「指先の荒れがひどくてネイルが映えない」
「爪周りの皮膚が荒れていて除光液がしみる」
などなど、爪周りの皮膚がボロボロになってしまっていてネイルをしても手が美しく見えないとお悩みの方は多いようです。
ボロボロになってしまう主な原因を知ることで予防できますし、ケアをすれば改善していくのできれいな手元にすることが可能です。
今回の記事では、爪周りの皮膚がボロボロになってしまう原因や改善していくためのネイルケア方法を紹介していきます。
二枚爪や爪割れなどの爪のお悩みも改善されるケア方法なのでぜひ参考にしてみてくださいね。
爪周りの皮膚がボロボロになる原因とは
まずは爪周りの皮膚がボロボロになってしまう原因について紹介していきます。
主な原因は以下の3つです。
- 乾燥
- 栄養不足
- 外部からの刺激
最も大きな原因は乾燥
爪周りの皮膚がボロボロになってしまう最大の原因と言えるのが乾燥です。
特に秋から冬にかけては空気も乾燥しているので皮膚は非常に乾燥しやすい状況になります。
また、手洗いや消毒でもどんどん指先の油分と水分は奪われていきますので、保湿をすることが大切です。
さらにネイルをしているとオフする際に除光液やジェルリムーバーを使用しますが、これらに含まれているアセトンやエタノールも手の皮膚を乾燥させてしまいますので使いすぎないように注意してください。
栄養不足も一因かも
乾燥に加えて、栄養不足でも爪周りの皮膚はボロボロになってしまいます。
栄養不足や栄養の偏りによって顔周りのお肌が荒れてしまうように、爪周りの皮膚も荒れてしまうのです。
指先は体の中でも末端なので栄養が行き届きにくいという事情もあります。
しっかりビタミン・ミネラル・タンパク質などをバランスよく摂取することが大切です。
手荒れだけでなく、爪が割れたり欠けたりしやすい場合は栄養不足(特にタンパク質不足)の可能性が高いので食生活を振り返り、改善してみましょう。
爪に必要な栄養に関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。
https://www.nailjoshi.com/102334/
水仕事などによる外部からの刺激
指先は日常生活で様々な刺激を受けています。
特に洗剤を使用する水仕事は指先の皮膚に負担をかけてしまうので手荒れの原因になります。
他にも日常生活の中では様々な動作で指先を使うため、常に外部からの刺激に晒されているのです。
爪周りの皮膚をケアする方法
爪周りの皮膚がボロボロになってしまう原因がわかっていただけたでしょうか。
ここからはネイルケア・ハンドケアの方法について紹介していきます。
保湿ケアが1番大事
爪周りの皮膚がボロボロになる原因である乾燥の対策として、保湿をすることが最も重要です。
保湿の方法はネイルオイル(キューティクルオイル)とハンドクリームの2つがありますが、どちらか一方を使うのではなく、両方塗ることでより高い保湿効果を得ることができます。
塗る時は順番が大切。ネイルオイル→ハンドクリームの順番で塗りましょう。
塗るタイミングは乾燥を感じた時や手洗い後など、いつでもOK!
ネイルオイルは薬ではないので好きなときに塗って問題ありません。1日に5~6回くらい塗るのがおすすめです。
ちなみにどちらも継続して塗ることがポイントです。
安いものでもOKなので、継続して使い続けられるものを選んでくださいね。
ネイルオイル(キューティクルオイル)の選び方のポイント
ネイルオイルを選ぶ時のポイントは以下の3つです。
- 容器の形状
- オイルの質感
- 香り
1.容器の形状
ネイルオイルの容器はマニキュアボトルタイプ、ペンタイプ、チューブタイプ、ロールオンタイプなど、大きく分けて4種類の形状に分かれます。
自宅や職場に置いて使用するならマニキュアボトルタイプが容量が多くておすすめですが、持ち運びはしにくいので他の3種類のどれかをポーチや鞄に忍ばせておくのがおすすめです。
2.オイルの質感
毎日使い続けるためにはオイルの質感が好みであることが非常に大切です。
付けた後にベタつきが残るものは苦手という方はサラッとしたタイプを選んでくださいね。
3.香り
ネイルオイルはフローラル、シトラス、ハーブなど様々な香りのものがあります。
日常使いするものなので好みの香りのものを選ぶとリフレッシュ効果も得られますよ。
ハンドクリームの選び方のポイント
ハンドクリームはドラッグストアに行っても種類が豊富でどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
選ぶ時は配合されている成分に注目してみましょう。
以下のお悩みに合わせてハンドクリームを選んでみてくださいね。
- 乾燥がひどい→ワセリン、ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド
- 角質でガサガサ・ゴワゴワ→尿素
- 血行促進させたい→ビタミンAやビタミンE
皮膚科で治療薬を処方してもらう
爪周りの皮膚がボロボロで痛いという時は皮膚科を受診したほうがいいことも多いです。
ただ乾燥で荒れているのではなく、アレルギーや何らかの病気が隠れていることも考えられます。
市販の治療薬を自分の判断で使用するよりも、皮膚科を受診して処方してもらった薬を使用するのがおすすめですよ。
ささくれはキューティクルニッパーでカットする
ささくれができているとザラザラ・チクチクした感じがあるので気になりますよね。
だからといって指で引っ張って抜いたりむしったりするのはNGです。
ささくれは必ずキューティクルニッパーを使って根元からカットしましょう。
キューティクルニッパーがない場合は眉毛用の小さなハサミでもOK!
むしったり無理やり抜いたりすると出血して痛みが出る場合も多いので必ずカットしてください。
水仕事する時はゴム手袋をする
外部からの刺激の中でも水仕事は肌荒れの原因になる比重が大きいため、ゴム手袋を着用するようにしましょう。
最初はゴム手袋をすると指先が使いにくい感じがするかもしれませんが、慣れてくると問題なく作業できますよ。
ジェルネイルやマニキュアは水に弱いので、水仕事はネイルの持ちが悪くなることにも関係します。
外部からの刺激を少しでも減らすためにも水仕事をする時はゴム手袋を着用しましょう。
爪周りの皮膚がボロボロの時の注意事項
手荒れした時のネイルケア・ハンドケアのやり方をご紹介しました。
最後に爪周りの皮膚がボロボロになった時の注意事項についてお話していきます。
冬は乾燥対策を徹底する
冬は指先に限らず皮膚が乾燥しやすい時期です。
ネイルオイルとハンドクリームで保湿ケアをすることは非常に大事ですが、その他にも外出時は手袋を着けるなどできることは行いましょう。
また、手洗い後に塗れた手を放置するのもNG!しっかりハンカチで手を拭き、ネイルオイルとハンドクリームで保湿を行ってください。
乾燥しやすい冬はハンドドライヤーもできれば使わないようにするほうが良いでしょう。
甘皮ケアをやりすぎない
ジェルネイルやマニキュアをするときには、甘皮ケアは必須です。
また、ネイルをしない方でも甘皮ケアを定期的に行っている方は多いでしょう。
手元を美しく見せるために大切な甘皮ケアですが、やり過ぎは良くありません。
そもそも甘皮は爪の根元にある爪半月の保護や、爪と皮膚の間から細菌が入りこまないようにする役割があります。
甘皮がないほうがきれいだからといって高頻度でやってしまうと細菌が入り込み炎症を起こしてしまう可能性もあるのです。
適切な甘皮ケアの頻度は10日~2週間に1回。
ジェルネイルをしている方はジェルの付け替え時に甘皮ケアをする頻度で丁度いいですよ。
除光液やジェルリムーバーが付着しないようにする
除光液やジェルリムーバーには皮膚を乾燥させてしまう成分「アセトン」や「エタノール」が含まれています。
爪周りの皮膚にジェルリムーバーや除光液を一切付けないでジェルやマニキュアを落とすことはできませんが、できるだけ付かないように気をつけましょう。
特にジェルオフにアセトン100%のリムーバーを使っている場合は、一気に皮膚の水分を奪ってしまいます。
保湿成分のジェルリムーバーを使用したり、使用量を少なくしたりするなど工夫してジェルオフをしてくださいね。
また、セルフジェルネイルの場合はピールオフジェルを使うのもおすすめです。
ピールオフジェルはジェルリムーバーなしでジェルをシールのように剥がしてオフできるすぐれもの。
無理やり剥がすと自爪の表面までめくれてしまう可能性があるので油断はできませんが、ジェルリムーバーの乾燥が気になる方はぜひ検討してみてくださいね。
状態によってはネイルをお休みする
爪周りの皮膚がボロボロで痛い時や赤くなっている、腫れているといった場合にはジェルネイルやマニキュアをお休みすることも大切です。
ネイルサロンでも爪や爪周りの皮膚の状態によっては施術をお断りすることがあります。
ネイルをするよりも先に皮膚科を受診して治療を行ってくださいね!
まとめ
いかがでしたか?今回の記事では、爪周りの皮膚がボロボロになってしまう時の原因や、ケアの方法についてご紹介してきました。
爪周りの皮膚がボロボロになるのは乾燥、栄養不足、外部からの刺激が原因です。
特に乾燥が最も大きな原因となるのでネイルケアやハンドケアではしっかりと保湿をしましょう。
また、ささくれは爪の根元からキューティクルニッパーでカットし、水仕事をする時はゴム手袋を着用することが大切です。
爪周りの皮膚がボロボロになってしまい、痛みがあったり炎症が起きていたりする場合は、自己判断で市販薬を使うよりも皮膚科を受診して専門医の治療を受けるようにしてくださいね。
保湿ケアをしっかりしながらネイルを楽しみましょう!