は軟水の方がお肌への負担が少なく、ヨーロッパなどの硬水の地域では、肌が乾燥しやすく肌荒れを起こしやすいとされています。

まとめ

私達がすこやかな肌を保つには、生まれもった肌質の特徴を理解しながら、自分の肌質に合わせたスキンケアを行っていくことが重要です。日本人の私達が敏感肌を防ぐためには、季節ごとの気候の変化に合わせて肌の保湿や紫外線対策を心がけたり、ストレスを溜めないように体調を整えるということも大切です。







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