ジェルネイルを塗る前だけでなく、マニキュアを塗る前、自爪で過ごす時もネイルケアは重要!
セルフだとやり方や順番がわからない・・・
めんどくさいけどやらないとダメ?
そんな方のために、
この記事ではネイルケアが重要な理由と、セルフでもできるネイルケアのやり方・順番をネイリストが徹底解説します!
ネイルケアってなんで必要なの?
ジェルネイルやマニキュアを塗る前や、自爪で過ごす時もネイルケアはぜひしておきたい工程です。
では何故ネイルケアが必要なのでしょうか?
それには以下のような理由があります。
- ジェルネイルやマニキュアがキレイに塗れる
- ジェルネイルやマニキュアの持ちが良くなる
- 自爪をキレイに伸ばせる
- 自爪のままでも清潔感がアップする
ネイルケアをしていない自爪は、例えるならばスキンケアや化粧下地をしていないお肌と同じ状態。
スキンケアや化粧下地を塗っていないお肌にファンデーションを塗っても、キレイにのらなかったり、毛穴落ちしやすくなりますよね。
ネイルケアという自爪を整える工程を加えれば、ジェルネイルやマニキュアもキレイに塗れますし、持ちもよくなるのです!
そして自爪で過ごす人も、ネイルケアをしておくことで爪がキレイに伸ばしやすくなりますし、見た目の清潔感もアップしますよ♪
ネイルケア道具を揃えよう!
セルフネイル初心者だと、どんな道具が必要なのかわからないですよね。
まずはネイルケア用の道具を揃えるところから始めましょう!
ここではジェルネイルを塗る前・マニキュアを塗る前・自爪で過ごす時などパターン別に必要なネイルケア道具をご紹介します!
ジェルネイルを塗る前のネイルケア道具
- エメリーボード
- スポンジバッファー
- キューティクルリムーバー
- メタルプッシャー
- キューティクルニッパー
- 消毒用エタノール
- ネイルワイプorキッチンペーパー
マニキュアを塗る前のネイルケア道具
- エメリーボード
- スポンジバッファー
- キューティクルリムーバー
- メタルプッシャー
- キューティクルニッパー
- 消毒用エタノール
- ネイルワイプorキッチンペーパー
- ガーゼ
自爪で過ごす時のネイルケア道具
- エメリーボード
- スポンジバッファー
- キューティクルリムーバー
- メタルプッシャー
- キューティクルニッパー
- ガーゼ
- シャイナー
ジェルやマニキュア完成後・ネイルケア完了後に使う保湿ケア道具
- ネイルオイル
- ハンドクリーム
ピンクの下線がついている道具は、どのパターンでも共通で使えるアイテムです!
一つずつどんな道具なのかチェックしましょう!
エメリーボード
エメリーボードとは紙製・木製の板の両面に紙やすりを貼っている、使い捨てタイプの爪やすりです。
ネイルケアでは着る時に負担がかかりやすい爪切りではなく、爪やすりで爪の長さや爪先の形を整えましょう。
爪やすりにはステンレス製やガラス製の商品もありますが、プロのネイリストはこのようなエメリーボードを使っている方がほとんどです。
軽くて持ちやすく、目が詰まってきたら捨てるだけでOKなので、セルフネイラーの方もエメリーボードを使うことをおすすめします♪
スポンジバッファー
スポンジバッファーとは、スポンジ製の爪やすり・爪磨きです。
エメリーボードよりも削り心地が優しいので、大きく削れることはありません。
ネイルケアではエメリーボードを使った後の爪のバリ(爪先につく欠片のようなもの)を取り除いたり、爪表面のデコボコをなだらかにするために使います。
キューティクルリムーバー
キューティクルリムーバーとは、甘皮や甘皮付近についた角質である「ルースキューティクル」を柔らかくする溶剤です。
爪の根元にある甘皮という部分は、ネイルケアで押し上げる必要がありますが、乾いた状態で行うと怪我に繋がります。
キューティクルリムーバーを甘皮周りに塗ると、角質軟化剤が作用して甘皮も柔らかくなり、押し上げやすくなります!
メタルプッシャー
メタルプッシャーとは、ステンレスなどで出来た甘皮を押し上げるための道具です。
通常は写真のようにスプーンのような形をしたプッシャー部分と、小さな歯がついている掻き出し部分が両端についています。
キューティクルリムーバーや、この後紹介するキューティクルニッパーと組み合わせて使います。
キューティクルニッパー
キューティクルニッパーとは、ルースキューティクル・ささくれ・小爪などをカットする小さなニッパーです。
小さいとはいえ刃物なので、取り扱いには注意が必要です。
ルースキューティクルやささくれ、小爪などがなければ使う必要はありません。
消毒用エタノール
消毒用エタノールは爪や手指の消毒だけでなく、爪の油分除去にも使います。
ジェルネイルやマニキュアは、爪に油分が残っていると剥がれやすくなり、持ちが悪くなります。
爪の長さや形を整え、甘皮を押し上げた後に拭き取りましょう。
ネイルワイプorキッチンペーパー
ネイルワイプとは爪やネイルブラシの拭き取りに使う紙のことを指します。
拭き取りの時に毛羽立たなければいいので、ネイルワイプとして売られている商品だけでなく、キッチンペーパーやペーパータオルでも代用できます。
ここまでの道具は具体的にどれを買えばいいの?とお悩みの方は、こちらの記事で商品も紹介しているのでチェックしてみてください♪
https://www.nailjoshi.com/80720/
ガーゼ
ガーゼは甘皮のルースキューティクルを拭き取って取り除くために使います。
マニキュアを塗る前のネイルケアや、自爪で過ごすときのネイルケアで使います。
破れにくいネイルワイプで代用も可能です。
シャイナー
シャイナーとは非常に目が細かい爪磨きで、爪のツヤ出しに使います。
自爪で過ごすときのネイルケアで使うと、ネイルケアのクオリティもアップしますよ♪
シャイナーで爪を磨くと、まるでトップコートを塗ったかのようにつるんとしてツヤツヤの表面に仕上がりに。
しかしシャイナーは爪磨きの1種なので、頻繁に磨くと爪が薄くなってしまいます。
何度も同じ箇所を磨かないようにしましょう。
ネイルオイル
ネイルオイルは爪や甘皮、指先の保湿にぴったりなアイテムです。
爪や指先への浸透力が高く、潤いや柔軟性を保つために役立ちます。
ジェルネイルやマニキュアが完成した後や、自爪で過ごすときのネイルケアが終わった後に塗りましょう!
https://www.nailjoshi.com/93032/
ハンドクリーム
ハンドクリームは手の乾燥を防ぐために老若男女使われているアイテムです。
ネイルケアではネイルオイルを塗った後に、手全体に塗り拡げましょう。
角質を溶かす尿素入りや、血流を良くするビタミンE入りなど様々なものがあるので、自分の手肌に合うものを使ってくださいね。
https://www.nailjoshi.com/96306/
ネイルケアのやり方(各パターン共通)
ではいよいよネイルケアに挑戦してみましょう!
※ネイルケアは爪や甘皮が柔らかくなっているお風呂上がりにやるのがおすすめです!
1.エメリーボードで爪を削る
使うもの:エメリーボード
まずはエメリーボードで爪の長さを調整します。
爪先に対してエメリーボードが45度くらいの角度になるように当て、一定方向に引いて削りましょう。
往復で動かすと軸がぶれてしまい、まっすぐに削れないので注意してくださいね。
爪の長さがちょうどよくなったら、爪先と爪の両サイドも削って好みの形に整えます。
爪の形にはいくつか種類があり、形によって雰囲気も変わるので、こちらの記事でバリエーションをチェックしてみてください♪
https://www.nailjoshi.com/100306/
2.スポンジバッファーでバリやデコボコをなくす
使うもの:スポンジバッファー
爪先にエメリーボードを使ったときのバリが付いていたら、スポンジバッファーで軽く擦って削り落としましょう。
また、二枚爪などで爪がデコボコしていたら、スポンジバッファーで撫でるように1~2回擦ればなだらかになります。
何度も擦ってしまうと爪が薄くなるので、かけすぎないように注意してください!
3.キューティクルリムーバーを塗る
使うもの:キューティクルリムーバー
キューティクルリムーバーの使う量は1つの指につき米粒大くらいです。
甘皮周りにキューティクルリムーバーを塗って、甘皮から爪のサイドまで指で優しく馴染ませましょう。
馴染ませてから30秒ほど待つと、カチカチの甘皮や角質も柔らかくなります。
4.メタルプッシャーで甘皮を押す
使うもの:メタルプッシャー
キューティクルリムーバーで柔らかくなった甘皮をメタルプッシャーで押し上げます。
最初はサイドのどちらかを、軽い力で優しく押し上げてください。
角度は爪に対してプッシャーが45度くらいになるよう当ててみてくださいね。
サイドが押し上がったら、少しずつ移動し中央→反対側のサイドまで甘皮全体を押し上げていきましょう。
古い角質が爪や甘皮に残っていると、押し上げているうちにルースキューティクルがプッシャーの裏側に溜まっていきます。
この甘皮ケアは力強くやらずに、あくまで優しい力で行うようにしてください。
甘皮が切れてしまったり、ささくれができたりする原因になってしまいます。
爪の根元に張り付いている頑固なルースキューティクルは、メタルプッシャーの掻き出し部分を使って取り除いてみてください。
5.キューティクルニッパーでルースキューティクルやささくれを除去する
使うもの:キューティクルニッパー
メタルプッシャーでも取れないルースキューティクルや、指周りに出来たささくれ・小爪はキューティクルニッパーでカットして除去しましょう。
キューティクルニッパーでは指の皮膚とくっついている甘皮は、爪の根元を保護する役割があるのでカットしてはいけません!
爪の表面に貼り付いていたり、飛び出ているルースキューティクルや、ささくれ、小爪を除去する目的で使いましょう。
ルースキューティクルやささくれ、小爪が付いていない時は使わなくてOKです!
ネイルケアのやり方(ジェルネイル編)
ここまではジェルネイルやマニキュアの塗布前はもちろん、自爪で過ごす時まで共通のネイルケアのやり方です。
ここからはパターンごとにやり方や流れが変わるので、それぞれチェックしていきましょう!
1.サンディング要のベースジェルならスポンジバッファーでやする
使うもの:スポンジバッファー
サンディングが必要なベースジェルを使う時は、爪全体にスポンジバッファーを軽くかけていきます。
サンディングとはスポンジバッファーやエメリーボードを使ってやする行為のこと。
ノンサンディングジェルを使うならこの工程は飛ばしてOKです!
2.油分除去をする
使うもの:ネイルワイプ、消毒用エタノール
ネイルワイプ(小さくカットしたキッチンペーパーでも可)に消毒用エタノールを含ませて、爪の根元から爪先まで拭き取りましょう。
エタノールで拭き取るので爪表面の油分除去ができるだけでなく、ケアの時に出てきたルースキューティクルやバリも取り除けます。
油分除去まで終わったら、ジェルネイルを塗る前のケアは完了です!
ベースジェルの塗布に移りましょう!
ネイルケアのやり方(マニキュア編)
ここではマニキュア塗布前のネイルケアの続きを解説します!
1.ガーゼを使ってルースキューティクルを拭き取る
使うもの:ガーゼ
指先にガーゼを巻き付け、水で軽く濡らし、爪表面を拭き取ります。
甘皮周りを中心に、ガーゼをつけた指先でくるくると撫でていきます。
こうすることでルースキューティクルが優しく取り除けますよ。
2.油分除去をする
使うもの:ネイルワイプ、消毒用エタノール
ネイルワイプ(小さくカットしたキッチンペーパーでも可)に消毒用エタノールを含ませて、爪の根元から爪先まで拭き取りましょう。
マニキュアもジェルネイルと同じく油分に弱く、爪に油分が付いているとマニキュアを弾いてしまいます。
油分除去まで終わったら、マニキュアを塗る前のケアは完了です!
ベースコートの塗布に移りましょう!
ネイルケアのやり方(自爪で過ごす時編)
自爪で過ごす時のネイルケアは油分除去は不要です!
1.ガーゼを使ってルースキューティクルを拭き取る
使うもの:ガーゼ
指先にガーゼを巻き付け、水で軽く濡らし、爪表面を拭き取ります。
甘皮周りを中心に、ガーゼをつけた指先でくるくると撫でていきましょう。
押し上げて出てきたルースキューティクルが取り除けます。
2.シャイナーでツヤ出しする
使うもの:シャイナー
シャイナーを使って爪表面を軽い力で擦ります。
1~2回擦るだけでも、キュッとキメが整ってツルンとしたツヤが出てきます!
磨きすぎは爪を薄くしてしまうので、何度も往復で擦らないように注意してくださいね。
シャイナーで爪磨きが終わったら、ネイルケアは完了です!
ジェルやマニキュア完成後・ネイルケア完了後は保湿!
ジェルネイルやマニキュアが塗り終わって完成したタイミングや、ネイルケア完了後は保湿を行いましょう!
1.甘皮や爪のサイド、爪先にネイルオイルを付ける
2.指先で軽く馴染ませる
3.ハンドクリームを手のひらに出してハンドプレスし、温める
4.指先から手首までハンドクリームを伸ばして刷り込むように軽く馴染ませる
この順番で保湿ケアを行えば、ネイルオイルがハンドクリームの導入剤変わりになり、浸透力や保湿力が高まります!
状況によって細かいネイルケアのやり方は異なりますが、基本は一緒!
きちんとケアしていれば、ジェルネイルやマニキュアも、自爪で過ごすネイルケアもサロンクオリティを目指せます!
ニッパーやエメリーボードは使い方に気をつけつつ、ゆっくりでいいので挑戦してみてください♪