日常生活で注意をしていても、気が付くと爪が折れていたり、亀裂が入っている!
なんて経験のある方も多いのではないでしょうか。爪の亀裂を放置すると、そこから折れて深爪になってしまい怪我の原因になってしまいます。
亀裂が入ると焦って切ってしまう人も多いですが、そんなときは、ジェルネイルのリペアがおすすめです♪
今回の記事では、ネイルサロンで行われるネイルリペアのやり方や値段、爪を綺麗に保つ方法をご紹介いたします!
ネイルリペアの基礎知識|自爪とジェルネイルのリペアがある
冒頭でもお伝えした「ネイルリペア」とは、折れたり、亀裂の入っている爪を修復することを言います。
一言でネイルリペアといっても、
「自爪に直接施す方法」と「ジェルネイルの不具合を修復するジェルネイルリペア」があります。
この2つの方法は、それぞれ対処法が異なります。
では、2つの違いを詳しくみてみましょう!
自爪に施すリペアとは|爪が割れた・ 折れた等のトラブルに対応
自爪に施すリペアとは、
自爪に亀裂が入って折れたり、縦に割れたりしている場合に修復や補強をするネイル技術です。
自爪に亀裂などが入っている場合、そのままの状態でいると生活に支障が出たり、またはそのままジェルネイルを施すと亀裂箇所からジェルが浮いたり折れたりする可能性があるため、まずは自爪のリペアが必要となります。
■自爪リペアの相場
ネイルサロンで自爪リペアをしてもらう場合、リペアの方法や料金はネイルサロンによって異なります。
どの程度のリペアが必要か、自爪の状態により前後はしますが、平均的な相場では、1本当たり500円~1,000円であるネイルサロンが多いでしょう。
ジェルネイルに施すリペアとは|ジェルのリフト・欠け等のトラブルに対応
ジェルネイルに施すリペアとは、
不具合が起きているジェルネイルの箇所を修復・補強を施すことです。
長くネイリストを経験している筆者の見解では、オフをすることなく一部を削って修復することが可能な場合、一度オフをして付け直しが必要な場合(トラブルのある箇所のみ)など、状態によってリペアのやり方も異なります。
例えば、ジェルネイルが浮いている場合は、浮きが少しの範囲や根元のみであれば、その部分のみを削って上からジェルネイルを塗布で完了しますが、反対にジェルネイルの下の自爪に亀裂が入っている場合などは、一度オフをして自爪のリペア+ジェルネイルのやり直しといった工程が必要になります。
■ジェルネイルリペアの相場
前述したようにジェルネイルのリペアは、リペアを要するネイルの状態によってやり方が異なります。
ネイルサロンによって変動はありますが、平均的な相場は、1本あたり500円~1,500円程だと言われています。
筆者のネイルサロンのように「お直し(リペア)は、前回の金額の1本分の料金」と定めているところもあれば、「リペア=一律500円~1,000円」などと定めているところも。
また、ジェルネイルのリペア+自爪のリペアが必要な場合は、両方の施術代金が発生する場合もあるため、要確認です。
(例)自爪のリペア500円+ジェルネイルのリペア500円、など。
リペアに必要な道具にはどんなものがあるか?
ネイルリペアに必要な道具は、ネイルリペアに必要な道具は主に3種類あります。
- シルクラップ:自爪に亀裂などが入っている場合にその箇所を補強する役割
- ネイルグルー:シルクラップや自爪の亀裂などを固める役割
- レジン:シルクラップを固める役割
- アクティベーター:レジンの乾きを速める役割
レジンは、ネイルグルーよりもシルクラップに浸透しやすいため、補強箇所が目立ちにくくなりますが、乾燥までに少し時間がかかるため、アクティベーターという液状のスプレーを吹きかけることで乾燥時間を短縮することが可能です◎
また亀裂とは異なり、もし自爪が折れて長さ出しが必要となった場合は、
- ネイルフォーム
- アクリルモノマー
- アクリルポリマー
- ジェルスカルプ
など、長さ出しの材料が必要です。
この場合、長さ出し=スカルプチュア(人工爪)の技術が必要であり、リペア料金も異なってきます。
セルフでもリペアはできる?
ネイルサロンには行かず、セルフネイルでもネイルリペアはできるのでしょうか。
答えは、YESです!
上記のように必要な道具があれば、セルフでもネイルリペアは可能です◎
基本的にセルフネイルでのリペア方法もネイルサロンで行うリペアと変わらない工程が必要となりますが、少しの亀裂程度の場合、まずはネイルグルーを数回塗布するだけでも応急処置にはなりますよ♪
ネイルサロンで行うリペアの種類と方法
ネイルサロンで行われるリペアは、リペアを必要とする自爪(ジェルネイル)の状態によって対応方法が異なります。
具体的にどのようなときに、どのようなリペア方法になるかを解説いたします!
爪やネイルが「割れた・折れた」場合
多くの方が経験があるかもしれませんが、爪やネイルが「割れた、折れた」場合は、早急にリペアをすることをおすすめします!
割れた爪を放置することでジェルネイルが爪先からリフト(浮く、剥がれること)したり、より深く折れてしまい怪我の原因に繋がります。
割れ爪、折れ爪の場合、ネイルサロンでは主に以下の3つの方法でリペアが施されます。
■1.グルー、レジン+シルクラップを使ったリペア方法
自爪の亀裂などによく使われるのが、このネイルグルーもしくはレジン+シルクラップを使用するリペア方法です。
一般的なネイルリペア(自爪リペア)のやり方としては、
- 亀裂箇所などに合わせてシルクラップをカットする
- ネイルグルーもしくは、レジンを使用してシルクラップを自爪に貼りつける(はみ出し厳禁)
- 乾燥させる
- ②~③を数回繰り返す
- ファイリング(表面や長さ、形を整える)をする
になります。
■2.ジェル+シルクラップを使ったリペア方法
ジェル+シルクラップを使ったリペアは、上記のネイルグルーやレジンではなく、ジェルを使用し行うリペアの方法です。
工程としては、
ネイルグルーorレジンをジェルで代用し、ライトで硬化します。
ジェルの場合は、数回繰り返すと分厚くなってしまうため、基本的には1回で行い、ファイリング後に通常のジェルネイルの手順に入ります。
■3.アクリルを使ったリペア方法
自爪の長さ出しに必要なアクリル(モノマー+ポリマー)がある場合、それらを用いて自爪の亀裂を補強することも可能です。
アクリル剤は、強度が期待できるため、実際に私も大きな亀裂などに対しては、アクリルを用いてのリペアをしています!
アクリルを使用する場合、
- 修正箇所の油分をしっかり除去する(プライマーの塗布がおすすめ)
- アクリルを適量筆に取り、修正箇所の上にかぶせて滑らかにする
- 表面をならし、ファイリングをする
また、上記で説明した通り、自爪の長さ出しが必要な場合には、アクリルもしくはジェルスカルプチュア、ネイルフォームなどの道具が必要となります。
ジェルネイルの浮きが気になる場合
ジェルネイルをつけていて、付け替え時期よりも早く浮いてしまったという経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ジェルネイルの浮きは、ジェルネイルが自爪から剥がれてしまっている状態を言いますが、髪の毛がひっかかったりすることから気付く人も多いでしょう。
実は、このジェルネイルの浮きは、放置NG。
浮いている隙間から雑菌が入ることで緑膿菌という常在菌が繁殖してしまい、グリーンネイルの原因になります。
グリーンネイルは、一般的に爪カビと言われていますが、実際には、カビではなく常在菌が原因です。とはいえ、グリーンネイルが悪化することで爪の剥離が起こってしまうこともあるため、浮いていると気付いたときは、付け替え前でも早急に対応が必要です。
ネイルサロンで行われるリフトの対策は、以下です。
■ジェルをオフせずにリペアする方法
ジェルネイルをオフせずに、浮いた箇所のみをリペアする場合、
浮いている箇所のみをネイルマシンやエメリーボードなどで削り取って、削った部分を修復するように上からジェルネイルを塗布してコーティングすれば完了です。
ただし、セルフでネイルの浮きに対してリペアを行う場合は、浮いている箇所のみを削る技術が必要になるため、基本的には1本全てオフしてやり直すのが無難です。
自爪が伸びてしまった場合
ジェルネイルをしていて自爪が伸びてしまった場合、根本が丸見えで見た目としても気になってしまいますよね。
しかし、毎回オフを繰り返すのは自爪の健康を考えると不安・・という方やすぐにネイルサロンに行くことができない、という方には、以下の方法がおすすめです!
■フィルインでネイルを付け替える
フィルインとは、ベースジェル一層を残し、そこから上を削り、新しくデザインをやり直す技術です。
特にここ数年、ジェルネイルをオフする際に使用するアセトンなどのリムーバーの肌への負担軽減や、自爪の負担軽減を考え、フィルインで施術をするネイルサロンも増えています。
ただし、フィルインもベースジェル一層残しの削りの技術が必要で、更にネイルの浮きがないことが絶対条件となるため、セルフネイル時には少々難易度が高めです。
■伸びた部分をポリッシュやベースジェルでコートする
伸びた部分(根本)を手持ちのポリッシュやベースジェルでコーティングするのもアリです◎
上記のフィルインは、難易度が高く技術がいるため、すぐにネイルサロンに行くことができない方の応急処置として、このポリッシュやベースジェルでのコーティングが、おすすめです。
伸びてきた爪の根本にポリッシュもしくは、ベースジェルを塗布し、乾かす(もしくは硬化する)とOK。根本からポリッシュやベースジェルでクリアコーティングするだけでも、根元とネイルとの段差が目立たなくなり、伸びている箇所を少しごまかすことができます。
コーティングする際は、可能な限り、根元の甘皮処理(ケア)をしてから塗布するのがおすすめです。
リペアするタイミングは?
それぞれの状態で行われるリペア方法についてお伝えしてきましたが、リペアはどのタイミングでしたらいいのでしょう。詳しく解説していきます。
爪の割れや亀裂に気がついたらすぐにリペアする
自爪の亀裂や割れは、日常生活で引っかかりの原因になったり、最悪の場合、その箇所から自爪が折れてしまう危険性があります。
長い爪の先端部分であれば折れても短く切ればいいのですが、爪の白い部分とピンクの部分のちょうど境目には、「ストレスポイント」という負荷がかかりやすく、亀裂が入りやすい箇所があります。
このストレスポイントに亀裂が入ると、折れてしまった時に深爪になり過ぎたり、肉の部分が露出する状態になったりと痛みを伴う場合があるため、要注意です。
爪の割れや亀裂に気がついたらすぐにリペアしましょう!
ジェルネイルをリペアするタイミング
ジェルネイルをリペアするタイミングは、以下を参考にしてください♪
■通常時のジェルネイルリペアの場合
通常時のジェルネイルの場合、2週間を過ぎたあたりからリペアを検討しましょう。
爪は一般的に一か月で3〜4ミリ伸びると言われているため、施術後2週間を経過するとおおよそ1.5〜2ミリは伸びるため、そろそろ根本のジェルと自爪との境目が目立ってきます。
この根本が気になる方は、2週間経過を目安に上記のポリッシュやベースジェルをコーティングする方法や、フィルインでの付け替え等を検討するとOK。
■ネイルが浮いている場合
ただし、ネイルが浮いている場合は、早急にリペアをしましょう!
前述しましたが、ジェルネイルの浮きを放置するとグリーンネイルや怪我の原因に繋がります。
ジェルネイルが浮いていることに気付いたときは、すぐにネイルサロンでリペア対応をしてもらうのがおすすめです。
■全オフが必要な場合
ジェルネイルが浮いているといっても、施術後4週間以上経過している場合は、リペアではなく、全オフ(すべての爪のジェルオフをする)して付け替えが必要となります。
ジェルネイルの理想的な付け替え周期は、3〜4週間と言われているため、4週間以上が経過している場合は、リペアでは対応ができません。
長くつけたジェルネイルをリペアで直してしまうと、既につけていたジェルネイル部分の劣化や爪が伸びすぎるなどといった理由から、結果的にリフトしやすくなったり、爪も折れやすくなったりしてしまいます。
理想なのは、3〜4週間で付け替えをすることですが、うっかり4週間以上経過してしまった場合は、できる限り早めにオフをして付け替えをしましょう。
まとめ
今回は、ジェルネイルのリペアの方法やタイミング等について解説いたしました。
ジェルネイルをつけていて、リフトや亀裂等のトラブルがあることは珍しくありません。
焦ってオフをせずとも色々なリペアのやり方がありますので、まずは慌てずに行きつけのネイルサロンに問い合わせてみることをおすすめします!
忙しくてネイルサロンに行けない場合は、自分でポリッシュなどでコーティングするのもありですが、アロンアルファのような一般的な工具用接着剤を使用するのはNGです。
アロンアルファは、爪用には作られていないため、もし接着剤を使用したい場合は、爪用のネイルグルーを使用しましょう!(100均などでも売られています。)
その際は、接着剤が乾いたのを確認し、上からさらにポリッシュやベースジェルでコーティングすることで強度が少し強くなりますよ♪
フットネイルのリペアについてはこちらの記事で解説してます!
https://www.nailjoshi.com/33097/