爪を傷めない!パラジェルとジェルネイルの違い|持ちやオフの仕方は? | ネイル女子

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ネイルサロンで取り扱いの多い「パラジェル」とはどんなものでしょうか?

なぜパラジェルは人気があるのか、ジェルネイルに興味のある人は気になるところだと思います。

パラジェルとは、ネイルを続ける上で自爪のダメージをできるだけ軽減できるように考えられたジェルネイルの一種です。

「健康な爪を維持しながらネイルを楽しみたい」、パラジェルはそんな要望に応えてくれる、ネイル好きには嬉しいジェルネイルです。

今回は今後ますます需要が伸び、さらに人気になっていくことが予想されるパラジェルについて、

「持ちはどうなの?」
「メリット・デメリットは?」
「パラジェルのEXって何?」
「普通のジェルネイルと違いは?」
「オフの方法は同じでいいの?」

など、様々な観点から詳しく解説します。

パラジェルに興味のある方はぜひ参考にしてみて下さい♪

大人気!パラジェルとは?

肌馴染み良いネイルをした女性に手

パラジェルとは、爪を傷めることなくネイルを楽しむことができる人気のジェルネイルのことです。
そのため近年では多くのネイルサロンで使用されています。

通常ジェルネイルをする時は、ソフトジェル・ハードジェルに関係なく、ベースジェルの定着を良くするために自爪の表面をサンディング(削る)します。

パラジェルは、このサンディングが不要となります!
自爪を一切削ることなくジェルネイルを楽しむことができるのがパラジェルの人気の理由です。

パラジェル最大の特徴は?

爪のサンディング不要でジェルネイルができるということは、
すなわち「健康な爪に対してしっかりと定着することが出来る」ということ!

これは非常に画期的なことで、従来のジェルネイルとはそもそも「仕組み」が違います。

■サンディング不要な理由:パラジェルの仕組みに秘密がある!

パラジェルはどのように爪に定着させているのかというと、
自爪とベースジェルの間に真空状態を作り、吸盤と同じような原理で爪とジェルネイルをしっかりと密着・定着させているのです。

この仕組みをネイルに取り入れたことがパラジェル最大の特徴です。

通常のジェルネイルとの違い

爪のサンディングをする女性の手

では、通常のジェルネイルとの違いについて詳しく解説していきます。
主な違いは、
・爪のサンディングの有無
・フィルイン対応の有無

前述の通り、パラジェルと普通のジェルネイルとの違いは、爪表面のサンディングが必要ないこと。

通常のベースジェルを塗布する前の下準備として、ジェルの密着度を上げるために爪の表面をサンディングします。
簡単にいえば、爪表面の凸凹にジェルネイルを密着させてくっつける仕組みです。

一方でパラジェルは、凸凹のないツルツルな状態の爪にもしっかりと密着し、定着できる仕組みになっています。

そのため事前のサンディングが不要で、爪を傷つけることなくジェルネイルをしっかりと密着させることのできる機能を持っています。

また、通常のジェルネイルとの違いとしては通常のオフの他に「フィルイン」ができること!
フィルインとはベースジェルを一層残したままネイルの付け替えを行う手法で、オフの時にかかっていた爪の負担を大きく軽減することができます。

フィルインは特殊な技法なため、より密着度の高いフィルインに適した専用のベースジェルを使う必要がありますが、パラジェルはすべてのベースジェルが対応可能です。

「爪のサンディングの有無」「フィルイン対応の有無」どちらに関しても、パラジェルは自爪にかかる負担について考えられていることがわかりますね!
元々爪の弱い方や長年のジェルネイルで爪が弱ってしまった方におすすめです。

パラジェルにはベースジェルが3種類ある

クリアネイルを塗る様子
パラジェルにはベースとな

るクリアジェルが3種類あります。

  • クリアジェル
  • アートクリアジェル
  • クリアジェルEX

それぞれに特徴があり、使い方によってはメリット・デメリットがあります。

ジェルネイルをする際は「爪が薄い」「厚みのある仕上がりが好み」「付け替えはオフではなくフィルインが希望」など、爪の状態や仕上がりのイメージによって適したベースを選ぶことが大切!
自分に合ったベースジェルを選ぶことでネイルの持ちも良くなります。

実際、自分に合ったジェルネイルの見分け方はなかなか難しいですが、ネイルサロンなら爪の状態やライフスタイルに合わせたベースジェルをネイリストが選んでくれるので相談してみて下さい♪

全てのベースが「フィルイン」・「オンオフ」に対応

ジェルネイルをする上で気になるのはネイルの持ちの良さはもちろんのこと、
「オフのしやすさ」と昨今では「フィルインができるか」です。

パラジェルは、正しい知識と施術を行えばネイルの持ちはかなり良いといえます。

またパラジェルの場合、特殊な技法を用いる「フィルイン」に、3種全てのベースジェルが対応可能です。

そして普通のジェルネイルのように、アセトンを使用した通常のオフも簡単に行えます!

ベースジェルがフィルイン・アセトン使用の通常オフの両方に対応しているのは、パラジェルならではといえます。

自分の爪に合ったベースの見分け方

3種類のジェルの特徴をしって、自分に合ったベースジェルを選びましょう!

■クリアジェル

クリアジェルは、爪への負担が気になる人全般におすすめの、万能タイプ。

・柔らかいテクスチャーでどんな爪にも使える
・薄づきで硬化熱を感じにくい
・オフが簡単

■アートクリアジェル

アートクリアジェルは、爪が薄っかたり、反り爪に悩んでいる人に向いている、粘度の高いタイプ。

・粘度が高いので爪に厚みを出せる
・爪の凸凹がある人におすすめ

■クリアジェルEX

クリアジェルEXは、水仕事が多い人や何をしてもすぐにネイルが取れてしまう人向きの、最も強度が強いタイプ。

・厚みも強度も3つの中で1番ある
・とても持ちがよい

クリアジェルEXは持ちが良い分、オフに多少手間取るのがデメリットです。

パラジェルのメリット・デメリット

通常のジェルネイルと比較した時、パラジェルの方が利点が多いように感じますがデメリットもあります。
では、パラジェルのメリット・デメリットについてご紹介します。

パラジェルのメリット

赤字のMeritと指差し

冒頭から何度もお伝えしていますが、パラジェルのメリットは爪に優しく持ちが良いことです。

■爪への密着度が高い・リフトしにくい

パラジェルと通常のジェルネイルの違いは、サンディングしていない爪にしっかりと密着する仕組みです。

ジェルが吸盤のように爪にしっかりくっつくので非常に密着度が高く、正しい方法で施術を行えば3週間〜4週間経ってもリフトすることなくきれいです。

ただし、土台となる爪表面のケアがとても重要となります。

■ジェルネイルで爪が薄くなることがない

ジェルネイルで爪が薄くなる原因は、オフによるダメージによるものです。

オフをするデメリットは、アセトンを使用することで爪が乾燥すること。
また、オフをした後の爪の表面はガザガザになるので爪表面をサンディングして整える必要があることです。

パラジェルはソフトジェルでありながらフィルインに対応しています。
フィルインのように自爪に触ることなく、ネイルの付け替えができるのは爪にとって大きなメリットです。

■爪のダメージが少なく健康な爪を維持できる

ジェルネイルによるダメージは、オフの際のアセトンの使用や過度なサンディングによるものです。

パラジェルの場合、事前のサンディングも要らず、ツヤのある健康な状態の爪にしっかりと密着します。

地爪を傷めることなく、健康な状態の爪のままネイルをすることができます。

■施術時間が短くすむ

パラジェルはジェルネイルを塗る前の下準備でサンディングが不要なので、サンディングの工程がないぶん時短になります。
また硬化時間も早く、LEDライトであれば30秒で完全硬化します。

必要な工程が減ること、硬化時間が短いことは、サロンワークをする際のメリットです。

■硬化熱がほとんどない

パラジェルを使用するメリットとして、硬化熱がほとんどないことが挙げられます。

硬化熱とは、ジェルをライトで固める時に発生する熱のことで、ほとんどのジェルネイルに起こる現象です。

体質や爪の状態によって熱を感じない方も多いですが、爪が薄い方は要注意!
ライトを照射した瞬間に「熱ッ!!」と思わず声を出し、手を引いてしまうほど熱を感じることがあります。

1度熱さを味わうと、ライトに手を入れるのが怖くなってしまうこともありますが、パラジェルは硬化熱がほとんどないので安心です。

■発色が良く退色も少ない

パラジェルは、サンディングのいらないベースジェルが注目されがちですが、実はカラージェルも優れています。

パラジェルでは高品質な顔料を使用しているので、カラージェルは発色が良く、ジェルネイルにありがちな「退色」も少ないのが特徴です。

ネイルをつけたばかりの鮮やかさを長期間キープできるのは嬉しいメリットです。

パラジェルのデメリット

赤字のdemerittoと赤鉛筆

続いて、パラジェルのデメリットについてお伝えします。

■高い技術力と知識が必要

パラジェルは特殊なジェルなので、扱うには必要な知識と高い技術力が必要です。

サンディングが不要であることはパラジェル最大のメリットですが、その分、ジェルを爪に密着させるためには正しいプレパレーション(下準備)が必要です。

プレパレーションをおろそかにするとパラジェルは浮きます。
またパラジェルは柔らかくサラサラしているので、塗布量の正しい判断や扱いが難しいです。

正しい知識と技術が伴わないと、せっかくのパラジェルも持ちが悪くなります。

■セルフネイルでは難しい

パラジェルをセルフネイルで扱うのは難しいかもしれません。
何度もお伝えしているように、パラジェルは通常のジェルとは爪に密着する仕組みが違います。

ケアの仕方やシンプルなワンカラーを塗る際も、ちょっとしたポイントがあります。
塗ること自体は難しいわけではありませんが、パラジェルを取り扱うには正しい知識とやり方を知らないと「宝の持ち腐れ」になりかねません。

セルフでパラジェルを使いたいなら、パラジェル専門の講習を受けるのをおすすめします。

■ 香りが独特

パラジェルは独特の臭いがします。
施術後もしばらく爪からパラジェルの臭いがするので、苦手という人もいます。

■消費期限が短く劣化しやすい

パラジェルは通常のジェルネイルと比較すると劣化が早いです。
開封後は使用期限3ヶ月〜6ヶ月。
劣化すると、ジェルはドロドロしたり、固まっていたり、刺激臭がしたりします。

■ 通常のジェルと比較すると価格が高い

パラジェルは爪に優しくカラーの発色も良いですが、その分クリアジェル・カラージェル共に、通常のジェルネイルに比べて価格が高いです。

パラジェルの良さは「使い方と塗り方」で決まる

爪先にジェルネイルを塗る様子

パラジェルの良さを最大限に引き出すには「使い方と塗り方」のポイントを押さえる必要があります。

ネイルサロンで行うパラジェルの手順・やり方

パラジェルの手順は以下の通りです。

  1. 爪の長さ・形を整える
  2. 甘皮処理をする
  3. 爪表面をクリーナーで拭く
  4. ベースジェルを塗布
  5. ※ベースの段階で表面に凸凹のない、つるんとしたツヤのある状態が理想

  6. カラー・お好きなアート
  7. トップコート

パラジェルの持ちの良さは、甘皮処理の技術レベルによって大きく左右します。
またベースジェルには正しい塗布量があり、塗り方は爪の状態に合わせて2度塗りするなど、見極めが必要です。

基本|赤×ワンカラーのやり方

赤いネイルをしている女性の手

パラジェルで使用されている顔料は高品質なため変色することなく、薄付きで発色が良いためシンプルなワンカラーを自然で美しく仕上げることができます。

ワンカラーのやり方

  1. ベースジェルを硬化
  2. カラーを筆片面1/2程度の量取り、爪の中央に乗せる
  3. 中央のカラーをサイドに広げ、中央かから先に爪の先端に向かって塗っていく
  4. 今度は中央からキューティクルに向かって塗り広げていく
  5. ※キューティクルラインは丁寧に

  6. カ筆圧をかけずに、根元から先端に向かって全爪に塗る
  7. ※エッジも忘れずに

  8. ライトで30秒硬化
  9. 2〜5を繰り返し行い、2度塗りする
  10. トップコートを塗って、硬化
  11. ※エッジも忘れずに

完成です!







パラジェルを長持ちさせる方法

ネイルオイルを持つ女性の手

元々持ちの良いパラジェルですが開封期間が長いなど、劣化が始まっているジェルを使うと持ちが悪くなるので、常にジェルの状態をチェックするようにしましょう。

また、

  • 指先の保湿をこまめに行う
  • 水に触れる機会をできるだけ減らす
  • 爪に負担をかける動作は避ける

など、よりきれいな状態で確実に3週間以上ネイルを長持ちさせるには、普段から指先を意識した生活を心掛けることが大切です。

指先の保湿をこまめに行う

爪や甘皮周りの乾燥はネイルの持ちを悪くするため、普段から指先をこまめに保湿することが大切です。

おすすめはハンドクリームではなくネイルオイルを使用すること。
ネイルオイルは栄養や油分・水分が、爪や皮膚からしっかりと浸透するようにできてきます。
そして、ハンドクリームはそれらに蓋をする役割です。

両方使用する時は、「ネイルオイル→ハンドクリーム」の順番で保湿をしましょう!

水に触れる機会をできるだけ減らす

水に触れる機会が多い方は、ジェルネイルの持ちが悪くなります。
見た目にはわからなくても、長時間水に触れた爪はふやけて柔らかくなっています。
ジェルから剥がれやすくなったり、割れたり欠けたりしやすくなるのです。

長い時間水に触れるお風呂や温泉ではできるだけ手を出しておく、水仕事をする時はゴム手袋をするなど、意識するようにして下さい。

水に触れた後は乾燥しやすいため、ネイルオイルで保湿ケアをするよう心掛けましょう。

爪に負担をかける動作は避ける

シールやセロハンテープを剥がす、段ボールを開けるなど、無意識の行動が爪に大きな負担をかけています。

そんな時はハサミを使うようにするなど、普段から爪先を使わないように意識しておきましょう。

また、割れた爪をメンテナンスする時や爪を短くする時は、爪に衝撃のかかる爪切りでなく、負担の少ない爪やすりで削るのがおすすめです。

パラジェルのオフの仕方

ジェルネイルをオフした手

パラジェルは「ソフトジェル」です。オフは通常のジェルネイルと同じやり方でOKです。

必要なもの

  • アセトン(ジェルリムーバー)
  • コットン(爪のサイズにカットしておく)
  • コットン(爪のサイズにカットしておく)
  • ネイルファイル
  • スポンジファイル
  • ウッドスティック
  • ネイルオイル

オフのやり方

  1. ネイルファイルでジェルの表面を削る
  2. ベースまで削らないように注意!爪に傷がついてしまわないよう、トップとカラーだけを削るようにします。

  3. ジェルにアセトンを染み込ませていく
  4. アセトンを含んだコットンを爪に乗せ、揮発を防ぐためアルミを巻いて密閉。そのまま10~15分放置します。

  5. 溶けて浮いたジェルを取り除く
  6. アルミを外し、ウッドスティックを使って浮いたジェルをポロポロと取り除いていきます。
    ジェルが溶けきれず爪に残っていたら、再度アセトンを巻くか、スポンジファイルで優しく削りましょう。

  7. 爪の表面を整える
  8. すべてオフできたら、スポンジファイルで爪の表面全体を優しく整えます。

  9. ネイルオイルで保湿する
  10. アセトンを使用した指先は乾燥しています。オフが終わったらすぐに指先を保湿するようにしましょう!

よくある質問

Q&Aとポイントの手

パラジェルに関して、よくある質問をまとめたので気になる方は参考にして下さい♪

Q1.パラジェルはセルフジェルネイルできますか?

A.できますが、あまりおすすめはしません。

パラジェルは通常のセルフジェルネイルとは爪に密着させる仕組みが違います。

パラジェルの効果を発揮するには、正しいケアや塗り方など、専門的知識が必要です。

高価なパラジェルを購入しても、セルフネイルではパラジェルの持つ良さを活かしきれないことがほとんどです。

基本的にはネイルサロンでの施術がおすすめです。

Q2. パラジェルで長さ出しはできますか?

A.はい、パラジェルで長さ出しはできます。

パラジェルは強度があるので、2〜3mm程度の長さ出しが可能です。

そのため爪が欠けたなど、リペアの使用にも適しています。

もしもロングネイルにしたければハードジェル並に強度のある「パラジェルスーパースカルプジェル」を使用するのがおすすめです。

ネイルベットから1cm程度長さを出すことができます。

Q3.パラジェルはソフトジェルですか?

A.はい、パラジェルは「ソフトジェル」です。

パラジェルはフィルインができて持ちが良いジェルなので、ハードジェルやセミハードジェル属性なのではないかと思う方は多いです。

しかし、アセトンで溶かすことができるソークオフジェルなので、通常のジェルと同じようにオフできるのがパラジェルが人気の理由でもあります。

パラジェルのフィルインついて知りたいかたはコチラ↓↓も参考にしてみて下さい♪







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