フットでジェルネイルを楽しんでいる方は多いと思います。
春夏シーズンはサンダルとの組み合わせでおしゃれができ、秋冬でも足元をキレイにしていると気分が上がりますよね!
そんな魅力たっぷりのジェルネイルですが、実は巻き爪の原因になる場合があることをご存知でしょうか。もちろん、ジェルネイルをしたからといって必ず巻き爪になる訳ではありませんが、その可能性は否定できません。
そこで今回は、ジェルネイルが巻き爪の原因になる理由や、巻き爪にならない・悪化させないためにできること、巻き爪の治療をする方法を解説します。
ジェルネイルは巻き爪の原因になることがある
はじめに、ジェルネイルをすると巻き爪の原因になることがある理由から解説します!
爪が薄くなることがある
ジェルネイルを施術する際に行うサンディングによって、爪が薄くなってしまうことがあります。
おそらく、ご経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
サンディングとは、爪の表面を削って凹凸をつけることで、ジェルの密着を良くするための工程です。そのため定期的にジェルネイルの付け替えをしている方は、していない方と比べて爪が薄くなる傾向があるでしょう。
ジェルネイルの工程で爪が薄くなることによって、外部からの圧力に耐える力が弱くなり、カーブがきつくなってしまいます。これが、ジェルネイルが巻き爪の原因になる理由のひとつです。
爪が乾燥しやすい
ジェルネイルをオフする際に使用するジェルリムーバーやアセトンは、爪をかなり乾燥させてしまいます。
とはいえ、これらを使用せずにオフすることはやや難しく、基本的にジェルリムーバーやアセトンを使用することがほとんどです。
そして、オフの際の乾燥によって爪の水分が奪われると、強く縮んでしまい巻き爪の原因になることがあります。
特にアセトンの濃度が高い溶剤でジェルネイルをオフしていると、爪や周囲の皮膚の水分をどんどん奪ってしまうので注意しましょう。
ジェルネイルが爪を圧迫してしまう
ジェルネイルを硬化させる際は、爪に圧がかかった状態になります。
特に爪が薄い方やダメージが激しい方の場合、硬化時の圧によって爪が変形し、巻き爪になってしまうことがあるのです。
また、フットジェルをしている場合、小さめのパンプスなどを履くことで更に爪を圧迫してしまうことがあります。
ジェルネイルのぷっくりとした質感はもちろん、大きめのストーンなどが付いている状態で小さめの靴を履くと、余計に圧をかけてしまうので気をつけましょう。
ジェルネイルで巻き爪にならない・悪化させないためにできること
せっかくジェルネイルでおしゃれを楽しんでいるのに、巻き爪になってしまったらショックですよね。また、既に巻き爪になってしまい、悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、ジェルネイルで巻き爪にならないため、悪化させないためにできることをご紹介します。
巻き爪でお悩みの方も予防したい方も、ぜひ積極的に実践してみてくださいね!
爪の形はスクエアオフで長めに整える
足の爪はスクエアオフにして、やや長めに整えるのが基本です。
スクエアオフとは爪の先端がストレートで全体が四角く、角が丸い形のことで最も巻き爪になりにくい形といわれています。
足の爪は角までカットしてラウンドにしてしまうと、巻き爪の原因になりやすいので気をつけましょう。
また、爪の長さはギリギリまで深くカットするのではなく、1mm程度は残して整えることがポイントです。
爪の白い部分までカットしてしまうと、そこから皮膚にくい込んだり、更に巻き爪が悪化したりしてしまう可能性があるので注意が必要です。
ノンサンディングジェルのネイルサロンに行く
先ほど解説した通り、ジェルネイルの下準備でサンディングを行うことによって、爪は少しずつ薄くなり巻き爪になりやすい状態になってしまいます。
それでも、ジェルネイルをどうしても続けたいという方も多いでしょう。
そのような場合は、できる限り爪にダメージを与えずに施術をしてくれる、ノンサンディングジェルのネイルサロンを探すのがおすすめです。
ネイルサロンを予約する際には、サンディングを行っていないかを事前によく確認しておくと安心です。
フィルイン対応のネイルサロンに行く
毎回のようにジェルネイルの付け替えを繰り返してると、爪はどんどん薄くなってしまいます。
巻き爪を予防しながらも、ジェルネイルを楽しみたい場合はフィルイン対応のネイルサロンを選ぶこともひとつの選択でしょう。
フィルインとは、ジェルをベースジェルの層を残したまま、新たなジェルを塗布してデザインチェンジするテクニックのことをいいます。
通常の付け替えとは異なり自爪が痛みにくく、アセトンを使用することもないので、巻き爪の原因でもある乾燥も防げるのがメリットです。
しっかり保湿する
巻き爪を予防するためには、しっかりと爪や周囲の皮膚を保湿してあげることが大切です。
もし可能であれば、足の指やかかとなど全体を保湿ケアすると効果がアップします。
保湿の際に使用するアイテムは市販のクリームでもOKですが、できれば爪のキューティクル周りなどはネイル専用のオイルを使用するのがおすすめです。
ただし、クリームを先に塗布してしまうと、オイルの浸透が悪くなる場合があります。オイルを馴染ませた後にクリームを塗るという順番も守ることがポイントです。
ネイルオイルはクリームよりも皮膚に浸透しやすく、高い保湿効果が期待できます。100均やドラッグストア、ネットショッピングなどで購入できるので、ぜひ用意しておきましょう。
リフトしたら早めに付け替えする
ジェルネイルが根元から浮き上がってくる現象をリフトと呼びますが、この状態のまま過ごしていると細菌が繁殖して爪に悪影響を与えてしまうことがあります。
特に巻き爪になっている状態では、細菌に感染しやすいことが多いです。
そのまま長期間放置してしまうと、化膿や腫れなどのトラブルになるおそれもあります。
このような状態を避けるためにも、ジェルネイルがリフトしたら早めに付け替えをするように心がけましょう。
ジェルネイルをしながら巻き爪の治療をする方法
ここからは、ジェルネイルをしながら巻き爪を治す方法を2つご紹介します。巻き爪でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
巻き爪矯正のできるネイルサロンに行く
巻き爪の矯正を得意とするネイルサロンに通うことで、お悩みを解消できる可能性があります。
巻き爪を治すための施術はもちろんですが、材料の特性をよく理解したネイリストがジェルネイルを施してくれるので、おしゃれも同時に楽しめるのがメリットです。
特におすすめなのは、トラブルフットケアマスター認定講師が在籍しているネイルサロンです。巻き爪や変形爪について深く学び、知識・技術があるスタッフが施術してくれるので安心できます。
炎症が起きたり痛みあったりする場合は病院へ
巻き爪に痛みや腫れ、化膿などの症状が出ている場合は、できるだけ早く病院で治療するようにしましょう。
炎症などのトラブルがある時に、そのまま放っておくことは絶対におすすめできません。
巻き爪の治療は、主に形成外科や皮膚科などで行っていることが多いです。トラブルがある場合はそのまま放置せず、必ず医師に相談しましょう。
巻き爪に注意しながらフットネイルを楽しもう
今回はジェルネイルが巻き爪の原因になる理由や、悪化させないためのポイント、治療方法などをお話しました。
巻き爪を悪化させてしまうと皮膚の周りが炎症を起こしたり、痛みで歩きにくくなったりするため注意しましょう。
もちろん、適切にケアを行えば未然に防ぐことや、悪化させないようにすることは可能なので過度な心配はせず、日頃から気をつけていくことが大切です。
今回の記事でお伝えした内容が、皆様のお役に立てればとても嬉しく思います。これからも巻き爪に注意しながら、素敵なフットネイルを楽しんでいきましょう!
他にもフットネイルのことについて知りたい方は、こちらの記事で紹介しています♪
https://www.nailjoshi.com/94930/