ふとした瞬間に気がつく「ささくれ」ですが、ささくれになっていることがわかると気になってしまいますよね。
触っていたらより酷くなってしまって困ったことがある方は多いのでは?
また、服の繊維や髪の毛などに引っかかって剥けてしまうと、ジンジンと痛みますしなかなか治らない……ということもあります。
今回の記事では、小さいけれどあると気になってしまう「ささくれ」の原因についてお話していきます。
ささくれができてしまった時の対処法や予防法についても合わせてご紹介します。
ささくれの原因
ささくれは、指の角質や爪のキューティクル(甘皮)がめくれ上がった状態のことです。
まずはささくれの原因についてお話をしていきます。
原因を知って対策ができるようになりましょう。
皮膚や爪の乾燥
ささくれには2種類あり、指のささくれと爪のささくれ(小爪)がありますが、原因はどちらも乾燥です。
ささくれが冬に多くなるのは、空気の乾燥によって皮膚の水分が失われてしまうので、乾燥しやすくなるためです。
また、手洗いや手指消毒をする機会が増えたことでも指先の皮膚や爪は乾燥します。
外部からの刺激
他にも外部からの刺激によってもささくれはできやすくなります。
手は日常生活の中で常に何かしらを触ったりぶつかったりしています。
このような刺激でも皮膚の角質に衝撃がかかることでめくれてしまうことがあるのです。
血流の悪化や睡眠・栄養不足
乾燥以外には、血流の悪化や睡眠・栄養不足などもささくれが出来る原因となります。
血流が悪い状態が続いていたり、日常生活で十分な栄養や睡眠が取れていないと、皮膚のターンオーバーが乱れてしまいます。
皮膚の生まれ変わりがうまくできないので、バリア機能が低下し、ちょっとした乾燥や刺激でも荒れて、ささくれが出来やすくなるのです。
小爪がで出来る原因
写真の赤い丸で囲った部分が「小爪」で、「爪ささくれ」とも言います。
通常のささくれは皮膚にできますが、
小爪は爪の端が縦方向に裂けることで出来てしまいます。
小爪が出来る原因は、
- 爪の乾燥
- 爪への衝撃や負荷
- 睡眠・栄養不足
- 爪やすりでサイドを削りすぎている
などが挙げられます。
指のささくれと同じく「乾燥」も原因の一つですが、小爪の場合は爪への強い衝撃などにも注意が必要です。
小爪が出来る原因や、小爪のケア方法についてはこちらの記事で解説しているのでチェックしてみてください♪
https://www.nailjoshi.com/82764/
ささくれの対処法
では、ささくれができてしまった時はどうしたらいいのでしょうか。
ここではささくれができてしまった時の正しい対処法を紹介します。
小さなハサミなどでカット
ささくれは小さなハサミ(眉毛用ハサミなど)やキューティクルニッパーで根元からカットして取り除きましょう。
ささくれができた時、気になるからと言って、引っ張って取ろうとするのはよくありません。さらに剥けてしまって出血してしまうことの多いためです。
もし引っ張って出血してしまった時は絆創膏を貼っておきましょう。
なかなか治らなかったり、炎症が起きてしまったりした場合には皮膚科を受診してくださいね。
オイルやクリームで保湿
カットしたら再度ささくれができないようにしっかりと保湿します。
ネイルオイル(キューティクルオイル)をお持ちの方は、爪の生え際全体に塗ってマッサージするように馴染ませて、しっかりとオイルを浸透させましょう。
ハンドクリームの場合もササッと塗り拡げるのではなく、きちんと指先まで塗り込むようにしてください。
ワセリンでカバーもおすすめ
膜を張ってしっかりカバーしたい方や、ネイルオイルがしみるという方は、ワセリンを塗りましょう。
ワセリンを塗ることで油膜を張ってカバーしてくれるので、ささくれが出来やすい部分の乾燥を防げます。
また、傷になってしまったささくれにもワセリンはおすすめです。
ワセリンを塗った後に絆創膏を貼ることで、乾燥しにくくなりますよ。
ささくれの予防
原因や対処法はわかっていただけたでしょうか。
最後にささくれの予防法についてご紹介します。
こまめに保湿する
まず最も大切なのはこまめな保湿です。
ネイルオイルとハンドクリームでしっかりと指先を保湿しましょう。
特に指先の保湿にはネイルオイルがかかせません。
ドラッグストアやバラエティショップ、ネット通販で様々な香りのネイルオイルが売っていますし、最近は100均でも販売されていますよ。
ちなみにオイルとクリームの塗る順番はオイルが先、クリームが後です。
ネイルオイルをしっかりと浸透させてから、ハンドクリームで蓋をしてあげるというイメージです!
保湿を行うことで二枚爪や爪割れ、手荒れを予防することもできます。
爪の周りや指の皮膚にしっかりネイルオイルやハンドクリームを塗り込みましょう!
水仕事はゴム手袋を着用
水仕事を素手でするのは手元をどんどん乾燥させてしまいます。
食器洗いやお風呂場の掃除など強い洗剤を使うときにはゴム手袋を着用しましょう。
ささくれ予防だけではなく、ジェルネイルやマニキュアの持ちも良くなりますし、手元がきれいになりますよ。
冬場の外出は手袋を着用
ささくれは冬にできやすいというお話をしました。
寒さ対策にもなりますし、ささくれの予防にもなるので手袋をして外出するようにしましょう。
最近は手袋をつけたままでスマホの画面を操作できるものもあるので便利ですよ!
ネイルオフをした後は保湿
ジェルネイルやマニキュアをしている方は日頃からネイルケアやハンドケアをしている方が多いと思いますが、特に念入りにしていただきたいのが「ネイルオフした後」です。
ジェルリムーバーや除光液は爪や皮膚の油分と水分を奪ってしまうのでネイルオフ後は非常に指先は乾燥している状態になっています。
ネイルオイルとハンドクリームでしっかりと保湿をしてくださいね!
熱いお湯は避ける
真冬の寒い時期は、熱めのお湯で湯船に使ったり、シャワーを浴びる方も多いですよね。
しかし、熱いお湯は皮脂も洗い流してしまうため、乾燥が気になる方はNGです。
また、冬場の食器洗いはお湯を使っているという方も少なくないですが、これも手の油分を失う原因の一つ。
乾燥肌の方は、41℃以上のお湯はなるべく使わないようにしましょう。
規則正しい生活を意識
外側からたくさん保湿をしても、睡眠や栄養が不足していては乾燥もなかなか改善しません。
食生活の改善や睡眠をたくさん取ることは健康だけでなく、キレイな肌をつくることにも役立ちます。
食事の栄養バランスは気にしたほうが良いですが、特にタンパク質やビタミンが取れているかはチェックしておきましょう。
洋食よりも和食の方が低カロリーで、栄養バランスも重視しやすいです。
また、睡眠も毎日同じ時間帯で7時間以上取ることがベストです。
乾燥を改善し、ささくれをケアするためにも、なるべく意識して良い睡眠を心がけましょう。
おすすめのネイルオイルを紹介!
ささくれ予防のためにはネイルオイルが良いことがわかっていただけたかと思います。
しかし、どのネイルオイルを買えばいいかわからないという方も多いですよね。
こまめに継続して付けることが大切なので好みのものを選ぶのが大切ですが、ここではネイリストおすすめのネイルオイルを紹介します。
OPI(オーピーアイ)ネイルオイル
ネイルサロンでもよく使用されているネイルオイルです。
保湿力に優れており、少量でしっかりうるおいます。
また、つけ心地もサラッとしているのでベタつきが少ないのも魅力です。
MIKAGAMI ネイルオイル
ペンタイプで持ち運びやすく、使いやすいネイルオイルです。
あんずオイル、ヒマワリ種子油、オリーブ果実油、ホホバ種子油、シア脂の5種類の保湿成分が爪や指先をしっかりと保湿してくれます。
リフレッシュできる爽やかな香りも魅力です。
100均や3COINSのネイルオイル
とにかく費用をかけず安く保湿できるものがいいという方はぜひ100均や3COINSのネイルオイルを購入して使用してみてください!
110円、330円というリーズナブルな価格ですが保湿力は十分です。
特に100円ショップのダイソーのロールオンタイプのネイルオイルは塗りやすく香りも選べるのでおすすめですよ。
まとめ
今回の記事では、ささくれの原因や対処法、予防法についてお話をしてきました。
ささくれの主な原因は「乾燥」と「外部からの刺激」です。
無意識のうちに指で摘んで引っ張ってしまうと、痛いことがありますし、腫れることもあります。
また、治るまで放置するのはささくれが広がる可能性もあるのでおすすめできません。
ささくれや小爪はキューティクルニッパーでカットするようにしましょう。
しっかりと保湿をすることがささくれを減らす第一歩になるのでぜひ実践してくださいね。