手元の悩みで多いのが「ささくれ」の存在。
ふと自分の手元を見た時、ささくれになっていることがわかると気になってしまいますよね。
そのまま放置したり気になり触ってしまった、また、服の繊維や髪の毛などに引っかけてしまい、より酷くなってしまった・・・。
誰しも1度はこのような経験をしたことがあると思います。
そこで今回は、小さいけれどあると気になってしまう「ささくれ」について、ささくれになる理由や原因、ささくれができてしまった時の対処法や予防法についてご紹介します。
- ささくれとは?
- ・ささくれの主な症状
- ・ささくれには2種類ある
- ささくれの原因
- ・指の皮膚や爪の乾燥
- ・外部からの刺激|水仕事・洗剤など
- ・血流の悪化や睡眠・栄養不足
- ・小爪(爪のささくれ)ができる原因
- ささくれを放置するのがNGな理由
- ささくれができた時の対処法
- ・小さなハサミなどでカット
- ・オイルやクリームで保湿
- ・ワセリンでカバーもおすすめ
- ささくれを予防する方法
- ・こまめに保湿して手荒れを防ぐ
- ・水仕事はゴム手袋を着用
- ・冬場の外出は手袋を着用
- ・ネイルオフをした後は保湿
- ・熱いお湯は避ける
- ・規則正しい生活を意識
- ・ネイルケア用品の成分に注目する
- おすすめのネイルオイルを紹介!
- ・OPI(オーピーアイ)ネイルオイル
- ・MIKAGAMI ネイルオイル
- ・100均や3COINSのネイルオイル
- まとめ
ささくれとは?
ささくれとは爪の周りの皮膚が乾燥し、部分的にめくれ上がった状態のことを言います。
地域によっては「さかむけ」と表現されることもありますが、意味はささくれと全く同じです。
ささくれは爪の左右や根元の皮膚に自然と発生することが多く、条件が揃えば年齢・性別問わず誰にでも引き起こります。
ささくれの主な症状
前項の解説にもあった通り、ささくれの主な症状は指や爪周りの皮膚がめくれ上がったり、剥がれたりすることです。
初期の段階では痛みがない場合もありますが、皮膚が剥がれた部分から傷口が広がると、ジリジリと強い痛みを伴うこともあります。
ささくれが洋服の繊維や髪の毛などに引っかかると、傷口が真皮まで達し、更に悪化させてしまうケースも多いので気をつけましょう。
また、ささくれの症状が進むと傷口が赤く腫れたり、化膿したりする可能性もあるので注意が必要です。
ささくれには2種類ある
ささくれには「指のささくれ」と「爪のささくれ(小爪)」の2種類があります。
ここでは、それぞれの特徴を解説してきましょう。
■指にできるささくれ
指にできるささくれは、ここまでお話してきたように、爪周辺の皮膚がめくれ上がった状態のことを言います。指にできるささくれの主な症状も、前項で解説している内容の通りです。
■爪にできるささくれ
爪にできるささくれは、爪の端が分離して避けた状態のことを言います。
「小爪(こづめ)」とも呼ばれ、原因は爪への衝撃や栄養不足、乾燥、ストレスなど様々です。
特に乾燥は爪のささくれだけではなく、縦ジワや指のささくれも同時に発生する原因になります。
ささくれになる原因
ささくれは、指の角質や爪のキューティクル(甘皮)がめくれ上がった状態のことです。
まずはささくれの原因についてお話をしていきます。
原因を知って対策ができるようになりましょう。
指の皮膚や爪の乾燥
ささくれには2種類あり、「指のささくれ」と「爪のささくれ(小爪)」がありますが、主な原因はどちらも乾燥です。
ささくれが冬の季節に多くなるのは、外気が冷たく、空気の乾燥によって皮膚の水分が失われてしまうので、特に乾燥しやすくなるためです。
また、手洗いや手アルコール消毒をする機会が多い方も指先の皮膚や爪を乾燥させるきっかけとなり、ささくれができる原因となります。
外部からの刺激|水仕事・洗剤など
外部からの刺激も、ささくれができる原因のひとつです。
特に洗い物や掃除などの水仕事で、洗剤を素手で使用すると刺激や乾燥に繋がります。
また、指や爪周りに触れたり、爪を噛んだりするクセがある方も皮膚に摩擦や刺激が加わるため、ささくれができやすい傾向にあるでしょう。
他にもアセトンや除光液などの強い化学物質に触れたり、ガーデニングなどで土に触れたりした時の刺激も、ささくれができる原因になります。
血流の悪化や睡眠・栄養不足
血流の悪化や睡眠・栄養不足などもささくれが出来る原因となります。
血行が悪い状態が続いていたり、日常生活で十分な栄養や睡眠が取れていないと、皮膚のターンオーバーが乱れてしまいます。
皮膚の生まれ変わりがうまくできないので、バリア機能が低下し、ちょっとした乾燥や刺激でも荒れて、ささくれが出来やすくなるのです。
爪に必要な栄養素を意識して摂取することが大切です。
小爪(爪のささくれ)ができる原因
写真の赤い丸で囲った部分が「小爪」で、「爪ささくれ」とも言います。
通常のささくれは皮膚にできますが、
小爪は爪の端が縦方向に裂けることで出来てしまいます。
小爪が出来る原因は、
- 爪の乾燥
- 爪への衝撃や負荷
- 睡眠・栄養不足
- 爪やすりでサイドを削りすぎている
などが挙げられます。
指のささくれと同じく「乾燥」も原因の一つですが、小爪の場合は爪への強い衝撃などにも注意が必要です。
小爪が出来る原因や、小爪のケア方法についてはこちらの記事で解説しているのでチェックしてみてください♪
https://www.nailjoshi.com/82764/
ささくれを放置するのがNGな理由
ささくれができた時、そのまま放置するのはNGです。
ささくれを放置したままにすると、洋服などの繊維に引っかかり、傷口が広がってしまうことがあります。
また、傷口に雑菌が入り込んで化膿すると、ひょう疽(別名:爪周囲炎)という病気になる恐れもあるため注意が必要です。
ひょう疽は傷口に細菌が感染して起こる病気で、進行すると指先の関節が腫れて曲がらなくなったり、膿が溜まったりすることがあります。
更にひょう疽が悪化すると、骨髄炎やリンパ管炎を発症する可能性もあるので注意が必要です。
このように、ささくれが原因で重症に繋がってしまうケースもあるため、放置はしないようにしましょう。
逆を言えば、ささくれができても正しく対処することで、悪化を回避できる可能性が高くなります。
次の項目で詳しく対処法を解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
ささくれができた時の対処法
では、ささくれができてしまった時はどうしたらいいのでしょうか。
ここではささくれができてしまった時の正しい対処法を紹介します。
小さなハサミなどでカット
ささくれは、小さなハサミ(眉毛用ハサミなど)やキューティクルニッパーで根元からカットして取り除きましょう。
ささくれができた時、気になるからと言って、無理に引っ張って取ろうとするのはよくありません。
さらに剥けてしまって出血してしまうことの多いためです。
もし引っ張って出血してしまった時は絆創膏を貼って保護しておきましょう。
なかなか治らなかったり、炎症が起きてしまったりした場合には皮膚科を受診してくださいね。
オイルやクリームで保湿
カットしたら再度ささくれができないように、保湿剤を使ってしっかりと保湿します。
ネイルオイル(キューティクルオイル)をお持ちの方は、爪の生え際全体に塗ってマッサージするように馴染ませて、しっかりとオイルを浸透させましょう。
ハンドクリームの場合もササッと塗り拡げるのではなく、きちんと指先まで塗り込むようにしてください。
ワセリンでカバーもおすすめ
しっかりカバーしたい方や、ネイルオイルがしみるという方は、ワセリンを塗りましょう。
ワセリンを塗ることで油膜を張ることができ、ささくれが出来やすい部分の乾燥をカバーすることができます。
また、傷になってしまったささくれにもワセリンはおすすめです。
ワセリンを塗った後に絆創膏を貼ることで、乾燥しにくくなりますよ。
ささくれを予防する方法
ささくれができる前に、予防対策を行うことも大切です。
ここでは、ささくれを予防する方法を紹介します。
こまめに保湿して手荒れを防ぐ
最も大切なのはこまめな保湿です。
ネイルオイルとハンドクリームでしっかりと指先を保湿しましょう。
特に指先の保湿にはネイルオイルがかかせません。
ドラッグストアやバラエティショップ、ネット通販で様々な香りのネイルオイルが売っていますし、最近は100均でも販売されていますよ。
ちなみにオイルとクリームの塗る順番はオイルが先、クリームが後です。
ネイルオイルをしっかりと浸透させてから、ハンドクリームで蓋をしてあげるというイメージです!
保湿を行うことで二枚爪や爪割れ、手荒れを予防することもできます。
爪の周りや指の皮膚にしっかりネイルオイルやハンドクリームを塗り込みましょう!
水仕事はゴム手袋を着用
水仕事を素手でするのは手元をどんどん乾燥させてしまいます。
食器洗いやお風呂場の掃除など強い洗剤を使うときにはゴム手袋を着用しましょう。
ささくれ予防だけではなく、ジェルネイルやマニキュアの持ちも良くなりますし、手元がきれいになりますよ。
冬場の外出は手袋を着用
ささくれは冬にできやすいというお話をしました。
寒さ対策にもなりますし、ささくれの予防にもなるので手袋をして外出するようにしましょう。
最近は手袋をつけたままでスマホの画面を操作できるものもあるので便利ですよ!
ネイルオフをした後は保湿
ジェルネイルやマニキュアをしている方は日頃からネイルケアやハンドケアをしている方が多いと思いますが、特に念入りにしていただきたいのが「ネイルオフした後」です。
ジェルリムーバーや除光液は爪や皮膚の油分と水分を奪ってしまうのでネイルオフ後は非常に指先は乾燥している状態になっています。
ネイルオイルとハンドクリームでしっかりと保湿をしてくださいね!
熱いお湯は避ける
真冬の寒い時期は、熱めのお湯で湯船に使ったり、シャワーを浴びる方も多いですよね。
しかし、熱いお湯は皮脂も洗い流してしまうため、乾燥が気になる方はNGです。
また、冬場の食器洗いはお湯を使っているという方も少なくないですが、これも手の油分を失う原因の一つ。
乾燥肌の方は、41℃以上のお湯はなるべく使わないようにしましょう。
規則正しい生活を意識
外側からたくさん保湿をしても、睡眠や栄養が不足していては乾燥もなかなか改善しません。
食生活の改善や睡眠をたくさん取ることは健康だけでなく、キレイな肌をつくることにも役立ちます。
食事の栄養バランスは気にしたほうが良いですが、特にタンパク質やビタミンが取れているかはチェックしておきましょう。
洋食よりも和食の方が低カロリーで、栄養バランスも重視しやすいです。
また、睡眠も毎日同じ時間帯で7時間以上取ることがベストです。
乾燥を改善し、ささくれをケアするためにも、なるべく意識して良い睡眠を心がけましょう。
ネイルケア用品の成分に注目する
ネイルケア用品には、爪や皮膚に良い保湿成分だけではなく、乾燥を招く成分も含まれていることがあります。
そのため、ささくれを予防するためには、ネイルケア用品の成分に注目することも大切です。
例えば、ネイルを落とす時に必要となる除光液には、脱脂力のあるアセトンやエタノールなどが含まれています。
これらの成分が頻繁に爪や皮膚に触れると乾燥を招き、ささくれの原因になることがあるので気をつけましょう。
とはいえ、ネイルをする上で除光液を全く使わないのは難しいため、スクワランやホホバオイル、アルガンオイルといった、保湿成分が含まれているものがあるので、それらを選ぶことをおすすめします。
また、普段使用するネイルオイルやハンドクリームは、
コラーゲンやセラミド、アーモンドオイル、シアバターなどの高保湿成分が配合されているものを選ぶと良いでしょう。
おすすめのネイルオイルを紹介!
ささくれ予防のためにはネイルオイルが良いことがわかっていただけたかと思います。
しかし、どのネイルオイルを買えばいいかわからないという方も多いですよね。
こまめに継続して付けることが大切なので好みのものを選ぶのが大切ですが、ここではネイリストおすすめのネイルオイルを紹介します。
OPI(オーピーアイ)ネイルオイル
ネイルサロンでもよく使用されているネイルオイルです。
保湿力に優れており、少量でしっかりうるおいます。
また、つけ心地もサラッとしているのでベタつきが少ないのも魅力です。
MIKAGAMI ネイルオイル
ペンタイプで持ち運びやすく、使いやすいネイルオイルです。
あんずオイル、ヒマワリ種子油、オリーブ果実油、ホホバ種子油、シア脂の5種類の保湿成分が爪や指先をしっかりと保湿してくれます。
リフレッシュできる爽やかな香りも魅力です。
100均や3COINSのネイルオイル
とにかく費用をかけず安く保湿できるものがいいという方はぜひ100均や3COINSのネイルオイルを購入して使用してみてください!
110円、330円というリーズナブルな価格ですが保湿力は十分です。
特に100円ショップのダイソーのロールオンタイプのネイルオイルは塗りやすく香りも選べるのでおすすめですよ。
まとめ
今回の記事では、ささくれの原因や対処法、予防法についてお話をしてきました。
ささくれの主な原因は「乾燥」と「外部からの刺激」です。
無意識のうちに指で摘んで引っ張ってしまうと、痛いことがありますし、腫れることもあります。
また、治るまで放置するのはささくれが広がる可能性もあるのでおすすめできません。
ささくれや小爪はキューティクルニッパーでカットするようにしましょう。
しっかりと保湿をすることがささくれを減らす第一歩になるのでぜひ実践してくださいね。