夏に人気のネイルデザインに「シアーネイル」というものがあります。
ネイルサロンの定額メニューのサンプルにも1つは入る定番かつトレンドのデザインで、どんな爪の長さでも似合いやすいのが特徴です。
ちなみに夏に人気と言いましたが、涼しげなカラーではなく深みのあるダークカラーなどの色を選べば、季節・シーン問わず取り入れることが可能。ハンドはもちろんフットネイルでもおすすめです。
シアーネイルデザインは、肌馴染みの良いカラーを選べばナチュラルな雰囲気になりますし、パーツやラメを取り入れれば指先が華やかになるのも魅力といえます。
今回の記事では、シアーネイルのやり方や塗り方のポイントを初心者の方向けにご紹介してまいります。
やり方がわかればマニキュアでのセルフネイルや、セルフジェルネイルでも取り入れやすいのでぜひ挑戦してみてくださいね。詳しく徹底解説していきますので、初心者さん必見の内容です!
シアーネイルとは
シアーネイルのシアーとは、透明感のあるという意味です。
つまり、シアーネイルとはカラーが透き通っているデザイン全般のことを指します。
施すアートに決まりはないので、ワンカラーのほか、フレンチネイル、ニュアンスネイルであってもシアーカラーがメインならシアーネイルと呼ぶことがあります。
春から夏に特に人気ですが、ブラウンやブラック、ボルドー、カーキなどのシアーカラーは秋から冬にかけて取り入れる方も多いため、1年を通してチャレンジできるネイルデザインです。
クリアネイルと混同されやすいですが、クリアネイルは無色透明がベースになっており、シアーネイルは透け感のあるカラーが使われているという違いがあります。
まずはシアーネイルのやり方の手順や塗り方のコツを紹介していきます。
シアーネイルのカラーの作り方
シアーネイルをするにはシアーカラーのジェルが必要ですが、わざわざ透け感のあるジェルを購入しなくても手持ちのカラージェルとクリアジェル(ベースジェル)を混ぜればシアーカラーを作ることができます。
シアーカラーの作り方は簡単で、パレット(アルミホイルでOK)にカラージェルとクリアジェルを用意してスパチュラや爪楊枝でよく混ぜ合わせれば完成です。
色味調整のポイントとしては、カラージェルにクリアジェルを混ぜるのではなく、クリアジェルにカラージェルを足していくことです。スパチュラなどでよく混ぜて色味を確認しながら自分の好みの透け感のカラーを作りましょう。
注意点として、基本的に残ったジェルを保管することは難しいので作りすぎないようにするようにしてくださいね。
色ムラにしないコツはセルフレベリングを待つ
シアーカラーのジェルを塗る時に色ムラにならないようにするためのオススメの方法は、何度もブラシで塗る工程を行うのではなく、セルフレベリングを待つことです。
セルフレベリングとは、表面張力によって自然に平らになろうとするジェルの性質のこと。
色ムラになりにくいだけでなく、表面もつるんと仕上がるので爪全体にジェルを塗ったら少しの間ジェルを触らず、セルフレベリングで表面が平らになるのを待つのがいいですよ!
また、硬化時間ですが通常の時間よりも少し長めに硬化するほうが確実に固めることができます。
シアーネイルのカラー別おすすめデザイン
ここではシアーネイルのカラー別のおすすめデザインを紹介していきます。
どんなデザインにも合わせやすいのがシアーネイルの魅力の1つなので、基本的には好きなデザインに合わせてOK!
もし合わせ方に迷った時には参考にしてみてくださいね。
シアーベージュはグラデーションでヌーディーに
肌馴染みがいいシアーベージュは、ワンカラーで大人っぽくできるほか、カラーグラデーションにすると一層ヌーディーな雰囲気に仕上げることが可能です。
塗っている感がなく、優しい女性らしいイメージになるのでオフィスネイルにもぴったり。
ベージュの中でも、グレージュのようなグレー寄りのベージュなら少しスタイリッシュな印象になりますよ。
また、ホワイトカラーとマーブルにするとカフェアートのようになってキレイです!
シアーピンクにはオーロラホログラムを合わせて可愛く
シアーピンクはピンクの濃さによってさまざまな雰囲気になりますが、自爪の薄いピンク色が透けるので基本的には血色感が出てイキイキした印象の手元にすることができます。
マットピンクだと重たい雰囲気になってしまうという方はぜひシアーピンクを試してみてください。
シンプルなワンカラーやグラデーションでも可愛らしくなりますが、華やかさがほしい時はオーロラホログラムを乗せるのがアクセントになっておすすめです。
シアーブラウンはニュアンスデザインと相性バッチリ
シアーブラウンは使うだけで抜け感を出すことができる優秀なカラーです。
秋にはオレンジやイエローと組み合わせるだけで、あっという間にべっ甲ネイルが完成します。
クリスタルストーンやアイシングジェルのぷっくりアートと合わせると春夏向けに、ゴールド系のミラーアートやスタッズ、箔、ラメと合わせると秋冬らしい雰囲気になります。
もちろんワンカラーでも存在感があるのでフットネイルで使用するのもおしゃれですよ。
シアーホワイトはミラーネイルと合わせてシックに
透け感のない真っ白で塗るとパキッとしたスタイリッシュなイメージになりますが、シアーホワイトは柔らかい印象になるので1年を通して使えるカラーです。
おすすめはミラーラインやアクセサリーネイルなどの部分的なミラーアートと合わせることです。
派手になりすぎず上品に仕上がるのでオフィスネイルとしても問題ない仕上がりになります。
好みにもよりますが、イエベさんにはゴールドのミラーアート、ブルベさんにはシルバーのミラーアートがおすすめです。
クールな雰囲気にしたい時は黒や灰色などのモノトーンカラーと合わせてみてくださいね。
シアーブルーにはマーメイドデザインで夏らしく
シアーブルーはマーメイドネイルとの相性バツグン!
ブルーのジェルにたっぷりめにクリアジェルを混ぜて綺麗な水面のような雰囲気を作り出すこともできます。
また、オーロラパウダーを擦って氷のようなテイストにしたり、ラグーンネイル(水面をイメージしたアートをしたデザインのこと)のベースカラーにしたりしても、夏らしさ満点のネイルに仕上がります。
爪先に季節感を纏うのは非常におしゃれ。コーデにアクセントが足りないのが悩みという方は、ぜひ取り入れてみてくださいね。
マニキュアでシアーネイルするには?
ここまではジェルでシアーネイルをする方法を紹介してきました。
ここからはマニキュアでシアーネイルをする時のポイントをお話していきます。
マニキュアはシアーなカラーを買うほうが◎
ジェルネイルではカラージェルにクリアジェルを混ぜればシアーカラーが完成すると紹介しました。
マニキュアもこのやり方でシアーカラーを作ることが可能ですが、混ぜている間にマニキュア液がドロっとしてきてきてしまい塗りにくくなるのであまりおすすめできません。
そのため、マニキュアの場合はもともとシアーな色として販売されているものを購入するほうが塗りやすく、仕上がりもきれいになりやすいですよ。
色ムラにしないコツはテンポよく塗ること
マニキュアでシアーカラーを塗る時に大切なのはテンポよく塗ることです。
はみ出したくない、失敗したくないという思いからついついゆっくりと塗ってしまいがちですが、マニキュアはジェルと違ってどんどん自然乾燥していきます。
そのため、ゆっくり塗ると1ストローク目と2ストローク目の境がはっきりと出てしまいやすいのです。
このテンポよく塗ることはマットカラーの場合でも大事なことですが、シアーカラーの場合は特に意識していただきたいポイントです。
テンポよく塗っていても色ムラになってしまったという時は、ラメカラーを重ね塗りしてカモフラージュしちゃいましょう!
マニキュアでおすすめのデザイン
マニキュアでおすすめのシアーネイルデザインは、塗りかけネイルとストレートフレンチです。
塗りかけネイルとは、ハケ跡や色ムラをわざと残すスタイルのネイルアートのこと。
爪先だけ、もしくは爪の中心部だけにサッとカラーを塗ってトップコートで仕上げれば完成するので簡単にできますよ!2種類のカラーを重ねるように塗るとより個性的な雰囲気になります。
ストレートフレンチはスマイルラインが真っ直ぐなフレンチネイルのことです。
こちらもマスキングテープを貼れば気軽にできるので挑戦してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、シアーネイルのやり方を紹介してきました。
簡単に本記事の内容をまとめます!
- ジェルでシアーネイルをする時はカラージェルにクリアジェルをミックスしてシアーカラーを作るのがおすすめ
- つるんとした質感にするためのポイントはセルフレベリング
- マニキュアはシアーカラーとして販売されているものを購入するほうがキレイに仕上がる
シアーネイルの良いところとして多少色ムラになっても目立ちにくいということがあります。
初心者の方でも失敗を恐れず、安心して施術に取りかかれると思うので、ぜひ挑戦してみてください!
他にもネイルのトレンドデザインについて知りたい方は、こちらの記事で紹介しています♪
https://www.nailjoshi.com/102572/
https://www.nailjoshi.com/102880/