ジェルネイルをしている間にも、厄介なことに爪はどんどん伸びてきます。
そのため、
「長い爪のせいで生活に支障が出てきた!」
「伸びてきた爪がすごく気になって、今すぐ自分で爪を短くしたい!」
このように感じたことのある人も多いと思います。
特にフットフットネイルの場合は足が痛くなってしまうので、できれば伸びた爪は切ってしまいたいもの・・・。
しかし、ジェルネイルをつけたまま爪切りでカットしてしまっても良いのでしょうか?
今回はそんな方のために、ジェルネイルを爪切りで切ってもいいのか?また、サロンに行く前に爪が伸びた時のセルフでできる対策についてお伝えします。
- ジェルネイルを爪切りで切るとどうなる?
- ・ジェルネイルが剥がれやすくなる
- ・グリーンネイルの原因になる
- ・自爪にダメージが及ぶ
- 伸びたジェルネイルのは「爪やすり」を使う
- ジェルネイルの時と自爪の時の爪の違い
- ・自爪と爪切りはカーブも異なるため自爪に負荷がかかる
- ・自爪の時とジェルネイル着用時は厚みが違う
- 代表的な爪切り「2種類」
- ・一般普及率ダントツ「グリップ(箱型) タイプ」
- ・プロネイリストの使用率No.1「ニッパータイプ」
- 「ニッパー型」爪切りの正しい使い方をマスターしよう!
- ・セルフで行うニッパーの使い方
- ・爪切りの後に必要なケア
- ジェルネイルの付いた爪を切るときのポイント
- ・「ジェルをオフする時」のネイルカットは爪切りOK
- ・オフはしないが「爪の長さが気になる時」は爪やすりを使う
- セルフジェルネイルならニッパータイプの爪切を持っておくのがおすすめ!
- まとめ
ジェルネイルを爪切りで切るとどうなる?
伸びてきた爪の長さが気になり、ジェルネイルを自宅にある「爪切り」で切ってしまっていませんか?
ここで指す爪切りとは、いわゆる一般的な箱型のタイプですが、
実はそれを使うのは「NG」!
爪切りを使って切ってしまうと、自爪とジェルネイルへのデメリットしかありません。
ここでは、実際に爪切りで切ってしまった場合に起こるトラブルをお伝えします。
ジェルネイルが剥がれやすくなる
ジェルネイルを爪切りで切ると、ジェルと自爪の密着がなくなって剥がれやすくなります。
ジェルは爪全体ににコーティングされているため、途中で物理的にカットすると断面から空気や水分が入り、ジェルが浮きやすくなります。
爪切りの衝撃でジェルがヒビ割れたり爪の先端から浮いてしまうことが多く、結果的に持ちが悪くなることも。
また、剥がれかけたジェルを無理に取ろうとすると、自爪の表面まで剥がれて爪が薄くなったり傷ついたりするリスクもあります。
グリーンネイルの原因になる
グリーンネイルは、爪の間に入り込んだ緑膿菌という細菌が増殖して爪の表面が緑色に変色する症状です。
爪切りで切った断面から水分や汚れが入り込み、細菌が繁殖しやすくなるためグリーンネイルのリスクが高まります。
ジェルと自爪の間に隙間ができると、そこに水分が溜まりやすくなります。
そのまま放置すると細菌が繁殖し、爪にもよくありません。
グリーンネイルになってしまうと、ネイルの施術ができなくなることもあるため注意が必要です。
どうしても伸びたジェルを短くしたい場合は、爪切りではなく爪やすり(ファイル)で整えましょう。
もしジェルが浮いてきたら無理に剥がさず、できるだけ早めにサロンでオフしてもらってくださいね。
自爪にダメージが及ぶ
爪切りは爪に大きな負担がかかり、ダメージの原因になります。
爪切りの強い圧力によってジェルと自爪の間にヒビが入ったり、ジェルごと爪の表面が剥がれることがあります。
ジェルがしっかり密着している場合、無理に切ることで自爪の層が削がれて薄くなってしまうのです。
さらに、爪切りの衝撃でジェルが割れたり爪先から剥がれてしまうと、引っかかりやすくなり爪が欠けることも。
自爪が傷つくと、その後のジェルネイルの持ちも悪くなり、健康な爪の成長を妨げてしまいます。
繰り返しになりますが、伸びたジェルネイルが気になる場合は、爪やすり(ファイル)で長さを整えることを心がけましょう。
伸びたジェルネイルのは「爪やすり」を使う
何度もお伝えしますが、伸びたジェルネイルがどうしても気になる場合は、爪やすり(ファイル)で長さを整えるようにして下さい。
爪やすりは、爪切りのように一気に爪を短くできるわけではありませんが、自爪に強い圧をかけることなく、少しずつ長さを調節することができます。
この時に使用する爪やすりは、自爪を整える時にも使う「エメリーボード」を選ぶようにしましょう。
ジェルネイルの時と自爪の時の爪の違い
ジェルネイルをしている爪と自爪では、厚みや硬さ、カーブ、柔軟性が異なります。
ジェルネイルは厚く硬いため、爪切りを使うとヒビが入ったり、衝撃で自爪ごと割れるリスクがあります。
また、先端からジェルが浮いてしまい、ネイルが剥がれてしまうことも。
一方で、自爪は柔軟性があり多少の衝撃を吸収できるため、爪切りでカットしても問題は起こりにくいです。
しかし、デメリットがあるのも事実です。
ここでは、ジェルネイルと自爪の違いについて解説します。
自爪と爪切りはカーブも異なるため自爪に負荷がかかる
爪切りの刃と自爪のカーブには違いがあるため、爪に負担をかける原因となります。
一般的な爪切りはまっすぐな形状で、多くの人の爪にフィットしません。
切り口が合わないので、爪の層が分離したり割れやすくなる可能性があります。
また、大きな圧力がかかると爪の健康に悪影響が出ることもあります。
自爪の時とジェルネイル着用時は厚みが違う
自爪とジェルネイルでは厚みが異なるため、爪切りを使うとさまざまなトラブルが起こります。
ジェルは厚く硬いため、爪切りの圧力でヒビが入ったり欠けやすくなるリスクがあります。
また、自爪ごと割れる可能性もあり、特に薄い爪の人は注意が必要です。
(筆者はとても爪が薄いため、爪切りは怖くて使えません…)
爪切りで無理にカットするとジェルが浮きやすくなり、剥がれやすくなることも。
ジェルネイルを長持ちさせるためには、爪切りではなく爪やすりで少しずつ削って長さを整えましょう。
代表的な爪切り「2種類」
爪切りは主に
・グリップ(箱型) タイプ
・ニッパータイプ
の2種類のタイプがあります。
それぞれの特徴を解説していきます。
一般普及率ダントツ「グリップ(箱型) タイプ」
グリップタイプの家庭用の爪切りは、気軽に使いやすく多くの人が利用しています。
握りやすい大きな持ち手と、強力な切れ味が特徴です。
しかし、ジェルネイルを切るのはやめましょう。
理由としては、グリップタイプは力を入れやすく必要以上に強く切ってしまいます。
そのため、爪に大きな負荷がかかって二枚爪や剥がれる原因となります。
また、刃がまっすぐなので自然とカーブしている爪との相性が悪く、爪に不自然な力がかかりやすいです。
グリップタイプの爪切りを使用するときは、一気に切るのではなく、刃の角を使って少しずつ慎重に切っていきましょう。
切った後は爪やすりで形を整え、角ばっているところを滑らかにしてくださいね!
プロネイリストの使用率No.1「ニッパータイプ」
ネイリストが使用するニッパータイプの爪切りは、一般的なグリップタイプとは特徴が違います。
ニッパータイプは刃の形状が曲線的で、自然な爪のカーブに沿って切ることができます。
そのため、爪に均等な力がかかり、二枚爪や剥がれる原因が軽減されるのがメリットです。
持つ部分は長めで刃先が鋭いので、いわゆる爪切りのように爪を押し潰すことなく、少しの力と細かい動きで爪をカットしていくことができるので、爪への負担が少なくなるのです。
また、爪の端や角など、細かい部分をカットする時にも活躍します。
「ニッパー型」爪切りの正しい使い方をマスターしよう
ニッパー型爪切りは、通常の爪切りよりも刃が鋭く力を分散させやすいため、正しく使えば爪への負担を軽減できるのが特徴です。
セルフで行うニッパーの使い方
では、セルフでニッパーを使う時の手順やポイントをお伝えします。
- 少しずつカットする
一度に大きく切ると、爪に負担がかかりヒビ割れの原因になります。
端から少しずつカットしていくことで、爪へのダメージを防ぎます。 - 刃を爪のカーブに沿わせる
直線的に切るのではなく、爪の自然なカーブに合わせてカットすることで、割れやすさを軽減できます。 - 深爪にならないように
短くしすぎると、爪が弱くなったり炎症の原因になるため、指先と同じ高さ程度に整えましょう。 - 仕上げに爪やすりで整える
カット後は爪やすりで先端をなめらかにし、引っかかりや割れを防ぎましょう。
正しい使い方をすることで、爪への負担を減らしながら長さを整えることができます。
爪切りの後に必要なケア
爪切り後は、爪を健康に保つために保湿ケアを必ず行いましょう!
まず、爪やすりで爪先を整えて、ギザギザやひっかかりを取り除きます。
次に、キューティクルオイルやハンドクリームを使って甘皮周りを保湿し、乾燥によるささくれやひび割れを防ぎます。
爪切り直後は爪が敏感になっているため、強い衝撃を与えないようにしてください。
爪切り後のケアを行うことで、爪の健康を保つことができます(^^)。
ジェルネイルの付いた爪を切るときのポイント
ジェルネイルの付いた爪を切るには、タイミングや使用する道具を使い分ける必要があるなど、ポイントがあります。
「ジェルをオフする時」のネイルカットは爪切りOK
ジェルをオフする時に必要なネイルカットは、爪切りでOKです。
ただし、ジェルネイルのオフをセルフで行う場合は「ニッパータイプ」の爪切りを使用しましょう。
ニッパータイプの爪切りは、ジェルネイルが付いた爪への負担を最小限に抑えられます。
ジェルの端から少しずつ慎重に切り進めていき、爪の表面に対して平行に刃を当てて力を入れすぎないよう注意して切っていくのがコツです。
この方法は、自爪への負担を最小限に抑えることができます♪
オフはしないが「爪の長さが気になる時」は爪やすりを使う
オフせずに長さを短くするときは、爪やすりを使って少しずつ削るようにしましょう。
爪やすりを使うことで、ジェルネイルはそのままの状態を保ちつつ長さを調整することができます。
おすすめのグリッド数(目の粗さ)は、150〜180Gです。
やり方のポイントは、爪やすりを「一定の方向に」動かして削っていくこと。
急いで削ろうとせず、少しずつ行うことを心がけてくださいね!
削ったあとは、220〜240Gの爪やすりやスポンジファイルで爪先に残っているバリ(削りカス)をしっかり取り除き、油分除去をしてからトップジェルを塗り直すとより美しく仕上がります。
トップコートを塗り直す時は、エッジも忘れずに!
セルフジェルネイルならニッパータイプの爪切を持っておくのがおすすめ!
ジェルネイルを付けた爪を切るときは、ネイリストが使用するニッパータイプの爪切りがおすすめです
お伝えしてきたように、通常のグリップタイプの爪切りでは、爪に負荷がかかって二枚爪や剥がれの原因になることがあります。
一方、ニッパータイプの爪切りは、曲線的な刃が爪のカーブに沿って切れるため、爪への負担が少なくキレイに仕上がります。
そして、少ない力で切れるのも嬉しいメリットです。
また、ニッパータイプなら厚みのあるフットネイルにも使えます。
セルフでジェルネイルの付いた爪を切りたい方は、ぜひニッパータイプの爪切りを持っておきましょう!
まとめ
サロンへ行く前にジェルネイルを短くするときは、
・ニッパータイプの爪切り
・爪やすり
・キューティクルオイル
を用意しておきましょう!
この3つがあれば、自爪への負担を最小限に抑えて長さを調整することができます。
一般的なグリップタイプの爪切りは自爪への衝撃が強いため、なるべく使用を避けてくださいね。
正しい道具の使い方を覚えて、自爪への負担をかけずにジェルネイルを長く楽しみましょう!(^^)