ジェルネイルをしていて「フィルイン」という言葉を耳にしたことはありませんか?
フィルインとは、ジェルネイルを付け替える時にベースジェルをあえて一層残す技法を指します。
トップやカラージェルのみを削ることでオフの際に受ける爪へのダメージが軽減でき、ネイルの持ちも良くなると、近年注目の付け替え方法です。
今回は、ジェルネイルのフィルインとは何か?また、ネイルサロンでのやり方やフィルインのメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。
- 「フィルイン」とは何か?
- フィルインに資格は必要か?
- 「フィルイン」と「オフ」の違い
- 目的の違い
- 爪にかかる負担の大きさの違い
- フィルインはセルフネイル向きではない
- セルフでネイルマシンを扱う難しさ
- ネイルサロンの選び方
- フィルイン対応のサロンか確認する
- ネイルサロンは自宅や職場近くがおすすめ
- フィルインを選ぶメリット
- オフによる自爪のダメージを防げる
- アセトンによる爪や皮膚の乾燥を回避できる
- ジェルネイルの持ちが良くなる
- ジェルネイルをお休みする必要がなくなる
- 爪を伸ばすことができる
- フィルインを選ぶデメリット
- グリーンネイルになるリスクが高まる
- 高い技術力が必要
- 定期的にメンテナンスする必要がある
- 仕上がりに違和感のある場合がある
- 自分でオフができない
- フィルインがおすすめの人
- 自爪が薄い・傷んでいる人
- 爪・皮膚が乾燥しやすい人
- ジェルネイルを長持ちさせたい人
- 厚みのある仕上がりが好きな人
- ネイルサロンに通うのが苦にならない人
- ネイルサロン|フィルインの方法
- フィルインの手順
- よくある質問Q&A
- Q1.ジェルネイルが「浮く」とは?また、ジェルが浮くとどうなるの?
- Q2.ジェルネイルをオフすると爪が白くなるのはなぜ?
- まとめ
「フィルイン」とは何か?
フィルインとはジェルネイルの付け替えの際、
リムーバー(アセトン)を使わずに、トップジェル、カラージェルやアートまでを削り落としてベースジェルのみを残していく施術方法です。
全てをオフせずにベースジェルを残すことから「ジェル一層残し」とも言われます。
ネイルマシンを使ってベースジェルだけを残し、表面を整えたら、その上から新しくベースジェル、カラージェル、トップジェルと、通常のジェルネイルのやり方で施術を行います。
フィルインに資格は必要か?
フィルインを行うには特殊な技術を要しますが、特に資格や検定の取得は必要ありません。
ただし、ジェルネイル・ネイルマシン等が未経験の場合、独学での取得は難しいです。
ネイルスクールや各ネイルメーカー、オンライン講座などで定期的に行っている、フィルイン関連講座の受講をおすすめします。
「フィルイン」と「オフ」の違い
フィルインと通常のオフとの違いは、目的と爪にかかる負担の大きさです。
フルインとオフの主な違いについて詳しくみていきましょう!
目的の違い
フィルインはネイルの付け替えのために行い、従来のオフは付け替えとネイルの完全オフが目的です。
ではそれぞれ詳しく説明します。
■フィルインの目的
前述したように、フィルインは全てをオフせずにベースジェルを残した「ジェル一層残し」の状態でジェルネイルを付け替えることを目的としています。
自爪に触れることなく、ネイルの付け替えが可能であることがフィルインの魅力です。
■オフの目的
通常「オフする」とは、全てのジェルネイルを取り除き、一度自爪の状態に戻すことを目的としています。
付け替えはもちろん、しばらくジェルネイルをお休みしたい人や自爪に戻したい人のためのものです。
爪にかかる負担の大きさの違い
フィルインと従来のオフでは、ジェルネイルを付け替える際にかかる爪の負担が大きく違ってきます。
▪️従来のオフは爪にかかる負担が大きい
ジェルネイルをオフするには、アセトンやジェルリムーバーを使いジェルを溶かしながら、自爪についているネイルを全て除去します。
まずこの時に使用する「アセトン」が爪を過度に乾燥させ、二枚爪や縦筋の原因となります。
またオフの目的は、ついているジェルネイルを全て取り除くことです。
作業の工程で自爪の表面を削ってしまったり、無理やり爪から剥がしてしまったりするなど、爪に大きな負担となることも・・・。
オフを繰り返すことにより、爪が薄くなる、乾燥でひび割れる、すぐに欠けてしまうなどの原因となります。
そのためネイルを付け替える際は、アセトンを使う必要もジェル全てをオフする必要もない「フィルイン」が、近年では爪に優しい施術方法として見直されています。
勘違いしてほしくないのは、「オフが悪いと言っているわけではない」ということです。
爪の負担を最小限に抑える配慮をして、丁寧かつ正しい方法でオフを行っているサロンはたくさんあるので安心して下さいね!。
フィルインはセルフネイル向きではない
自爪への負担を減らせるフィルインですが、残念ながらセルフネイル向きではありません。
それは、フィルインをするには高度な技術が必要だからです。
「ベースジェルを残して他は削り落としていく」
聞くだけなら簡単そうですが、実際にベースだけをきれいに残すには「ネイルマシン」を巧みに操るスキルが必要です。
セルフでネイルマシンを扱う難しさ
セルフでネイルマシンを使用している人は多くありません。
プロのネイリストでもネイルマシンを扱うには、かなり練習を重ねる必要があります。
適切なマシンビットの選び方など、正しい知識と扱い方の習得は必要で、摩擦熱によって痛みを感じることもあるなど、危険を伴います。
ネイルマシンはフィルインだけでなく、スカルプネイルの全オフやケアの際のルーズスキンの処理など、様々な用途に役立つアイテムで、それぞれに技術が必要です。
特にフィルインはネイルマシンの扱いに慣れていないと、技術的に難しいです。
ベースジェルだけを一層残す技術の他に、細かくチェックして浮いている箇所を的確に削り取る技術、そして全体を均一に仕上げるスキルが求められます。
フィルインがセルフネイルに向いていないといわれる理由はそのためです。
練習を重ねればセルフでもフィルインはできます。
セルフで挑戦する場合、マシンを使う時はくれぐれも注意点をしっかりと守り、怪我をしないように気を付けて下さいね。
でもやはり、フィルインに興味のある方はネイルサロンで施術してもらうのがおすすめです。
ネイルサロンの選び方
フィルインに興味を持ったら、まずはネイルサロン選びからはじめましょう!
フィルイン対応のサロンか確認する
お伝えしているように、フィルインには特殊な技術が必要です。
そのため「ネイルサロンならどこでもOK」というわけではないのでサロン選びには注意しましょう!
フィルインに対応しているサロンを選ぶ必要があります。
ただ、フィルインを取り入れているネイルサロンのほとんどは、「フィルインに対応していること」をホームページに記載しています。
そのため、フィルイン取り扱い店を探すのはそんなに難しくないと思います。
もし情報が不足している場合は、必ず問い合わせをして下さいね。
ネイルサロンは自宅や職場近くがおすすめ
ネイルサロンを選ぶ際に当たってもうひとつ大切なのが、
サロンの立地です。
フィルインをした場合、ベースジェルが浮く前に定期的なメンテナンスが必要です。
そのため、ネイルサロンには通い続けるようになります。
職場の近くや自宅の近くなど、定期的に通うことが面倒にならない、便利な場所にあるネイルサロンを選ぶのがおすすめです。
フィルインを選ぶメリット
ジェルネイルを続けていく上で、オフよりも爪へのダメージが少ないとされるフィルインのメリットをまとめてみました。
フィルインを考えている方は、参考にしてみて下さいね!
- オフによる自爪のダメージを防げる
- アセトンによる爪や皮膚の乾燥を回避できる
- ジェルネイルの持ちが良くなる
- ジェルネイルをお休みする必要がなくなる
- 爪を伸ばすことができる
では、次でそれぞれ詳しく見ていきましょう!
オフによる自爪のダメージを防げる
先述通り、ネイルオフは爪に負担を与えます。
ジェルネイルの付け替えの際にフィルインを選択することで、オフによる自爪のダメージを防げることができます。/p>
通常のオフとは、全てのジェルを取り除き自爪の状態に戻し、爪の表面を整えたりしてから新たにネイルをつけていきますが、フィルインの場合はベースを残した上で作業を続けるので、自爪を直接傷つける心配がありません。
これがフィルインの最大のメリットといえます。
また、ベースを残して重ねていくことで爪の厚みが安定し、フィルインの方が持ちが良いという人も多いです。
「アセトンによる爪や皮膚の乾燥を回避できる
ジェルネイルをオフする際に必要なのが「アセトン」です。
アセトンは、ジェルを溶かすことができオフの際にはとても便利ですが非常に高い揮発性のある溶剤で、同時に爪や皮膚の油分や水分も奪ってしまいます。
そのため爪や皮膚を乾燥させます。
爪の乾燥は縦筋や爪割れの原因となりますし、指周りの皮膚の乾燥は甘皮を固くさせたり、ささくれの原因となります。
また、乾燥で爪や皮膚が白くなることもしばしば・・・。
ちなみに「自分はアセトンじゃなくてジェルリムーバーを使っているから大丈夫」と思っている方も多いようですが、ジェルリムーバーにはアセトンが含まれているので、爪や皮膚にかかる負担は同じです。
フィルインを選ぶことは、アセトンによって爪や皮膚の過度な乾燥を回避できるというメリットがあります。
ジェルネイルの持ちが良くなる
フィルインに使うベースジェルは、通常のベースジェルよりも密着度が高いフィルイン専用(対応)のベースジェルを使用します。
「ベースを一層残しネイルを重ねていく」というフィルインの性質上、土台となるベースが浮かないようにフィルイン専用のジェルはしっかりと耐久性のあるものになっています。
通常ジェルが3〜4週間もつとしてたら、フィルインは6〜8週間ほど持たすことができ、約2倍違うことになります。
フィルインに適した耐久性のあるベースを使うことで、ジェルネイルの持ちが良くなることもメリットの一つです。
ジェルネイルをお休みする必要がなくなる
フィルインを選ぶメリットとして、定期的なオフ作業を回避することで爪の負担が軽減し、お休み期間を設けるようなことなく、安心してネイルを楽しむことができます。
長い間ジェルネイルをしていると、爪が薄くなったり弱くなったり、ネイルの持ちが悪くなったりすることがあります。
その原因のほとんどが、頻繁に行われてたアセトンの使用やサンディングによるダメージ、つまり「ネイルオフ」の際にかかる自爪の負担です。
弱くなってしまった自分の爪を見て不安になり、「ジェルネイルをしばらくお休みする」という選択肢を取る方は多いです。
もちろん、ネイルを休止することは良いことですが、お休みの間に爪がどんどん折れてしまうなど、様々なトラブルが待っていてストレスも多いです。
また、長年ジェルネイルをしていた人にとって、ネイルとは自分のテンションを上げるためのセルフプロデュースの一つでもあり、ネイルができないことはモチベーションの維持にも関わります。
爪を伸ばすことができる
フィルインをするメリットとして、ジェルネイルをしていても爪が弱く折れやすい人にとって、ベースを重ねていくフィルインは爪の強度UPに繋がります。
また、一度フィルインでネイルをつけてしまえば、しばらく爪を削ることなく、そのまま健康な爪を維持できるので、ネイルを休止して健康な爪を育てるための時間が不要です。
長さ出しをしなくても、フィルインを続けていけば爪をきれいに伸ばしていくことができるので、爪が弱くて悩んでいる人は試す価値ありです!
フィルインを選ぶデメリット
爪に優しく、ネイルの持ち良いなど、一見メリットだらけのように見えるフィルインですが、デメリットもあります。
続けて、フィルインのデメリットをまとめたので、参考にしてみて下さい!
- グリーンネイルになるリスクが高まる
- 高い技術力が必要
- 定期的にメンテナンスする必要がある
- 仕上がりに違和感のある場合がある
- 自分でオフができない
では、それぞれ詳しく見ていきましょう!
グリーンネイルになるリスクが高まる
フィルインの特徴として、一度つけた同じベースジェルを繰り返し使い続けます。
万が一、ベースジェルがしっかりと密着していなかったり、浮いてしまっているベースジェルをそのまま使い続けた場合、爪とジェルネイルの間に雑菌が繁殖し、高い確率で「グリーンネイル」という爪の病気になることがあるので注意が必要です。
フィルインは通常のオフとは違い、毎回きれいにネイルを除去するわけではないので、グリーンネイルの症状に気が付かず進行してしまうリスクがあります。
グリーンネイルになると、症状が治るまでその爪にジェルネイルをすることができません。
そのためサロンを選ぶ時は、口コミなどを活用してしっかりと内容を確認し、確かな目と技術を持ったネイルサロンを選ぶのがおすすめです。
高い技術力が必要
フィルインには、ベースのみをきれいに残し、余分な箇所は丁寧に削り取っていくための、ネイルマシンを使った高い技術力が必要です。
またフィルイン専用のジェルを使用するため、ジェルの知識も必要です。
そのため、ネイルサロンによって料金もまちまちですが、フィルイン専門サロン以外のほとんどのサロンは、通常のジェルネイルのメニューよりもフィルインを割高に設定しています。
定期的にメンテナンスする必要があ
フィルインの場合、メンテナンスのため3週間〜4週間に1度、定期的にネイルサロンに通う必要があります。
何度もお伝えしていますが、フィルインは同じベースを繰り返し使うので、だんだんと爪からジェルがリフトするリスクが高くなります。
そのためベースジェルが浮いてくる適切な頻度でメンテナンスを施し、ジェルのリフトを回避しなくてはなりません。
ベースジェルが浮いてしまうと、場合によってはフィルインができなくなる可能性があります。
ベースを一層残すことで定期的なメンテナンスが必要となるのは、フィルインのデメリットといえます。
他店ジェルの場合、どのメーカーのジェルを使っているか不明なため「他店ジェルはフィルインNG」のサロンが多いので注意です。
仕上がりに違和感のある場合がある
フィルインではベースジェルを重ねていくため、ジェルネイルの強度や持ちが上がる分、固く厚みのある仕上がりになります。
柔軟性があり薄く自然な仕上がりを好む方は、フィルインに向いていないかもしれません。
自分でオフができない
フィルインに使うベースジェルは、アセトンでオフできる通常のものよりも密着度が高くなります。
そのため一般的なベースジェルのようにはいきません。
フィルインをしたネイルをセルフでオフするのは難しく、爪へのダメージを考えるとおすすめできません。
フィルインで施したジェルネイルをオフする時は、必ずネイルサロンでやってもらいましょう!
フィルインがおすすめの人
フィルインについて説明してきましたが、料金のことやメリット・デメリットを踏まえ、自分にフィルインが向いているのかわからない人も多いと思います。
ここでは、ジェルネイルをするならフィルインがおすすめの人をご紹介します。
自爪が薄い・傷んでいる人
フィルインは、アセトンを使わず、また自爪を削ることなくネイルを楽しむことができます。
そのため、「元々爪が弱い」「ジェルをしていて爪が薄くなってしまった・傷んでしまった」、でもジェルネイルは続けたい!
そんな人におすすめです。
オフを必要としないため、ネイルをしている期間に薄くなった自爪も生え変わることができます。
ネイルケアの観点からも、フィルインはおすすめといえます。
爪・皮膚が乾燥しやすい人
爪や指先の乾燥に悩んでいる方は、フィルインがおすすめ。
ジェルネイルをする上で爪や皮膚が乾燥する一番の原因が、オフの際の定期的なアセトンの使用です。
アセトンとは揮発性の高い化学物質で、爪の油分と水分を一緒に奪っていきます。
セルフでオフをしている人の中には、自分はアセトンではなく「専用のジェルリムーバー」を使用しているから安心だと思っている方がいらっしゃいますが、ジェルリムーバーにもアセトンは配合されてます。
アセトンの使用を完全に避けたいならフィルインがおすすめです。
ジェルネイルを長持ちさせたい人
一般的にジェルネイルは3週間〜4週間持つといわれています。
フィルインの場合、浮きやすい根本や先端などのリフトを回避するため、より密着度を高くしたベースを使用します。
そのため、正しい施樹と定期的なメンテナンスをすれば、問題なく長期間(2ヶ月程度)持つようになっています。
きれいな状態で可能な限りネイルを長持ちさせたい人は、フィルインがおすすめです。
厚みのある仕上がりが好きな人
フィルインはベースジェルを残して重ねていくので、自然な仕上がりというよりは、しっかりと厚みのある仕上がりになります。
厚みのある仕上がりが好きな人におすすめです。
ネイルサロンに通うのが苦にならない人
フィルインをした場合、きれいな状態を安心して維持するにはメンテナンスが必要です。
そのため、毎回ネイルサロンに行くのが楽しみだと思える人におすすめです。
リフレッシュできるような空間のサロンであったり、気の合うネイリストを見つけるなど、ネイルサロンに通うのが楽しくなるようなネイルサロンを選びましょう!。
ネイルサロン|フィルインの方法
現在フィルインは、基本的にネイルサロンで行うものです。
ではネイルサロンでは、どのようにフィルインを行っているのでしょうか?
ここでは、ネイルサロンで行っているフィルインの方法や手順についてご紹介します。
フィルインの手順
ネイルサロンでの基本的なフィルインの流れは以下のようになります。
- マシンでトップジェルとカラージェルのみを削る
- 爪の長さ・形を整える
- 通常通りのプレパレーションを行う
- ベースジェルを塗り、硬化
- お好きなカラージェルやデザインを施す
- トップコートで仕上げる
1.マシンでトップジェルとカラージェルのみを削る
最初にネイルマシーンを使って、フィルインの特徴である、トップジェルとカラージェルのみを削る作業を行います。
ベースをきれいに一層残すには、繊細なマシンワークが必要です。
削りすぎれば爪を傷つけることになり、削りがあまければ、仕上がりに影響が出ます。
また、浮いている箇所があれば、その部分だけを削らなくてはならず、この作業はネイリストの技術力が試されます。
2.爪の長さ・形を整える
ネイルファイルもしくはネイルマシンを使って、爪の長さを削ります。
次に、ネイルファイルで形を整えていきましょう。
フィルインでの付け替えの場合、爪はある程度伸びているので、好きな形に整えることができますよ。
長さがないときれいな形にするのが難しいスクエアオフなどにもチャレンジできます!
爪の長さと形を整えた後は、爪先や爪のサイドに残っている「バリ」を必ず除去しましょう。
バリが残っているとネイルが剥がれる原因になります。
3.通常通りのプレパレーションを行う
爪表面にベースジェルを残せたら、ジェルネイルを塗るためのプレパレーションを行います。
プレパレーションとはネイルを塗布する前に必要な「爪の下準備」です。
プレパレーションの方法は以下の通りです。
- 甘皮周りにキューティクルリムーバーを塗り、プッシャーを使って甘皮を押し上げる
- 湿らせたガーゼを使い、甘皮周りのルースキューティクルをきれいに除去する
- キューティクルニッパーを使い、余分な甘皮やささくれをカットする
- 爪の表面を整えてバリやダストを丁寧に除去する
- お好きなカラージェルやデザインを施す
- 爪の表面〜先〜裏まで、しっかりと油分除去する
プレパレーションをしっかりと行うことで、ジェルネイルの持ちは良くなります。
4.ベースジェルを塗り、硬化
フィルイン専用のベースジェルを、自爪の伸びた部分(爪の根元)から爪先まで、残していたベースに被せて塗っていきます。
塗り残しがないようにしっかりとベースを塗布できたら、ライトで硬化します。
ベースを残した削りが終われば、あとのやり方は通常のジェルネイルと変わりませんね。
5.お好きなカラージェルやデザインを施す
ベースがきれいなフラット状に仕上がっていれば、あとはどんなカラーやデザインも楽しむことができます。
フィルインは、いかにきれいなベース作りができるかがポイントです。
削り方が上手くなく、表面がガタガタだったり、伸びてきた自爪の部分とベースジェル境に凸凹があったりすれば、カラーを塗った時の仕上がりは美しくありません。
6.トップコートで仕上げる
最後にトップジェルを塗り、ライトで硬化させれば完成です。
詳しいプレパレーションのやり方はコチラの記事をご覧ください◎
https://www.nailjoshi.com/81053/
よくある質問Q&A
ジェルネイルに関するよくある質問をご紹介するので、参考にしてみて下さい♪
Q1.ジェルネイルが「浮く」とは?また、ジェルが浮くとどうなるの?
A.ジェルネイルが浮くとは、爪からジェルが剥がれて隙間ができてしまった状態を指します。
ではジェルネイルが浮くと何が問題なのか?
爪とネイルの間に隙間ができることで、グリーンネイルという爪の病気になる原因となります。
グリーンネイルになった場合、しばらくネイルをすることはできません。
また、浮いた隙間に髪の毛や衣服の繊維などが引っかかってしまい、日常生活に支障をきたします。
自分のネイルを見た時に、空気が入ったように白っぽくなっている箇所がある場合、そこは浮いている可能性が高いです!
ジェルの浮きに気がついたら、できるだけ早くオフするか、付け替えるようにしましょう!。
Q2.ジェルネイルをオフすると爪が白くなるのはなぜ?
A.オフした後に爪が白くなってしまう理由は主に2つ考えられます。
・アセトンによる過度な乾燥によるもの
・無理なジェルオフで爪が剥がれてしまった
1つめの「アセトンによる過度な乾燥」によるパターンは記事内でも繰り返しお伝えしてきましたが、アセトンの使用は皮膚の油分や水分を奪うため、爪や皮膚を乾燥させ白くします。
2つめの「無理なジェルオフで爪が剥がれてしまった」パターンは、まだ溶けきっていないジェルを無理にオフしようとした結果、爪の表面層がジェルと一緒に剥がれてしまい白くなることがあります。
どちらのパターンも保湿することが大切です。
オフが終わったら手を洗い、爪にネイルオイルを馴染ませてしっかりと保湿すれば、白さは自然に消えていきます。
まとめ
いかがでしたか?
「ネイルは好きだけど、このままジェルネイルを続けても爪は大丈夫だろうか?」
ネイルを続けている人なら、1度は爪に対する不安を抱いたことがあると思います。
フィルインとは、アセトンを使わずにベースジェルを一層残しながら削り、ネイルを付け替える方法です。
オフの際にかかる爪のダメージを抑え、自爪を直接傷つけることなくジェルネイルを続けていけます。
「これからもできるだけ長くジェルネイルを楽しみたい!」
「爪をきれいに伸ばすための対策方法を探している」
そんな方々にとって、フィルインの普及は救世主的存在です。
もちろんメリット・デメリットはありますが、爪のことを考えるならやはりフィルインはおすすめ!
最近ジェルの持ちが悪くなった、爪が薄くなってしまった、元々爪が弱くて年中悩んでいる
このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ1度フィルインを試してみて下さい。
ジェルネイルによる爪の悩みや不安が解消させれるかもしれませんよ♪