セルフネイルでマニキュアをしている、もしくはしたいと思っている方は多いのではないでしょうか。
ジェルネイルのようにライトが必要なわけではなく、ドラッグストアやバラエティショップで手軽に購入できるマニキュアは、初めてのネイルとして取り入れやすいですよね!
しかし、きれいに塗れなかったり上手に塗れるか心配だったりする人もいらっしゃるでしょう。
今回の記事では、マニキュアを塗る方法を初心者の方向けに初歩から解説していきます。
塗る前の下準備も大事なのでそちらも紹介していきますよ。
- 基本のマニキュアの塗り方
- 1.ベースコートを塗る
- 2.カラーを1度塗りする
- 3.カラーを2度塗りする
- 4.トップコートを塗る
- きれいにマニキュアを塗るコツ
- ボトル口で液量を調節する
- テンポよく塗る
- はみ出しは拭う
- 冷風を当てて乾かす
- キューティクルラインをきれいに取る
- きれいに塗るための下準備に必要なもの
- エメリーボード
- キューティクルリムーバー
- メタルプッシャー
- ガーゼ
- 消毒用エタノール
- コットン
- 下準備のやり方と順番
- 1.エメリーボードで爪の長さと形を整える
- 2.甘皮ケアをする
- 3.消毒用エタノールで油分除去をする
- 簡単なおしゃれアレンジを紹介!
- スポンジを使ったグラデーション
- 時間短縮になる塗りかけデザイン
- 単色の上から爪先にラメがけ
- よくある質問
- ベースコートやトップコートは必要?
- 速乾ネイルは本当にすぐ乾く?
- 100均のマニキュアって長持ちする?
- 手足のネイルの色は揃えたほうがいい?
- ハケが固まってしまったときの対処法は?
- まとめ
基本のマニキュアの塗り方
まずは基本のマニキュアの塗り方を解説します。
マニキュアはカラーだけではなく、必ず「ベースコート」と「トップコート」も用意してくださいね。
ベースコートはマニキュアの持ちを良くし、カラーの色素沈着を防ぐという役割があります。トップコートの役目は、ツヤを出し耐久性を高めるというものです。
それぞれに異なる役割があるため、兼用可能と表記のあるもの以外は兼用するのはよくありません。注意しましょう。
1.ベースコートを塗る
まずはベースコートを塗ります。
爪先の厚み分(エッジ)にも塗るのを忘れないようにしましょう。
エッジはベースだけでなく、カラーもトップコートも必ず塗ります。
しっかりとエッジにマニキュアを塗ることで先端が欠けたり剥がれたりすることが減り、持ちが良くなりますよ。
2.カラーを1度塗りする
ベースコートが乾いたらカラーの1回目を塗ります。
1回目は爪の根元のラインがカタカタしないように気をつけて塗りましょう。
厚塗りにならないように塗布量をボトル口で調整すると、はみ出したりラインがカタついたりせず、塗りやすくなります。
3.カラーを2度塗りする
1回目に塗ったカラーが乾いてからカラーの2度塗りをします。
2度塗りでイメージ通りのカラーの仕上がりになるようにしましょう。
1回目に塗った根元のラインを崩さないように気をつけながら2度塗りしてくださいね。
4.トップコートを塗る
最後にトップコートを塗って仕上げます。
カラーがしっかり乾いていないとトップコートのハケがカラーを引きずってしまうので時間をよくおいてから塗り始めましょう。
トップコートは軽い力でハケを持ち、表面がつるんとするように塗るときれいなツヤに仕上がります。
きれいにマニキュアを塗るコツ
マニキュアの塗り方の基本を紹介しました。
ここではマニキュアを塗るコツを紹介します。
ボトル口で液量を調節する
マニキュアは薄塗りするのがきれいに仕上げるポイントです。
そのためには1回の塗布量を調節するのが大切。
ボトル口でハケをしごいてマニキュア液の量をしっかり調整しましょう。
ちなみに、ボトル口に固まったマニキュアがこびり付いていると調節がしにくいため、キッチンペーパーに除光液を染み込ませてキュッとボトル口を拭いてきれいな状態にしておきましょう。
テンポよく塗る
マニキュアはひと塗りひと塗りに時間をかけてしまうと、だんだんと固まってきてしまうので色ムラになったりハケ跡が残ったりしやすいです。
色ムラやハケ跡がある状態では、トップコートを塗っても仕上がりがイマイチになりがち……テンポよく塗ることで防ぐことができるのでできるだけ一定のテンポで時間をかけずに塗れるようにしましょう。
はみ出しは拭う
マニキュアがはみ出した時はそのままにせず、綿棒や薄くコットンを巻いたウッドスティックではみ出た部分のマニキュアを拭うことできれいに仕上げることが出来ます。
乾きかけている時は少量の除光液を綿棒やスティックにつけてから拭うときれいに拭き取れます。
冷風を当てて乾かす
マニキュアが乾くまでの間に表面を触ってしまい、グシャッとさせてしまうことがあって苦手意識のある方は多いようです。
マニキュアは冷やすと早く乾くので、ヘアドライヤーで冷風を当てると早く乾きますよ。
少しでも早く乾かすことで表面がよれてしまうことを防げるのでやってみてくださいね。
もちろん速乾がウリのマニキュアを使用するのもおすすめです。
キューティクルラインをきれいに取る
マニキュアがきれいに塗れていると見えるポイントは先端まで塗れていることと、爪の根元のライン(キューティクルライン)がきれいに塗れていることです。
キューティクルラインを揃えて塗るためには筆をよくしごいて液の量を調節し、ハケを平らに広げて塗ることが大切です。
きれいに塗るための下準備に必要なもの
マニキュアは塗るときだけでなく、下準備も大切です。
下準備をすることで仕上がりもワンランクアップするのでおろそかにしないようにしましょう!
エメリーボード
爪の長さや形を整える時に使用する爪やすりのことです。
薄く細長い棒状の木の板に紙やすりが貼り付けられています。
爪の長さを短くするのに爪切りを使っている方は多いかもしれませんが、爪切りを使うと二枚爪の原因になります。
また、爪の形も爪切りでは整えにくいのでエメリーボードを使用しましょう。
キューティクルリムーバー
甘皮をふやかして柔らかくする溶剤のことです。
キューティクルリムーバーがあると指先をお湯につけなくても甘皮を柔らかくする事ができるのでケアの時短になりますよ。
メタルプッシャー
甘皮を押し上げる時に使用するアイテムです。
100均やドラッグストアのネイルコーナーで販売されていますが、綿棒やウッドスティックにコットンを巻いたものでも代用できますよ!
ガーゼ
押し上げた甘皮をきれいに拭き取る時に使用します。
親指に巻きつけて、爪の表面や爪の生え際をくるくると拭き取るという使い方をします。
ウエットティッシュでも代用可能です。
消毒用エタノール
爪の表面を油分除去をする時に使用します。
消毒用エタノールがない時は石鹸でしっかりと手を洗ってタオルで拭くことでも油分除去の役割になりますよ。
コットン
消毒用エタノールを染み込ませて爪表面の油分除去をする時に使います。
カットしたキッチンペーパーでもOKです。
下準備のやり方と順番
下準備のやり方を簡単に解説します。
やるとやらないとでは仕上がりの美しさに違いが出るので、下準備をきちんとしてからマニキュアを塗り始めてくださいね!
1.エメリーボードで爪の長さと形を整える
エメリーボードを使って爪の長さと形をまずは整えます。
削る時は往復に動かすのではなく、一定方向に動かして削っていきます。
エメリーボードの往復がけは爪に負担がかかってしまい、二枚爪の原因になるので注意しましょう。
2.甘皮ケアをする
爪の生え際にキューティクルリムーバーを塗布し、甘皮をふやかします。
メタルプッシャー(綿棒やウッドスティックでもOK)を軽い力で動かし、爪表面に張り付いた甘皮を押し上げましょう。
押し上げが終わったら濡らしたガーゼ(ウエットティッシュでもOK)で表面を拭き取り、甘皮を除去してくださいね。
3.消毒用エタノールで油分除去をする
最後にコットンに消毒用エタノールを染み込ませて爪表面の油分を除去します。
油分除去をすることでマニキュアの持ちが良くなるので忘れずに行いましょう。
簡単なおしゃれアレンジを紹介!
簡単にできるおしゃれなアレンジ方法を紹介していきます。
ワンカラー以外のネイルにもチャレンジしてみましょう。
スポンジを使ったグラデーション
まず紹介するのはメイクスポンジを使ったグラデーションです。
筆でもグラデーションは可能ですが、ぼかすのが難しいので初心者の方はメイクスポンジを使用するのがおすすめ!
メイクスポンジにマニキュアを少量取り、爪にぽんぽんと色を乗せます。
1度塗りでは爪の真ん中くらいまで塗ると良いでしょう。
2度塗り、3度塗りで爪の先の色が濃くなるようにしていきます。
薄い色から濃くなっていくので自然に色づいた雰囲気になりますよ!
マットカラーはグラデーションがやりにくいので、もし使いたい場合はベースコートなどのクリアマニキュアを混ぜてシアーカラーにして使用するのがおすすめです。
時間短縮になる塗りかけデザイン
マニキュアはジェルネイルよりも時短で塗ることができますが、さらに時間短縮させたい人に挑戦してほしいのが塗りかけネイルです。
塗りかけネイルは爪全体に色を塗らず、塗りかけのようにサッと数か所色を乗せるデザインのこと。
ニュアンスネイル風になるのでおしゃれです!
ベースコート、1色目をサッと塗る、2色目を1色目に少し重なるようにサッと塗る、トップコートを塗るという順番で仕上げます。
爪のふちまでしっかり塗らないのが非常に簡単なのでやってみてくださいね!
単色の上から爪先にラメがけ
最後に紹介するアレンジはラメ入りのマニキュアを使ったデザインです。
まずはワンカラーを仕上げます。
その後にラメのマニキュアを爪先にだけ塗るのです。
キラキラとしたラメがアクセントになり華やかな仕上がりになります。
粒子の細かいラメを使って細い線(ラメライン)を引いてもおしゃれです!
よくある質問
マニキュアやセルフネイルに関してよくある質問に回答していきます。
ベースコートやトップコートは必要?
ネイルを長持ちさせたりツヤを出したりするためにどっちも必要です!
ベースコートなしで塗ると色素沈着したりマニキュアが剥がれやすくなったりします。
トップコートはツヤを出し、耐久性を高める役割があるのでしっかり使い分けましょう。
速乾ネイルは本当にすぐ乾く?
速乾がウリのマニキュアはやはり乾かす時間が短くてすみます。
より早く乾かすにはドライヤーの冷風を当てるのがおすすめです。
100均のマニキュアって長持ちする?
100均のマニキュアもしっかり5日~1週間程度持ちます。
発色もよく、種類も豊富なので、費用を抑えてセルフネイルを始めてみたい方におすすめです。
手足のネイルの色は揃えたほうがいい?
手足のマニキュアは揃えても揃えなくても大丈夫です!
もちろん色やデザインを揃えると統一感が出るので素敵ですが、揃えない方も多くいらっしゃいます。
手は仕事の都合でヌーディーなカラーしかできないという方はフットネイルで思い切り派手なデザインを楽しむという方も多いですよ。
ハケが固まってしまったときの対処法は?
マニキュアの液やジェルネイルの液は、とろっとしていたり、水飴のようなテクスチャーになっていますよね。水のようにシャバシャバなことはほとんどないので、操作性が良くなるようにハケや筆も整えなければなりません。マニキュアのハケ部分がガサガサで液がこびりついていたり、ジェルネイルの筆がカチカチ、バサバサで毛先が汚くなっている時は、爪に塗る前にきれいに整えておきましょう。
マニキュアのハケが固まった時の洗い方
マニキュアは蓋を閉めていても、フチやハケに液がこびりついて固まってしまうことがあります。
カサカサに乾燥していなくても、サラサラだったはずのマニキュア液がもったりとして、ハケにこびりついている時は要注意です。
通常よりも塗りにくくなってしまうので、「マニキュアうすめ液」を使ってハケを洗いましょう。
水洗いはNGです。
- マニキュアうすめ液を、ワイプやキッチンペーパーにたっぷりと含ませます。
- うすめ液を含ませたペーパーで、マニキュアのハケを拭き取ります。優しく揉み込むようにしてマニキュアのドロドロな部分を拭い取りましょう。
- ハケがカチカチに固まっている時は、うすめ液をハケに直接垂らして、ペーパーで拭き取ります。
- ハケがドロドロ、カチカチになっていると、マニキュア液や容器も同じように、固まりかけのマニキュアがついているのではないでしょうか。液と容器をきれいにするためにも、容器の中にうすめ液を数滴入れて、蓋をしてから手のひらの上で容器をコロコロと転がしましょう。容器のフチは、うすめ液を含ませたペーパーで拭き取ると汚れが落ちます。
マニキュアのハケは、うすめ液だけでなく除光液でも同じように洗うことができます。ですが除光液の方がハケとマニキュア液が劣化しやすいので、うすめ液を使うのがおすすめ。うすめ液はドラッグストアやバラエティショップ、100円ショップにも売られていますし、ネットショップでも購入できますよ。
ネイリストのおすすめポイント:デュカートの「エナメルうすめ液II」は、マニキュアうすめ液だけでなくスポイトもセットになっているので、適量が使いやすくなっています。保湿成分としてホホバオイルやアボカドエキスが入っているのも嬉しいポイントです。
ネイリストのおすすめポイント:資生堂の「エナメルうすめ液NA」は容器の口が細くなっているので、スポイト要らずでマニキュアにうすめ液を入れることができます。容量も大きく、ハケや容器を拭くためのコットンもセットになっていますよ。
ネイリストのおすすめポイント:セルフネイルはマニキュア派!という方は、マニキュアうすめ液もけっこうな頻度で使うのではないでしょうか。オーリーの「ネイルポリッシュシンナー」はプチプラで60mlも入っているので、こまめに、たっぷりと使えます。
まとめ
今回の記事ではマニキュアの塗り方についてお話をしてきました。
マニキュアを塗るのは簡単ではありませんが慣れてくればだんだん上手に塗れるようになっていきます。
始めたばかりはきれいに仕上げられないことが当たり前と思って諦めずに続けてみてくださいね!
他にもマニキュアの使い方について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください♪
https://www.nailjoshi.com/100063/