最近はレジンを使ってオリジナルアクセサリーをつくる、レジンクラフトが人気ですよね。
レジンクラフトはジェルネイルと使うアイテムが似ていて、固める時もライトを使いますし、同じものと考えている方も多いのではないでしょうか。
今回はレジンとジェルネイルの違いについて、詳しく解説していきます。
使い方の注意点なども解説していきますので、是非参考にしてくださいね。
- レジンとジェルネイルの違いは?
- ・レジンとは?
- ・ジェルネイルとは?
- ジェルネイルとレジンは代用し合える?
- ・レジンをジェルネイルとして代用した場合
- ・ジェルネイルをレジンとして代用した場合
- レジンとジェルネイルは混ぜて使ってもいいの?
- ・ レジンとジェルネイルは混ぜない方がいい!
- ・硬化したレジンにジェルネイルで着色するのはOK!
- UVライト・LEDライトはレジンでもジェルネイルでも使える?
- ・兼用できるレジン液やジェルネイルは多い!
- ・UV-LEDライトがおすすめ
- ・メーカー非推奨だと固まらないことも
- よくある質問
- ・レジン液はマニュキュアを混ぜて着色できる?
- ・レジンで作った作品にマニュキュアを直接塗ることはできる?
- ・UVレジンとクリスタルレジンの違いは?
- まとめ
レジンとジェルネイルの違いは?
ジェルネイルとレジン、使い方がとてもよく似ていますよね。
まずはその違いについて解説していきます。
レジンとは?
レジンとは、紫外線によって硬化するジェル状の合成樹脂のことで、アクセサリー等を制作するクラフト素材になります。
別名uvレジンとも呼ばれ、強度があり透明度も高いため、最近ではハンドメイド作家の材料として扱われることが多いです。
クラフト制作だけでなく、塗装のコーティング等にも使われています。
■レジンの成分と使い方
レジン液はクラフト用に使われることが多いため、化粧品ではなく雑貨扱いです。
雑貨のジェルネイルもありますが、自爪に直接塗るベースジェルはほとんど化粧品登録されています。
雑貨扱いのものが危険なわけではありませんが、化粧品の方がより安全と言えます。
トラブルが起こってしまう可能性が少なからずありますので、レジン液はアクセサリーや小物作りなど、クラフト作品の作成に使いましょう。
ジェルネイルとは?
ジェルネイルもジェル状の合成樹脂で、紫外線で硬化するマニキュアのようなイメージです。
昔は紫外線のuvライトで硬化させるのが一般的でしたが、最近では可視光線のLEDライトで硬化するものが増え、硬化時間が大幅に短縮されました。
密着力と高い透明度で3〜4週間持つため、今やおしゃれの定番となり、年齢を問わず楽しまれています。
■ジェルネイルの成分と使い方
ジェルネイルとレジン液の成分は重複しているものもありますが、ジェルネイルは基本的に爪に使うため、化粧品登録されたものが多いです。
(中には雑貨扱いのものもあります)
ネイル用のジェルは硬化熱が抑えられていたり、アレルギーが出にくい成分など、安全性をより重要視しているといった特徴があります。
ジェルネイルとレジンは代用し合える?
ジェルネイルとレジンはとても似ているため、代用しても問題ないと思われがちですが、使い方によってはおすすめできない方法も存在します。
『レジンをジェルネイルに代用する』『ジェルネイルをレジンクラフトに代用する』について、分かりやすくまとめてみました。
レジンをジェルネイルとして代用した場合
まず、レジンをジェルネイルとして代用するのはおすすめしません。
先述したように、ジェルネイルは多くのアイテムが『自爪用』として製造されているのに対し、レジンは『雑貨』の扱いです。
雑貨は人体に直接使う想定ではないので、アレルギー等なんらかのトラブルが起きる可能性があります。
また、ジェルネイルもレジンも硬化するときに化学反応で熱を感じるのですが、その硬化熱がジェルネイルは自爪の上で硬化するため、影響の少ないよう低めに設定されています。
対してレジンは高い硬化熱を発生させるものもあるので、安全に使うためには直接自爪に乗せるのはやめましょう。
■レジン液でアレルギーになる?
レジン液は、皮膚につくとアレルギーが起こるリスクがあります。
レジンをたまに触るくらいなら、よほど敏感な方以外問題ないのですが、クラフト作家さんのように毎日頻繁に触る方、皮膚に付着したまま長時間作業をした場合、免疫力が低下している時などに、アレルギー反応を起こす可能性があります。
赤みやかゆみ、水ぶくれが起きた時はレジン液を触らないようにし、場合によっては皮膚科を受診しましょう。
ちなみに、アレルギーのリスクは通常のジェルネイルも0ではありませんが、化粧品扱いのジェルネイルの方が圧倒的に低いと言えます。
ジェルネイルをレジンとして代用した場合
ジェルネイルをレジンとして代用することは可能ですが、メリットもあまりないためおすすめできません。
ほとんどのジェルネイルは、自爪に乗せてもトラブルが少ない化粧品の扱いのため、高額になりがちです。
対してクラフト素材のレジンは、大容量で安価なものが多いですよね。
ピアスやネックレスなど、アクセサリーのパーツにレジンを使う場合、小さいものでも結構な量のレジンを消費します。
コスパの面を考えると、ジェルネイルをレジンクラフトに使うのはもったいないと言えるでしょう。
レジンとジェルネイルは混ぜて使ってもいいの?
『レジンとジェルネイルを混ぜて使ってもいいのか?』と考えたことのある方、多いのではないでしょうか。
これも、おすすめできません。
ジェルネイルとレジンは、似ているようで成分や目的が違います。
この二つの異なるものを混ぜると、硬化不良や透明度の低下、強度が弱くなる等、何かしらトラブルが起こってしまうリスクがあります。
仕上がった直後は問題なくても、時間の経過とともに問題が起きる場合もあるので、混ぜて使わないようにしてください。
レジンとジェルネイルは混ぜない方がいい!
先ほどお伝えしたように、ジェルネイルとレジン液は、中身の成分が微妙に違います。
細かい成分が違うことで、
- 色がキレイに混ざらない
- 硬化不良が起こりしっかり固まらない
- 気泡が入りやすい
- 透明感が出ず濁りや曇りが起こる
など、トラブルが起こってしまう可能性があります。
レジンクラフトを作成する際は、ジェルネイルとレジン液を直接混ぜて使わないよう気をつけましょう。
硬化したレジンにジェルネイルで着色するのはOK!
硬化前のレジン液と混ぜ合わせることはNGですが、硬化後にカラージェルで着色するのは問題ありません。
レジン液で基礎の土台を作った後、カラージェルで色を着けたり、ラメやホログラムを使って輝きを追加するなどは、ハンドメイド作家さんもよく使っている技法です。
レジン液とネイル用ジェルを上手に使ってオリジナルアクセサリーを作るのも楽しいかもしれませんね!
UVライト・LEDライトはレジンでもジェルネイルでも使える?
レジンやジェルネイルを硬化する時に使うライトですが、兼用できることが多いです。
ライトについて詳しく解説していきます。
兼用できるレジン液やジェルネイルは多い!
レジン液もジェルネイルも『UVライト』か『LEDライト』で硬化します。
UVとLEDは波長が違うため、アイテムによってはどちらかの波長でしか固まらないものもありますが、基本的にレジン液でもジェルネイルでも固めることができます。
兼用できるため、セルフネイル用やレジンクラフト用など、ライトを分けなくても問題ありません。
UV-LEDライトがおすすめ
ライトにはUVライトとLEDライトがありますが、UVのみ対応のアイテムはLEDでは固まらず、反対も同じです。
そのため、両方の波長に対応している『UV-LED対応ライト』がおすすめです。
基本的にどのレジン液やジェルネイルでも使えるので、ライトを購入する際はUV-LED対応ライトを選ぶと良いでしょう。
メーカー非推奨だと固まらないことも
どのライトでも基本的には固まりますが、できればメーカー推奨のライトを使用するのがおすすめです。
同じように見えてもワット数やライトのチップ数の違いで、きちんと時間を守ってもしっかり固まらない、ツヤ感がなくなってしまった、など不具合が起こる可能性があります。
レジン液でもジェルネイルでも、メーカーが推奨しているものをきちんと確認してから購入しましょう。
よくある質問
最後に、よくある質問に回答していきます。
レジン液はマニュキュアを混ぜて着色できる?
レジン液はマニキュアを混ぜて着色できますが、入れすぎると硬化不良を起こします。
紫外線で硬化するレジン液に対し、マニキュアは空気に触れることで乾燥して固まりますよね。
入れすぎると光の当たり方にムラができるおそれがあるため、濃いカラーにしようとたくさん入れて発色させるのはやめましょう。
着色するときはマニキュアのカラーを爪楊枝に取り、少しずつ加えて混ぜると失敗しにくいですよ。
レジンで作った作品にマニュキュアを直接塗ることはできる?
レジンの作品に直接マニキュアで色を付けることは可能ですが、マニキュアを塗った後もう一度レジンでコーティングする必要が出てきます。
マニキュアだけだと、時間の経過とともに剥がれてしまうため、マニキュアをレジンで挟みこむようなイメージです。
最後のコーティングは、色が滲んだり薄まったりしないよう、しっかりマニキュアを乾かしてから行ってください。
UVレジンとクリスタルレジンの違いは?
よく見かけるクラフト用のレジンはuvレジンにあたり、紫外線ライトを一定時間当てると硬化します。
一方、クリスタルレジンは高い透明度を誇るアイテムで、二つの液に分かれており、それを一定の比率で混ぜると自然硬化していきます。
透明度の持続性と黄変色が起こりにくいので、厚みのあるレジン作品の制作や、より美しい仕上がりを求めるクラフト作家さんに人気です。
ただし、混ぜる比率や硬化時間などメーカーによって異なるため、扱いが難しいデメリットもあります。
初心者さんは、まずはuvレジンから始めるのがおすすめです。
まとめ
ジェルネイルとレジン液は非常によく似ていますが、『自爪に使えるもの』と『自爪以外に使うもの』に分けられます。
直接混ぜて使うことはNGですが、硬化した後の色付けやホログラムを足すなど、正しい使い方で使えばクラフト作品をより魅力的にすることができますよね。
ただし、アレルギーが出る可能性が少なからずあるため、どちらも液体の状態で皮膚に直接触れない様気をつける必要があります。
上手に使ってレジンクラフトもジェルネイルも楽しんでくださいね。
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