就活をしている方は、髪の毛をどのくらいの明るさにしていますか?服装、髪型自由の会社の面接でも、髪色が明るいまま就活をする人は少ないのではないでしょうか。就活中は人事担当者への印象を良くするために、髪の明るさにも気を使いましょう!今回の記事では、ヘアカラーの明るさを表すトーンや、就活中はどのくらいのトーンが良いのか、そして就活中のネイル事情について解説します!
ヘアカラーのトーンについて知っておこう!
美容院に行って髪を染める時、美容師さんがトーンという言葉を使っているのを聞いたことはありますか?ヘアカラーにおいてトーンとは色の明るさを表す単位です。トーンは1~20までの数字で表され、数字が小さいほど暗く、数字が大きいほど明るくなります。ブラウンやブラック、アッシュなどの髪の色味を表すものではありません。
●日本人の黒髪は平均何トーン?
日本人のほとんどは生まれつき黒髪で、アジアンブラックとも呼ばれます。トーンで表すとだいたい3~5くらいになることがほとんどです。髪の毛が自然光や蛍光灯の光にあたっても透けるような感じがなく、茶色みもほぼ感じられません。ちなみに地毛が暗いという人は3トーンくらい、地毛が明るいという人は5~6トーンの人が多いです。
●ブリーチするとトーンが明るくなりやすい
ブリーチとは脱色のことで、薬品を使って髪の色素を抜く方法です。ほとんどの日本人の場合、ブリーチで黒髪の色素を抜けばブロンドヘアー(金髪)に近いトーンにすることができます。トーンで表すと15トーン以上はブリーチが必要な明るさと言われています。しかしブリーチの薬品はとても強力で、通常のヘアカラーよりも髪にダメージを与えてしまいます。またブリーチ後にヘアカラー剤で髪を染めても、シャンプーなどでヘアカラーの色が抜けやすくなります。しかしブリーチをすることで金髪や赤、ピンク、アッシュなどの派手な色みが入れやすくなります。ブリーチはメリットもデメリットもある方法なのです。
●ブリーチせず一番明るくなるトーンはどのくらい?
ブリーチをしないで髪色を明るくする場合は、おおよそ14トーンくらいまで明るくなることがほとんどです。日本人の黒髪はヘアカラーでトーンを明るくしようとすると赤みが出てくるのですが、14トーンくらいまで明るくすると赤みはほとんど出てきません。金髪に近い黄みが出てきて、色味はベージュやミルクティーブラウンなどに近くなります。
就活中は何トーンがいいの?
では就活中はどのくらいの明るさがベストなのでしょうか?髪色の考え方は企業や人事担当者の方針によりますが、黒髪を目指すなら5~6トーン、自然な明るさを目指すなら7トーンくらいがおすすめです!
●5~6トーンの髪色で清潔感アップ!
5~6トーンであれば黒髪とはっきりわかります。ツヤの出やすいトーンなのできっちりとした雰囲気や、清潔感が出やすいです。これよりもトーンが低いと、カラスのような真っ黒になってしまい、不自然に見えてしまいます。
●7トーンは自然な明るさ
7トーンまで明るくすると、光にあたった時焦げ茶色に見えるようになります。しかし茶髪という印象は薄く、自然に上品さを表すことができます。黒髪に抵抗があるという人は、7トーンにする人が多いようです。
●迷ったら5トーンの黒髪にしよう!
「髪の明るさはどのくらいがベストなのかわからない・・・」という人は5トーンくらいの自然な黒髪にしましょう!5トーンは暗すぎず、明るすぎない自然な黒髪なので、会社説明会やインターンシップ、面接などでも清潔感やきちんと感をアピールしやすいです。就活は第一印象が重要で、髪色は第一印象を決める大きな要素です。髪色が明るくなっている人は就活をする前に、トーンを暗くしておきましょう。
業種によって髪の明るさの許容範囲が異なる!
業種や企業によっては、8トーン以上の明るさでも問題ないことがあります。例えばファッションやアクセサリーなどの販売、美容サロンのスタッフなどは本人のセンスも重視される事が多く、おしゃれだったり似合っていればトーンが明るくてもOK!という企業が多いです。またIT系の職種も髪色に規定がない企業が増えています。しかし茶髪に見えるトーンはNGという業種や企業もあります。特に医療、福祉、金融関係の企業は、会社の規定で黒髪以外は禁止されているところが多いです。目指す業種や企業によって考え方は異なるので、気になる方は企業の採用ページなどで実際に働いている社員の髪色をチェックしてみたり、会社説明会で聞いてみてください。
いつまでに黒髪にすればいいのか
黒髪や暗めのトーンにはいつまでにすればいいのでしょうか。これは就活を始める時期によって違いますが、会社説明会に行き始める時までに暗めにしたほうがいいでしょう。また、多くの学生は会社説明会よりも前にインターンシップに行くことがあると思います。インターンは服装自由などの場合もありますが、インターンの参加期間も黒髪やダークトーンにしておき、服装も華美なデザインや派手なカラーは控えるほうが無難です。ちなみに、ブリーチをして髪をハイトーンにしていた場合は、5トーンや7トーンで1回染めただけでは色が抜けてすぐに明るくなってしまうこともあります。本格的に就活が始まると美容室に行く時間を取れないこともあるため、ブリーチをしていた人は早めに暗い色にしておくと安心です。1つ前の項目でも触れましたが、業界や職種によって髪色の許容範囲は異なります。暗いトーンで染めていても、面接時に明るくなってしまっていては厳しい目で見られてしまうかもしれないので注意しましょう。
いつまで黒髪でいたほうがいいのか
就活中は黒髪や暗めの髪色が無難ということをお話してきました。しかし、通勤ラッシュ時の電車に乗っていると多くの社会人がヘアカラーをしていますよね。就活に区切りがついた後、いつまで黒髪でいたほうがいいのでしょうか。入社式が終わったら染めて良いのかというとそうとも言い切れません。髪型自由の会社でも就活中は黒髪が無難というように、やはり新入社員は黒髪や暗めの髪色にしておくのがおすすめです。いつまでという明確な時期を言うことは難しいですが、研修中はもちろん正式な配属先に行ってから上司や同僚と人間関係ができてきた頃に、少しずつトーンを上げていくのがいいでしょう。とはいえ、美容師やアパレル関係であればトレンドのカラーやヘアスタイルにしているほうが良いということもあります。会社の規模や社風、自分自身の人柄などを総合して時期を見極めることが大切です。
就活ではネイルNG?
普段からネイルサロンに行ったり、セルフネイルを楽しんでいる人が多いですが、就活中はネイルをオフしたほうが良いでしょう。ネイルOKの企業は、実は非常に少ないからです。就活は意外にも手元を見られる機会が多く、例えば書類を記入する時や、面接中に手を膝の上に乗せている時に、派手なネイルアートをしていると悪目立ちしやすいです。また長すぎる爪も清潔感に欠けると思われやすいので、注意が必要です。就活中だけはネイルをお休みしたほうが無難です。
●就活中はケアできれいな手元に!
就活中もきれいな手元でいたい!という人は、マニキュアやジェルネイルをオフして、ネイルケアに力を入れましょう。爪の長さや形は、長すぎず清潔感のあるラウンドに整えて、ツヤ出し用の爪磨きで表面を軽く磨いてみてください。これだけでも爪がきれいになり、清潔感のある手元に仕上がりますよ♪
ネイルサロンの面接でのネイルは?
この記事を読んでいる方の中には、ネイリストを目指してネイルスクールに通っている方もいるかもしれませんね。ネイルサロンの面接を受ける場合、ネイルはしたほうがいいのでしょうか?結論から言うと、受けるネイルサロンの系統に合わせたネイルをしていったほうが良いです!ネイルサロンの系統というのは、オフィスネイルや上品なデザインをするサロンなのか、痛ネイルやアートし放題のメニューが人気のサロンなのかという部分です。系統は都内であればネイルサロンの所在地でもある程度予想する事ができます。例えば、新宿や六本木は会社に勤める女性のお客様が多いエリアなので、シンプルで上品なネイルが人気です。他にも渋谷や原宿エリアは、トレンドを重視したネイルや、アートの多いデザインを好むお客様が多そうということを推測できます。また、面接を受けるネイルサロンのホットペッパービューティーのページや、インスタアカウントでお客様ネイルやサンプルデザインを見れば系統がわかります。仕上がりに自信がある場合はセルフネイルしていくのが良いでしょう。ネイルサロン未経験者や、ネイルスクールに通っている方で、セルフネイルに自信がない方は、ネイルサロンでジェルネイルを付けてもらって面接に行くのがおすすめです。ジェルが中心のネイルサロンで働く場合、ネイルを付けた状態で勤務するのでトレンドやサロンの系統をわかっているかという点は面接で見られています。
地域密着型のネイルサロンや、サロンの系統がわよくからない場合は白フレンチかワンカラーがおすすめです。白フレンチは指先が綺麗に見える定番のデザインなのでどんなサロンでも施術する可能性があります。ワンカラーにするなら、その時期のトレンドカラーや自分の肌に馴染むヌーディーカラーにしておくと印象が良いですよ。面接や実技試験は緊張しますが、ネイルが好きという気持ちを伝えることを大事にしてくださいね!