自爪の補強目的で、マニキュアのトップコートだけを塗る方もいますよね。
マニキュアだとすぐに剥がれてしまいますが、『ジェルネイルのトップコートなら剥がれずに持つのではないか』と考えたことがある方もいるのでは?
結論からいうと、ジェルネイルのトップコートだけを塗ることはおすすめしません。
今回はジェルネイルのトップコートの本来の目的、色は付けずにクリアだけで仕上げたい場合のやり方について解説していきます。
色が付けられない方や、補強だけがしたい場合は、ぜひ参考にしてくださいね。
ジェルネイルのトップコートだけ塗るのは爪に良い?
ジェルネイルは自爪が痛むイメージがありますが、『色は付けずに透明だけで仕上げたい』『補強だけのためにトップジェルでコーティングしたい』と思っている方も少なくないはずです。
ジェルネイルのトップコートについて、基本的な役割や特徴を含め、クリア仕上げにする場合のやり方を解説していきます。
ジェルネイルでトップコートだけはNG!
透明だけで仕上げたい場合、トップコートだけを塗ればOKと認識している方もいるでしょうが、トップコートだけで仕上げるのはNGです。
トップコートは、
- ベースやカラーを剥がれにくくするコーティング
- カラージェルの退色防止
- 艶を出す
目的で使用されます。
つまり、役割は最後の仕上げ。
自爪に直接塗るものとして作られているわけではないため、トップコートだけを使って硬化するのはNG行為になります。
クリアだけならベース+トップで塗る
では透明の仕上がりを希望する場合はどうすればいいのか。
クリアだけのジェルネイルを楽しむ場合は、ベースジェル+トップジェルの組み合わせで行いましょう。
ベースジェルも透明ですが、こちらは自爪としっかり密着するように作られたアイテムです。
まずベースでジェルと自爪を密着させ、その上からトップジェルを塗って艶を出して仕上げるのがジェルネイルのクリア仕上げになります。
トップジェルだけでは持ちが悪いですし、ベースジェルだけでも艶があまりないので、両方使ってあげると艶と持ちが持続しますよ。
クリアのみジェルネイルの正しいやり方
『クリアのみならセルフでも出来そう』
『クリアだけのためにサロンに行くのはもったいない』
と思う方に向けて、セルフネイルで行うクリア仕上げのやり方について解説していきます。
1.爪のファイリングをする
まずはジェルネイルの基本、爪のファイリングです。
エメリーボード(やすり)を使って丁寧に行いましょう。
長さがある場合は爪切りでカットし、そのあとやすりで整えると二枚爪の予防に繋がりますよ。
ファイリングの後は爪の断面にバリと呼ばれる削り残しのようなものが出るため、最後はスポンジバッファーなどやわらかいやすりを使って整えてください。
この作業をきちんと行うことで、ジェルの塗りやすさや持ちが変わってきます。
2.甘皮ケアをする
ジェルの密着を良くするためには、甘皮のケアが欠かせません。
ウッドスティックやネイルプッシャーで甘皮を押し上げると、不要な角質が現れてきます。
これがルースキューティクルで、残っているとジェルが剝がれやすくなってしまうため、しっかり除去する必要があります。
ルースキューティクルをガーゼやキッチンペーパーで取り除き、甘皮のラインをきれいに出すとジェルがとても塗りやすくなります。
3.油分除去をする
甘皮がきれいに整ったら、ジェルを乗せる最後の下準備、油分除去です。
専用のジェルクレンザーもありますが、エタノールでも代用できます。
エタノールをしみ込ませたキッチンペーパーで爪の表面を拭き、爪表面に残っている油分や汚れなどを除去します。
油分が残っているとジェルを乗せたときに弾いてしまい、密着が弱くなってしまうため、爪の際部分までしっかり拭き取ってくださいね。
4.ベースジェルを塗る
ベースジェルはジェルネイルを塗る工程で最も大事な部分。
ここがきれいに出来ているとあとから乗せるジェルが塗りやすくなり、仕上がりがとても美しくなります。
サイドの皮膚をしっかり押し下げ、際部分まできちんと塗ってくださいね。
5.トップコートを塗る
クリア仕上げの場合は、ベースジェルの直後にトップジェルを塗ります。
ベースがきれいに出来ているとトップジェルはつるんと滑らかに塗れるため、トップジェルよりベースジェルに時間をかけるのが良いでしょう。
最終硬化後、拭き取りが必要な場合はエタノールをコットンやキッチンペーパーにしみ込ませ、爪表面をしっかり拭き取ってくださいね。
塗布量や硬化時間が適切だと、拭き取り後に抜群の艶が出ます。
ジェルネイルのトップコートを綺麗に塗るコツは?
ジェルネイルのトップコートをきれいに塗るコツは、
- ベースジェルを際まできちんと塗る
- 適切な量を塗る
- 硬化時間を守る
です。
最初のジェル塗布工程のベースがきれいに塗れていないと、後から塗るカラージェルやトップジェルに響き、凹凸や塗り残しが出てしまいます。
また、量は多すぎても少なすぎても艶が悪くなってしまうため、メーカーのサイト等で確認しておきましょう。
硬化時間も同じで、短いと硬化不良、長いと黄色く濁ってしまうなど、何かしらトラブルが起きてしまいます。
適切な硬化時間を守って施術をしましょう。
マニキュアのトップコートを綺麗に塗るコツは?
マニキュアのトップコートをきれいに塗るコツは、
- すぐに触らずしっかり乾かす
- 量は少し多めに乗せる
です。
マニキュアはジェルネイルと違い、空気に触れて乾燥することで固まっていきます。
表面から乾き始めるため、表面が乾いたと思って触ってしまうと中がまだ乾いておらず、指紋の跡やマニキュアが剥がれてしまうなど、トラブルが起きてしまいます。
厚く塗った場合や、マットな色は乾くのに時間がかかるため、特に注意が必要です。
トップコートを塗ってから最低でも一時間は爪に触れないよう気を付けましょう。
量を少し多めに乗せることでぷっくりとした滑らかさが出るため、つるんとした美しい丸みが欲しい場合は気持ち多めに乗せてくださいね。
クリアのジェルネイルなら上からマニキュアを塗ってもOK!
仕事柄クリア仕上げだけど、たまには色を付けたい!と思うこともありますよね。
その場合はマニキュアを使いましょう。
ジェルネイルの上からマニキュアを塗るのは全く問題ないので、好きな色を乗せてOKです。
注意が必要なのは落とす時!
マニキュアを落とすのに除光液を使いますが、多くの除光液に入っている成分『アセトン』がジェルネイルを落とす際にも使われます。
アセトン入りの除光液を使うとジェルネイルにも影響を及ぼす場合があるため、アセトンが入っていない『ノンアセトン』『アセトンフリー』と書かれた除光液を使うのがおすすめです。
まとめ
今回はトップジェルを直接爪に塗るのはNGなことや、セルフで行うクリア仕上げのやり方などについて解説しましたが、参考になりましたか?
仕事柄色が付けられない方や、補強だけでジェルネイルをする場合に、クリア仕上げはピッタリですよね。
クリア仕上げでもジェルならではの抜群の艶感が出るため、指先がきれいに見えます。
その上にマニキュアを塗るのも問題ないので、ジェルデザインを楽しめない方もクリア仕上げを取り入れて、ネイルのある生活を楽しんでくださいね。
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