ネイルにもよく使われているペイズリー柄は、ファッションや雑貨でも人気の柄です。バンダナ柄とも言われていますね。古くからある柄で、カジュアルかつユニセックスな雰囲気になるので、夏の普段遣いにもぴったりです。このペイズリーですが、ミトコンドリアと似ていると言われることが多いのですが、果たしてなにか関係はあるのでしょうか?今回はペイズリー柄とミトコンドリアの関係やペイズリー柄の由来についてご紹介し、ネイルへの取り入れ方も合わせてご紹介します。そして太りやすくなる、肌がたるんでくる、すぐ疲れる、気力がなくなる…。こういった変化は、歳とともに代謝が落ちて細胞の機能が低下するから、といわれています。しかし最近、代謝が落ちる大きな原因は加齢より、ミトコンドリアの減少にあるという考えがクローズアップされています。ミトコンドリアといえば、高校の生物で習った記憶がある程度、という人が多いのではないでしょうか。ミトコンドリアの若さを維持する働きとは?そして、ミトコンドリアの減少を防ぐには?今回は、誰でもできるミトコンドリアの増やし方をご紹介します。
ペイズリー柄とミトコンドリアは無関係?
バンダナ柄とも言われる、独特な曲線と細かい模様が特徴的なペイズリー柄は、「ミトコンドリアと似ている」「ペイズリーの由来はミトコンドリア」と言われることが多いようです。しかし意外にも、ペイズリー柄はミトコンドリアを由来としていないようです。ペイズリー柄の元は「ナツメヤシ」や、旧約聖書にある「生命の樹」と言われており、紀元前500年頃から既にこの柄の原型があったとされています。つまりペイズリーは、ミトコンドリアとは関係がないようです。
ネイルにペイズリー柄をプラス
細やかな模様であるペイズリーは、ネイルにプラスすることで一気に凝った雰囲気に仕上がります。細かい柄を描くのが好きな方は、参考にしたい柄を近くに置いて、手描きアートにチャレンジしてみましょう。テクスチャーが硬めのジェルと、アート用の細筆を使って少しずつ描いていけば、意外とあっという間に完成しますよ。すべての指をペイズリー柄にするよりも、片手に1~2本プラスして、目を引くポイントにするのがおすすめです。原色系のカジュアルなネイルにぴったりで、特に夏に活用できるデザインなので、是非セルフネイルでもトライしてみてください。
ミトコンドリアとは?
細胞は、その真ん中に染色体を含む核があり、それを取り囲むようにゴルジ体や小胞体、葉緑体、リポソーム、ミトコンドリアといった小器官で構成されています。ミトコンドリアの仕事は、細胞のエネルギーを作り出すこと。食事で摂った栄養素と、呼吸で取り入れた酸素を使い、生きていくために人間が使うエネルギーの95%を産み出しています。このエネルギーがなければ、細胞を修復したり新しい細胞を作ることができなくなりますから、ミトコンドリアの減少は即、老化に繋がるわけです。
ミトコンドリアが減少するのは?
ミトコンドリアが減少するのは、「活性酸素」によってミトコンドリアDNAが傷つけられるからだといわれています。酸素を使ってエネルギーを産生する以上、どうしてもある程度の活性酸素は生じますが、これは本来体に備わっている抗酸化酵素によって防御できます。しかし睡眠不足やストレス、食べ過ぎ、運動不足、喫煙、食品添加物などで活性酸素が大量に発生すると、本来の防御システムでは追いつかずミトコンドリアはどんどん減少してしまいます。数が減少すると少ない数でエネルギーを作らなければならないため、ミトコンドリアには過重な負荷がかかります。そのためさらに活性酸素の量が増え、ますますダメージを受けるという悪循環に陥り、老化を促進してしまうのです。しかしミトコンドリアがたくさんある細胞は、ミトコンドリアそれぞれが余裕をもって仕事ができるので活性酸素の発生が少なく、しかも多くのエネルギーを作ることができます。
ミトコンドリアを減らさない生活
まずは毎日の生活の中で、次のように活性酸素を増やす習慣をやめ、ミトコンドリアを減らさない工夫をしましょう。
・睡眠や休養を十分とる
・ストレスの解消
・食べ過ぎない
・適度な運動
過剰な食べ物は、その消化吸収に大量のエネルギーが必要となります。また早食いは短時間でエネルギーを作らなければならず、共にミトコンドリアの負荷を高めて活性酸素を増やします。またミトコンドリアは、筋肉細胞に特に多く含まれます。筋肉は使われないと減る一方、適度な運動はミトコンドリアを減らさないためにも大事なのです。マウスを使った実験でも、定期的に運動を続けたマウスは運動なしのマウスよりミトコンドリアの数が多く、筋肉や脳の量が維持されて毛ヅヤもよく長生きしたそうです。
ミトコンドリアを増やすには
・筋肉を増やす
ミトコンドリアを増やすなら、ミトコンドリアが多い筋肉を増やすのが最も効率的です。筋肉の中でも特にミトコンドリアが多いのは、ゆっくり動く時に使われる遅筋(赤筋)です。遅筋を使う運動、たとえばウォーキングなどの有酸素運動や、ヨガ、太極拳などを定期的に行うといいですね。また、背中にはこの遅筋が集中しています。日常から背筋を伸ばした姿勢を心掛けましょう。
・空腹の時間を作る
食べ過ぎはミトコンドリアを減らしますが、逆に空腹を感じると、エネルギー不足に備えて脳からはミトコンドリアを増やせという指令が出ます。
腹八分目を心掛け、空腹を感じてから食事をとるようにしましょう。
・健康によい食生活
筋肉を作るたんぱく質やビタミン、ミネラル、抗酸化物質が豊富な食品を摂り、合成添加物の多いインスタント食品は控えたいものです。
まとめ
筋トレをして基礎代謝をアップさせると、太りにくくなるといいますね。それはミトコンドリアが増えることで、エネルギーのもとになる脂肪がどんどん燃焼されるからなのです。ミトコンドリアは何歳からでも増やすことができるそうです。増やし方も、運動や食事、姿勢など日常の心掛けで誰でもできることばかり。特に食事では、大豆製品や緑茶、ウーロン茶、ピーマン、ホウレン草、パパイヤ、キウィフルーツといった野菜や果物もオススメ。これら食品には、ミトコンドリアを活性化することで最近注目されているPPQ(ピロロキノリンキノン)という成分が豊富に含まれているのです。早速今日からミトコンドリアを増やして、細胞から生き生きとした生活を送ってみませんか?