近年はセルフネイラーさん向けのジェルネイルキッドが、多くのメーカーから販売されるようになり、気軽にセルフジェルネイルを楽しむ方が増えました。
セルフネイルの場合、サロンに行く手間やコストを抑えることができるのも大きな魅力ですよね。
しかし、セルフネイラーさんの中には「ジェルネイルの表面がぶつぶつしてしまう」「気泡が入ってキレイに仕上がらない」といったお悩みを抱えている方も多いようです。
そこで今回は、ジェルネイルの表面がぶつぶつになる原因・対策について、詳しく解説していきます!
ジェルネイルの表面がぶつぶつになる原因とは?
せっかくジェルネイルをしたのに、表面がぶつぶつした状態に仕上がると、なんだか気分が下がってしまいますよね…。
ジェルネイルの表面がぶつぶつしてしまう主な原因は、以下の2点が考えられます。
・施術中に気泡が入った
・硬化不良を起こしている
この2点の他には、ブラシの扱い方やジェルの使用期限などが原因になっている可能性も考えられます。ここから、それぞれの原因を詳しく解説していきましょう。
ジェルの容器に気泡やゴミが入っている
使用したジェルの容器に気泡が入っていたり、ホコリや洋服の繊維などのゴミが混入していたりすると、表面がぶつぶつになりやすいです。
ジェルの容器に気泡が入ってしまう原因は、撹拌の仕方やジェルの品質などが考えられます。
もともと気泡が入りやすい性質のジェルもありますが、勢いよく撹拌したことが原因で気泡が入ってしまうケースが多いでしょう。
また、ジェルの蓋を開けたままでファイリングを行ったり、ホコリが充満した空間でジェルを使用したりすることで、容器の中にゴミが混入してしまうので注意が必要です。
ジェルの厚塗りや照射時間不足による硬化不良
ジェルを厚く塗りすぎてしまった時や、照射時間が足りない時も表面がぶつぶつ、もしくはヨレヨレになることがあります。
特にLED(UV)ライトの光が届きにくいカラージェルは、厚塗りすると表面上のジェルのみが硬化し、全体が固まらないため表面がボコボコになってしまうのです。
また、ベース・トップジェルの場合でも、照射時間が足りないと表面がぶつぶつになる可能性があります。ライトに入れる時は、しっかりとメーカーが推奨している硬化時間を守るようにしましょう。
ジェルブラシの筆跡が付いている
ジェルの容器にゴミは混入しておらず、硬化時間を守って厚塗りもしていないのに、表面がぶつぶつになってしまう方は、ブラシの扱い方に問題があるかもしれません。
ジェルを塗布する時、ブラシに力が入ってしまう方は、表面に付いた筆跡が原因でぶつぶつができている可能性があります。
「ジェルを塗る時に、ついつい力が入っていたかも?」という自覚がある場合は、優しく圧をかけないようにブラシを扱うように心がけましょう。
また、ブラシ自体の状態が良くない場合も、筆跡が付く可能性があります。
毛先部分がバサバサになっていたり、固まって塗布しにくくなったりしているブラシはおすすめできません。
早めに新しいブラシと交換することをおすすめします。
古いジェルを使っている
一般的にジェルの使用期限は未開封で約3年、開封後は約1年と言われています。
購入時や開封後から、長期間経過しているジェルは、品質が損なわれている可能性があるので注意しましょう。
古いジェルをそのまま使用すると、うまく硬化せず表面がぶつぶつしてしまう場合があるため、使用は控えることをおすすめします。
さらに、仕上がりや見た目の問題だけではなく、古いジェルが皮膚に付くことでトラブルの原因になる恐れがあるので気をつけましょう。
ネイルパーツやネイルストーンを付ける時に気泡が入っている
ネイルパーツやストーンでアートを施した場合は、それらが取れないようにトップジェルなどで覆って固定することが殆どでしょう。
凹凸のあるアートをジェルでコーティングする際は、ジェルの表面とアートの間に隙間ができ、とても気泡が入りやすくなります。
特に大きめのパーツやストーンをジェルで覆う場合は気泡ができやすいので、いつも以上に丁寧に施術することがポイントです。
ジェルの表面のぶつぶつ・気泡をなくす方法
せっかくジェルネイルをするのなら、美しくツヤツヤに仕上げたいですよね。
ここからは、ジェルの表面のぶつぶつや気泡をなくす方法をご紹介します。
以下のポイントを意識しながら、うるっとしたツヤ感のあるネイルに仕上げていきましょう!
撹拌する時は優しくジェルを混ぜる
ジェルの中に気泡が入っていると、そのまま表面の仕上がりにも影響してしまうことがあります。
ジャータイプのジェルを撹拌する時は、空気が入らないようにスパチュラなどで優しく混ぜることがポイントです。
また、最近ではボトルタイプ(ポリッシュタイプ)のジェルも多く販売されていますが、こちらも上下に勢いよく振ってしまうと気泡が入る原因になります。ボトルタイプの場合は、両手で静かに転がすように混ぜましょう。
このような対策をして容器に気泡が入るのを防げば、ジェルの表面をつるんとした状態で仕上げられる可能性が高くなります。
ジェルは厚塗りせず薄塗りする
先ほど解説した通り、ジェルを厚く塗ると硬化不良を起こしやすいです。
「ぷっくり仕上げたい」「もう少しハッキリと発色させたい」といった場合も、1度にたっぷりとジェルを塗布するのではなく、薄塗りで数回に分けて硬化させるようにしましょう。
ジェルを薄めに塗って1回1回を確実に硬化させることで、美しい仕上がりを目指せます。
爪楊枝やウッドスティックで気泡をなくす
ジェルの容器に気泡が入っていなくても、施術中に気泡が発生してしまうケースがあります。
そのような時は必ず硬化する前に、爪楊枝やウッドスティックなどの先端で刺すようにして気泡をなくしましょう。
数秒経つと、周辺のジェルと馴染んで気泡がキレイに消えてくれます。
硬化してからでは遅いので、ライトに入れる前に気泡が入っていないかチェックする習慣を付けるのがおすすめです。
筆圧をかけないように塗る
ジェルの表面をつるんとした状態に仕上げるためには、ブラシに圧をかけないことも大きなポイントです。
ジェルを塗布している時に、ブラシの毛先が広がっている場合は力が入りすぎている証拠なので、力を抜いて優しく撫でるようなイメージを持ちましょう。
また、ジェルを塗る時には、ブラシの角度を意識することも大切です。
ブラシの毛先部分を立ててしまうと、せっかく塗布したジェルをえぐってしまうので、当然ムラもできやすくなります。
ブラシの角度は爪と平行になるように意識すると、美しくジェルの表面を仕上げることができるでしょう。
古くなったジェルや筆は使わない
ジェルの表面をツヤツヤに仕上げるためにも、購入から約3年以上、開封から約1年以上経過しているジェルは使わないようにしましょう。
せっかく購入したジェルを処分するのは少しもったいない気持ちになりますが、古くなったジェルは劣化して品質が落ちている可能性が高いため、使用を控えることをおすすめします。
また、記事の前半でもお伝えしましたが、古いジェルが皮膚に付いた場合はトラブルを引き起こす恐れがあるので注意が必要です。
使用期限内の新しいジェルを使用して、うるっとしたツヤ感のある仕上がりを目指しましょう!
まとめ:硬化する前にぶつぶつがないかチェックしよう!
今回はジェルネイルの表面にぶつぶつができる原因・対策について解説しました。
記事内でご紹介した「ジェルネイルの表面がぶつぶつする原因」の中に、当てはまっている内容がある場合は、その点に注意するだけでキレイに仕上げられる可能性が高くなるでしょう。
また、ジェルを硬化させる前に、必ず表面をチェックすることも大切です。
ここ数年は、表面がちゅるんとした質感のネイルが大流行していますよね。
道具を正しく扱えば、ジェルネイルの表面をツヤツヤに仕上げるのは決して難しいことではありません。
これまでジェルの表面がぶつぶつして悩んでいた方は、今回ご紹介した対策方法を1つひとつ丁寧に行ってみることをおすすめします。
次のセルフジェルネイルでは、うるうる&ツヤツヤの表面に仕上げて気分を上げてくださいね!
セルフジェルネイルのやり方に関する記事はこちらもチェック♪