ネイルのデザインには、その時々で流行がありますが、昔と変わらず今も人気のあるデザインといえば、「フレンチネイル」。
ネイルをする人なら、一度はチャレンジしたことのあるネイルデザインではないでしょうか。
最近は、コスパのいいセルフネイルアイテムの充実により、セルフネイルでジェルネイルやマニキュアをする人も増えていますが、簡単そうに見えるこのフレンチネイル、セルフですると意外にも難しいですよね。
そこで今回は、セルフネイルでのフレンチネイルのやり方についてはもちろん、初心者でも簡単に描くコツをお伝えしていきます!
ジェルネイルで基本のフレンチネイルのやり方
それでは、早速セルフジェルネイルでのフレンチネイルのやり方を解説していきます♪
用意するもの
まずは、以下のものを用意しましょう。
- ジェルネイル用の筆(クリアジェル用)
- アンギュラー筆(フレンチネイル用)
- ベースジェル
- カラージェル
- トップジェル
- 硬化用ライト
- ネイルケアアイテム(ネイルファイル・ニッパー・プッシャーなど)
- エタノール(油分除去、拭き取り用)
ベース・トップなどのクリアジェルを塗布する筆は、お好きな筆の形でOKですが、爪に丸みがある方には、オーバルやラウンドといった先が少し丸みがある筆、四角めな爪の方には、スクエアがおすすめです。
そして、フレンチネイルを描く際は、フレンチネイル用のアンギュラー筆を使用するのがおすすめです◎
アンギュラー筆は、毛先が斜めに整えられているため、フレンチラインを描くのに優れています。
では、実際にセルフネイルでのフレンチネイルのやり方をみていきましょう。
1.ネイルケア(プレパレーション)をする
まず始めにネイルケアをしていきます。(=プレパレーション)
ネイルファイルで爪の形と長さを調整したら、キューティクルリムーバーやぬるま湯に浸して柔らかくなった甘皮をメタルプッシャーで優しく押し上げていきます。
押し上げ後、余分な甘皮があれば、キューティクルニッパーでカットしましょう。
ネイルケア後は、必ず爪全体をエタノールなどで拭き取り、しっかりと油分を除去していきます。
爪表面に油分が残っているとジェルがうまく密着しないため、爪の根元から爪の先端までしっかりと拭き取りましょう。
2.ベースジェルを塗る
続いて、ベースジェルを塗布していきます。
ベースジェルは、爪の先端から爪の根元、際まで隙間なく塗布していくことが大切です。
また、自爪に凹凸がある場合は、ベースジェルで段差を埋めるように塗布することで見た目とフォルムが美しくなります。
ベースジェルを塗布後は、ライトで硬化します。
3.ベースカラーを塗る(省略OK)
ベースジェルを塗布後、フレンチネイルの下の部分にカラーを入れたい場合は、ベースカラーを塗布します。
王道のクリアベースに先端フレンチの場合、この工程は省略してOK。
ただし、フレンチネイルは、自爪が伸びてくるとフレンチラインから伸びた自爪の白い部分がはみ出してしまうことがあるため、ベースカラーを塗布するのもおすすめです♪
4.フレンチラインを描く
続いて、いよいよフレンチラインを描いていきます。
ここでは、アンギュラー筆を使用していきましょう!
フレンチラインを描きたいカラーをアンギュラー筆にとり、斜めに長くなっている方の毛先を下に向けて、爪のサイドに沿わせ、両サイドから中央に向かってカーブを描くようにカラーをのせていきます。
コツは、圧をかけ過ぎず、優しく筆を動かすことです。
一度塗り目でムラを作ってしまうとずっとムラが残るため、ムラを作らないように塗布しましょう。
5.フレンチラインを二度塗りする
フレンチラインを描き、ライトで硬化後、同じように二度塗、硬化をしましょう。
二度塗り目は色のムラをなくすことを心がけながら塗ると綺麗に仕上がります。
6.トップジェルを塗る
二度塗り後は、トップジェルを塗布、硬化します。
硬化後、拭き取りまでして完成です◎
初心者でも簡単・綺麗なフレンチネイル描く方法
セルフネイルでフレンチを作るやり方を解説しましたが、とはいえ、自分の両手を仕上げなければいけないセルフネイルでのフレンチネイルはやっぱり難易度高めですよね。
そこで、セルフネイルジェルネイルでも簡単にフレンチネイルをすることができる便利なアイテムをご紹介します!
100均でも入手可能ですよ◎
フレンチガイドシールを貼る
ストレートフレンチではなく、丸みを帯びた通常のフレンチネイルをしたい方には、フレンチガイドシールを使ってみましょう。
フレンチガイドシールは、フレンチラインになったシールが数枚入った状態で売られており、ネイルアイテムコーナーで入手可能です。
使用方法は、爪先のフレンチラインにしたい幅の分だけ隙間を残し、その下にシールを貼ります。
シールが貼れたら、そのテープにギリギリ色がつくイメージで爪先からフレンチライン用のカラージェルを塗布します。
そのままジェルを硬化し、シールを剥がせばOKです!
マスキングテープを貼る
フレンチネイルは、フレンチラインとそうでない部分の色を変えて、境目をくっきりさせるデザインなのでマスキングテープもおすすめです。
通常のマスキングテープであれば、真っ直ぐフレンチラインを描くストレートフレンチをするときに便利◎
フレンチラインを描きたい部分のみ残して、他の部分をマスキングすることではみ出しやラインのブレを気にすることなく、フレンチラインのカラーを塗布することができます。
ネイルスタンプを使う
ネイルスタンプ、もしくはシリコンスタンパーとは、先端がシリコンでできた丸いスタンプのような形状になっており、このシリコン部分にフレンチラインに使いたいカラーを含ませ、爪先にグッと押し付けることで簡単にフレンチラインを描くことのできるアイテムです。
これがあれば、とにかく簡単にフレンチラインが描けます。
シリコンを押し付ける力によってフレンチラインを浅くも広くもできますよ。
おしゃれなフレンチネイルのデザイン7選
フレンチネイルというと、クリアベースに爪の先端に白でゆるやかなカーブを描いたデザインを想像する人が多いでしょうが、実は色々な種類があります。
人気のあるフレンチの種類をご紹介します♪
スキニーフレンチ(細フレンチ)
爪先から浅くフレンチラインを描くデザインをスキニーフレンチ(細フレンチ)と言います。
カラーで描けばカジュアルに、シルバーやゴールドのラメで描けば大人っぽい印象に仕上がり、ワンカラーやグラデーションのアクセントとして使用されることも多いデザインです。
スキニーフレンチの場合は、とにかく細く線を描くようにフレンチラインをつくるため、ライナー筆が適しています。
スキニーフレンチについて詳しい情報やセルフでのやり方はコチラをチェックしてみてください♪
ミラーフレンチ
ここ数年ずっと流行っているミラーネイルを使用してフレンチラインを描く、ミラーフレンチも人気のフレンチデザインです。ミラーネイルでフレンチを描くため、かっこいい印象のネイルに仕上がります。
ベースに使用するカラーを変えるだけでガラッと印象に変わるデザインですよ♪
ただし、ミラーネイルは、ミラーにする部分以外は一度マットコートにして、ノンワイプジェルを使用してミラー部分を描き、その後トップジェルでコーティングをするという工程がやや多めの技術です。
しかし、一度習得できれば色々なネイルデザインに応用できるため、とてもおすすめです!
ミラーフレンチについて詳しくはコチラの記事をチェック!
ラメフレンチ
ラメフレンチとは、その名の通り、ラメでフレンチラインを描いたデザインです。
ラメでフレンチを作ることで存在感もばっちりなネイルに仕上がるため、いつものカラーフレンチに飽きた方におすすめです♪
ラメには、色々なタイプがありますが、ラメパウダーの場合は、クリアジェルとミキシングして使用します。
ラメは、隙間なく塗布するのが大切です。
ストレートフレンチ
上でも軽く触れましたが、カーブを描かず、真っ直ぐにフレンチラインを描くデザインをストレートフレンチと言います。
ストレートフレンチは、深さを変えるだけで印象がとても変わります。
フラット筆があれば、簡単にできるフレンチデザインです♪
ベースカラーをしっかりと塗って、深めにストレートフレンチを描くと簡単にバイカラーネイルにもできるのでおすすめですよ^^
斜めフレンチ
斜めフレンチは、爪先の中心に向かってカーブを描く通常のフレンチネイルとは異なり、左右どちらかの爪の際から対角線上にある爪先に向かって、斜めにカラーをのせていくフレンチデザインです。
斜めにする深さやカーブの角度によって、仕上がりの印象も変わります。
フレンチネイルの中でも比較的、初心者向けのデザインでもあり、フレンチ筆があれば尚、簡単にできますよ♪
バルーンフレンチ
バルーンフレンチとは、爪先から爪の中心に向かって丸くカラーをのせていくフレンチデザインです。丸フレンチとも言われています。
作るならオーバル筆がおすすめ♪
バルーンフレンチは、全体的に可愛らしくカジュアルな印象に仕上がります。
逆フレンチ
一昔前は、フレンチネイルといったら、通常のフレンチネイルか逆フレンチかというくらい人気のあった、とてもポピュラーなフレンチデザインです。
最近はちょっと懐かしいネイルデザインに含まれるかもしれません。
通常のフレンチネイルよりも深く、始まりを爪の根元の左右の際からスタートさせたり、爪の半ばからスタートさせたりすることで深さを変えて、楽しむことができます。
逆フレンチは、フレンチの幅が広いため、フレンチラインをチェック柄やレオパード柄にしたりしても楽しめるデザインですよ^^
おすすめの筆は、フレンチ筆かフラット筆になります♪
まとめ
今回は、セルフフレンチネイルのやり方やコツ、フレンチネイルの種類などを解説いたしました。
ジェルネイルにおいて、王道のネイルデザインであるフレンチネイル。シンプルなデザインなので一見簡単そうに見えるのですが、フレンチラインのカーブによって雰囲気が変わるなど奥が深いデザインです。
フレンチラインが、ガタガタすることで見映えが悪くなりますが、初めから綺麗なフレンチラインを描くことはなかなか難易度が高いため、ごまかす為にフレンチラインとベースカラーの境目にラメラインを入れるのもおすすめです♪
ラメラインを入れることで、ネイルの仕上がりの雰囲気もグッと引き締まりますよ♪
また、一般的にマニキュアよりもジェルネイルの方が難しそうに思えますが、セルフフレンチネイルの場合は、マニキュアよりも修正のきくジェルネイルの方がチャレンジしやすくおすすめです♪
慣れるまではフットネイルで練習するのもアリです◎
是非セルフフレンチネイルにチャレンジしてみてくださいね♪