指先でキラッと光るミラーネイルは登場してからずっと人気が続いています。
鏡のようなメタルな輝きが魅力のミラーネイルはどんなデザインとも合わせやすく、ワンカラーだけではさみしいなという時や、サブで入れるアートに悩んだ時に使いやすいです。
初心者さんでも失敗しにくいのでやり方を知っていると重宝しますよ!
今回の記事では、セルフジェルネイルでのミラーネイルのやり方や、ニュアンスネイルデザインとの合わせ方を紹介していきます。
爪の全面をミラーネイルにする方法だけでなく、部分的にミラーアートをする方法も紹介しますので参考にしてみてくださいね。
ミラーネイルとは
まずはミラーネイルとはどんなネイルなのか、特徴や魅力を紹介します。
まるで鏡のようなメタルな輝きが楽しめる
ミラーネイルの魅力はまるで鏡のようなメタルな光沢感を表現できることです。
アイシャドウパウダーのような、ラメよりも微細な粉末状のミラーパウダー(クロムパウダーという名称のこともあります)をメイクスポンジなどで爪に擦ってつけることで完成します。
様々な種類のものがありますが、パウダーが細かいほうが失敗しにくく、きれいな光沢を出すことができますよ。
ラメやストーンのキラキラ感よりナチュラル
ミラーネイルの輝き方は、ラメやストーンのキラキラ感よりも自然です。
上品にキラッとするので、10本ミラーネイルにする場合でも、全部をラメにするよりも派手になりにくいのでおすすめですよ。
10本の全面ミラーネイルはフットネイルでも人気で、夏のサンダルの季節にすると華やかな足元を演出できます。
トレンドのニュアンスネイルと相性が良い
ミラーネイルはトレンドのニュアンスデザインとも相性が良いです。
タイダイ柄やマーブル柄に塗った状態にワンポイントでミラーアートを施しただけでもおしゃれな印象に。
また、ぷっくりしたミラーラインを引き、ストーンと組み合わせるリングネイル(アクセサリーネイル)や、ハート型にミラーアートをするミラーハートはニュアンスネイルのメインアートにもサブアートにも使用できます。
ミラーネイルに必要なもの
ミラーネイルに必要なものを紹介していきます。
ベースジェル
ベースジェルは普段から使用しているものでOKです。
ミラーネイルをつるんときれいに仕上げたい場合は粘度が高めのベースジェルを使用すると自爪の凹凸がしっかり整えられます。
サラッとしたテクスチャーのベースジェルを使う場合は2度塗りで対応すればOKですよ!
カラージェル
カラージェルはお好みのものを用意してください。
どんな色でもOKですが、ミラーパウダーの色をきれいに発色させたい場合はホワイトやブラックがおすすめです。
ノンワイプトップジェル
ミラーパウダーはノンワイプトップジェルでないと付着しません。
拭き取りが必要なタイプのトップジェルを普段使用している場合はノンワイプトップジェルを購入してください。
100均で売っているノンワイプトップジェルもしっかり付くのでOKです。
ミラーパウダー
ミラーパウダーは様々なカラーがありますが、初心者の方が使いやすいのはシルバーとゴールドです。
ダイソーのミラーパウダー(シルバー)は発色が良くしっかりメタルな輝きを楽しめるのでおすすめ!
その他100均のミラーパウダーについて詳しく知りたい方はこちらの記事で紹介しています。
https://www.nailjoshi.com/99226/
アイシャドウチップ(メイクスポンジでもOK)
ミラーパウダーはアイシャドウチップで擦り付けます。
100均で数本入りのものが販売されています。
アイシャドウチップを別途用意するのが面倒な方は、チップ付きのミラーパウダーかスティックタイプのミラーパウダーを購入しましょう。
ダストブラシ
余分なミラーパウダーを払い落とすのに使用します。
柔らかい毛先のものより、少し硬い素材のダストブラシのほうが使いやすいです。
セルフジェルネイルでのミラーネイルのやり方
セルフジェルネイルでのミラーネイルのやり方を紹介していきます。
1.ベースジェルを塗って硬化する
まずはベースジェルを塗りましょう。
全体に塗ったら少し表面を触らずに待って、セルフレベリングさせましょう。
表面がきれいにつるんとしたらライトで硬化します。
2.カラージェルを塗る(ホワイトを塗るとミラーが綺麗に発色)
お好みのカラージェルを塗ります。
クリアネイルにミラーパウダーを使いたい場合はカラーは塗らず次のステップに進んでOKです。
3.ノンワイプトップジェルを塗って硬化する
ノンワイプトップジェルを塗って硬化します。
爪の全面をミラーネイルにしたい場合、爪の根元やサイドまでしっかり塗らないときれいな仕上がりになりません。
硬化する前によく確認しましょう。
4.ミラーパウダーを擦り付ける
アイシャドウチップにミラーパウダーを取り、爪の表面に擦り付けます。
しっかり擦ることで光沢が出ます。
他の爪に付けたくない場合は飛び散らないように注意してください。
もし付いてしまった時はカットしたキッチンペーパーに消毒用エタノールを付けて拭き取ればきれいに取れます。
5.ダストブラシで余分なパウダーを払う
余分なミラーパウダーが付いていると輝きの邪魔になってしまうのでしっかりとダストブラシを使って余分なパウダーは払いましょう。
6.ノンワイプトップジェルで仕上げる
最後はノンワイプトップジェル(拭き取りありのトップジェルでもOK)で爪全体をコーティングします。
ミラーパウダーが剥がれないようにしっかりと塗ります。
硬化して引っかかりやザラつきがなければ完成です。
ミラーネイルのする時のコツや注意点
ミラーネイルのやり方や手順はわかっていただけたでしょうか。
この項目ではミラーネイルをする時のコツと注意点を紹介します。
ベースをしっかり整える
全面ミラーネイルをする時に特に注意をしていただきたいのがベースをしっかりと整えることです。
ベースを仕上げた段階で爪の表面に凹凸ができてしまっていると、ミラーパウダーを付けた時にも鏡面が歪んでいるような仕上がりになってしまいます。
自爪に凹凸が目立つ場合はベースジェルを2度塗りしてしっかりフォルム形成をするのがおすすめです。
ノンワイプトップジェル→ミラーパウダーの手順を守る
ミラーパウダーを付ける時は必ずノンワイプトップジェルの後です。
カラージェルを硬化した後にミラーパウダーを付けても未硬化ジェルが表面に残っているのでツヤっとした光沢感が出ません。
カラージェルを塗った後にノンワイプトップジェルを塗って硬化→ミラーパウダーの手順をしっかり守りましょう。
部分的にミラーにする場合はマットトップジェルを塗る
部分的にミラーアートをしたい場合は、マットトップジェルを塗る工程が必要になります。
マットトップジェルを塗るとミラーパウダーがくっつかなくなるのです。
例えばミラーラインを引く時の手順は以下のようになります。
- カラージェルを塗った後にマットトップジェルを塗って硬化する
- アイシングジェルでラインを引き、硬化する
- ミラーパウダーをアイシングジェルで引いたラインに擦り付ける
- ダストブラシで余分なパウダーを払い落とす
- ミラー部分だけにノンワイプトップジェルを塗って硬化する
- 爪全体をノンワイプトップジェルでコーティングして完成
うねうねネイルはアイシングジェルを使う
ミラーネイルのアレンジとして人気のうねうねネイルをするにはアイシングジェルを使います。
うねうねネイルの手順は以下です。
- カラージェルを塗った後にノンワイプトップジェルを全面に塗って硬化する
- アイシングジェルでうねうねとしたラインを4本程度引いて硬化する
- ラインが立体的な方が存在感が出るのでアイシングジェルを重ね塗りする
- 爪全体にミラーパウダーを擦り付ける
- ノンワイプトップジェルを爪全体にコーティングして硬化して完成
ミラーネイルの合わせ方や組み合わせを紹介
ミラーネイルの組み合わせ方を紹介します。
10本ミラーネイルも可愛いですが、以下のようにミラーアートを組み込むとおしゃれに仕上がりますよ。
ワンカラーのワンポイントに入れる
ミラーネイルはワンカラーのワンポイントに入れるのにぴったりです。
4本ワンカラーで1本だけミラーネイルにしても、爪の周囲を1周ミラーラインで囲む「囲みミラー」にしてもさりげないアクセントになりますよ。
ニュアンスネイルのサブアートとして入れる
ニュアンスネイルとは、色合いの差異や模様の曖昧さを楽しむネイルデザインです。
メインのアートはカラーを2~3色を使ってタイダイやマーブルで塗ったり、箔やホログラムを散りばめたりします。
これだけでも非常に個性的なデザインに仕上がりますが、サブアートとして一部分にミラーアートを取り入れると華やかさが増します。
爪先に入れてミラーフレンチにする
爪先にフレンチラインのようにミラーアートを入れるデザインをミラーフレンチと呼びます。
ミラーフレンチの1番簡単なやり方は、爪にマスキングテープを貼って爪先にミラーパウダーを付けるやり方です。
エッジにもしっかりミラーパウダーを付けると美しい仕上がりになります。
ストレートフレンチ以外のフレンチにしたい場合はミラーラインの塗り方と同様にマットトップジェルを爪全面に塗った後に爪先にノンワイプトップジェルでフレンチラインを引きましょう。
メインアートにもなるうねうねネイル
アイシングジェルを使用するうねうねミラーネイルはメインアートにもなるくらい存在感があります。
ショートネイルでもロングネイルでもうねうねしたミラーアートを追加するだけで個性的な印象になるのでぜひアートに困った時は取り入れてみてくださいね。
クリアネイルに合わせると透明感のある仕上がりに
クリアネイルにミラーアートを合わせると涼しげな雰囲気に仕上がります。
また、ジェルスカルプチュアなどでクリアフレンチにして爪のピンクの部分だけをミラーネイルにするのも人とはちょっと変わったデザインに仕上げることができるのでおすすめです。
派手になりすぎないのでオフィスネイルにも
部分的なミラーネイルは派手な印象になりにくいのでオフィスネイルにも組み合わせやすいです。
全面をミラーネイルにしてしまうとオフィスネイル向きではなくなってしまいますがワンポイントに入れるなら上品なデザインになるのでやってみてくださいね。
ミラーネイルに関してよくある質問
最後にミラーネイルに関してよくある質問に回答していきます。
ミラーネイルとマグネットネイルの違いは?
ミラーネイルとマグネットネイルの違いは輝き方です。
冒頭でも解説しましたが、ミラーネイルはメタルな光沢が出るアートです。
一方、マグネットネイルは奥行きのある繊細な輝きが楽しめるアートで、施術には専用の磁石を使います。
マグネットネイルはマグネットジェルを使用する場合と、マグネットパウダーを使う場合がありますが、パウダーの使い方がミラーネイルとは異なります。
擦って使うのではなく、カラージェルにパウダーをミックスして使用するのです。
マグネットネイルの使い方についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
https://www.nailjoshi.com/100940/
ミラーパウダーとオーロラパウダーの違いは?
ミラーパウダーもオーロラパウダーも使い方は同じですが、輝き方が違います。
オーロラパウダーを使ったオーロラネイルは見る角度によって色が変わるのが特徴です。
オーロラネイルの場合はベースに塗ったカラージェルの影響もかなり受けるので、カラージェルのニュアンスチェンジしたい時にもぜひ利用してみてくださいね。
オーロラネイルについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
https://www.nailjoshi.com/32860/
マニキュアでミラーネイルはできる?
マニキュアでもミラーネイルをすることは可能です。
ただし、ミラーパウダーを付けるタイミングがかなり難しく、ジェルネイルより仕上げる難易度が高いのであまりおすすめはできません。
カラーポリッシュまで塗った後、よく乾かしてからトップコートを塗って再度乾かします。
トップコートは完全に乾かさないで乾いているけれど少しペタペタ感が残っているくらいでミラーパウダーを擦り付けます。
完全に乾いてしまうとミラーパウダーはのらないのでタイミングがかなり難しいです。
挑戦する時は慎重にタイミングを見極めましょう。
ネイルサロンでミラーネイルをしてもらうには?
今回は主にセルフジェルネイルでのミラーネイルのやり方を紹介してきましたが、ネイルサロンでミラーネイルをしてもらいたいという方もいますよね。
ネイルサロンでミラーネイルをしたい時は、デザイン持ち込みOKなメニューを選んで施術してもらう方法と、定額メニューで選ぶ方法があります。
デザイン持ち込みOKなメニューとは「やり放題」「つけ放題」のメニューのことです。
時間制限が設けられており、時間内にできるデザインをやってもらうことができます。
ただし、サロンによってできるアートは様々なので心配な場合は事前に問い合わせて確認してくださいね。
定額メニューとは、ネイルサロンが用意している定額(例えば6000円など)でできるデザインを選んでやってもらうというものです。
定額メニューにミラーアートを使っているものがあればお得に施術してもらうことができます。
デザインネイルチップを選んで、カラーはカラーチャートから好きなカラーを選べることが多いですよ。
指先が華やぐミラーネイルに挑戦してみよう!
いかがでしたか?
今回の記事では、ミラーネイルの魅力やセルフネイルでのやり方、組み合わせ方などについて紹介してきました。
ラメやストーンのキラキラ感よりもナチュラルで上品な輝きを楽しめるのでオフィスネイルにもうってつけです。
ワンカラーに合わせたり、ニュアンスネイルデザインに取り入れたりするだけでワンランク上のおしゃれさに仕上がるのでぜひ挑戦してみてくださいね!