おしゃれや自爪の補強のためにも欠かせないジェルネイル。
マニキュアよりもネイルの持ちがいいことも魅力のひとつです。
しかし、ネイルの持ちがいいことでかえって日常生活の中でジェルネイルの扱いに戸惑う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に食材を扱う料理は、ジェルネイルをしたまましてもいいのか、などご不安な声が多い印象です。
今回は、ジェルネイルをしたまま料理はOK?という疑問にお答えします!
- ジェルネイルのまま料理をしても大丈夫?
- ジェルネイルをしたまま料理をするリスク
- グリーンネイルになりやすい
- 衛生面が心配
- ネイルの持ちが悪くなる
- ジェルネイルをしたまま素手で料理をする時の注意点
- 手はこまめに拭く
- ジェルネイルの付け替えは正しい周期で行う
- ネイルパーツは埋め込む
- 料理の時は「手袋」をするのがおすすめ!
- ジェルネイルをしたまま料理|否定派・肯定派の意見
- 否定派の意見
- 肯定派の意見
- ジェルネイルで料理をするなら衛生面に気をつけよう!
- 料理をする前の「正しい手の洗い方」
- ネイル用のブラシ(爪ブラシ)とは
- 「爪ブラシ」を使った手の洗浄法
- よくある質問Q&A
- Q1.マニキュアをしたままで料理しても大丈夫?
- Q2.長い爪では料理や家事がしにくいのではないか?
- まとめ
ジェルネイルのまま料理をしても大丈夫?
冒頭でも触れましたが、ジェルネイルはネイルの持ちがよく、一般的に3~4週間での付け替えが理想とされているため、不具合がなければその間は、ずっとジェルネイルがついたまま過ごすことになります。
私自身、お客様から「ジェルネイルがついていることで日常生活において、気を付けることはありますか?」とよくご質問を頂きますが、基本的には「通常通りに生活して大丈夫です。」とお答えしております。
そのため、料理も同様にジェルネイルをつけたまましても問題はないです。
しかし、全く問題がないというわけではありません。
ジェルネイルの状態によっては、料理をすることで高まるリスクも存在します。
ジェルネイルをしたまま料理をするリスク
上記の通り、ジェルネイルの状態や扱い方によっては、ジェルネイルをつけたまま料理をすることがリスクに繋がる場合も。具体的にいくつか解説していきます!
グリーンネイルになりやすい
ジェルネイルをしたまま料理をするリスク
1.グリーンネイルになりやすい
ジェルネイルをしたまま料理をすることのリスクとして、「グリーンネイルになりやすい」という点が挙げられます。
グリーンネイルとは、自爪とジェルネイルの間に生活用水が入り込み、緑膿菌という常在菌が繁殖してしまうことで自爪が緑色や黄色になってしまう状態のことです。
基本的にはあまり悪さをしないグリーンネイルですが、悪化することで範囲が広がってしまったり、酷い場合には爪甲剥離を起こしてしまうリスクがあります。
そのため、一度グリーンネイルになった爪は、一般的にはネイルをオフしてしっかりと乾燥させる必要があると言われています。
なぜ、料理をすることでグリーンネイルの危険性が高まるのかというと、料理中は水を扱うことが多いからです。
特にジェルネイルが浮いている状態で料理をすることで、隙間から水が入り菌の繁殖を助長してしまうため、グリーンネイルになりやすくなってしまいます。
↓グリーンネイルについてはこちらの記事をチェック↓
衛生面が心配
ジェルネイルをしたまま料理をするリスク
2.衛生面が心配
ジェルネイルをしたまま料理をするリスク、というよりも懸念されやすい点として挙げられるのが指先の「衛生面」です。前述した通り、一般的にジェルネイルは3~4週間つけたままでいるため、その爪のまま食材を切ったりなどの料理をすることで衛生的に心配される方も少なくありません。
ネイルの持ちが悪くなる
ジェルネイルをしたまま料理をするリスク
3.ネイルの持ちが悪くなる
マニキュアに比べるとネイルの持ちが比較的いいジェルネイルですが、料理をすることで「ネイルの持ちが悪くなる」というリスクも存在します。
ジェルネイルをした状態での料理=ネイルの持ちが悪くなると言われている理由については、
- 水仕事が多い
- 包丁などで削ることがある
- 手を頻繁に洗うことで指先が乾燥してしまう
などが挙げられます。
指先(特に爪周り)の乾燥は、ジェルネイルの大敵であるため、手を洗ったり水仕事の多さから、ジェルネイルをしたままの料理はネイルの持ちが悪くなる原因のひとつだと考えられます。
ジェルネイルをしたまま素手で料理をする時の注意点
とはいえ、大抵の主婦の方や一人暮らしの方は、日常生活において料理は必要不可欠ですよね。
私自身も初めてジェルネイルをするお客様から「料理をするときは、素手でも大丈夫ですか?」という質問をよく頂きますが、上記のことから素手のまま料理をすることでいくつかのリスクは高まります。
しかし、日常的な作業の中でいちいち手元に気を使っていられない!という方も多いはず。
そんな方のために、ジェルネイルをしたまま素手で料理をする時に注意したい点をいくつかお伝えいたします。
手はこまめに拭く
ジェルネイルをしたまま素手で料理をする時の注意点
1.手はこまめに拭くこと
前述しましたが、水やそれに伴う湿気は、グリーンネイルなどのリスクを高めるため、あまり良い影響を与えません。
そのため、水仕事が多い料理中は、「手をこまめに拭くこと」を心がけるといいでしょう。
ジェルネイルの付け替えは正しい周期で行う
ジェルネイルをしたまま素手で料理をする時の注意点
2.ジェルネイルの付け替えは正しい周期で行うこと
重複しますが、ジェルネイルの理想の付け替え周期は3~4週間です。
知らず知らずのうちにジェルネイルが浮いていると料理が引き金となり、オフしたときにグリーンネイルになっていたなんてことも。
様々な爪トラブルを早期に発見するためにも、理想的な3~4週間の付け替え周期をきちんと守ることが大切です。
まだついているから、浮いていないからといって不具合が生じるまで、長期にわたってジェルネイルをつけたままにしておくことはNGです。
ネイルパーツは埋め込む
ジェルネイルをしたまま素手で料理をする時の注意点
3.ネイルパーツは埋め込むこと
料理中は、お米を研いだり、食材を洗ったり、包丁で食材をカットしたりととにかく指先を多く使います。
そのため、気付かぬうちにジェルネイルに施したネイルパーツがなくなっていた、ということも・・。
ネイルパーツがなくなっているのに気付いたら、知らないうちに食べてしまっていないか心配になりますよね。
デザインとしてネイルパーツを使用したい場合は、しっかりとトップジェルでネイルパーツを埋め込み、少しの衝撃では取れないように対策をすることが必要です。
ご不安ならその旨をネイリストに伝えるのもアリです◎
料理の時は「手袋」をするのがおすすめ!
申し上げてきた通り、ジェルネイルをしたまま素手で料理をすること自体は問題はないですが、上記のようなリスクを考えるとやはり「手袋」をするのがおすすめです!
重複しますが、料理中は水仕事が多く、手の乾燥にも繋がりますし、ネイルパーツが外れたり、包丁など刃物の衝撃でジェルネイルが欠けてしまったり・・などのリスクを回避したい方は、料理用のゴム手袋を使用するといいでしょう。
ジェルネイルをしたまま料理|否定派・肯定派の意見
ジェルネイルをしたまま料理をすることについては、様々な意見があり、賛否両論です。
否定派・肯定派それぞれの意見をご紹介します。
否定派の意見
ご年配のお客様から「主人が、ネイルをした手で料理すると嫌がる」とご主人様やご家族様から指摘をされたというお話も伺います。
否定派の方は、どのような点に不安を感じているのでしょうか。
■ジェルネイルの成分が体に害がありそう
ジェルネイルをしたまま料理→否定派の意見
1.ジェルネイルの成分が体に害がありそう
ジェルネイルをしたまま料理をすることで、ジェルネイルの成分が溶け出たり削れたりして、食材に紛れ込み、体に害を及ぼすのでは・・という不安もよく聞きます。
実際には、きちんと硬化をしたジェルネイルであれば、料理のせいで成分が溶け出るなんてことはないのですが、包丁で削ってしまった破片が入り込む・・ことは稀にあります。
しかし、大体のジェルネイルは化粧品登録がされており、触れる程度では体に害がないように作られていることも事実です。
■不衛生に思う
ジェルネイルをしたまま料理→否定派の意見
2.不衛生に思う
お伝えしてきた通り、ジェルネイルは3~4週間で付け替えを行うため、その間はずっとついたままです。
ずっとついているジェルネイル部分に対して、衛生面で不安を感じるという方も一定数いらっしゃるのが現状です。
■料理に異物が入りそう
ジェルネイルをしたまま料理→否定派の意見
3.料理に異物が入りそう
ジェルネイルのデザインとしてネイルパーツなどの装飾を使用している場合、料理中にとれて食材に入りそうなど心配される方も。
確かに一見すると、ジェルネイルの表面からポコッと出るようについているネイルパーツなどがあれば取れてしまうのでは・・?と思いますよね。
肯定派の意見
反対にジェルネイルをしたままの料理に対して、肯定的な方の意見をご紹介いたします。
■爪が補強されるので安心
ジェルネイルをしたまま料理→肯定派の意見
1.爪が補強されて安心
冒頭で触れましたが、最近では、ジェルネイル=おしゃれのためだけではなく、自爪の補強や保護のためという方も増えています。
ジェルネイルは、マニキュアよりも強度があるため、自爪が薄く柔らかい方にとっては補強のために欠かせないものです。
料理中は、指先を主に使用し、意外にも力仕事も多いため、自爪が弱い方にとってジェルネイルは、強い味方です。
■ジェルネイルは取れづらいので問題ない
ジェルネイルをしたまま料理→肯定派の意見
2.ジェルネイルは取れづらいので問題なし
お伝えしてきた通り、通常のジェルネイルはマニキュアよりも強度があり、ネイルの持ちもいいため、すぐに取れるものではありません。
そのため、料理をしても取れづらいから問題なし!という方が多数です。
■ジェルネイルをしていても問題なく料理はできる
ジェルネイルをしたまま料理→肯定派の意見
3.問題なく料理できる
ジェルネイルは爪の上に塗布していく人工爪の一種になりますが、完全に自爪にくっついた状態になるため、普段と変わらず指先を使用することができます。
そのため、ジェルネイルをつけているからといって料理がしづらい・・なんてことはなく、つけた状態でも問題なく料理ができるという点からも肯定派の方が多いです。
ジェルネイルで料理をするなら衛生面に気をつけよう!
否定派、肯定派の意見をご紹介してきましたが、否定派の方は
- ジェルネイルの成分が体に害を及ぼすかも
- ネイルパーツなどがとれそう
- ずっとつけているジェルネイルで食材を触るのは不衛生
など、総じて「衛生面」を懸念していると言えます。
実際にジェルネイルをしたまま料理をする際、衛生面について意識をする必要があります。
しかし、衛生面については、基本的な「手を洗う」ことが対策に繋がります!
特にジェルネイルをつけている時は、爪を切ることができないため、ジェルネイルの表面のみならず伸びた爪の裏部分もしっかり洗う必要があります。
料理をする前の「正しい手の洗い方」
ジェルネイルを施すと
- 気付かないうちにジェルネイルの表面に入った傷の隙間に菌が付着しやすい
- 爪を切ることができないため、伸びた爪の裏にゴミが溜まりやすい
などの点から、何もしていない時よりもしっかりと手を洗う必要があります。
ジェルネイルをしたまま料理をする前に行うべき、「正しい手の洗い方」を便利なアイテムと共にご紹介いたします。
ネイル用のブラシ(爪ブラシ)とは
ジェルネイルをした状態の手を正しく、より清潔に洗うには、このような「ネイル用ブラシ=爪ブラシ」がとても便利でおすすめです!
爪ブラシとは、硬い毛束でできたネイル専用のブラシで洗いにくい爪の間(爪の裏部分)や指先の汚れをしっかりと落とすことができる便利なアイテムです。
よくドラマでオペ前のドクターが手を洗うのに使っているものをイメージしてもらうと良いでしょう。
「爪ブラシ」を使った手の洗浄法
爪ブラシを使用した手の洗浄手順は、
- 手にハンドソープをつける
- 爪ブラシの毛先が爪の裏に届くように爪先を洗う
- 爪表面から爪の根元もよく洗う
- 指の間までしっかりと洗う
です。
忘れずにハンドソープを使用し、洗い終わったら清潔なタオルやペーパーでしっかりと拭き取りましょう!
また、使用後の爪ブラシは、再度ハンドソープなどで洗浄し、しっかりと乾かすことが大切です。
よくある質問Q&A
最後に私が、実際にこれまでお客様から頂いた質問をいくつかご紹介します。
Q1.マニキュアをしたままで料理しても大丈夫?
よくある質問
Q1.マニキュアをしたまま料理はOK?
→料理が短時間である場合などはOK!
ただし、マニキュアは比較的剥がれやすいというデメリットがあるため、長時間の水仕事や指先の扱いには注意が必要。
Q2.長い爪では料理や家事がしにくいのではないか?
よくある質問
Q2.長い爪だと料理や家事に支障は?
→一概に支障があるとは言い切れません!
料理や家事など、人や自爪の状態によって指先の扱い方や負担は異なるため、料理や家事に支障をきたす場合もありますが、長い爪や装飾を沢山施したデコネイルでも手の扱いを工夫して上手にこなしている方も多いです。
まとめ
今回は、ジェルネイルをしたまま料理をすることについて、色々な観点から解説しました。
簡単にまとめます。
- ジェルネイルをしたまま料理をすることはOKだが、否定派・肯定派と意見は分かれる
- ジェルネイルがついた素手で料理をしても問題はないが、爪ブラシを使ってしっかりと手指を洗浄することが大切
- 衛生面等を懸念して手袋を装着することがおすすめ!
本文と重複しますが、ジェルネイル施術後は、基本的にはいつも通りに生活を送ってOKです。
そのため、料理も通常通りにしてOK!
筆者は、ゴム手袋が苦手なので素手で料理しています。
しかし、ジェルネイル中はとにかく爪を伸ばしたままであり衛生面が気になるところ。
また、ジェルネイルがついているからと言ってどんな衝撃にも耐えられるというわけではないため、職業柄等で料理する回数や時間が長い方は、やはり手袋を装着することをおすすめします。
もし、ジェルネイルをつけたまま素手で料理をする場合は、料理前に手指の洗浄をしっかりと行うことと、爪先を乱暴に扱わないことに注意をしてくださいね♪