メタリックな輝きがおしゃれなミラーネイルは、ミラーパウダーがあればセルフネイルでも気軽にチャレンジできるデザインです。鏡のようにキラっと反射して、インパクトがあり、ベースの色によって雰囲気が変わるので、アレンジも楽しめます。すでにセルフネイルでもトライしている人が多いのではないでしょうか。しかしせっかく完成させても、いつの間にかミラー部分がはげてしまうことがあるようです。うまくいかないのは、どんな原因があるのでしょうか。今回の記事では、ミラーネイルがはげる原因や、キレイなミラーネイルを作るコツをご紹介します。そして女性に不足しがちな栄養素である「鉄分」の効果についても合わせてご紹介します。鉄不足というと、真っ先に思い浮かぶのが「貧血」です。日本の成人女性の3割は貧血、もしくは隠れ貧血だそうですが、その7割は鉄欠乏性貧血だといわれています。鉄不足の怖いところは、自覚症状がさほど強くない「隠れ貧血」や「肌悩み」が出てくるという点です。何をやっても改善しないシミ、しわ、たるみは、「鉄不足」が原因かもしれません。意外と知られていない、肌を若々しく保つ「鉄」の働きを、今回の記事でご紹介してまいります。
ミラーネイルがはげる原因は?
おしゃれでインパクトのあるミラーネイルは、今や定番のネイルデザインになりました。ネイルサロンではネイリストによって本物の鏡のように美しく仕上げてくれますし、セルフネイルでも挑戦しやすいです。しかしセルフでのミラーネイルは、キレイに仕上がってもすぐにはげてしまうと困ったことはありませんか?そもそも何故ミラーネイルがはげやすいのかと言うと、ジェルではなくパウダーを使うという点が関係しています。ジェルネイルで使われるベースやカラー、トップは、ジェル同士がしっかりくっつくために、ライトで硬化しても「未硬化ジェル」というベタベタが残ります。ベタベタがあることでジェル同士が密着し、長持ちに繋がるのです。しかしミラーネイルなどで使われるパウダーは表面がサラサラとしており、そこにジェルを被せても、パウダーとジェルは接着しにくいです。そのため、ジェルがはげるというよりは、パウダーの部分から隙間ができて、ジェルと一緒にはがれていくという現象が起こるのです。ミラーネイルがはげやすいのは、パウダーを使う上で仕方がないことと言えます。
ミラーネイルの持ちを良くするには
セルフネイルでもミラーパウダーをしっかり定着させ、持ちを良くする方法を以下でご紹介します。
●ミラーパウダーは少量を表面にこすりつける
ミラーパウダーの量が多いとラメ固まりが目立ってしまい、ツヤっとした仕上がりからは遠のいてしまいます。パウダーは少量を塗布用チップに取って、まずは軽く表面に乗せていきましょう。その後ツヤが出るようにパウダーをこすりつけていきます。力が強いとパウダーが取れてしまうので、軽い力で爪に付けてくださいね。
●ノンワイプジェルではなく、普通のトップジェルで1度コーティング
パウダーを塗った後、すぐにノンワイプジェルで完成させるのではなく、未硬化ジェルが出るトップジェルを塗って、しっかりコーティングしましょう。そのあとはノンワイプジェルを使ってもOKです。ノンワイプジェルを2回使ってコーティングしても、ツルツルの面に同じくつるんとしたものは接着しにくいので、未硬化ジェルが出るトップを使いましょう。
鉄の働き
鉄は赤血球中の酸素を運ぶヘモグロビンの材料なので、鉄が足りないと体中の細胞が酸素不足になり、めまいや息切れ、疲労、だるさ、頭重、肩コリといった貧血症状が出ます。さらに鉄には、若さを保つために欠かせない、重要な働きがあるのです。
1. エネルギー源を作る
食べ物から得たエネルギーは、いったんATP(アデノシン三リン酸)という物質に変換され、その後このATPが分解してエネルギーとして使われます。ATPは、ATP合成酵素によって細胞内のミトコンドリアで作られるのですが、この酵素の重要な構成成分が「鉄」です。つまり鉄は、私たちがエネルギーを作るために不可欠な物質なのです。
2. カタラーゼの働きをサポート
体内に備わっている抗酸化酵素の一つ「カタラーゼ」には、過剰なメラニン色素を除去する働きがあります。しかしこのカタラーゼも、「鉄」がないと働くことができません。
3. コラーゲンの合成をサポート
若々しいハリ肌を作るコラーゲンも、ビタミンCと共に「鉄」がないと合成することができないのです。
鉄不足で老け見えするってほんと?
このように様々な働きをする鉄は、不足すると貧血だけではなく、次のような肌老化の原因を作り出します。
1. ターンオーバーが低下する
エネルギー源を十分作れなくなって全身の代謝が低下するので、当然肌のターンオーバーも停滞し、肌老化が進みます。
2. シミが定着する
カタラーゼの働きが悪くなり、できたメラニン色素がそのまま残ってシミを作ります。
3. シワ、たるみができる
新しいコラーゲンが作られにくくなり、肌が硬くなってシワ、たるみを引き起こします。
4. ストレスに弱くなる
鉄は神経伝達物質を作る時に必須の補酵素でもあるため、鉄が不足するとストレスに弱くなります。その結果、活性酸素を大量に発生させて老化を促進することに。
5. 冷え症になる
エネルギーが作られないと体温も下がります。万病の元、老化の元凶といわれる「冷え」や「低体温」も、実は鉄不足が原因だったりするのです。
女性は慢性鉄不足
厚労省の国民健康・栄養調査によると、鉄の1日の推奨摂取量は、成人男性7.5mg、女性は生理で失われる分を考慮して10.5mgとされています。ところが実際に摂っている量は、男性は8.2mg、女性は7.6mgが平均と言われており、男性は充分量以上摂っているのに対し、女性はかなり不足していることが分ります。一方で、私たちの体には平均3gほどの鉄が蓄えられており、そのうち代謝と生理によって失われるのは1日に1.5mg程度です。その損失分を補えばいいだけなのに、なぜ10.5mgも必要なのでしょうか。それは、鉄は摂取した分の、せいぜい20%ほどしか吸収されないからです。鉄は、動物性食品から摂れるヘム鉄と、植物性食品からの非ヘム鉄とがありますが、吸収がよいといわれるヘム鉄でさえ10~20%、非ヘム鉄に至っては2~5%しか吸収されないのです。ですから、吸収率を平均15%と考えると、10.5mgの鉄を摂れば1.5mgが確保できるというわけです。つまり「10.5mg」は、鉄の損失量と吸収率とから割り出された数値なのです。
賢く鉄を摂るには?
このように吸収の悪い鉄は、食事もよく考えて上手に摂りましょう。以下では、鉄を効率よく摂取するために知っておきたい4つのポイントを紹介します。
1.鉄の多い食品
まずは、鉄分を多く含む食材です。
・動物性食品
豚レバー:1切れ30gで3.9mg、鶏レバー:1個40gで3.6mg、カツオ1切れ100gで1.9mg、卵黄:1個分18gで1.1mg、アサリ:10粒80gで1.2mg
・植物性食品
豆乳:1カップ210gで2.5mg、納豆:1パック50gで1.7mg、ひじき:乾燥状態を大さじ1杯で2.2mg、ポップコーン:1袋70gで3.0mg
2.鉄の吸収をよくする栄養素
一緒に摂ることで鉄の吸収率がぐんと上がる栄養素です。
・動物性たんぱく質
・ビタミンC
・クエン酸
3.鉄の吸収を妨げるのは
ヘム鉄はそのまま吸収されますが、非ヘム鉄は次の成分によって吸収が阻害されます。
・緑茶やコーヒーに含まれるタンニン
・玄米や豆の皮に含まれるフィチン酸
・食物繊維
・牛乳
コーヒーやお茶は食事の前後30分は避けたり、代わりにネトルやローズヒップなど鉄が豊富なハーブティーはいかがでしょうか。
4.鉄グッズを利用
鉄のフライパンや鍋で料理したり、鍋に入れると料理中に鉄分が抽出できる、卵の形をした南部鉄もオススメです。
まとめ
鉄は、肌に欠かせない栄養素ですが、逆に摂り過ぎもよくありません。過剰分の鉄が肝臓などに沈着して、機能障害を起こすことがあるからです。女性の場合、鉄の摂取量上限は1日40mgとされていますので、鉄のサプリを飲んでいる人は量に気をつけたいですね。それにしても鉄が肌老化と密接な関係があったとは、意外に思われた方は多いかもしれません。健康を気遣う食事や、充分な睡眠、運動、スキンケアと、模範的な生活を送っているのに、どうも肌の衰えが止まらない・・・。そんな方は、「鉄不足」という原因になかなか気づきにくいです。今日からさっそく、食事の見直しをしてみませんか?